国道1号
part9

R25新所町交差点〜R8栗東IC
亀山市→
→甲賀市→湖南市→栗東市

389.鈴鹿峠は雨量通行規制区間 390.「この先急カーブ走行注意」 391.車線が分離する
 R25新所町交差点からは沿線の家屋の数が激減するとともに緩やかな上り勾配になる。約300m進むと県境の鈴鹿峠が雨量通行規制区間である旨を知らせる標識が立てられている。それによると130mm以上で通行注意、180mm以上で通行止になるとのこと。関町市瀬集落を通り過ぎると国道沿線の集落は途切れるが、旧道と思われる市道沿いにはまだ集落が残っている。

392.沓掛交差点 393.2車線とも西向き車線 394.多くの橋梁で谷を越える
 沓掛交差点の手前から車線が増えて片側2車線となる。東向きの反対側車線も片側2車線だが、西向き車線とは別のルートを走っている。勾配のきつさもさることながらカーブも多く、2車線なければ大型トラック等を先頭に流れが非常に悪くなること必至の状況である。左側車線は特に登坂車線という訳ではないが、その機能を担っていると言える。反対側の車線とは谷を挟んだ反対側になっている区間もあるが、市道を経由して往来できる箇所が4ヶ所ある。

395.鈴鹿トンネル 396.鈴鹿トンネルを抜けると滋賀県甲賀市
 沓掛交差点から約3.7kmで鈴鹿トンネルをくぐり滋賀県甲賀市に入る。トンネル内の2車線どちらも大津方面車線であり、反対の四日市方面車線は少し離れた位置の鈴鹿トンネルを通っている。地図ではどちらのトンネルも鈴鹿トンネルとしており新旧の区別がないように見えるが、四日市方面の鈴鹿トンネルが1924年で大津方面の鈴鹿トンネルは1978年に供用を開始している。四日市方面に向かう方が古いとあって、その後改修はされているのだろうが、線形は大津方面車線に比べて劣っている。

397.滋賀r187山中交差点 398.新名神の高架をくぐる 399.滋賀r129蟹が坂交差点
 トンネルの直後こそ上下線が分離しているが、すぐに普通の中央分離帯付きの片側2車線道路になる。勾配はやや急と言える範疇だが、三重県側に比べると緩やかで、カーブに至っては急なものはほとんどない。新名神の高い高架をくぐり、県境からの勾配を下り続ける。新名神の開通により交通が分散されたため、R1の交通量は減少したようである。

400.右側車線が減少 401.道の駅「あいの土山」 402.東海道と重なっている箇所もある
 交通量が減ったとは言え新名神は有料のためR1を走る車両もそれなりにあるため、場所の割に交通量は多いと言えるかもしれない。右側車線が減少した先で道の駅「あいの土山」を通過する。旧土山町の中心部は対面2車線ながらかつての東海道をバイパスするルートを通っているが、一部両側に家屋が密集するやや狭苦しい場所を通っている。乗用車であれば問題ない道路状況だが、大型トラック同士の離合だと多少は気を遣わなければならないかもしれない。

403.交通量は多いが流れは良い 404.滋賀r183徳原交差点 405.滋賀r549大野西交差点
 交通量は多いものの信号が少なく流れの良い2車線道路を走る。南に野洲川が流れており内陸の割に平坦な土地である。鈴鹿トンネルを抜けてから約13.7km走ると滋賀r549大野西交差点を通るが、道なりに右にカーブすると車線が増えて片側2車線になる。水口道路と呼ばれるバイパスで、旧道はr549が該当し旧水口町(現甲賀市)の中心部を通り抜けている。

406.大野西交差点からは片側2車線 407.R307BP中畑ランプ 408.R307現道・国道水口松尾台交差点
 水口バイパスは片側2車線のアップダウンのあるもののカーブは少ない。滋賀r182は今郷ランプで立体交差化されているが、信号がないだけで交差している道路は少なからずある。大野西交差点から約3.3kmでR307バイパスとの中畑ランプを通過する。中畑ランプから約600m西でR307の現道の上を通過し、さらに約300m進むとR307現道からの側道が交差してくる。しかしこの国道水口松尾台交差点には案内標識がなくR307との交差点である事を示すものは存在しない。

409.右側車線がなくなる 410.滋賀r549名坂交差点 411.車線増設工事が進行中
 国道水口松尾台交差点から西は下り勾配となっており、勾配を下り切る直前に右側車線が減少する。市道との東名坂交差点を通過すると片側1車線となり、その先で車線が増えるが、その増えた車線は滋賀r549名坂交差点の左折車線である。名坂交差点からは対面2車線道路となるが、通行時は(2015年3月8日)は車線増設工事が行われている最中であった。この工事は結構長距離に渡って行われておりさすが幹線国道と言える。

