国道308号
part3

暗峠〜R168新神田橋交差点
生駒市

51.(大)信貴生駒スカイラインのアンダーパス。ここが暗峠である 52.(奈)奈良県側は幾分か広くなっている 53.(奈)路面は○舗装なのだが、センターラインのある箇所も
 信貴生駒スカイラインのガード=暗峠を通過する。県境からすでに下りになっているのだが、その勾配はさほどきつくはない。と言ってもこれは大阪側に比べたらの話で、世間一般的には急勾配の部類に入るだろう。道幅は幾分か広くなっており乗用車同士でもすれ違える位の幅はある。奈良県側は多少なりとも整備の手が入っていることがうかがえる。峠から数分歩くとセンターラインが現れる。路面は相変わらず○舗装である。53の写真で左に伸びているのが旧道だろう。コーンが置いてあり進入できないようにされていた。

54.(奈)センターラインがあるのもつかの間。すぐにせまくなる 55.(奈)左の写真の箇所で撮影。遠くに生駒の街並みが見える 56.(奈)一気に狭くなるし路面も継ぎはぎだらけで悪い
 しかしセンターラインがあるのはカーブひとつ分である。距離にして100mほどだろうか?1.0車線になった上につぎはぎだらけの路面となる。○舗装に線舗装、普通のコンクリートと実にバラエティ豊かである。勾配がきつくないのが救いだろう。奈良県側は大阪側に比べて総じて勾配・カーブともに緩い。もうひとつ、大阪側との違いを挙げると、峠から麓まで民家が途切れることがあまりない。そういった意味でもこちら側は精神的に楽である。そのせいで通行する車の量が多少増えてしまうのだが。

57.(奈)久しぶりに見るアスファルト舗装の国道 58.(奈)奈良県内は広狭混在している 59.(奈)間違えて○舗装のほうへ引き込まれないようにしよう
 さらに進んでいくとアスファルト舗装となる。普段はなんでもないが、ここ暗峠では妙に新鮮なことのように思えてしまう。その後は広狭が混在した状態となって下っていく。離合は大して多くもない広い箇所で行わなければならないが、交通量が少ないので渋滞が起きることはないだろう。油断していると死角から車やバイク、歩行者が出てくるかもしれないので注意しなければならない。
 生駒市西畑町を通過する。大阪側ではあれほどいたハイカーはこちらでは見かけない。集落の中なのでそれが普通なのだが、R308を大阪から来ていれば何か物足りなさを感じてしまう。そう思うのは筆者だけだろうか?

60.(奈)ここは右折する。案内をもっと目立つように立てなさいって 61.(奈)左のT字路を右折するとこんな道路。 62.(大)おにぎり下の矢印がなければミスコースは必至
 峠から1.2km歩くと分岐となる。大阪から来れば道なりに真っ直ぐ行けばよいのだが、奈良から来ればT字路のどっちが暗峠(R308)か迷うところだろう。当然と言わんばかりに案内標識はない。1200m先転回不能の標識が左寄りにあるのでここは左が正解である。
 その分岐から150mほどでまた分岐となる。今度は大阪から来た場合に迷うポイントだが、こちらには案内の看板がガードレールに立てかけてあった。右折先の道路状況を見ると案内がなければ相当迷うことだろう。まったくもって国道の雰囲気は皆無である。しかし奈良から来ている場合はおにぎり下の矢印によって左折が国道であることがわかる。逆にこいつがなければミスコース必至である。ちなみにここのおにぎりが暗峠区間唯一の制式おにぎりである。


63.(奈)T字路を右折すると鬱蒼とした竹林を進んでいく 64.(奈)集落に入ると○舗装となる 65.(奈)水道工事でも行われたのだろう。継ぎはぎだらけである
 T字路を右折すると鬱蒼とした竹林の中を通る。国道らしさは皆無。左にカーブすると生駒市大門町を通り抜ける。この集落で再び○舗装となる。1.0車線の下りだが、両側に民家があるので道幅以上に狭く感じる。離合は他人の私有地を利用して行わなければならない。

66.(奈)○舗装が終わると同時にセンターラインが登場 67.市道(?)にあった標識。国道上に案内はない 68.(大)2車線区間の終わる地点で大阪を向いて撮影
 集落内の狭い道路は700mほど続く。西池が左に見えてくると○舗装はアスファルトへと変わりセンターラインまで現れる。西池手前で市道(?)が分岐しているのだが、そこには暗峠への案内が設置されていた。国道本線上に案内はまったくないのにただの市道にあるとは!?で、その国道だが、2車線区間は西池に沿っている区間ぐらいですぐにまた狭くなる。2車線区間の終わりには暗峠を案内する標識があった。どちらも最近設置されたように見えた。
  

69.(奈)神田川沿いは激狭 70.(奈)萩原町の集落内も狭路が続く
 生駒市萩原町に入るとまた狭くなる。50mほどだけ神田川沿いとなるのだが、ここがめちゃくちゃ狭い。片方はガードレール、もう片方は側溝なので擦過か脱輪の恐怖と戦わなくてはならない。もしここで鉄板を使って川にせり出した歩道がなければ歩行者と車の離合渋滞すら起きるかもしれない。神田川から離れても集落内の狭路が続く。見れば分かるが1.0車線幅しかなく、離合はまず不可能。民家の敷地に入り込んでの離合となるだろうが、対向車を気にしながらの走行となるので気を遣うだろう。

71.(奈)生駒南小手前から西向きの一方通行となる 72.(奈)道幅は横断歩道3本分!左手にあるのが生駒南小学校 73.(奈)非常に見にくいが軽トラがいるのがR308(西向き一通)
 萩原町を進んでいくと西向き一方通行の区間となる。71の写真がそれである。R308は一方通行の方に直進となる。東大阪市の近鉄ガードの東側に続く2回目の一方通行区間である。

 今回は徒歩なのでこの規制は関係ないためそのまま直進した。一方通行ということで当然狭いのだが、この程度なら今までにいくらでも通ってきているので今更驚くようなことでもない。道路沿いに小学校と幼稚園があるため、安全を考えての規制だと思われる。これらがなければこの規制はかけられていないかもしれない。
 小学校を通り過ぎて程なくしてR168との新神田橋交差点となる。73の写真がその交差点の手前から撮影したものだが、国道同士の交差点とは思えない佇まいである。写真では見にくいがこの交差点を直進するのがR308であり、ここも西向き一方通行規制がかかっている。とことん国道らしくない姿をさらすR308である。


 暗峠の奈良県側は大阪府側に比べて勾配・カーブともに比較的緩やかである。また道幅も大阪側ほど狭くない。ただしこれらはあくまで暗峠の大阪側と比べた話であり、世間一般的には充分狭くて急勾配で急カーブと言える。しかも民家の軒先をかすめる様な区間も多く気を遣う走行を強いられる。しかし民家がある=人気があるということで精神的に助かる部分も否定できない。

 R170〜R168までの約8kmを徒歩で1時間30分かかっている。峠の東西で別けるとどちらも45分だった。ほとんど休憩らしい休憩をせずに歩いた結果である。参考までに言っておくと近鉄東大阪線の新石切駅〜生駒駅は5分程度である。阪奈トンネルを通行すれば10分程度だろうか。R308の暗峠がいかに道路交通上の実用性が低いかを思い知ることができる。なんと言っても車両よりもハイカーとすれ違う回数の方が多いくらいである。

国道308号 part4