国道176号
part1

R1梅田新道交差点〜R173西本町交差点
大阪市→豊中市→池田市

1.R1・R2・R25・R26・R163・R165梅田新道交差点 2.背の高い街路樹がある 3.正面の建物は阪急百貨店
 大阪府大阪市の中心部でもある大阪駅・梅田駅の南に位置する梅田新道交差点がR176の終点である。交差点の北にR176、東にR1R163、南にR25R26R165、西にR2と合計7本もの国道が交差している国道の交差点の重鎮のような交差点である。ただし、案内標識にはR1、R2、R25、R176の4本しか表記されていない。
 梅田新道交差点からR176に進むと両側の歩道だけでなく中央分離帯にも背の高い街路樹が植えられた片側2車線道路を走る。中央分離帯の街路樹がなくなると車線が増えるが、バリケードが置かれているため走る事ができない。阪急百貨店の本店を正面に見ながら左にカーブする。道路の左側には阪神百貨店の本店がある。

4.正面の建物は大阪駅 5.芝田1交差点 6.南向き車線の1車線は高架道路
 阪急百貨店と阪神百貨店に挟まれた阪神前交差点を右にカーブしながら通過すると片側3車線になる。JR東海道線と大阪環状線のガードをくぐり、芝田交差点で左端車線が左折車線になる。芝田交差点を過ぎてからも片側3車線だが、すぐ先の芝田1交差点でまたしても左端車線が左折車線になる。芝田交差点から芝田1交差点にかけての西側にはヨドバシカメラ梅田店がある。
 芝田1交差点からは片側2車線になり、南向き車線との間に高架道路がある。この高架道路もR176であり、済生会病院前交差点の他いくつかの交差点をパスできる道路である。平面道路もR176に指定されている。

7.済生会病院前交差点を左折 8.北向き2車線+南向き2車線 9.R176現道との中津交差点を左折
 南向き車線の高架道路が左にカーブしている下の済生会病院前交差点を左折する。厳密に言えば交差点の手前を左に逸れるため交差点そのものは通らない。交差点からの車線と合流すると片側3車線になるが、反対側車線は2車線だけである。
 阪急神戸線・宝塚線の中津駅に隣接している中津交差点では直進と左折のどちらもがR176と案内されている。十三とは淀川を渡った先に地名だが、その中にある十三交差点が右折できないためR176トレースには向いていない。よって左折して十三バイパスへ進む。

10.中津交差点以降は4車線道路 11.高架道路へ進む 12.右の急カーブを曲がる
 中津交差点からはセンターラインにゼブラゾーンのある4車線道路を緩やかに下る。市道との中津5交差点を過ぎると左側車線はそのまま平面道路を、右側車線が高架道路に上る。平面道路に進んでしまっても大淀中2交差点を右折してすぐを左折すると十三バイパスに進む事ができる。高架道路への勾配を上り切った所で右の急カーブを曲がる。

13.合計4車線になる 14.新十三大橋 15.左側の2車線が大阪r16北野高校前交差点に降りる
 右カーブの直後に右側に車線が増え、同時に大阪r41(なにわ筋)からの車線が合流する。合計4車線全てが北向き車線であり、十三バイパスは北向き専用のバイパスである。新十三大橋で淀川を渡り切ると大阪r16北野高校前交差点への側道が分岐し、さらに進むと左側の2車線が大阪r41淀川郵便局前交差点への側道として分岐する。中津交差点を直進して現道を走ると十三交差点を右折できない点は前述したが、強制左折した後に淀川郵便局前交差点に至る。

16.右の側道は武田薬品専用入口 17.淀川の北にも右直角カーブがある 18.R176現道との区民センター前交差点を左折
 車線が減って片側2車線になってすぐに右に側道が分岐するが、これは武田薬品大阪工場の専用入口である。道路の右側だけでなく左側の建物も武田薬品で、武田薬品の敷地の中を通り抜けている形である。淀川郵便局前交差点からの側道が合流した直後に右直角カーブを曲がり、勾配を下って高架から平面に下りた所で現道との区民センター前交差点に至り、左折して福知山・豊中方面に進む。左側車線は左折専用、右側車線は直進左折兼用であり、加えて乗用車1台分の申し訳程度の右折車線が追加されている。

19.梅田貨物線の跨線橋は左側車線が狭い4車線 20.4車線道路を北上 21.新三国橋
 区民センター前交差点からは4車線道路を走るが、梅田貨物線を越える跨線橋は上下線どちらも左側車線が狭く、軽自動車ですらラインを踏まずに走るのは難しい。そのラインも消えかけている事もあって走りにくい。歩行者や軽車両は跨線橋の通行は禁止されており、平面の側道を通行しなければならない。跨線橋の頂点部分で高架の下をくぐるが、これは山陽新幹線である。なお、梅田貨物線を名乗っているものの一部の特急がこの線路を走っている。
 跨線橋を過ぎると交通量の多い4車線道路を北上する。西側には阪急宝塚線が並走しているが間に建物があるため鉄道設備は見えない。三国駅の近くで緩やかな勾配を上った後に新三国橋で神崎川を渡る。神崎川は市境の河川であり、北側は豊中市である。

22.菰江交差点は右側車線が右折車線になる 23.車線に変更が加えられた痕が見える 24.阪急宝塚線
 豊中市に入ってすぐに市道との菰江交差点を通過するが、この交差点は右側車線が右折専用車線になってしまう。以前は交差点の直後が北向き2車線だったため、渋滞しやすい左側車線ではなく右折専用車線から直進する車両もよく見られた。今回久し振りに通ったら南向き車線の右折車線が追加設置されており北向き車線は1車線に減らされていた。
 菰江交差点から離れると車線が増えて対面4車線になる。緩やかな右カーブを曲がりながら大阪r152阪急バス本社前交差点を通過し、その先で阪急の宝塚線のガードをくぐる。

