国道433号
part3

R261蔵迫中央交差点〜R375交差点
北広島町→安芸高田市→三次市

112.R261・R434重複区間 113.交通量の少ない快走路 114.R261・R434打道交差点を右折
 蔵迫中央交差点からはR434に加えてR261とも重複している。珍しい3国道重複区間だが3つ串刺しおにぎりどころか2つ串刺しおにぎりすら立っていない。道路状況は多少交通量は増えているが、一般的に言えばまだ少ないと言える程度である。浜田道の西側を北上していると約1.5kmで信号機のない打道交差点を右折してR261から分岐する。R434とは前述の通り終点まで重複しているので、以降も重複状態が続く。打道交差点では8km先は大型車通行困難と案内標識に表示されている。

115.交差点の直後に狭くなる 116.浜田道 117.沼集落
 R261から分岐してすぐにセンターラインがなくなり1.0車線幅と狭くなる。300m弱で浜田道の下をくぐるが、以東はセンターラインが現れて走りやすい2車線道路となる。その後はアップダウンを繰り返しながら2車線快走路を走る。

118.広島r311交差点 119.藤原集落以西は狭い 120.放棄されたと思しき水田が多い
 広島r311交差点を通過しなおも2車線快走路を走る。しかし、藤原集落を通り過ぎるとセンターラインはなくなり1.8車線と少し狭くなり、その後1.5車線幅にまで狭くなる。蛇行する江の川に忠実に沿うように走っておりカーブは多いが比較的見通しは良く、勾配はほとんどなく平坦である。ガードレールの設置率は低いが江の川との高低差は小さく転落しても即死するという事態には考えにくい。

121.広島r69交差点を左折 122.r69交差点直後は2車線 123.右にカーブした先で狭路になる
 左カーブを曲がって江の川から離れてすぐに広島r69との交差点に突き当たる。案内標識に従って左折して美土里方面に進む。交差点の直後こそ消えかけたセンターラインのある2車線道路だが、右カーブを曲がった先でセンターラインがなくなり1.5車線狭路になってしまう。二重谷川沿いの集落を狭路で通り抜ける。

124.家屋が途切れる 125.道が二手に別れるが… 126.国道は直進の1.0車線幅の方
 家屋が途切れてからは水田のある山裾を走る。道幅は狭いままで路面状況はやや悪化する。二重谷川に本村川が合流する地点の少し西で道が二手に別れる。薄暗く妖しい雰囲気の1.0車線狭路と下り勾配になっている1.5車線幅の道路。路面状況を見えると何となく右側の道路の方とを往来する車両が多い事が窺える。しかし、国道は直進の方である。「これより2t車以上通行不能」という警告の下には「国道433号直進」という標識が付けられている。逆に言えばこれがなければ右の町道へ進んでしまっても何らおかしくない。

127.まだまだ明るい雰囲気 128.草刈りされていなければもっと走りにくいはず 129.二重谷峠区間で唯一のおにぎり
 町道との交差点からは完全1.0車線幅となり乗用車同士の離合もままならない状況になる。それでも最初のうちは差し込んでくる日光も多く明るい雰囲気である。進むにつれて道路両側や上に樹木があって視界と日光を遮られる割合が多くなる。この日は路肩の草刈りが行われた後であったため舗装面を一杯利用できる状況だったが、草が刈られていなければさらに走りにくかっただろう事は容易に想像できる。

130.右ヘアピンカーブの手前に北広島町の町境標識 131.安芸高田市に入る 132.安芸高田市側の方が酷道度が高い
 r69交差点から約3.7kmで小さな谷の川を渡る右ヘアピンカーブを通過するが、その川が市町境となっており欄干のない橋を渡ると安芸高田市に入る。北広島町の町境標識は何の変哲もない通常のものだが、安芸高田市のものは「安芸高田市美土里町」と平成の大合併前の町名まで入っている。
 安芸高田市に入ってからは上り勾配となって二重谷川との高低差が生じる。そのためガードレールが設けられているが、道幅は相変わらず1.0車線幅と狭く舗装状況はさらに悪化する。幸運(不運?)な事に安芸高田市側も草刈りが行われた後である。

133.二重谷峠 134.峠から先も狭路が続く 135.ヘアピンカーブに養魚場(?)がある
 県境から約800mで二重谷峠を越える。道路両側に石が積まれている事からある程度は古い峠なのだろうが、眺望は利かず雄大な景色とは無縁である。それどころか日光が当たらないようで苔むした鬱蒼とした雰囲気が漂っている。峠から北も勾配が下りになるだけでガードレールがほとんど設置されてない狭路を走る。鬱蒼と生い茂った樹木によって視界と日光を遮られており酷道の雰囲気が濃い。二重谷川(峠の南側の二重谷川とは別の川)を最初に渡るヘアピンカーブの内側には養魚場のような建物があり、その手前だけは道幅が広い。

