国道197号
part5

R378交差点〜三崎港
八幡浜市→伊方町

240.「上り7%勾配」 241.短い登坂車線が終わる 242.保内大橋
 R378交差点を過ぎてからも上り勾配が続いている。勾配は7%とややきつく、左カーブの先に延長200m程度と短い登坂車線が設置されている。登坂車線が終わってからも上り勾配が続いている。保内交通検問所の前を通ってから保内大橋を渡る。欄干に加えてフェンスが取り付けられているが、これは下にみかん畑があるためだろう。

243.大峠トンネル 244.「佐田岬 メロディーロード始まり」 245.「佐田岬 メロディーロード 終わり」
 保内大橋を渡ってすぐに大峠トンネルをくぐる。北東に大峠隧道がありいかにも旧道と言わんばかりのルートだが、R197の旧道は海岸線を通っていたため大峠隧道を含む区間は旧道には該当しない。
 大峠トンネルを出て市道との交差点を過ぎた直後にメロディーロードが始まる。延長は119mで、曲名は「瀬戸の花嫁」である。施工されているのは西向き車線のみで、東向き車線は登坂車線があるためか通常の舗装である。

246.伊方町に入る 247.伊方町に入ってからは下り勾配 248.伊方町役場方面への町道との交差点からは上り勾配
 メロディーロードも反対側の登坂車線も終わって少し走ると伊方町に入る。市町境からも緩やかな下り勾配が続いており、沿線の家屋が増えてきた所で役場など町の中心部に向かう町道との交差点を通過する。大川と町道の上を通っている橋を渡ってからは上り勾配となり、町の中心部の北の山の斜面を走る。

249.伊方越・亀浦方面への町道との交差点 250.丸岡トンネル 251.中浦集落へは左折
 佐田岬半島の北側の愛媛r255に至る町道との交差点を通過して右カーブを曲がると丸岡トンネルをくぐる。トンネルの北には町道の城の台トンネルがある。中浦集落に至る町道との交差点を通過するが、集落自体は南(左)にあるが、町道は右折した後にR197の下を通って南に向かう。

252.中浦トンネル 253.川永田トンネル 254.豊之浦集落に至る町道との交差点
 町道の上を通ってすぐに中浦トンネルと川永田トンネルを相次いでくぐる。川永田トンネルの東側坑口付近には裏山農道東線竣工記念公園という簡易パーキングが設置されている。川永田トンネルを出ると伊方ダムの近くを通るが、高低差があり距離が近すぎるためダムはおろかダム湖も見えない。豊之浦集落に至る町道との交差点を通過する。

255.伊方ウィンドファームの風車が見える 256.九町トンネル 257.九町第二トンネル
 川永田第二橋で町道の上を通て九町トンネルに入る。橋上からは前方の山の向こう側に伊方ウィンドファームの風車が見える。佐田岬半島は風が強いため中央部の尾根の複数の場所に複数の風車が建てられている。九町トンネルを出て九町集落への町道との交差点を通過して複数の橋を渡った後に九町第二トンネルをくぐる。

258.登坂車線あり 259.道の駅「伊方きらら館」 260.「横風注意」
 九町第二トンネルを出てすぐに登坂車線が設置されているが、ここの延長は200m強と長くない。登坂車線が終わった後に町道との交差点を通過するが、この町道は四国電力の伊方原子力発電所の出入口に至る道路のひとつである。その交差点のすぐ先に道の駅「伊方きらら館」がある。原子力発電所のPR館の伊方ビジターハウスもあり道の駅に隣接している。
 道の駅からはアップダウンしている2車線道路を走る。急なカーブもなく非常に走りやすい道路状況である。横風注意の警戒標識が設置されており、樹木に視界を遮られているため分かりにくいが細長い半島の尾根に近い場所を通っているため風を遮るものが少ないため強風の影響を受けやすい場所である。

261.伊方町二見 262.「下り5.5%勾配」 263.伊方町風力発電所の北を通過
 緩やかなカーブを繰り返す2車線道路を快走する。樹木の間から宇和海を望める場所もあり眺望も良好である。伊方町風力発電所があり、風車の数は2基と少ないが、間に二見くるりん風の丘パークという公衆トイレが設置された駐車場が設けられている。パークの出入口の道路との交差点から5.5%の下り勾配が始まる。上りとなる反対側の車線には登坂車線が設置されており、その延長は約1.0kmである。

264.道路菱和の方が高いが横風に注意 265.平石峠 266.佐市集落への県道交差点の近くに小さな風車
 伊方町風力発電所付近は道路の両側の方が高いが強風が吹く地域という事で横風に注意が必要なようである。あまり峠に見えないがウオッちずで平石峠と記されている場所で町道との交差点を通過する。緩やかなカーブが連続する2車線道路を快走していると佐市集落に向かう町道との交差点を通過する。交差点の脇には低い風車があるが、ストリートビューを見る限りは比較的最近建てられたもののようである。

267.瀬戸トンネル 268.「佐田岬 メロディーロード 始まり」 269.「佐田岬 メロディーロード 終わり」
 瀬戸トンネルをくぐると旧瀬戸町に入る。塩成第一橋を渡ると2ヶ所目のメロディーロードが始まる。ここでの曲名は「うみ」であり、延長は220mである。メロディーロードの区間内は視界が開けており宇和海がよく見える。

270.宇和海や豊後水道を望む 271.反対側車線はメロディーロードの終点 272.曲はみかんの花咲く丘
 海を臨みながら2車線道路を快走していると塩成第二橋を渡る。橋から東の反対側車線にはメロディーロードが施工されており、曲名は「みかんの花咲く丘」である。延長は430mと佐田岬半島のメロディーロードでは最長である(2021年3月現在)。