412.多車線化直前の区間もある 413.工事が完了した区間もある 414.滋賀r535泉西交差点を過ぎると湖南市
 滋賀r121・r164里北脇交差点を通過してからも工事中の区間が続いているが、中央分離帯は既に設けられており供用開始直前といった感じであった。さつきが丘口交差点付近からは片側2車線になる。幹線国道の割に交通量は少ないが、昼間であれば常時渋滞気味の区間である。また、深夜早朝の時間帯であっても信号の切替タイミングが悪く信号停止が多い。滋賀r535泉西交差点の西で市境を通過して湖南市に入る。

415.R1現道との交差点を直進 416.跨道橋の勾配は4% 417.下りの勾配は5%
 湖南市に入ってすぐに現道とバイパスとに別れる。片側2車線のうち、左側車線が現道、右側車線がバイパスとなっている。案内標識には側道に進む現道におにぎりが表記されていないが国道の指定は受け続けている。バイパスは4%の勾配を上って現道の東向きの側道と市道とをオーバーパスして5%の勾配を下る。

418.滋賀r13岩根交差点にはイオンモール入場用車線がある 419.沿線の建物はほとんどない 420.滋賀r27に右折不可
 勾配を下り切ると平坦な状態になり、滋賀r13岩根交差点を通過する。交差点の左側奥にイオンタウンが立地しているため、入場用の車線が左折車線と直進車線の間に設けられている。なお、この岩根交差点は水口道路と栗東水口道路との境であり、以西は栗東水口道路である。岩根交差点からは対面2車線道路を走る。沿線には水田しかなく建物が密集している中を走っている現道とは対照的である。一方通行の出口でR1甲賀方面としか接続してない滋賀r27交差点を通過すると緩やかな勾配を上って思川を渡る。

421.市道との交差点は立体交差化されている 422.滋賀r22中郡橋北交差点 423.栗東水口道路は建設中
 正福寺東交差点を通過すると緩やかな勾配を上りながら緩やかな右カーブを通過し、市道の上を通過した後で緩やかに下りながら緩やかな左カーブを曲がる。その後は平坦かつ直線的な2車線道路を走っていると滋賀r22中郡橋北交差点を通過し、その先で建設中の高架の左側を側道のように通過する。この高架道路も栗東水口道路の一部である。

424.滋賀r22国道菩提寺交差点 425.滋賀r27との交差点はランプ形状 426.石部大橋
 建設中の高架道路を挟んで上下線が分離するが、その状態は滋賀r22国道菩提寺交差点までである。高架道路の南側の対面2車線道路を走っていると左にカーブしながら滋賀r27とのランプを通過する。やや急な左カーブを曲がりながら勾配を上り、野洲川に架かる石部大橋を渡る。右側の高架道路は栗東水口道路の高架道路部分である。

427.R1現道との石部大橋交差点を右折 428.野洲川の左岸を走る 429.名神の手前で栗東市に入る
 石部大橋からの勾配を下り切った所でR1現道との石部大橋交差点を右折して大津・栗東方面に進む。左折すると甲賀方面に戻ってしまう。石部大橋交差点は走行時点ではT字路だが、栗東水口道路と名神との栗東東JCTが供用されると栗東東JCTとも接続するため交差点も変わると思われる。なお、栗東東JCTを含む栗東水口道路の高架区間は2015年度に供用を開始する予定である。
 石部大橋交差点からは現道と合流する事からも想像できるが、対面2車線道路となる。交通量そのものが多いうえに大型トラックの割合も高いせいもあって、道路状況としては役不足感を否めない。野洲川に沿って走っていると名神の下をくぐるが、インターで接続していない。

430.滋賀r11林西交差点からは沿線の建物が多い 431.名神・栗東IC 432.R8敦賀方面へは信号のない交差点を右折
 滋賀r11林西交差点を通過した辺りから沿線の建物が増えて、それに伴って信号機も増える。沿線の商業施設も多く、交通量の少ない深夜早朝を除いて流れが悪い区間である。名神の栗東ICの流入路を通過して左にカーブした先でインターの流出路が合流してくるが、合流地点の中央分離帯の開口部を右折すればR8敦賀方面に行ける。と言っても信号機はなく交通量の多い片側2車線を横断するというハイレベルな右折をしなければならない。通常は滋賀r145やr11、r27を利用してR8に進んだ方が安全である。

国道1号 part10