第二阪奈道路 |
大阪市〜奈良市間のメインルート(のひとつ)の第二阪奈道路はR308のバイパスという位置付けで府県境を5000m超の長大トンネルで貫いており、暗峠とは比較にならない程整備されており走りやすい道路である。大阪府側の西石切ランプは阪神高速13号東大阪線に直結しており、距離の割に高額な料金にも関わらず交通量は多い。以下、そんな第二阪奈道路区間をレポートする。 |
1.西石切ランプ | 2.阪奈トンネル | |
R308の現道から入る場合は、R170被服団地前交差点を通過した直後に右側に現れる西石切ランプの流入路に進む。短い加速車線で本線に合流した直後に阪奈トンネルに入る。上空の高架は反対側車線ではなく近鉄けいはんな線である。阪奈トンネルの全長は5578mと5000mを超えているため危険物積載車は通行できない。ほぼ直線のトンネルだが出入口付近を除いて車線変更が禁止されている。府県境はトンネルの奈良寄りにあるが、暗峠とは直線にして1.2km程離れている。 |
3.奈良県生駒市に入る | 4.壱分ランプ | 5.壱分ランプからは下り勾配 |
阪奈トンネルを出るとすぐに奈良県と生駒市の境標識を通過し、その先で壱分ランプの流出路が分岐する。この壱分ランプはR168と接続しているが、大阪方面からの出口と大阪方面への入口のみである。壱分ランプからは下り勾配が続くがもちろん暗峠区間よりも緩やかで走りやすいのは言うまでもない。日曜日の午前8時前とあって交通量はさほど多くない。 |
6.小瀬料金所 | 7.右に見えるのは小瀬貯水池のタンク | 8.榁ノ木トンネル |
西石切ランプから約7.3kmで小瀬料金所を通過して820円(普通車)というやや高額な料金を支払う。小瀬料金所には奈良方面とのみ接続している小瀬ランプも併設している。料金所を過ぎてからも下り勾配が続いている。右前方の高台に小瀬貯水池のタンクが見えるが、そこにはR308現道が走っている。もちろん現道から料金所を望む事もできる。現道区間において暗峠にも匹敵する酷道区間である矢田丘陵だが、第二阪奈道路は榁ノ木トンネルで何の苦労もなく通り抜ける。 |
9.奈良市に入る | 10.中町ランプ | 11.富雄川を渡る |
宝来トンネルで市境を越えて奈良市に入る。現道は奈良市と大和郡山市の市境付近を走っているが、第二阪奈道路は生駒市・奈良市の市境を1ヶ所通過するだけである。緩やかなカーブと勾配の片側2車線道路を走っていると近畿大学の校舎とグランドの間を通り過ぎてから、中町ランプを通過する。この中町ランプの流出路が分岐する地点の上を通っている跨道橋はR308現道の谷山跨道橋である。跨道橋で上を通っているだけでランプでの接続はない。 緩やかな左カーブを曲がっていると勾配がなくなり富雄川を渡る。盆地とは言え周辺に高い山や高層の建物がないせいか風の影響を受けやすいようで、富雄川高架橋に吹き流しが設置されている。 |
12.宝来トンネル | 13.宝来トンネルを出ると左にカーブ | 14.右カーブの方がきつい |
第二阪奈道路を走っていると全く気付かないだろうがR308現道の上を通過した先で宝来トンネルをくぐる。トンネルを出るとやや急な左カーブを曲がり、さらに右カーブを曲がる。曲線半径に関して言うと最初の左カーブよりも次の右カーブの方が小さいので、左カーブと同じ速度で曲がろうとするのは危険かもしれない。 |
21.奈良r1の高架をくぐって高架からの道路と合流する | 22.近鉄橿原線をオーバーパス | 23.R308現道との都橋西詰交差点 |
r1の高架をくぐってから上り勾配となりr1の高架から下りてきた道路と合流して片側2車線になる。近鉄橿原線の線路を越えると下り勾配となり、下り切る直前に左にカーブし、R308現道との都橋西詰交差点に至る。西石切ランプで現道と第二阪奈道路に別れたR308が合流する交差点である。案内標識には現道にR308の表記がなく、県立奈良病院と表記されているだけである。 |