国道1号
part10

R8栗東IC〜R8烏丸五条交差点
栗東市→草津市→大津市→
→京都市

433.R8が合流する地点でJR草津線をオーバーパス 434.R8が合流すると一時的に片側3車線になる 435.滋賀r31上鈎交差点
 R8彦根方面からの高架道路の下をくぐってから緩やかな勾配を上り、JR草津線の線路のほぼ真上でR8が合流し、重複した状態で片側3車線状態を緩やかに下り、滋賀r55上鈎北交差点を通過する。名神の栗東ICはR1とR8だけでなくこのr55とも接続している。上鈎北交差点のすぐ先で滋賀r31上鈎交差点を通過するが、ここで右端車線が右折車線となってしまう。

436.中央分離帯のない4車線道路 437.東海道新幹線 438.草津市に入る
 上鈎交差点からは4車線道路になって大津・草津方面に進む。中央分離帯は設けられていないが、交通量は非常に多く、まさに幹線国道と言わんばかりの状態である。東海道新幹線の高架をくぐり、滋賀r2国道小柿交差点を通過する。さらに進み緩やかな左カーブを走っていると滋賀r142国道大路交差点を通過して草津市に入る。

439.第二草津川トンネル 440.R1京滋バイパスとのランプを側道に進む
 中央分離帯のある片側2車線道路を走っていると滋賀r116・r143大路3交差点を通過し、その直後で第二草津トンネルをくぐる。かつてはトンネルの上を草津川が流れていたが、草津川放水路が整備されて廃川になっている。なお、第一草津トンネルは反対側の北向き車線のトンネルを指す。
 その後も片側2車線道路を走っていると草津川放水路を渡った直後で平面道路と高架道路とに別れる。国道1号と案内標識に表記されている道路は側道のように分岐する高架道路の方であるが、道なりに直進する道路もR1である。前者は現道で後者は京滋バイパスである。案内標識にはバイパスの方におにぎりが表記されていない。ここでバイパスに進むと有料の京滋バイパスを経て京滋バイパス森交差点で合流するが、途中で複数の国道との交差点をパスしてしまうため、国道トレースであれば現道を進む方が良いだろう。案内標識にある通り、ただ単に大阪を目指すのであれば京滋バイパスの方が良いだろう。ただし、京滋バイパスは有料道路である。

441.跨道橋の下り勾配は7% 442.矢倉北交差点 443.現道は対面2車線道路
 京滋バイパスの上を通過してから7%の勾配を下ると平面道路に戻る。高架橋の西端は矢倉北交差点になっているため追突に注意する必要がある。以降はごく普通の対面2車線道路となる。京滋バイパスが並走しているとは言え、両者は離れた位置を走っている事もあって現道の交通量も多い。

444.滋賀r18野路町交差点 445.おにぎりはR1のみ 446.「すり抜け二輪注意」
 高層マンションが林立する南草津駅付近を通過する。沿線にはマンションだけでなく商業施設や大規模な工場があり、交通量が多いであろう事を想像するのは難しくない。狼川を渡ってから程なくして市境を越えて大津市に入る。信号と交通量が多く昼間であれば流れが悪いためか、「すり抜け二輪注意」という標識がいくつも設置されているのが確認できる。これは二輪車のすり抜け行為そのものに対する警告なのか、すり抜けられる側の四輪車に対して注意を促すものなのか気になるところである。

447.一里山1交差点には長めの左折車線あり 448.「京都20km 山科東野14km」 449.大江3交差点は道なりに右へ進む
 やけに長い左折車線を持つ一里山1交差点を通過し、交通量の多い2車線道路を南西に向かって走る。写真では交通量が少ないように見えるが、これは早朝という時間帯のせいであって昼間であれば常時渋滞気味の場所である。大江3交差点を道なりに右へ進むが、左の市道へ進む車両も多い。なお、市道を進み神領交差点を直進すると瀬田西IC、右折すると瀬田の唐橋に行く事ができる。

