国道142号
part2

R152長久保交差点〜R20大社通り交差点
長和町→下諏訪町

54.R152が重複している 55.集落を通り抜けているが狭い箇所はない 56.R152大和橋交差点を右折
 長久保交差点からはR152と重複しながら依田川の右岸に沿って集落の中を走り抜けている。集落を通っているものの狭い箇所はなく広くはないものの歩道が設けられている区間もある。約1.2km走ると大和橋交差点に至り、右折するとR152が分岐する。案内標識のR142には岡谷の他に消されているものがあるが、凹凸が見えず地名は確認できなかった。

57.新和田トンネルの電光掲示板 58.依田川の右岸を快走 59.長野r178役場前交差点
 大和橋交差点を右折して大和橋を渡り、程なくして再び依田川を渡る。以降は依田川の右岸のほぼ平坦な場所を走る。集落は左岸の旧道沿いにあるため現国道の沿線には家屋がほとんど見られない。3回目の依田川の橋を渡って旧道と合流してからは沿線には多くの家屋が建っている。旧和田村の村役場付近で長野r178とのその名も役場前交差点を通過する。平成の大合併により長和町になったため村役場としては機能していないが交差点の名称は役場前のままである。

60.旧村役場以南も2車線道路が続く 61.徐々に積雪が多くなっていく 62.長野r67交差点
 役場前交差点から先は進むにつれて沿線の家屋の数が減っていき、緩やかな上り勾配になる。標高が上がるため積雪も多くなってくるが路面には積もっていない。長野r67との交差点を通り過ぎた先の唐沢集落が長和町側最後の集落であり、その辺りから勾配がきつくなる。なお、r67は役場近くで交差していたr178とともにビーナスラインに抜ける事ができるが、冬期閉鎖される県道である。

63.和田峠の上りにも登坂車線あり 64.和田峠東側も登坂車線の間に2車線区間がある 65.新和田トンネルへのバイパスとの交差点を右折
 r67交差点以降は峠区間に入るため登坂車線が現れる。長和町と立科町との境の笠取峠と同様に2ヶ所の登坂車線が設けられている。2ヶ所目の登坂車線が終わって対面2車線道路を走っていると観音橋の左カーブの手前で新和田トンネルを擁するバイパスと和田峠トンネルを擁する現道が分岐する。新和田トンネルは有料とは言えバイパスなので、同じ長野県にある似た状況のR158安房峠とは異なり現道は冬期閉鎖されない。ただ、場所が場所だけに定期的は冬期閉鎖はなくとも積雪量によっては物理的に通行できなくなる可能性はあるかもしれない。走行した2013年12月22日は閉鎖されておず進入する事ができた。

66.林道(?)との交差点を右にカーブ 67.「下諏訪23km 和田峠7km」 68.急カーブが多い現道らしい線形
 現道に進むと僅かながら路面の積雪があり交通量が少ない事を嫌でも感じざるを得ない。交差点のすぐ先に林道のような道路との交差点があるがそこを右に90度カーブする。和田峠に3.6mの制限高がある事や急カーブと急坂路に注意を促す標識、チェーンが必要である事を警告する看板がある。太平洋側の山間部のちょっとした積雪地であれば、チェーンが必要=夏タイヤ+チェーンを意味するのだろうが、長野県の標高1500mを越える峠道ではスタッドレス+チェーンなのではないかと少し不安になったが、行ける所まで行こうと意を決して車を走らせる。
 林道(?)と交差しているカーブからは1.5〜2.0車線幅の狭路を上っていく。路面にはうっすらと雪が積もっているためセンターラインの有無は確認できないが、乗用車同士であれば離合に苦労する道幅ではない。最初のヘアピンカーブまでは見通しの悪いカーブは少ない。

69.乗用車同士の離合であれば可能 70.日が射す場所が多い 71.接待湧水
 ヘアピンカーブから程なくして山の南側の斜面を走るようになるため、意外に日が射す場所が多い。見通しの悪いブラインドカーブが多く勾配はさほど急でなくとの速度を上げる事は難しい。現役の国道とは言えバイパスが開通しているため旧道のような立ち位置にあるが、旧道と考えれば比較的走りやすい道路状況と言える。現道に入ってから約2.7kmで1軒の建物の前を通過する。かつての中山道の茶屋跡で接待という場所である。建物の前は広い空き地になっており、近くには湧水が湧いている。通過時には湧水を汲む目的と思われる車が2台停まっていた。ここまで2台の対向車とすれ違っているが、和田トンネルを越えてきたのではなく湧水を汲んだ帰りなのかもしれない。