25.阪急庄内駅付近は路上駐車が多い 26.庄内東町交差点も右側車線が右折車線になる
 阪急のガードを過ぎると庄内駅の東側を通過するが、駐車場のない店舗が建ち並んでいるせいもあって昼間から夜に掛けての時間帯は多くの路上駐車車両が止まっている場所である。深夜早朝であっても数台程度が止まっている事が多い。路上駐車区間が終わるのは庄内東町交差点であり、この交差点も右側車線が右折専用車線になってしまう。南向き車線の右側車線は右直兼用車線だが、右折した先の阪急のガードに1.7mの制限高があるためか右折する車両は少ない。

27.名神 28.R479・大阪r606稲津町交差点
 4車線道路を走っていると名神の跨道橋の下を通過し、その直後にR479・大阪r606稲津町交差点を通過する。交差点の上を越えている高架橋は稲津跨線橋であり、その名が示す通りR176だけでなく阪急宝塚線も越えている。なお、R176を北進していた場合はR479吹田方面に右折する事ができるが、南進していた場合はr606尼崎方面に右折できない。一旦左折して跨道橋をUターンしてくぐってから稲津町交差点を直進する必要がある。

29.大阪r145服部本町交差点 30.右側車線が減少 31.緩やかな上り勾配
 稲津町交差点から少し進むと阪急の服部天神駅の東側を通過するが、ここも庄内駅付近と同様に路上駐車車両が多く両車線とも左側車線が実質使えなくなっている事が多い。大阪r145との交差点が2ヶ所あり、服部本町交差点からは東に服部駅前交差点からは西にそれぞれ伸びている。前者は北進の場合、後者は南進の場合に右折待ち車両と左側車線の路上駐車車両のせいで避けられず流れが悪くなりやすい。
 服部駅前交差点から約500m進み、第四中学校の前で右側車線が減少する。以降は対面2車線道路になるが、センターラインにはゼブラゾーンが付加されており車線幅が広く路上駐車車両を躱しやすい。

32.大阪r2・r99桜塚交差点 33.豊中本町交差点 34.阪急宝塚線と隣接並走
 豊中市役所の前を通過してすぐに大阪r2・r99桜塚交差点を通過する。R176だけでなく千里ニュータウン方面のr2と伊丹方面のr99も交通量が多く、歩車分離式の信号のため各方向渋滞の先頭になりやすい交差点である。桜塚交差点を過ぎると左にカーブして北西の方角に進んでいると豊中駅の近くで大阪r43豊中本町南交差点を通過し、その直後に豊中駅の出入口の豊中本町交差点を通過する。その後は高架化されている阪急宝塚線と隣接した状態で並走する。

35.阪急宝塚線と大阪モノレール 36.大阪r11空港入口交差点 37.大阪r2蛍池東4南/北交差点
 阪急が高架から平面になってからも並走状態が続き、左側から大阪モノレールが接近してくる。蛍池駅の前後は阪急宝塚線と大阪モノレールが並走しているが、駅から北は隣接しておらず間に建物がある。大阪r11空港入口交差点を通過してから少し走ると大阪r2蛍池東4南交差点と蛍池東4北交差点を通過する。2つの交差点の間にはr2の本線跨道橋だけでなくさらに中国道の高架がある。その上を横切っているのは大阪モノレールである。

38.豊中市清風荘 39.池田市に入る 40.R171・R423石橋阪大下交差点
 蛍池東4北交差点からも対面2車線道路が続いている。歩道は両側に設けられているが幅が狭くその割に歩行者や自転車が多いので走りやすいとは言えない道路状況である。市境を越えて池田市に入って少し走った所でR171R423石橋阪大下交差点を通過する。R423は案内標識に表記されていないが、R171箕面方面とR176川西方面に重複している。なお、R423の起点は梅田新道交差点から僅か100m程南の梅新南交差点である。

41.石橋跨線橋 42.R171池田バイパスの高架橋 43.池田市鉢塚
 石橋阪大下交差点の直後に石橋跨線橋を通行するが、歩行者と軽車両に加えて16t超の車両も通行が禁止されている。特に16t超車両に対しては、数km手前から横断幕等で通行できない旨が警告されている。石橋跨線橋を上っていると左にカーブして阪急箕面線の線路を越えて下りに転ずる。平面道路も車両の通行は可能だが、1.0車線幅と非常に狭く歩行者・自転車が多いので非常に気を遣った走行になる。
 石橋跨線橋から平面に戻ってすぐに箕面川を渡り、その先で高架道路の下をくぐる。高架道路はR171池田バイパスだが、側道部分は国道に指定されていないようで案内標識は設置されていない。その後は交通量の多い対面2車線道路を北西に進む。沿線には商業施設が点在しており昼間は流れが悪い事が多い区間である。

44.阪急の池田駅前を通過 45.早朝の時点で交通量が多く流れが悪かった 46.R173・R423・R477西本町交差点を左折
 池田市役所の南を通過した直後に大阪r9池田駅東口交差点と池田駅の北側のロータリーを通過する。市道との池田駅前交差点付近からは右にカーブし、交通量が多くごちゃごちゃ感のある2車線道路を走る。石橋阪大下交差点から約3.1kmでR173・R423・R477西本町交差点に至り、左折して福知山・川西方面に進む。ここでR423は分岐してR173と重複して綾部・能勢方面に延びており、R477はこの交差点が終点である。R423・R477については案内標識に表記されていない。

国道176号 part2