国道480号
part2

R24穴伏交差点〜相ノ浦交差点
紀の川市→かつらぎ町→高野町→かつらぎ町→高野町→かつらぎ町→高野町

60.「奈良70km 橋本15km」 61.JR和歌山線と紀の川の間を走る 62.道の駅「紀の川万葉の里」
 R24穴伏交差点を左折した(事にして)直後に新妹背橋を渡って再びかつらぎ町に入る。穴伏川がかつらぎ町と紀の川市の境をなしており、左岸(東側)がかつらぎ町で、右岸(西側)が紀の川市である。JR和歌山線と紀の川の間を走っており、二桁国道と重複しているためか2車線道路ながら比較的走りやすい。和歌山線と少し離れた後に道の駅「紀の川万葉の里」を通過する。

63.おにぎりはR24のみ 64.和歌山r125笠田小南交差点 65.R24笠田東交差点を右折
 道の駅から程なくして和歌山r125との笠田小南交差点を通過するが、この交差点を北上するとE24京奈和道のかつらぎ西ICを経てR480との北川橋東交差点に至る。つまり、北川橋東交差点を右折せずに道なりに進むと狭路区間を通らずにR24に出る事が可能である。穴伏交差点から約3.0kmで笠田東交差点を右折してR24との重複区間が終わる。

66.2車線道路を南下 67.市道との交差点を左折
 笠田東交差点を右折して2車線道路を南の紀の川に向かって走る。大門口橋の手前の交差点を左折して龍神・高野方面に進む。直進の大門口橋に2.0tの重量制限が設定されており、長い割に1.0車線幅しかなく、中央部付近の待避所を除いて橋上での離合はできない。また、右折して道なりに進むと笠田小南交差点に至る。案内標識の線は細く描かれているが、実際はセンターライン付きの2車線道路なので走りにくいような道路状況ではない。

68.東の方角に進む 69.市道との交差点を右折
 市道との1ヶ所目の交差点からはR24と平行して東の方角に向かって走る。約500m先の市道との交差点を右折して高野方面に進む。左折しても直進してもR24に行く事ができる。なお、北川橋東交差点から道なりに走るとこの交差点まで右左折なしに来る事ができる。

70.紀の川に向かって下る 71.大門口大橋 72.和歌山r13東渋田交差点
 2ヶ所目の市道との交差点を右折してからは緩やかな勾配を下って大門口大橋を渡って紀の川の左岸に移る。和歌山r13東渋田交差点を通過するが、このr13は紀の川の左岸を幹線道路である。交差点の手前にファミリーマートの案内看板が設置されているが、店舗までの距離は20mではなく20“km”である。

73.東渋田交差点からは上り勾配 74.前方に見えるのは紀ノ川左岸広域農道(紀の川フルーツライン)の橋梁 75.紀の川フルーツラインとの交差点
 東渋田交差点からも2車線道路が続くが山間部区間に入るため上り勾配となる。R480と四邑川に架かる橋梁の下を通るが、これは紀ノ川左岸広域農道(紀の川フルーツライン)であり、2021年11月時点では橋を含む西側の区間は未供用である。その紀の川フルーツラインに至る連絡道路との交差点を通過する。

76.四邑川の谷筋を上って行く 77.和歌山r4御所交差点 78.和歌山r4星山交差点
 谷筋のやや急な勾配の2車線道路を上って行く。センターラインは白色の破線だが、カーブが多く見通しも良くないため追い抜けるポイントはほとんどない。沿線の家屋は少ないが山の斜面を含めるとそれなりの集落が形成されている。四邑橋を渡った直後に和歌山r4御所交差点を、さらに進むとr4星山交差点を通過する。前者は現道、後者はバイパスであるだが、どちらも狭路区間が存在しており、紀の川フルーツラインがバイパスの機能を持っている。

79.ゆずりゾーン 80.市峠 81.市峠以南も谷筋を走る
 長い上り勾配が続く区間ながら登坂車線は設置されていない。その代わりにゆずりゾーンが設けられているが、元々あった簡易駐車スペースに看板を立てただけなので充分に機能しているとは言い難い。市峠を越えると下り勾配となるが、谷筋を通っているという点に変化はない。

82.和歌山r3志賀交差点 83.かつらぎ町志賀 84.志賀トンネル
 谷筋を出て開けた所で和歌山r3志賀交差点を左にカーブしながら通過する。真国川の流域を通っているが、改良された2車線道路のため非常に走りやすい。志賀トンネルをくぐるが、川沿いの道路が旧道と思われる。

85.和歌山r109梨子ノ木峠口交差点 86.志賀高野山トンネル 87.R370花坂西交差点を直進
 和歌山r109梨子ノ木峠口交差点を通過して志賀高野山トンネルをくぐると高野町に入る。梨子ノ木峠を越える道路が旧道であり、交差点から200m程のr109もそれに含まれる。トンネルを出た直後にR370花坂西交差点を通過するが、R480は直進して龍神・高野方面に進む。

88.「橋本21km」「龍神温泉62km 高野山11km」 89.旧道との花坂交差点 90.花坂交差点からは上り勾配
 R370との重複区間になってからも引き続き2車線快走路を走る。山裾を大きく左にカーブした後に右急カーブを曲がって花坂交差点を通過するが、交差している道路は旧道である。花坂交差点からは上り勾配となり集落が途切れる。

