国道361号
part1

R158松之木町中交差点〜岐阜r39交差点
高山市

1.R158松之木町中交差点 2.松之木町中交差点の直後はやや急な上り勾配 3.交通量は少ない
 岐阜県高山市の中心部から東に少し外れた場所にあるR158松之木町中交差点がR361の起点である。かつては300m程東の松之木町東交差点が起点であったが、ふるさと農道として造られた道路が国道に昇格した際に美女峠を通っていたルートだけでなく起点の変更も行われたようである。
 松之木町中交差点からR361に進むとやや急な勾配を上る。その後勾配は緩やかになるが上り勾配そのものは続いている。山口谷川の流域を走っており、交通量は少なく概ね走りやすい道路状況と言える。

4.岐阜r462交差点 5.上り6%勾配 6.上り5.2%勾配(1.4km区間)
 山口谷川を渡ると勾配がややきつくなり急カーブが連続するようになる。その状態で岐阜r462交差点を通過する。その後はカーブは幾分か緩やかになるが、逆に勾配は急になる。それでも旧道の美女峠区間に比べると格段に走りやすくなっている。

7.江名子大橋 8.荒神大橋 9.飛騨ふる里トンネル
 江名子川を江名子大橋と荒神大橋で2回渡り、さらに勾配を上ると飛騨ふる里トンネルをくぐる。全長2075mという長さは開通した当初の農道のトンネルとしてはかなり長い方だったものと思われる。ちなみに飛騨ふる里トンネルは分水嶺にあるトンネルで、北の江名子川は神通川水系で日本海(富山湾)へ、南の飛騨川は木曽川水系で太平洋(伊勢湾)に注いでいる。また、平成の大合併以前は高山市と久々野町の境でもあった。

10.来迎寺橋 11.桜は散りかけていた 12.美女街道展望台
 飛騨ふる里トンネルを出た直後に来迎寺橋を渡り、やや急な勾配を下って行く。カーブは緩やかだが勾配はやや急である。乗鞍岳を望める美女街道展望台の前を通過するが、その手前の市道へ左折する車両が意外に多かった。

13.集落を見下ろす 14.大きく左にカーブ 15.岐阜r87交差点を左折
 展望台からも下り勾配が続いており、集落を見下ろしながら走っていると左にカーブして勾配がなくなった所で岐阜r87との交差点に突き当たる。R361は一時停止した後に左折して木曽・高根方面に進む。

16.岐阜r87交差点以降は平坦な快走路 17.日の出橋 18.高山市朝日町小谷
 岐阜r87交差点からはほぼ平坦な2車線道路となっており、交通量は少なく快走する事ができる。緩やかなカーブを曲がっていると日の出橋を渡って旧朝日村に入る。橋を渡り終えると緩やかな左カーブを曲がり小谷集落を通り抜ける。

19.市道(旧道)との甲交差点を右折 20.「積雪・凍結 通行注意」 21.飛騨川の左岸を走る
 飛騨川沿いになった所で市道との甲交差点に至り、右折して木曽・高根方面へ進む。左折の市道がかつてのR361であり、美女峠を経てR158の松之木町東交差点に至る。2009年に走行した美女峠区間はこちらのページ。ただし、走行方向は逆方向である。
 甲交差点を曲がると緩やかな上り勾配の2車線道路を走る。交差点のすぐ近くに電光掲示板が設置されており、そこには積雪と凍結に注意を促す文言が表示されていた。今回の走行はゴールデンウィーク、つまり4月下旬なのだが、季節外れの寒波が到来しており北アルプスでは雪が降ったようである。

22.道の駅「ひだ朝日村」 23.御前橋 24.おにぎりの"1"だけ修正されている
 2車線快走路を走っていると道の駅「ひだ朝日村」を通過する。やや急な右カーブを曲がった先の御前橋で飛騨川を渡って右岸に移り、山と川に挟まれた間を走る。沿線の集落は途切れる事なく続いており、寂しげな雰囲気はほとんど感じられない。

25.緩やかなアップダウンの快走路 26.旧道との交差点を道なりに進む
 チェーン着脱場を通り過ぎて少し走ると右にカーブしながら旧道との交差点を通過して龍宮橋を渡る。秋神トンネルと権現トンネルは1995年頃に開通しており、それに伴って旧道となった道路は降格して年月が経過しているせいもあって2009年当時ですらかなり荒れていた。また、徳河谷に架かる橋が通行止であったため通り抜ける事も不可能であった。その後、通行止の橋から伊那市寄りの区間は交差点付近にゲートが設置されたようである。2009年に走行した旧道区間はこちらのページ。ただし、この区間も走行方向は逆方向である。

