国道477号
part3

R162交差点〜R367小出石交差点
京都市

72.R162バイパスと交差 73.R162以降しばらくはローカル国道が続く 74.京都r61交差点は道なりに右へ進む
 交差点を右折してR162から分岐したかと思った矢先にまたR162と交差する。こちらは京北市街地を迂回するバイパスでR477はここを直進する。その後しばらくはローカル快走国道を走る事になる。勾配もカーブも緩く非常に走りやすい。この時点では百井別れの恐怖など微塵も感じさせない。桂川を渡った直後にある京都r61交差点を道なりに右方向へ進み、引き続き快走路を走る。このまま滋賀まで行ってしまいそうな雰囲気すら感じる。

75.京都r61とr370交差点 76.r61交差点の少し西が通行規制の起点となっている 77.京都r361交差点
 京都r61交差点から1km程走るとr370とr61が短距離の間に連続して交差している。案内標識でも2つの府道をまとめて案内しているが、どちらにも行き先が書かれていない。なぜならどちらも分断府道でその先には集落しかないから。r370についてはリンク先の『県道GT』にレポがありますので気になった方はリンク集からどうぞ。
 r61交差点から東が異常気象時の通行止規制の起点となっており、以降道路状況のレベルが少し下がる。つまり酷道レベルが上昇する。と言ってもセンターラインのなくなる程度で乗用車同士の離合すらできないレベルにはまだ達していない。

78.左京区に入るとさらに狭い箇所が増える 79.R162方向を撮影。トンネルを掘るつもりらしいが・・・ 80.ガソリンスタンド通過後の1.0車線の先を右折
 しかし徐々に狭い部分が増えかつ距離も長くなり、徐々に酷道としてのレベルを上げてくる。右京区(旧京北町)から左京区に入ると狭路の割合が明らかに増え、基本が1.5〜2.0車線でたまに2車線区間が現れるといった感じになる。左京区に入ってすぐの地点に橋が架けられているのだが2007年時点でその橋は通行することができない。1.5車線の現道を進むと山の反対側に橋があるのだが、これもまだ通行することができない。バイパスとして架けられた2本の橋を繋ぐトンネルが開通していないためである。記憶が曖昧なのだが2003年から工事に進捗が見られない気がする。進捗どころか工事をしている気配すら感じられない。
 この進捗が見られないバイパス工事現場から東は2.0〜2車線のそこそこ走りやすい道路となっている。花脊大布施町の中心と思われる場所は1.0車線の離合不可能な狭路だが、近隣集落の中心だからかガソリンスタンドが存在する。スタンドの西側には雑貨店&自販機もあるので休息も取れる。
 そして民家に挟まれた1.0車線を抜けると京都r38との交差点となる。京都r38と言えば百井別れを構成する府道なのだが、ここから彼の地まで重複しているという事になる。この交差点を右折して桂川を渡るのがR477となっており、直進するr38は百井別れ区間から逃げ出す最期の機会でもある。

81.桂川を渡った直後 82.京都r38交差点以降さらに2車線の割合が減る 83.京都市左京区花脊別所町
 r38交差点を右折して桂川を渡るとその先も狭路が待ち構えている。が、集落を抜けると2車線となり多少の勾配とカーブはあるもののそこそこ快走できる道路も用意されている。花背別所町の集落に入るまでは概ね2車線だが、集落に入ると2.0車線になってしまう。しかも水道工事の関係で舗装が掘り起こされていて走りにくさを増大させている。

84.花背峠 85.花背峠からは急な下りが続く 86.百井別れに到着。左下がR477滋賀方面
 花脊別所町の集落を抜けると1.5〜2.0車線の本格的な狭路酷道へと変貌する。しかしこれから通る百井別れ以東の区間に比べると格段に走りやすい。乗用車同士であれば離合に苦労するような場所はほとんどなく、花背峠前後はセンターラインこそないもののあってもおかしくないくらいの道幅が確保されている。
 しかしそんな穏やかな状況も花背峠を越えると一変する。峠以東は1.0〜1.5車線とさらに狭くなるうえに急勾配で急カーブが連続する状況となる。対向車が来るたびにどちらかが停止もしくは徐行しなければならない。しかもここはバス路線なので乗用車しかこないと思っていたら腰を抜かす事になるかもしれない。さすがに小型(中型?)サイズのバスですが、それでもこの酷道477号ではデカイ。
 r38交差点から約9km、花背峠から約2kmでアルファベットのYを逆にしたような道路を示す案内標識が見えてくる。切り替えし必須の国道交差点として全国に名を轟かす百井別れである。

87.写真中央のガードレールの切れ目がR477百井方面 88.r38から撮影。左が花背峠方面、右が百井方面 89.百井方面から撮影。手前と右が国道
 百井別れを3方向から撮影。R162方面から来た場合はNo.87の写真となるわけだが、国道は直進する道路ではなく左側にストンと落ちている道路である。案内標識がなければ誰も国道だなんて思わないよ。いや、案内標識があっても国道とは認識しがたい。何かの作業道にしか見えないよ。百井別れを知らずにここを通って百井方面から車が出てきたら相当ビビルに違いない。
 R162方面から来た場合はほとんど180度ターンをかまさなければならないのだが、ここを一発で曲がり切るのはかなり難しい。と言うのもr38がブラインドカーブになっており見通しが利かず下手なタイミングで大回りできないのだ。強引に行ってr38からの対向車と正面衝突、曲がり切ったと油断した瞬間の脱輪や転落はなんとしても避けたい。R367方面からであれば見通しが比較的利くし少しは大回りできるので一発で曲がるのはさほど難しくない。