450.瀬田川大橋 451.R8・R422瀬田川大橋西詰交差点 452.京阪石山坂本線を過ぎてから下る
 道路路面が沿線の住宅地より高いため、ガードレール程度の高さの遮音壁が設けられた区間を走る。大江2交差点からは沿線に住宅がなくなるため遮音壁は設置されていない。そのまま緩やかな勾配を上っていると瀬田川大橋を渡って、その西詰でR8・R422瀬田川大橋西詰交差点を通過する。橋上は東向き1車線+西向き2車線だが、右側の車線は瀬田川大橋西詰交差点の右折車線である。瀬田川大橋から引き続き高架を走り、京阪石山坂本線の上を通過してから平面道路に下る。

453.東レの滋賀事業所の前を通過 454.膳所駅の南西を通過 455.本宮2交差点
 JRと京阪の石山駅の南を通過し、JR東海道線に沿って北西の方角に進む。相変わらず沿線の商業施設は多いが、信号はこれまでに比べると少ない。JR&京阪の膳所駅付近で大きく左にカーブして進行方角を西に転じる。市道との本宮1交差点を通過すると西向きだけ2車線になるが、左側車線は滋賀r103本宮2交差点の左折車線である。なお、r103は右方向に交差しているが一方通行のため右折できない。左折の市道は滋賀r56との連絡道となっており、R1と大津ICはこの本宮2交差点を利用する事になる。

456.大津駅以西は上り勾配 457.R161現道へはこの交差点を右折 458.R8・R161逢坂1交差点は右折禁止
 JR大津駅の南を通過すると緩やかな上り勾配となる。道路の右側にも建物はあるが路面との高低差があるため国道から直接出入りできる建物は少ない。左にカーブしている所で市道との信号機のない交差点を通過するが、R161現道に進むにはここを右折しなければならない。なお、大型貨物車両は7〜20時の間は右折できない。
 市道との交差点からも引き続き緩やかな上り勾配の左カーブを走り、京阪京津線の線路をオーバーパスする。カーブが終わり緩やかな勾配を下っているとR161現道との逢坂1交差点を通過する。R1を西進していた場合は右折できないせいもあって案内標識は設置されていない。逆に東進していた場合は常時左折可である。なお、この逢坂1交差点はR161現道の終点の交差点である。

459.名神高速の下を通過 460.登坂車線あり 461.京阪京津線の大谷駅を通過
 逢坂1交差点からは吾妻川の谷筋を京阪京津線とともに走る。名神の橋梁の下からは登坂車線が現れ、京阪をオーバーパスした先の右カーブで合流してくる。その後下り勾配となるが府県境を越えた訳ではなく滋賀県大津市のままである。

462.京阪と名神が並走 463.右にカーブして名神の下を通過 464.滋賀r35交差点から片側2車線
 大谷駅付近以西は南から順にR1、京阪、名神が狭い谷筋に近接して並走している。同じく京滋間を結んでいるJR東海道本線は少し北の逢坂山トンネルで、東海道新幹線は少し南の音羽山トンネルというどちらも長大トンネルで府県境を越えている。名神との高低差が生じてきた所で京阪と一緒に右にカーブして高架下をくぐる。高架の直後には信号機も案内標識もない滋賀r35交差点を通過し、その先で車線が増えて片側2車線道路になる。先ほど交差したr35が並走しており、一部は滋賀県と京都府の境にもなっている。

465.R161西大津バイパスとの藤尾南ランプ 466.京都府京都市山科区に入る 467.名神・京都東IC&京都r143交差点
 京阪の追分駅を通過してすぐにR161西大津バイパスとの藤尾南ランプを通過する。この藤尾南ランプはR161バイパスの終点に当たる。R161高島方面からの車線が合流して片側2車線道路を走っていると峠でも河川でもない場所で府県境を通過して京都府京都市に入る。京都市に入った直後に名神の京都東IC・京都r143交差点を通過する。京都東ICへは左側車線を、r143へは右側車線を走っている必要があるが、R1トレースであればどちらの車線でも構わない。

