国道1号
part3

R25大治田交差点〜R150石原交差点
四日市市→川越町→朝日町→桑名市→長島町→
→弥富町→十四山村→佐屋町→蟹江町→名古屋市
→豊明市→刈谷市→
知立市→安城市→岡崎市→音羽町→豊川市→小坂井町→豊橋市→
→湖西市→新居町→舞阪町→浜松市

56.大治田交差点からは対面2車線のごく普通の国道 57.四日市市の中心部では多車線となる 58.これも四日市市中心部。国道の交差点が連続する
 R25と言うより三重r103との大治田交差点を左折すると対面2車線となる。沿線は住宅地となっており今までの幹線国道の趣から随分離れている。それもそのはず、この辺りは海岸沿いに走るR23の方が整備されており交通の流れはそちらがメインとなっている。R1はどちらかと言うと裏道的な存在となっている。名古屋市を抜けるというならR23や有料となるが伊勢湾岸道路を通るのが普通なのだろう。しかし筆者の目的はあくまでR1のトレースなのでこのままR1の走行を続ける。
 北上するにつれて四日市市の中心部に近づくので建物の密集率は増えていく。もちろん交通量もそれに伴って増えていく。近鉄名古屋線のアンダーパスを通過すると車線数が増加し、最終的には片側3車線となる。R164西新地交差点、R365R477)西町交差点を連続して通過する。西町交差点を過ぎると車線が1本減り片側2車線となり、さらに500mほど進んだ海蔵橋からはまた対面2車線となる。結局多車線となるのは四日市市中心部の2.3km程度だけだ。

59.四日市市中心部を抜けると住宅地の中を抜ける 60.川越町で伊勢湾岸道の高架下を通過する 61.R23の裏道的存在なのでこんな状態が続く
 四日市市の中心部を抜けると再び対面2車線となる。大津市内ほどではないが交通量が多く流れが良いとは言えない状況が続く。沿線は住宅が多いとは言え商業施設も立ち並んでいるのでそれらへの流出入の車が流れを止めるとこともしばしばある。
 四日市市のお隣の川越町で伊勢湾岸道路と交差する。すぐ東を走るR23はインターで繋がっているがR1とは繋がっていない。これを見てもR1はここでは裏道的な存在なのだなぁと思い知らされる。川越町は小さな町なのですぐに通り抜けて朝日町に入る。がこれも小さいのですぐに桑名市に抜けてしまう。

62.桑名市の中心部は多車線となる 63.長良川にかかる伊勢湾大橋を渡る 64.木曽川にかかる尾張大橋を渡る。ここから愛知県
 桑名市に入ってすぐにR258との安永交差点となる。しかーしなんとR258はR1の頭上を高架でパスしているではないか!おいおいおい、三桁国道以下の扱いかい!R258は別にR423新御堂やR478京都縦貫道のように高規格国道というわけでもないのだがねぇ。やはりこの辺りは裏道的存在なのだ。せめてもの慰めに安永交差点を過ぎると多車線となる。だがR421相川町交差点を通過し桑名市中心部を抜けるとまた対面2車線となる。先ほどの四日市市内もそうだったが、三重県内の幹線国道は市中心部は多車線となるがそれ以外は対面2車線というパターンが多い。普段はそれでいいのかもしれないが交通の集中する朝夕では流れをさばききれていないように思える。
 桑名市でも中心部を過ぎると対面2車線となる。そのまま進んで行くと長良川にかかる伊勢湾大橋を渡る。この橋をちょうど真ん中辺りには中堤上を走る県道との交差点があるという珍しい橋である(←たぶん)。その橋を渡った先は小学校の社会科の教科書にも出てくる輪中の町、長島町である。緩やかな左、右カーブを通過すると南北に細長い町なのですぐに通り抜けてしまい、次は木曽川にかかる尾張大橋を渡ることになる。これが三重県と愛知県との県境にもなっている。桑名市から対面2車線が続くが、信号も交通量も多く流れがよいとは言えない。

65.R155バイパスとの交差点の西側 66.名古屋市までは対面2車線が続く 67.R302かの里東交差点は高架が建設中だった
 愛知県に入ってすぐにR155との交差点となる。がすでに新たにバイパスが完成しているらしく1.5kmほど進んだ所にもR155との交差点がある。ちなみにこのR155は名古屋市近郊の市町を経由して知多半島の付け根までという、いわば環状線のような位置づけとなっている。R1の道路状況はと言うと、愛知県に入ったからと言って急に良くなるものでもない。対面2車線が続く。
 名鉄名古屋本線の南側を東へと進んでいく。途中、愛知r66芝切交差点で少し長めの渋滞が起きていた。それ以外でも流れの悪い状況は続く。名古屋市に入るとすぐにR302かの里東交差点となる。この交差点ではR1の高架建設工事中だった。当然渋滞が頻発するから高架化するのだろうが、この時は渋滞と呼べるほどのものではなかった。このR302は環状2号と呼ばれている。関西で言えばR479と言うことか。先ほどのR155はR170(とR171の一部)ということになるだろうか。