 以上がR477を全国区に押し上げた百井別れだが、写真3枚じゃ足りねーよという方の為に特別ページを用意したのでもっと見たい方はどうぞ。

90.百井別れからは1.0車線の極狭となる 91.舗装もアスファルトではなくコンクリート 92.京都市内の国道だが完全1.0車線の急勾配の悪路
 百井別れを後にして先に進む。繰り返しになるが百井別れ以東は強烈な酷道なので運転に自信がない方は進まない方が無難です。道幅は完全1.0車線と離合のりの字も考慮されていない。所々に退避スペースが存在するものの路肩+アルファ的な場所がほとんどでまともな待避所とは言いがたい。それに加えてかなりの急勾配で路面も相当悪く、ガードレールもほとんど設置されていない。鬱蒼とした杉林の中を進み断崖絶壁ではないので転落の恐怖感もあまり感じず落石の類があまりない点に精神的に幾分か救われる。しかし、国道という概念を根底から覆すに足る、素晴らしい酷道である。しかもここは京都市内と言うのだから二重に驚かされる。

93.百井峠 94.京都市内の国道です 95.しつこいですが、京都市内の国道です
 百井別れから1.4km程走ると百井峠に到達する。峠と言っても眺望は全く望めず上りから下りに転ずるというだけの非常にシンプルな状態となっている。峠から先は勾配は急なものの路面は(峠以西に比べて)安定しているしカーブも緩やかなものばかりとなっている。それでも「京都市内の国道」から連想する状態とはかけ離れている事実に変わりはない。
 大原百井町の集落に近づくと路面が荒れ始めた。どうやら水道工事による掘り返しのようだが水道管を埋めた後に舗装が暫定対策もいいところで凹凸がかなり激しい。建設中の簡易水道施設の前を通過すると勾配がなくなり景色も開けてくる。大原百井町の集落だ。

 
96.集落に入ると鬱蒼度は下がるが幅は変わらず 97.大原百井町の分岐は右の大原方面へ進む  
 景色が開けて大原百井町の集落に入っても勾配がなくなるだけで道幅は1.0車線のまま変わらない。民家数件と田畑を通り過ぎると道が二手に別れる。案内標識にR477の表記はないが、右の大原方面が国道である。ここで間違って大見・尾越方面に行くとエライ目に遭う。行止りなうえに山深い山間集落に連れて行かれます。
 余談だが、その最奥の集落(跡?)の尾越に管理釣り場があり、そこのホームページの交通案内を見て驚いた。R367小出石から車で40分と言うのは普通だが、事前に電話すればヘリコプターでも行けるらしい。ただし着陸の場所を提供するだけでヘリを運行しているわけではなさそうだし、なんと言っても1回の着陸に10万円近くかかる。基準が分からないので着陸料として高いか安いかわからないが、一般的な金銭感覚で言うと高い。ヘリで魚釣りに行くなんぞ、ガソリン代の高騰をいちいち気にしている庶民には無縁の話なので関係のないことだが。

98.前ヶ畑峠 99.狭い事は狭いが百井峠に比べるとだいぶマシ 100.勾配18%とヘアピンで一気に下る
 大原百井町の集落を過ぎると路面はきれいになるが勾配がきつくなる。前ヶ畑峠を越えると1.5車線の急勾配・急カーブ道路となる。それでも百井別れ〜百井町の区間に比べるとだいぶマシな状況と言える。18%勾配の急なヘアピンカーブを過ぎるとセンターラインが現れる。百井別れから約5km、大原百井町の分岐から約1.5km程の距離である。百井別れの酷道区間はこれにて終了となる。参考までに百井別れからここまでの平均時速は約16km/hだった(GPSログより。写真撮影等を含む)。

101.ひとたび2車線になるとあとは快走区間となる 102.R367の手前でT字路にぶつかる。ここは右折 103.T字路を右折すると小出石集落内の狭路を走る
 ひとたび2車線になるとあとは川沿いの快走路が続く。カーブが連続しているもののきついものはなく、また2車線と整備されているのでそれなりのスピードで走る事ができる。約3.5kmの快走路を走ると突き当たりにぶつかるが、これがR367ではない。このT字路を右折して1.5車線の集落内道路を300m程走らなければならない。案内標識が設置されていないのだが左右どちらに行ってもR367には出る事はできる。

   
104.R367小出石交差点を左折    
 小さな橋を渡った先の信号がR367小出石交差点である。R477はここを鋭角に左折してR367重複区間へと突入する。

 R162からこのR367までが百井別れ区間と言える。その距離は40km程で平均時速は30km/hに満たない(GPSログより。写真撮影等を含む)。百井別れから東の区間に限った平均時速は前述の通り16km/h程度である。一見すると混雑する京都市街地を迂回するルートに見えなくもない。確かに迂回できることはできるが、それなりの運転技術を必要とするので初心者や極端に大きい車(乗用車であっても)は入らない方が良いだろう。また、整備された道路と違い街灯の類もないので夜間の走行は全くお薦めできない。さらに、冬季は積雪・凍結する可能性があるので昼間であってもお薦めできない。

国道477号 part4