468.交通量の多い4車線道路 469.京都r35山科大塚交差点以降は直線 470.東海道新幹線と並走
 京都東ICからは中央分離帯がなくなり4車線道路になる。名神からの流出路が合流する直後に交差点があるせいもあって、日中であれば混雑しやすい場所である。もっとも、交通が集中している場所なので交差点の有無にかかわらず渋滞しやすい場所とも言える。京都r35が斜めに交差しているが、信号機も案内標識もなくソトバが設置されているだけである。
 大きく右にカーブして進行方角を真西に転ずるとすぐにr35との3ヶ所目の交差点である山科大塚交差点を通過する。r35は路線名を大津淀線と言い、この先で4ヶ所目の交差点がある。狭い区間が長いくせに交通量はそこそこ多い事に加えて一方通行区間や商店街区間があるなど、実に走行が面倒くさそうな府道である。地下鉄東西線の東野駅の南端で市道との東野交差点を通過するが、この市道は外環状線と呼ばれており山科区内は2車線区間が多いものの全体的には幹線道路として機能している。京都市街地を避けて京都市南部や大阪府の北摂地区との往来に有効な道路である。東野交差点からは南に東海道新幹線が隣接する状態を西進する。信号付きの交差点と交通量が多く流れはあまり良くない。

471.山科区と東山区の境は異常気象時通行規制区間 472.東山トンネル 473.京都r116交差点
 京都r185川田道交差点を過ぎると右にカーブしながら勾配を上る。山科区の市街地を脱するため沿線の建物も少なくなり、異常気象時通行規制区間に入る。R1の東向き車線としか接続していない京都r116との交差点を通過し左にカーブした先で東山トンネルをくぐって東山区に入る。トンネルを出てすぐにr116が分岐するが、こちらはR1の西向き車線としか接続してない。

474.下り6.0%勾配 475.東山五条交差点は跨道橋でパス可能 476.標識が多すぎて瞬時に判断し難い
 やや急な下り勾配を片側2車線道路で下っていると京都r143東山五条交差点に向かう側道と跨道橋とに別れる。片側2車線道路から側道が分岐するのではなく左側車線がそのまま側道、右側車線が本線の跨道橋となる。よって跨道橋を走るためには右側車線を走っている必要がある。なお、本線跨道橋は2輪車は通行禁止なので側道へ進むしかない。また、側道は3.8m制限高があり、7〜21時の間は大型車両は通行できない。分岐箇所に多くの標識が取り付けられているが、どちらの道路に対する規制なのか瞬時に判断するのは難しいものもある。

477.跨道橋を下る 478.片側4車線 479.堀川大橋
 東山五条交差点の上を通過すると下り勾配となり、跨道橋を出ると交差点からの車線が合流して西向き車線は合計5車線となるが、左端と右端の車線は直後の交差点でそれぞれ左折車線、右折車線になる。その後は片側4車線道路を西の方角に進むが、川端通との川端五条交差点で左端車線が左折車線になる。片側4車線の堀川大橋を渡った先の河原町通との河原町五条交差点では右端車線が右折車線になる。これらの短距離での車線の変化を考えるとR1を西進するのであれば左右どちらも端の車線は避ける方が良いだろう。

480.河原町五条交差点からは片側4車線 481.R8・R9・R24・R367烏丸五条交差点
 河原町五条交差点の直後は片側3車線だがすぐに左に車線が増えて片側4車線になり、しばらくその状態が続く。東洞院通との五条東洞院交差点を通過するとさらに車線が増えて片側5車線になるが、右端車線は烏丸通との烏丸五条交差点で右折車線になってしまう。烏丸五条交差点を境にして南はR24、北はR367となっており、どちらの国道も起点の交差点である。案内標識には表記されていないが、R8とR9も交差しており、前者は東に後者は西に伸びている。R8に関してはここから栗東市までの区間はR1に重複している。

国道1号 part11