27.電光掲示板には天候の表示はなかった 28.高山市朝日町黒川 29.中島橋
 龍宮橋を渡り終えた直後に道路情報の電光掲示板が設置されているが、ここには積雪や凍結といった文言は表示されていなかった。緩やかな勾配を上っていると中島橋を渡るが、下を流れているのは飛騨川の支流の秋神川である。

30.秋神川沿いを快走 31.秋神トンネル 32.秋神貯水池の湖畔を走る
 中島橋からは沿線の家屋が途切れて勾配がやや急になった谷筋を走る。左カーブを曲がっていると秋神トンネルに入り、右にカーブしているトンネルを走る。トンネルを出ると秋神ダムの脇を通過し、以降は秋神貯水池の湖畔を走る。

33.岐阜r435交差点 34.権現トンネル 35.中洞大橋
 岐阜r435交差点を通過すると秋神貯水池から離れて権現トンネルをくぐる。トンネルを出た直後に中洞大橋を渡るが、下を流れているのは飛騨川である。橋を渡り終えた所で市道との交差点を通過するが、その市道が秋神・権現トンネルの旧道である。前述の通り、旧高根村側は交差点のすぐ先で閉鎖されており進入できなくなっている。

36.中洞集落 37.道の駅「飛騨たかね工房」 38.中之宿トンネル
 旧道と合流してからも2車線の走りやすい道路が続いている。飛騨川の右岸を走っていると道の駅「飛騨たかね工房」を通過する。隣の「ひだ朝日村」からの距離は約10km強である。船渡橋を渡って飛騨川の左岸に移った直後に中之宿トンネルをくぐる。

39.「この先幅員減少」 40.改良工事で拡幅された模様 41.改良済み区間が終わる
 中之宿トンネルを出てすぐに幅員減少を警告する標識が設置されているが、中之宿集落を通り抜けるまでは2車線区間となっている。舗装や法面の状態から察するに改良されてからさほど時間が経過していないと思われる。

42.狭路区間が始まる 43.狭路区間内に改良済み箇所あり 44.大倉橋
 改良済み区間が終わると荒れた舗装の1.5車線狭路になる。勾配はほとんどないが小刻みなカーブが多く見通しは良くない。比較的新しいアスファルトの2車線区間が現れた後は1.8車線程度の幅にまで広くなる。

45.「〜この先狭い〜ゆずり合いの橋」 46.下之向橋 47.「なだれ注意!」
 2.0車線幅にまで広くなるものの左直角カーブの先で1.5車線幅の下之向橋を渡る。渡り終えた直後に右の直角カーブを曲がらなければならないが、川沿いなので見通しは悪くない。下之向橋からは飛騨川の右岸を上り、センターライン付きの2車線道路になった直後に高根第二ダムの脇を通過する。

48.高根第二ダムの湖畔を走る 49.塩蔵橋 50.旧高根村の中心部を走る
 高根第二ダムに寄るダム湖の湖畔を走っていると塩蔵橋だけはセンターラインのない1.8車線程度の幅となっている。塩蔵橋を渡った先には旧高根村の中心部を通り抜けており、高山市役所の高根支所もある。若干急なアップダウンがあるが2車線道路なので走りにくさはさほど感じない。

51.中部電力高根第一発電所の前を通過 52.旧道との交差点を通過 53.高根トンネル
 旧高根村の中心部を通り過ぎた直後に中部電力の高根第一発電所の前を通過するが、そこだけセンターラインのない2.0車線幅道路となっている。その後はセンターライン付きの2車線道路となり、直線的で緩やかな上り勾配を走る。市道との交差点を通過した直後に上ヶ洞大橋を渡って高根トンネルに入る。高根トンネルを含む区間は2017年4月27日に開通した新しいバイパスで、それまでは上ヶ洞1号トンネルから4号トンネルまである高根乗鞍湖沿いの狭路が国道であった。

54.左に見えているのは上ヶ洞5号トンネル 55.岐阜r39交差点
 高根トンネルを出た直後に旧道との交差点を通過し、土倉2号橋と土倉1号橋を相次いで渡る。土倉1号橋の左側には上ヶ洞5号トンネルが見えるが、トンネルの前後に車止めが設置されているものの閉塞はしていないようである。
 土倉1号橋を渡り終えて左カーブを曲がった先に岐阜r39交差点がある。左折してr39を走れば長野県との県境の野麦峠を経て松本市に行く事ができる。野麦峠までの距離は約18kmである。なお、上ヶ洞5号トンネルの反対側の坑口はr39に繋がっている。

国道361号 part2