72.上り勾配10% 73.落石にも注意が必要 74.第68カーブ
 接待から先で10%勾配の警告標識が立っているが、走った感じではこれまでと同じ程度で数字ほど急な勾配には思えなかった。ヘアピンカーブを含むカーブの数は多く見通しが良くない状況だが、道幅は1.5〜2.0車線と強烈に狭い訳ではない。さらには100番代国道ゆえかガードレールが設置されており転落の恐怖感は薄い。積雪していない時期に走ればもう少し余裕の気持ちを持って走る事ができると思われる。

75.上り勾配12% 76.東餅屋 77.長野r194交差点
 和田峠の長和町側で最も急勾配の12%勾配の区間も数字ほど急な勾配には思えず、チェーンを装着していないスタッドレスタイヤでも難なく走行する事ができた。バイパス分岐から約5.6kmで東餅屋を通過する。これらの中間に位置している接待と同様に中山道の宿場のひとつであり、現在は軽食が食べられるドライブインのような建物が1軒ある。2階部分の壁一面がブルーシードで覆われており廃屋かと思ってしまいそうな外観だが営業はしている模様。ただし、走行時の時刻は8時半だったため冬期間の営業については不明である。
 東餅屋の茶屋前の右カーブを曲がった先には長野r194との交差点がある。案内標識に表記されているビーナスラインとは美ヶ原高原と茅野とを結ぶ複数の県道から成るかつて有料だった観光道路である。高原を走っている道路とあって多くの観光客を集めるビーナスラインだが、和田峠を含む八島ヶ原湿原〜美ヶ原間は例年11月〜4月の間は閉鎖される。高原を走る良景観道路であるビーナスラインが閉鎖されている以上はそのアクセス路となっているR142現道の交通量が激減するのは分かり切ったことなのにR142が閉鎖されないのは何か他に理由があるのか気になるところである。

78.r194の跨道橋の下を通過 79.和田峠トンネル
 r194交差点の左急カーブを過ぎてからはカーブの少ない上り勾配の道路を走る。切通しを跨ぐ高架の下を通るが、この高架がビーナスラインの一部であるr194である。跨道橋の下を通過した先に和田峠トンネルがある。跨道橋の下が峠となっているためトンネルの上部から徐々に見えてくる形になるが、赤信号を見て閉鎖されているのかと焦ったが、この信号は内部が狭いトンネルの対面通行用の信号である。和田峠トンネル延長は282mと短く直線だが反対側の光が見えない。これは下諏訪町側が低い位置にあり勾配が急なため反対側の光が届かないからだろう。そのための対面用信号機が設置されているのだが、1.0車線幅の物理的に離合できない狭さではなく、乗用車同士であれば減速すれば離合できそうである。もっとも夏期の交通量を察するに無秩序に進入すれば余計に混乱しそうなので信号による対面通行もやむを得ない措置だろう。ちなみに、地図には和田峠スキー場が記載されているものがあるが、1998年に閉鎖されており森林再生化のプロジェクトが進行しているようだ。

80.和田トンネルを抜けると下諏訪町に入る 81.黒曜石の採石場 82.長和町側に比べて狭い割合が多い
 和田峠トンネルを出ると下諏訪町に入る。r194の跨道橋下からの下り勾配が続いており、道幅は長和町側に比べると狭い割合が多いように思える。カーブと勾配はどちら側も大差ない。トンネルを出てから約300m走ると採石場の出入口を通り過ぎる。こんな峠道に採石場!?と思ったが、ただの砂利を取っているのではなく黒曜石を取っているようだ。ショベルで車両の進入を阻むに止まらずゲートまで設置されている。

83.見通しの悪い下り勾配が続く 84.中山道が交差 85.和田トンネルバイパスと合流
 峠から続く勾配を下っていると中山道との交差点を2ヶ所通過する。交差と言っても中山道は徒歩道なので小さな看板がなければ積雪している事もあって道路が交差しているとは気付かないだろう。中山道だけでなくかつての街道を踏破する趣味をお持ちの方も少なからず存在しているが、同じ道路が対象ながら現在の筆者には興味のないジャンルである。
 和田峠トンネルから約3.0km、右急カーブを曲がった直後で和田トンネルのバイパスに突き当たる。左折が和田トンネルで長和町に戻ってしまうため右折して諏訪・岡谷方面に進む。