91.R370矢立交差点を右折 92.はなさかドライブイン 93.センターラインのない箇所もある
 花坂西交差点から約1.6kmの勾配を上り切った所でR370矢立交差点に突き当たり、右折して龍神・高野町街方面に進む。この交差点からは高野山道路と呼ばれた有料道路だったが、有料であったのは国道に制定される以前である。交差点から連続する急カーブを曲がっているとはなさかドライブインを通過する。その直後はセンターラインがないものの2.0車線程度はあるので乗用車での通行であれば問題ない。

94.ゆずりゾーン@ 95.とにかくカーブが多い 96.一応は2車線道路だが…
 かつては有料道路だったと言え、無料化されたのが1987年で建設されたのが1960年と古いため現在の基準では快適とは言い難い道路状況である。勾配がやや急である点に加えてカーブが多く見通しは悪い。行楽シーズンの休日、特に紅葉期は観光客が押し寄せるため交通量が多くなり流れも悪くなりやすい。

97.標高634m地点 98.ゆずりゾーンA 99.町石道(高野参詣道)と交差
 標高634m地点でその事を示す看板が立てられているが、これは東京スカイツリーと同じ高さという事をアピールしているらしい。矢立交差点以降で2ヶ所目のゆずりゾーンは改良された区間にあるため比較的長い。山にへばりついているガードレールが確認できるが、これが旧道である。改良済み区間が終わった直後に横断歩道が設置されているが、ここで高野参詣道の町石道が交差している。周辺に集落のない山間部ながら高野参詣道があるため歩行者や横断者がいる可能性もある。

100.標高700mを超える 101.僅かながらセンターラインなし区間あり 102.谷を跨ぐバイパス
 カーブの連続する上り勾配の2車線道路をひたすら走る。前述のとおり観光道路の側面が強く、行楽期はサンデードライバーが多くセンターラインを割ってくる車両も少なくないのでたとえ交通量が少なくても油断はできない。天狗嶽逢拝所のある広い駐車スペースを過ぎると谷を跨ぐバイパスを走る。ここも山に沿った道路が旧道である。

103.正面のガードレールは高野山駅方面の町道 104.拡幅工事が進行中 105.和歌山r53大門交差点
 正面を横切るガードレールの手前を右にカーブして並走した後に町道との交差点を通過する。この町道は高野山ケーブルの高野山駅まで行く事ができるが、駅から高野市街寄りの区間はバス専用道路のため一般車両は通行できない。
 町道との交差点からはセンターラインあり・なしを繰り返して和歌山r53大門交差点を通過する。かつては直進が町道で左折がR480であったが、2016年12月27日に経路変更が行われて現在のルートになった。これによりR480は高野町の中心部を通らずに済むようになり、国道走行目的であれば混雑を回避しやすくなった。なお、同じく高野町の中心部を通っていたR371も高野龍神スカイライン一本化された後に現道は指定を外れたため、こちらも中心部を経由しないルートになっている。

106.大門交差点からは交通量が減少 107.R371高野山バイパスとの交差点を右折
 大門交差点で多くの車両が左折して高野町の中心部に向かうため交通量が激減する。右カーブの後の左カーブでR371高野山バイパスとの交差点を右折して有田・花園方面に進む。R371高野山バイパスは高野町中心部の南に造られたバイパスで、高野龍神スカイラインの料金所跡付近の交差点から分岐する支線のような区間である。この交差点からはさらに交通量が少なくなる。

108.落ち葉が散乱している 109.花園や湯川、ヘリポートへの町道との交差点 110.緩やかな下り勾配の快走路
 R371高野山バイパスとの交差点からもセンターライン付きの2車線道路が続いているが、若干路上に散乱した落ち葉が多くなる。高野町じん芥処理センターを過ぎるとしばらく集落が途切れた状態となるが、道路状況は変わらない。高野町のヘリポートに向かう町道との交差点からは下りとなるが勾配は緩やかである。

111.内子谷三号橋 112.内子谷六号橋 113.内子谷八号橋と内子谷九号橋
 内子谷一号橋を渡ってからは内子谷川の流域を走る。蛇行する内子谷川にある程度は沿っているが複数の橋が架けられており線形は改良されている。内子谷七号橋と八号橋、九号橋は近接しているが、八号橋と九号橋の間はかつらぎ町域である。50mに満たない距離のため境標識は設置されていない。

114.内子谷川の左岸を走る 115.内子倉橋 116.かつらぎ町域を走る
 内子谷九号橋からは内子谷川の左岸の高野町域を走る。内子倉橋を渡って右岸に移ると再びかつらぎ町域に入る。しばらく右岸を走っていると内子谷川を渡らない場所で町境を通過して高野町に入る。どちらにも境標識は設置されておらず、通過している自治体の変化に気付く事は難しい。

117.内子谷12号橋 118.相ノ浦交差点を右折
 内子谷12号橋を渡るが、10号橋と11号橋の存在は確認できなかった。12号橋以降も内子谷川に沿っているが、右岸に移る事なく左岸を走り続ける。大門交差点から約6.8kmで町道との相ノ浦交差点に至るが、ここは右折して有田・清水・花園方面に進む。3つの地名に加えて国道480号も表記されているが、これはR371に指定されていた頃の名残である。なお、直進の町道は相ノ浦集落を経て高野町の中心部に行く事ができるが、かつては国道に指定されていた(相ノ浦方面と有田方面が国道で、走行してきた高市街方面が町道であった)。

国道480号 part3