136.集落に入っても狭い 137.集落内にも離合箇所なし
 二重谷川沿いを走っていると視界が開けて明るくなり、直後に集落に差し掛かる。集落に入ってからも1.0車線幅狭路が続いており、アスファルトの切れ目から雑草が顔をのぞかせており交通量の少なさを示している。

138.旧道との交差点を右折 139.直後のT字路を左折 140.バイパス区間は快走路
 上城集落で何の変哲もないT字路を右折しなければならない。さらにその直後のT字路を左折しなければならない。どちらのT字路にも案内標識どころかソトバもないとあって事前にルートを確認していないと最初のT字路を真っ直ぐ進んでしまう可能性が高い。その直進する狭い道路は旧道であり、2つ目のT字路からはセンターラインのある2車線道路と急激に道路状況が良くなる。以降は集落の西側に造られたバイパスは快走する。

141.広島r6交差点を右折 142.安芸高田市美土里町石丸 143.広島r6交差点を左折
 家屋が点在する中を2車線道路で走っていると広島r6交差点に突き当たる。信号機がない交差点に突き当たる形だが一旦停止の義務はない。しかし、交差点の形状からしてR433北広島町方面からの進入する場合は思わず一旦停止してしまうだろう。約1.3km走ると信号機のないr6交差点を左折して作木・高宮方面に進む。最初のr6交差点で案内されていた三次はここでは表記されていない。

144.三次まで34km 145.広島r323は大型車通行困難 146.2車線快走路を淡々と走る
 r6交差点を左折した直後の標識には三次の表記されており距離は34kmとなっている。生田川の流域を走っているが川が蛇行している一方でR433は緩やかなカーブが多く走りやすい。アップダウンはしているものの勾配そのものは緩やかである。大型車通行困難と警告されている広島r323はこの時、舗装工事だか水道工事だかで通行止であった(よく確認していないが市道等で迂回できる可能性はある)。

147.旧高宮町に入る 148.高北広域農道と交差 149.集落のない場所でも快走路
 緩やかな勾配を上っていると旧高宮町の町境標識を通過する。平成の大合併によって安芸高田市になった高宮町だが、なぜか“安芸高田市高宮町”とは修正されていない。かつての町境から先も上り勾配が続いており、広島r179交差点を通過した後に下りに転ずる。緩やかな勾配を下っていると高北広域農道との交差点を通過し、家屋と水田が混在するローカル風景の中を走り抜ける。

150.広島r4交差点を左折 151.広島r4交差点からは上り勾配 152.峠で高喜多広域農道と交差
 r6交差点から約10.4kmで広島r4交差点に突き当たり、左折して作木・三次方面に進む。r6が分岐する交差点もそうだったが、ここも中国道に行くには県道に進まなければならない。r6交差点からも2車線道路が続いており、勾配もカーブも緩やかな快走路となっている。名もなき峠で高北広域農道との交差点を通過する。

153.高北広域農道との交差点からは下り勾配 154.センターラインがなくなる 155.ヘアピンカーブは2.0車線
 2ヶ所目の高北広域農道との交差点からはやや急な下り勾配となり、野部集落に入ってからの左急カーブを曲がるとセンターラインがなくなる。1.8〜2.0車線幅と特に狭いという訳ではないが、道幅の割に交通量が多いため通行するタイミングによっては鬱陶しさを感じるかもしれない。野部集落を出てすぐに右のヘアピンカーブを曲がるが、そこだけは2.0車線確保されている。ヘアピンカーブ以降は集落内を走る1.5〜1.8車線狭路だが、見通しが良いため特に走りにくいと言えるレベルではない。

156.2車線快走路区間もある 157.幅員減少&左急カーブ 158.広島r4・r112交差点を右折
 上式敷集落からはセンターラインが復活して快走路となる。式敷川に沿って2車線快走路と走っていると左カーブでセンターラインがなくなり道幅も狭くなる。そしてカーブの先では広島r4・r112交差点があり、右折して三次・作木方面に進む。鋭角に右折するr112も三次と案内されているが、大型車通行困難とも表記されている。

159.狭いが見通しの良い直線道路 160.JR三江線 161.三次市に入る
 r4・r112交差点からは1.8車線幅と狭いものの直線で見通しが良く交通量も少ないため、見た目よりは走りやすい。約100m走るとJR三江線の踏切を通過し、さらに約150m走ると式敷大橋で江の川を渡って三次市に入る。

162.旧道との交差点を道なりに右へ 163.意外にも2車線快走路 164.R375・R434交差点を右折
 式敷大橋を渡り終えた直後の北詰で道なりに右直角カーブを曲がる。案内標識には直進の道路が青色の修正ペンでも使ったかのような消され方をしているが、それは旧道である。案内標識では消されているが道路そのものは残っているため直進する事は可能である。緩やかにカーブしている2車線道路で江の川沿いを走っていると左急カーブの先でR375・R434交差点に突き当たる。R434どころかR433も表記されてないが、この交差点を右折してR375と重複しながら三次(市街地)に向かう。

国道433号 part4