国道477号
part3

R162交差点〜京都r38百井分れ交差点
京都市

127.桂川沿いを走る 128.意外にも長閑な風景が広がっている 129.京都r366塔交差点
 R162交差点からは緩やかな上り勾配となり、周山中学校と京北第一小学校の間でやや急な左カーブを曲がる。桂川沿いを少し走ると景色が開けて長閑な風景が広がっている。沿線は水田の割合が多く家屋は少ないため走りやすい。しかし、左側の歩道がなくなると同時に車線幅が狭くなり、さらには沿線に家屋が密集した状態になるので走りにくく感じられる。京都r366塔交差点を通過し、集落が途切れて桂川に近接するまでその状態が続く。

130.「大原41km 鞍馬30km」 131.山陵橋 132.京都r61井戸交差点を道なりに右へ進む
 再び歩道が現れると車線幅も広くなって走りやすくなる。晨渡橋を渡って左カーブを曲がり、歩道がなくなった2車線道路で桂川の左岸を北の方角に走る。山陵橋で再び桂川を渡るが、その北詰の京都r61井戸交差点を道なりに右へ直角にカーブする。案内標識が設置されているしセンターラインも右方向へ引かれており、さらにはr61は1.5車線狭路なので、誤って直進してしまう可能性は低いだろう。

133.井戸交差点以降も桂川の右岸を走る 134.京都r370交差点 135.京都r61交差点
 井戸交差点からも2車線道路が続いており桂川の右岸を走る。小塩川に架かる陸北橋の東詰で京都r370交差点を通過し、50m先で京都r61交差点を左にカーブしながら通過する。r61交差点からは異常気象時通行規制区間に入る。

136.京都r61交差点以降はカーブが多い 137.野山バス停 138.黒田トンネル
 異常気象時通行規制区間に入ったとは言えすぐに道路状況が悪くなる訳ではない。桂川に沿っておりカーブが多いがセンターライン付きの2車線なので特に走りにくいと感じる事はない。津ノ橋を渡って少し走り右にカーブすると黒田トンネルをくぐる。さらに少し進むと日吉橋でまた桂川を渡るが、東詰は右の直角カーブとなっている。

139.京都市右京区京北宮町 140.短いながら2.0車線区間あり 141.「大原33km 鞍馬22km」
 日吉橋からも2車線道路が続いているが、集落の切れ目にセンターラインのない2.0車線区間がある。もっとも交通量が少ない事を考えると通行に支障のある場所とは言い難い。その後センターラインが復活してからは惰行する桂川を吉野橋と宇和田橋で渡っており線形の良い快走路となっている。

142.幅員が減少 143.京都r361交差点 144.異常気象時通行規制の終点を通過
 2車線道路を走っていると幅員減少の警告標識が立っておりその100m先でセンターラインがなくなり1.5車線にまで狭くなる。その後、京都r361交差点付近でセンターラインが現れるがすぐになくなって1.5車線幅道路になる。そのまま桂川に沿って走っていると片波川橋の手前で異常気象時通行規制の終点を通過する。異常気象時通行規制区間の中は意外にも大半が走りやすい2車線道路である。

145.京都市左京区に入る 146.集落内の1.2車線幅道路 147.大布施トンネル
 桂川沿い1.5車線幅道路を走っていると鎌倉谷橋を渡って京都市左京区に入るが、境標識が設置されていないため区が変わった事は意識しにくい。左京区に入ってすぐに集落を通り抜けるが、集落内は1.2車線幅程度と狭く家屋や段差があるため離合できない。集落を過ぎてからも1.2車線幅狭路が続いているが、突然センターラインが現れて左カーブを曲がった先で大布施トンネルをくぐる。トンネルの前後に今峠橋と高瀬橋が掛かっているが、橋の近くに交差している道路が旧道である。沿線に何もない道路だがウォッちず等では未だ国道扱いされている。

148.貸席きぬがわから狭くなる 149.横断歩道は3本! 150.京都r38交差点を一旦停止してから右折
 大布施トンネルを出て旧道が合流してからもしばらくは走りやすい2車線道路が続いている。沿線に家屋が現れてから1.5車線幅と狭くなり、湯船谷川に架かる橋からはさらに狭くなる。1.0車線幅の狭路を走っていると僅か3本だけの横断歩道を通過する。意味があるのかと思えるような場所に描かれた横断歩道だが、北側の高台に花背中学校・小学校がある。横断歩道の近傍にはスクールバスの発着場もある。
 横断歩道からは車と自転車の離合も難しい1.0車線幅狭路を走り、京都r38交差点を一旦停止した後に右折して大原・鞍馬方面に進む。R477大原方面やr38美山方面から来た場合は一旦停止する義務はない。