273.道の駅「瀬戸農業公園」 274.愛媛r254交差点 275.堀切大橋
 「みかんの花咲く丘」のメロディーロードの起点を過ぎると道の駅「瀬戸農業公園」を通過する。道の駅のすぐ先で愛媛r254交差点を通過するが、交差点の近傍にも駐車スペースが設置されている。堀切大橋で愛媛r254の上を通過するが、欄干には防風柵が設置されており景色が見えにくい。

276.塩成第一トンネル 277.瀬戸ウインドヒル発電所 278.塩成第二トンネル
 堀切大橋からの勾配を上っていると塩成第一トンネルをくぐる。尾根に建つ瀬戸ウインドヒル発電所の風車群を見ながら緩やかな勾配を下っていると塩成第二トンネルをくぐる。

279.県立自然公園(権現山)、せと風の丘パークへは右折 280.登坂車線 281.塩成第三トンネル
 塩成第二トンネルを出てすぐに町道らしき道路との交差点を通過するが、この町道は県立自然公園(権現山)やせと風の丘パーク(瀬戸ウインドヒル発電所)に至る道路である。佐田岬風力発電所へもこの道路で行く事ができる。200m弱の登坂車線が終わった直後に塩成第三トンネルをくぐる。

282.川之浜第1トンネル 283.川之浜第2トンネル 284.川之浜集落への町道との交差点
 塩成第三トンネルを出てからはほとんど勾配のない2車線道路を走り、右にカーブしてから川之浜第一橋と川之浜第二橋を渡って川之浜第1トンネルと川之浜第2トンネルをくぐる。第2トンネルを出ると川之浜第三橋を渡って西詰で川之浜集落に至る町道との交差点を通過する。その後さらに川之浜第3トンネルと川之浜第4トンネルを相次いでくぐる。

285.大久東トンネル 286.緩やかな勾配を下る 287.大久トンネル
 大久集落と高茂集落に至る町道との交差点を通過して大久東トンネルをくぐり、以降は緩やかな下り勾配となり、大久集落の北西で大久トンネルをくぐる。カーブしている箇所が多いが緩やかなものばかりなので走りにくさは一切感じない。

288.伊予灘を望む 289.「突風注意」 290.宇和海を望む
 大久トンネルからは勾配が少しきつくなる。大森山を回り込むようなルートで走っていると伊予灘が見える。上りとなる反対側車線に約900mの登坂車線が設置されており、その区間は横風ならぬ突風に注意する必要がある。登坂車線区間の後半は宇和海が見える。伊予灘、宇和海ともには瀬戸内海の一部ではあるが、佐田岬半島の北側の伊予灘と南側の宇和海とに分けられている。

291.愛媛r255交差点 292.愛媛r255交差点以降は上り勾配 293.名取トンネル
 緩やかな右カーブの先で勾配がほとんどなくなり、そこで愛媛r255との交差点を2ヶ所通過する。2つの交差点の間は重複区間であり、どちらも佐田岬半島の北側の沿岸部を通っているが、それぞれ東に向かう分と西に向かう分に別れる。r255交差点からは上り勾配となり、名取集落への町道との交差点を通過した後に名取トンネルをくぐる。名取トンネルに地すべりの兆候が見られたため2005年5月から2007年7月までの長期に渡って通行止にされて新たなトンネルが掘られている。完全に新しいトンネルではなく既存の名取トンネルに繋がっており東側が放棄されている。そのような経緯のため旧トンネルの東側の坑口とそこに至る道路は確認できるが、西側のそれらは現役である。

294.二名津大橋 295.二名津トンネル 296.三崎トンネル
 名取トンネルを出るとごく緩やかな下り勾配の2車線道路を走る。複数の橋を渡って右にカーブして二名津トンネルをくぐり、左の急カーブを曲がってから三崎トンネルをくぐる。

297.三崎トンネルからは下り勾配 298.旧三崎町の中心部に差し掛かる 299.三崎交差点
 三崎トンネルからはやや急な勾配を下る。反対側車線には登坂車線が設置されており、右カーブを曲がった先で普通の対面2車線道路に戻る。勾配がなくなって平坦になった所で町道との三崎交差点を通過して右の急カーブを曲がる。

300.三崎港側端点 301.左が愛媛r256、右がR197 302.国道端点を三崎港側から撮影
 三崎交差点から約150m程先の横断歩道のある交差点がR197の三崎港側の端点で、交差点の先は愛媛r256となっている。案内標識は設置されておらずウオッちずで色が変わっている事以外には国道と県道の境目とは認識できないような場所である。


303.フェリー乗り場はここを左折 304.乗船車両は右前方へと進む 305.佐賀関港に向かうフェリー
 R197の海上区間を担う三崎港〜佐賀関港を結ぶフェリーの発着場は端点から300m弱進んだ所にある。複数の看板が設置されているため迷う可能性は低いだろう。乗船手続きを行う建物は小さく、この手のフェリーターミナルに見られる土産物売り場や食事処が設置されていない。隣接する場所に「佐田岬はなはな」という観光施設が新しく建っておりそこで土産物を買ったり食事をしたりできる。国道九四フェリーは7時台から23時台まで1時間に1本のペースで出港しており、両港間を約70分で結んでいる。九四間には八幡浜港〜臼杵港/別府港を結ぶ航路もあり、航路距離が長く乗船時間も長くなってしまうが、それぞれの港が市街地に近く中心駅等の交通の便が良いメリットがある。三崎港〜佐賀関港は逆に航路距離・乗船時間が短いが、各港までの陸上交通の便が悪いという欠点がある。

国道197号 part6