 
68.一色大橋からは片側2車線となり本領(?)発揮 69.昭和橋以降はさらに増えて片側3車線となる  
 かの里東交差点を過ぎると連続して2本の橋を渡る。2本目の一色大橋を渡ると道路は中央分離帯付きの片側2車線と急に良くなる。さすが道路網の発達していると言われる名古屋市だなどと思ってしまう。さらに進むと片側3車線となる。都市部なので信号は多いがそれなりに快適に走ることができる。平日の昼間なんかはかなり混んでそうだけれども。あと注意点として、昭和橋の東詰の交差点で一番右側の車線が右折専用レーンに化けてしまう点がある。それに直前で気付いてパトカーの真ん前で強引な針路変更をしてしまった。大阪ナンバーだから許してくれたまえ、と心の中でつぶやく。
 名古屋市熱田区に入ると新幹線の高架下を通過する。R1が走るのは名古屋市の中心部からは少し離れているのだが、片側3車線の道路があるせいか都会的な雰囲気が漂っている。そんな中R154白鳥橋西詰交差点となる。この交差点以降はなんと片側5車線となる。が、それは500mほど進んだ先のR19・R247熱田神宮南交差点までのことである。

70.松田橋交差点を右折して名古屋高速沿いとなる 71.4車線が続き走りやすい 72.高架はR23(伊勢湾道)を繋ぐものか?(豊明市内にて)
 R19・R247熱田神宮南交差点を越えると5車線が3車線となりさらに減って2車線となる。片側3車線以上なのはR154白鳥橋西交差点からほんの数百メートルだけのことだった。それでも対面2車線とならないのはさすが道路網の発達した東海地域ということだろうか。名鉄常滑線、JR東海道線と連続して交差する。もちろん天下の国道1号線なのだから踏切で越えるなどという無粋なマネはしていない。
 と思ったのもつかの間、県道(名古屋高速が重なっていて地図上から番号読み取れず)との松田橋交差点は直進ではなく右折しなくてはならない。右折レーンが2本あるのでまだR1としての威信は保っていると言うことだろうか。ここから3kmほどは名古屋高速3号大高線の下を走る。この辺の地理に不案内な筆者にとっては大高線などと言われてもどことどこを結んでいるのか皆目見当がつかない。と言うより名古屋に都市高速があることを知ったのすらつい最近である。すまん、名古屋を侮っていた。名古屋高速沿いのR1はR43に通ずる雰囲気を持っているが、それよりかはるかに綺麗な印象である。高架下に「散水注意!」との警告標識が立っていたが、何のために散水するのだろうか?場所的に凍結防止でもなさそうだし。約3km進むと名古屋高速は右にそれていく。R1は中央分離帯なしの4車線で、信号で止められる以外は概ね気持ちよく走ることができる。やはり路上駐車の少なさが功を奏しているものと思われる。
 名古屋市緑区有松で対面2車線となりそこだけ流れが悪くなってしまう。桶狭間古戦場も近く、峠のような場所で勾配がついているせいもあるだろう。それを過ぎれば豊明市に入り今度は分離帯付きの4車線となる。

73.岡崎市内 74.R248八帖交差点 75.名古屋以西はこの様な状態がほぼ続いてくれる
 刈谷市で再びR155と交差する。宮腰交差点だがR155は高架化されておりR1の頭上をパスしている。名鉄名古屋本線に沿うようにして進んで行くと岡崎市に入る。岡崎市街地の西で矢作川を渡り愛知環状鉄道のガードを通過するとR248八帖交差点となる。これを越えると岡崎市の中心部となるので信号、交通量も増大し流れが悪くなる。しかし片側2車線と整備されているので渋滞と呼べるほどの状態には至らなかった。が朝夕を中心に普段はもっと混んでいる。愛知r26交差点を越えた先には東名・岡崎ICがある。R1と東名のICではこれがもっとも西に位置するものである。岡崎ICからしばらくは周りの景色がローカルっぽくなる。とは言うもののそこは天下の国道1号線なので交通量は多いためのんびり、ほのぼのした雰囲気はほとんど感じられない。

76.R1ではここ以外にはないであろう串刺しおにぎり 77.名鉄元宿駅付近。R473重複区間 78.豊川市内。ご覧のように整備された道路が続く
 岡崎市の南西部でR473本宿町沢渡交差点があるのだが、その先には今まで見られなかった串刺しおにぎりが立っていた。R8を始めR25など一流の幹線国道との重複区間にすらなかったものがここにはある。いったいR473とは何者なのだろうか?地図を見ると大して特徴のある国道とも思えない。むしろ酷道としての特徴はありそうだけれども。良く見りゃ去年走ったR362と重複してる区間があるやん。そんなことを考えながら進んでいると新箱根入口交差点に差し掛かる。これもR473との交差点である。どっちかがバイパスなんだろうけど。
 R473重複区間を過ぎれば音羽町に入る。信号も少なく片側2車線と整備されているので概ね快適に走ることができる。東名・音羽蒲郡ICを過ぎてなおも走ると豊川市の南西部を経て小坂井町に入る。その小坂井町でR151宮下交差点がある。まぁ、これと言って特徴のない交差点である。宮下交差点を過ぎてすぐに豊川放水路を渡り豊橋市に入る。R1にとって愛知県最後(東京から来れば初めての)都市である。