151.開花橋 152.「片側通行 路肩決壊 大布施〜別所」 153.大布施集落の端から2車線
 京都r38交差点の直後に開花橋を渡るが、その橋上も1.5車線幅と狭い。橋を渡り終えてからも1.5車線幅のままで集落の中を走り抜ける。右にカーブして別所川を渡ると異常気象時通行規制区間に入り、同時に緩やかな上り勾配となる。家屋が途切れる直前にセンターラインが現れて2車線道路になる。

154.路肩が小崩落している 155.別所川沿いを走る 156.短距離だが1.5車線幅区間あり
 集落が途切れてすぐに路肩崩落現場を通過する。南向き車線の3分の2が通行できなくなっているが、片側交互通行規制は敷かれていなかった。工事が行われている最中は規制が敷かれるものと思われる。別所川の谷筋を走っているが意外に2車線区間の距離が長い。センターラインがなくなり2.0車線幅から1.5車線幅にまで狭くなるが、狭路区間はさほど長くない。

157.別所町集落に差し掛かる 158.集落内も上り勾配 159.見通しの悪い場所が多い
 空が開けた場所に出ると別所町集落に差し掛かる。集落に入ってしばらくは消えかけのセンターラインのある2車線道路を走る。その後道幅は1.5〜1.8車線程度と狭くなり、集落内ながら小刻みなカーブが多く見通しの悪い状況が続く。意外に交通量が多く5台程の対向車とすれ違った。沿線に家屋や塀があるなど離合できない場所もあるので、通過するタイミングによっては譲ったり譲られたりする事になる。

160.「花背峠トンネル化早期実現」 161.集落を過ぎると急カーブが多くなる 162.狭い区間でもこの程度の道幅
 2.0車線幅に少し広くなった道路を走っていると別所浄水場の前を右にカーブする。浄水場の前には「花背峠トンネル化早期実現」という看板が立てられている。以前はもっと小さい一枚物の看板だったが、より大きく1文字1枚式になっていた。
 浄水場からは集落が途切れてしまうが、道幅も勾配も集落内とほとんど変わらないが、急なカーブは増えている。左のヘアピンカーブには旧道別れというバス停があり、そこからコンクリート舗装の1.0車線幅道路が延びている。その狭路が旧花脊峠を越える旧道である。旧道との交差点からも上り勾配が続いており、急カーブが連続している。道幅は1.5車線以上は確保されており、見通しは良くないとは言え京都市右京区の狭路区間に比べると緊張した走りではない。

163.花脊峠 164.花脊峠の東側は急勾配・急カーブ 165.長い下り勾配が続く
 別所浄水場から約2.4kmで花脊峠を越える。峠からの眺望は全くないが道幅はやたら広くて乗用車同士どころか大型車両同士でも離合できそうなくらいある。峠を越えた直後は右にカーブしているが、左には杉ノ峠への林道(京都府警の無線中継局の保守用道路?)が接続している。
 峠付近は広かったもののすぐに1.5〜2.0車線幅と若干狭い道幅になってしまう。勾配はややきつく、ヘアピンカーブを含む急カーブで標高を下げている感じである。ガードレールのない区間もあるが切り立った断崖ではないため転落の恐怖感は薄い。

166.ヘアピンカーブもある 167.京都r38百井分れ交差絵点を左折
 花脊峠の標高は759mで下り勾配とヘアピンカーブで標高を580m程度まで下げた所で京都r38百井分れ交差点に至る。R477は左折して百井方面に進むのだが、コンパクトカークラスにおいても切り返しなしで曲がるのが難しいほどの角度で交差している。筆者が以前に乗っていたミニカダンガン(最小回転半径4.7m)やシャレードデトマソ(同4.5m)では大回りする事で切り返さずに曲がれたが、コルトラリーアートバージョンR(同5.4m)では切り返す必要があった。切り替えしなしで曲がる場合も大回りしなければならず、交差点の先でカーブしており見通しが悪いので対向車の存在に気付きにくいのでより一層の注意が必要である。百井方面からの右折であれば大回りとなるので比較的容易で、スイフトスポーツ(同5.3m)でも切り返しなしで曲がれた。また、案内標識は設置されているものの、作業道が交差しているもしくはただのガードレールの切れ目と認識してしまって通り過ぎてしまいかねない点にも注意を要する。

168.R477京北方面から撮影 169.京都r38から撮影 170.R477百井方面から撮影
 百井分れを三方向から撮影した写真を載せておく。R477京北方面と京都r38から見た場合のR477百井方面は国道どころか道路が交差している事すら認識し難い見た目である。交差点の路側線はR477京北方面〜r38で引かれている事からも百井方面の需要の低さがうかがえる。ただし、意外に交通量があるのか交差点部分だけ白線が消えかけている。なお、この百井分れにはバス停が設置されており、その名も”百井分れ”という。1日3往復という便数は場所の割に多いと言えるのかもしれない。ただし、2007年11月に比べると減便されている。

国道477号 part4