国道193号
part5

R195大殿交差点〜霧越峠
那賀町→海陽町

218.大殿交差点から8kmは2車線道路 219.「海陽(旧)海南51km 海川6km」 220.那賀町内も桜が満開だった
 R195大殿交差点を左折してからも走りやすい2車線道路が続いているが、8km先から幅員が減少し通行に注意を要する旨の標識が立てられているのが確認できる。支柱には大型車に対する警告文が付けられているが、通行できない区間があるにもかかわらず注意に留められている。集落内にしては急な勾配の2車線道路を走っていると丈ヶ谷川を渡る。

221.御所谷トンネル 222.丈ヶ谷林道との交差点を通過 223.府殿トンネル
 緩やかな勾配の2車線道路を走っていると御所谷トンネルをくぐる。トンネルの手前に旧道が交差しているが、沿線に集落があるため現在でも通行可能である。御所谷トンネルを出て少し走ると右にカーブしながら丈ヶ谷林道との交差点を通過して御所谷橋を渡る。さらに勾配を上っていると府殿トンネルをくぐる。旧道には大釜トンネルに似た素掘りのトンネルが残っている。出入口が閉鎖されていないので現在でも通行できるかもしれない。

224.府殿2号橋 225.成瀬川沿いを快走 226.谷が狭くなる
 府殿トンネルを出てすぐに府殿1号橋と府殿2号橋で成瀬川を渡り、2号橋の西で旧道との交差点を通過する。成瀬川の左岸を走っていると老人ホームらしき建物を通過するが、それ以降は谷が狭くなり沿線の家屋も一旦途切れる。上り勾配が続いているが、緩やかなカーブばかりなので概ね走りやすい道路状況である。

227.十二弟子トンネル 228.徳島r296交差点 229.旧道(現道?)との交差点
 蛇行する成瀬川を2回連続で渡った先で十二弟子トンネルをくぐる。このトンネルの旧道にもトンネルがあり、2.8mの制限高が設定されている。トンネルを出てからも走りやすい2車線道路が続いており、緩やかな左カーブの先で徳島r296交差点を通過する。さらに少し進んだ所、海川2号橋の手前で旧道との交差点を通過する。ウォッちずではr296交差点から海川二号橋北詰の交差点までの旧道区間が国道色に塗られているが、案内標識やソトバはr296となっている。

230.センターラインがほぼ消えかけている 231.店舗の宣伝用みたいな道路情報電光掲示板 232.Y字路を左方向へ進む
 海川三号橋を渡って少し走るとセンターラインがなくなるように見えるが、消えかけているだけで一応は2車線道路と言える状態である。道幅が狭くなるのは消防団の倉庫と小さな電光掲示板のある場所を過ぎてからである。大殿交差点からの距離は約6.5kmで交差点付近の8kmという距離と差があるが、トンネルや橋の旧道のどれかが現役だった頃に設置された可能性もある。
 道幅が狭くなると同時に上海川集落に入り、家屋が密集した間を走っているため余計に狭く感じられる。集落の中ほどで町道とのY字路に至るが、R193は案内標識に従って左方向へと進む。溝が横切っている事もあって案内標識がなければ右方向に行ってしまうかもしれない。

233.上海川集落を抜ける 234.酷道区間に突入する 235.国道である事をアピール
 Y字路のすぐ先で左の急カーブを曲がり、程なくして家屋が途切れる。町境までまだ10km以上あるが、この上海川集落がR193の那賀町側最後の集落である。集落が途切れると同時に鬱蒼とした場所を走るようになるが、道幅は1.5車線で路側部分を除いて路面状況はきれいである。

236.川寄りにバイパスが新設されていた 237.改良済み区間は2車線 238.上海川一号隧道
 奥に集落がないが道路の改良は行われているようで約300m程度のバイパスが開通していた。そのバイパス区間だけセンターライン付きの2車線道路だが、それが終われば1.0車線幅になってしまい、程なくして上海川一号隧道をくぐる。トンネル自体は直線で短いが、坑口の前後はどちらも左急カーブとなっており見通しは良くない。また、南側の坑口付近にソウド谷林道が接続している。