86.バイパス合流直後の標高は1300m 87.「長い急坂 シフトダウンと排気ブレーキ」 88.ヘアピンカーブが2ヶ所ある
 バイパス合流後は分岐前と同じ2車線道路だが、反対側車線には登坂車線があるため合計3車線となっている。下諏訪町から軽井沢町方向へのトレースで現道を走る場合は登坂車線を走っていないと左折できないので注意が必要である。登坂車線がなくなって2車線になってからも下り勾配が続いている。勾配は急と言える程ではないが距離が長いため、シフトダウンや排気ブレーキを利用するように促す看板が立てられている。和田トンネルを含むバイパスの一環として整備されているため狭路箇所がないが、ヘアピンカーブは2ヶ所あり、そのうちの1ヶ所は登坂車線付きである。

89.登坂車線は分割しているが長い距離ある 90.下り勾配が長いため緊急退避所が設けられている 91.下りの途中で勾配に注意を促す
 2ヶ所目の右ヘアピンカーブ以降は砥川沿い沿いに勾配を下り続ける。勾配が長く急なカーブが少なく速度が出やすい線形のためフェード現象でブレーキが効かなくなった車両のために緊急退避所が設けられている。もっとも最近の車は滅多にフェード現象にならないので筆者も実際に使用されているもしくは使用された跡を見た事がない。至らないとは思うが。下り勾配の途中にさらに勾配に中止を促す標識が立てられているくらい、長い距離に渡っての勾配が続く。上りになる反対側車線には長い登坂車線が設けられているものの冬期とあって交通量は少ない。

92.大樋橋の先に樋橋集落が現れる 93.深沢集落に有料道路を示す標識が立っている 94.集落以降にも緊急退避所がある
 左に大きくカーブした大樋橋を渡った先で下諏訪町最初の集落の樋橋集落を通過するが、下り勾配はそのまま続いている。集落を通り過ぎた後だが長野県道路公社による有料道路を示す標識が立てられている。料金所は新和田トンネルの長和町側にあるため、樋橋集落を往復するのに料金を払う必要はない。佐久市から立科町にかけて重複していたR254の松本トンネルも有料区間を示す標識のトンネル側に集落がある。

95.R142BP交差点を左斜め前方の現道へ進む 96.長野r199交差点 97.バイパスの湖北トンネル脇を通過
 バイパスに合流してから約6.6kmで再び現道とバイパスとに分岐する。道なりに右へ進み木落し坂トンネルに入る道路がバイパスで左に逸れる道路が現道であり、和田峠と同様にこちらも現道へ進む。なお、ここでバイパスに進んでしまうと終点の大社通り交差点をトレースする事ができなくなる。
 バイパスとの交差点の直後に長野r199との交差点を通過する。川沿いを東進すれば長野r194ビーナスラインに至る県道だが、1.7m幅制限ポールが立っている中々の険道である。R142は現道と言っても100番代国道であり、センターラインのある2車線道路で特別狭い訳ではない。砥川を渡った先でバイパスとの連絡道路との交差点を通過し、湖北トンネルを右手に見ながら川に沿って左にカーブして南の方角に進む。バイパスは南西の方角に進んでおり、湖北トンネルを出た所でR20のバイパスと湖北バイパス南交差点で交差する。この交差点がR142のバイパスの南端である。

98.和田峠区間にはなかったおにぎりがある 99.高低差のある集落を走る
 諏訪大社下社春宮の近くで左急カーブを曲がり、右手に下諏訪市街地をを見下ろしながら緩やかな勾配を下っていく。諏訪大社の一部の近くを通り過ぎたものの周囲は住宅が中心であり、また市街地に近い場所だが交通量は意外なほど少ない。これもバイパスが開通した効果のひとつだろうか。

100.町道との交差点を左にカーブ 101.諏訪大社下社宝物殿の手前は右カーブ 102.諏訪大社の門前を一旦停止して右折
 市街地との高低差がなくなると信号のない町道との交差点を左方向へ進む。案内標識は設置されていないが、マイクロバスを除く大型貨物・大型特殊・特定中型車両が左折しかできないため何となく左折が国道だと思わせる状況にはなっている。
 町道との交差点から先はセンターラインがなくなり2.0車線になり、諏訪大社下社宝物殿の手前を右にカーブする。さらにそのすぐ先を一旦停止してから右折する。案内標識は設置されていないが、左は諏訪大社なので一目見ると車が進む道路ではないと判断できる。

103.門前から西に下る 104.R20大社通り交差点
 突き当たりを右折してからは一直線に勾配を下り、平坦になった所でR20大社通り交差点となる。二桁国道であるR20が屈曲している交差点かつ諏訪大社とJR中央本線の下諏訪駅の間に位置するとあって時間帯や時期によっては混雑してそうな交差点である。