79.R23西八町交差点に近づいていく 80.西八町交差点左折以後も変わらず片側2車線が続く 81.静岡県境が近づいてきても片側2車線が続く
 豊橋市に入っても幹線国道の雰囲気に変化はない。片側2車線の道路を進んでいく。交通量はさほど多くないように思えたが、名古屋からこの辺りにかけては時期・時間帯によっては相当混雑していそうな感じだ。なんと言っても天下の国道1号線であることを忘れてはいけない。
 豊川を越えると豊橋市中心部となる。市役所の付近を過ぎると、R23とR259との西八町交差点となる。R1はなんとこれを直進するのではなく左折となる。もちろん案内があるので迷うことなどまずないだろう。左折がR23で直進がR259となっている。西八町交差点を左折すると愛知r4旭橋交差点までの間、路面電車が走っている(豊橋鉄道?)。軌道式内は原則通行できないのでちょっと変わった中央分離帯と思えばいいのだが、慣れていないので非常に戸惑う。それを過ぎればまた今までのように片側2車線の道路が続く。特にこれと言って特筆すべき点も見つからなかった。交通量が多いこともさることながら信号も多く昼間であれば渋滞気味であることが多い。

82.豊橋市西部。一里山交差点 83.静岡県境に近づくと2車線となる。トンネル上はR42 84.トンネルを抜けてもしばらくは2車線
 静岡県境に程近い一里山交差点を過ぎると片側1車線と道路のグレードが落ちる。広く取られた分離帯を見ると、別に未改良というわけではなく、この先にトンネルがあるからそうなっていると思われる。そのトンネルの上にはR42が走っている。元々和歌山市から伊勢市までの紀伊半島のみの国道であったが、1996年に浜松市まで延長されたらしい。ま、はっきり言って延長する必要があったん?ってな突っ込みをいれずにはおられないルーティングだ。新番号の国道を設定するほうが自然な感じがするのだがいかがだろうか。
 このトンネルからが潮見バイパスとなっており、2kmほど走るとR42との白須賀ICとなる。この潮見バイパスとこの先の浜名バイパスは道路構造を見ればすぐに分かるように完全に後から付け替えられた道路である。旧道は一里山交差点から県道、R42を経て新居町市街地を通って浜松市街地を通るルートだが篠原交差点以西はR1として指定を受けたままで、R42、R301との重複区間を経て、篠原交差点以東はR257R152に変わっている。

85.浜名バイパス。浜名湖の上を通過する 86.これも浜名バイパス。制限速度は80km/hである 87.浜松バイパスは地上を走る片側2車線の道路
 と言うわけで不本意ながらも車を潮見バイパスへと進める。潮見バイパスの始めは片側1車線なのだが白須賀IC以東は片側2車線である。大戸倉ICを過ぎるとそのまま有料の浜名バイパスへと入ってしまう。片側2車線かつ信号がないのでかなりのスピードが出てしまう。制限速度も80km/hの普通の国道に比べても高めに設定されている。R25名阪国道と違ってこちらはほぼ一直線に道路が続くためにそういう設定になっているのだろう。新居町、浜名湖河口の西側の料金所で通行料200円を払って進む。まぁ、皆とばすとばす。高速道路と何ら変わらない流れである。オービスはなかったように思うが白バイやパトカーがいる可能性は捨てきれない。
 数箇所のICを通過して進むと篠原ICとなる。一応はR257との接続ICということになっており、おそらくここが浜名バイパスと浜松バイパスの境と思われる。浜松バイパスも片側2車線という点は同じだが、信号がありこいつらの接続がうまいこと言っていないのか、信号待ちが多く流れに乗ることができない。それでも旧道に当たるR257、R152を通るよりはだいぶましなのだろう。あちらは浜松市のど真ん中を通るので渋滞しないわけがない。

 
88.R150大柳交差点 89.バイパスは有料の遠州大橋の少し先で途切れている  
 浜松市の東南でR150大柳交差点となる。しかしこのR150、バイパスなのだが遠州大橋(有料)を渡った先でぷっつり途切れている。つまりはバイパスが未完成・未接続ということ。さらに2kmほど進んだ先の石原交差点もR150との交差点だがこちらは現道のもので、トレースするならこちらの交差点を選択しなくてはならない。ちなみにR150は全線に渡って海沿いを走るルートだが直接海を望むことはほとんどできない。ここからR1は海から離れて内陸を走るようになる。

 梅田新道からここまで意外に時間がかかったため浜松ICから東名高速にに乗ることにした。よってこれ以東は後日と言いたいところだが、いつ行くのかまったく未定である。→静岡県浜松市〜神奈川県小田原市間をを2004年10月10に走行

国道1号 part4