239.重量制限のある橋が複数ある 240.僅か100m程度の改良済み区間 241.轍苔が目立つ
 上海川一号トンネル以降も1.0車線幅の狭路が続いており、路側には落ち葉だけでなく小石も多い。海川谷川に注ぐ沢に架けられている橋には重量制限が設定されているものもあるが、それほどの重量を超える車両の通行は極めて難しいだろう。100mに満たない改良済みの2車線区間を通過した後は日当たりが悪いのか轍苔が目立つようになる。

242.約200mの改良済み区間 243.海川野久保林道の旧道との交差点 244.海川野久保林道との交差点を左方向へ進む
 約200mの改良済みの2車線区間が終わった直後に海川野久保林道の旧道との交差点、次いで新たに架けられた落合橋の東詰で林道との交差点を左方向へ進む。改良済み区間が終わる直前に案内標識が設置されているが、旧道の橋が1.0車線と狭く荒れていたので、標識がなくても間違えないだろうと思った矢先に現役の林道との交差点が現れる。もっとも、海山川集落内のY字路よりは分かりやすい形状である。

245.林道に誤進入した訳ではない 246.ガードレールの設置率は低い 247.上海川二号隧道
 海川野久保林道との交差点を間違いなく左方向に進んでもガードレールのない1.0車線幅の狭路なので林道に進んでしまったと錯覚してもおかしくない。日当たりの悪い場所は轍苔が目立つが、木漏れ日が射しこんでいるため鬱蒼とした薄暗さはあまり感じない。上海川一号隧道から約2.8km走ると上海川二号隧道をくぐる。両側坑口付近はカーブしているが、一号トンネルに比べると緩やかである。

248.軽自動車同士の離合もできない 249.海川谷東俣沿いを走る 250.所々におにぎりが立てられている
 上海川二号隧道からも1.0車線幅の狭路が続く。カーブが非常に多く、そのため見通しの悪い場所ばかりである。アップダウンはしているものの勾配は緩やかで、車であればさほど気にならない程度である。また、海川谷東俣に沿っているのだが、川が直接見える場所は少ない。

251.カーブが多く見通しは悪い 252.ガードレールがあったらあったで狭く感じる 253.小刻みにアップダウンしている
 海川谷東俣沿いのカーブの多い狭路をひたすら走る。離合できる場所は少ないが、そもそも交通量自体がほとんどない。ただし、渓谷を走っているため紅葉期には交通量が増大する可能性がある。

254.崩落復旧箇所? 255.海川隧道 256.落石あり
 落石も複数見られたが通行に支障のあるものはなかった。大きな土嚢が積まれた箇所もあったが、法面が改良されている事から過去に崩落があったのかもしれない。崩落復旧(?)現場からは狭いものの路面状況は比較的良好な状態となっている。海川谷東俣から離れて山の斜面を緩やかに上っていると海川隧道をくぐる。上海川1号、2号隧道とは異なり、狭い事を除けば普通のトンネルである。

257.意外にカーブミラーの設置数は多い 258.路盤崩落復旧箇所? 259.法面から土砂が流れ出ているように見えるが…
 海川隧道以降も緩やかな上り勾配の狭路が続いている。カーブが多く見通しが悪い点にも変化はないが、標高が上がっているため視界が開ける場所がある。交通量は相変わらずほとんどないが、対向車が全く来ないとは断定でいないためカーブごとに気を遣う走行となる。

260.海陽町に入る 261.関連林道霧越線開通記念碑 262.「なかはなかなかいいいなか」
 上海川集落から約13km、大殿交差点から約20km走った所で左のヘアピンカーブとなるが、そこが那賀町と海陽町との境である。2つの町の境標識が背中合わせで設置されている他に道路の開通記念碑と那賀町の案内図が設置されている。前者は国道としての記念碑ではなく霧越林道としての記念碑である。後者は那賀町内の道路案内図のようなものだが、神山町との境の土須峠(雲早隧道)付近はきちんと徳島r253と表記されていた。

263.海陽町に入っても道路状況に変化なし 264.峠を越えていないが下り勾配 265.霧越峠
 海陽町に入ったと言っても道路状況や風景に変化がある訳でもなく、1.0〜1.5車線の狭路を走る。霧越峠は越えていないが町境の尾根は越えているため下り勾配となっている。町境から約1.0km走ると六丁轟林道との交差点を通過するが、そこが霧越峠である。峠と言っても眺望は利かず林道が交差している事を除けば何もない。

国道193号 part6