国道429号
part5

R484交差点〜R2竹川橋交差点
吉備中央町〜岡山市〜総社市〜倉敷市

112.R484と重複するとセンターラインがオレンジとなる 113.ここでR484との重複も終わり 114.岡山r76交差点は右折する
 案内看板がなければまず国道同士の交差点とは思えないR429とR484の交差点を通過する。R484との重複区間なのだがそれを示すものは一切存在しない。しかし道路は2車線・信号なしと典型的なローカル国道で走りやすい。加茂川沿いに南下していると2.5km重複が終わりR484は右へ分岐していく。こちらも信号などなく案内看板がなければ国道同士の交差点と気付かず通り過ぎる可能性が高い。今回はR429トレースだからいいが、R484トレースの際は多少なりとも注意が必要と思われる。
 その後はひたすら南下する。整備された道路だが交通量は少なく多少の勾配など気にならない。岡山市との境に岡山r72交差点があるが、この付近で上りと下りが入れ替わる。地図には特に峠という表記はないが一応はここも峠に当たると思われる。岡山市内に入っても道路状況はさほど変わらず淡々と南下することとなる。

115.JR吉備線のガードを通過するとR180はすぐそこだ 116.R180門前交差点を右折して倉敷方面へ進む
 南下するにしたがってさすがに交通量が増えていく。とは言え信号が少ないので特に流れが悪くなることもなく走れるのはローカルならではだろうか。JR吉備線のガードを通過すると程なくしてR180門前交差点となる。R429はここを右折して重複区間に入る。当然の事ながらR429の表記は表に出てこないので見失わないようにしたいところだ。R429津山方面から門前交差点に入る場合は青の時間場短い上にR180が渋滞しているのでなかなか交差点を通過することができない。R429の酷な区間しか知らない筆者には渋滞していることが新鮮な驚きとなる。

117.門前交差点を右折すると山陽道の高架が見える 118.岡山IC入口となっている赤浜橋交差点を左折
 何とか門前交差点を右折して先に進むとR180の渋滞の原因が何となく分かった。生石橋の前後で連続している信号でただでさえ流れが悪くなるのに門前交差点西にあるマックスバリュ・・・。この日はゴールデンウィークの真っ只中なので混まないわけがない。案の定、生石橋の先は渋滞なんぞしていなかった。
 渋滞を抜けると2車線の走りやすい道路を走ることになるがここはR180との重複区間となっている。この先の山陽道・岡山総社IC入口となっている赤浜橋交差点を左折して単独へと戻る。

119.岡山市・総社市境の赤浜橋を渡る 120.一部狭いが問題なく通れるレベル 121.岡山r270との交差点は右折する
 赤浜橋交差点を右折するとすぐに赤浜橋を渡るが、これが岡山市と総社市の境となっている。その後しばらくは2車線が続くが、ごく一部に2.0車線の箇所が残っている。場所が場所だけにそんなに山深いということもなく、付近に集落が広がっている。そのためか交通量も比較的多い。狭い区間を抜ければまた2車線となるがそのまま岡山r270交差点まで普通に走ることができる。こいつを右折した先に待ち構えているトラップには最大の注意を要する。

122.この標識の表記は現実とは異なっている 123.ここは国道です! 124.おにぎり下の矢印があるから間違えないですむが・・・
 岡山r270との交差点を右折すると2車線道路を進むことになるが、それがR429に潜む罠に他ならない。流れが良いので気持ちよく走っているとNo.122の案内標識が目に入る。標識を見る限り、直進の県道の方がしょぼい印象を受けるが現実はまったくの逆。国道の方がしょぼい。しかも信号なんぞないので標識を見逃せば間違いなるルートミスする。いや、標識を見ていてもまさかここじゃないだろと思って通過してしまう可能性が高い。どんな状態かと言うと写真No.123や124をご覧頂きたい。完全な軒先国道となっている。途中、左折するぽんとがあるが、おにぎり下の矢印補助標識がなければここもミスせずにクリアできるかどうか怪しい所だ。

125.畦道もとい国道を走っている最中です 126.険道と合流すると片側2車線となる 127.とうとう最期の地、倉敷市に入る
 軒先区間を抜ければ次に待ち構えているのは畦道区間だ。路面が新しいのは拡幅されたのだろうか。とは言え路肩を使わなければ普通車同士の離合もままならない。この先どうなるんだ?と不安期待しながら進むと、なんと片側2車線の道路と合流してしまった。手前の案内標識を見ると左右どちらもR429となっている。そう、R180赤浜橋交差点からここまでは言わば旧道に当たる部分なのだ。手持ちのスーパーマップルには新旧どちらも国道として表示されている。どう見てもバイパスの方が楽にかつ早く通過できるだろうが、当サイトの趣旨はこんな場面に遭遇したら旧道を走ることになっている。
 バイパスに合流するとしばらく片側2車線となっているが倉敷市との境付近で対面の2車線となる。車線減少地点での渋滞もなくハイペースで流れている。しかしこの先には酷道マニアにとっても普通のドライバーにとっても地獄が待ち構えているとはこの時は思いもしなかった。

128.チボリ公園はR429の進行方向にある 129.片側2車線あっても大渋滞 130.十字路が連続しているのも渋滞の一因か?
 新幹線のガードを抜けると再び片側2車線となる。山陽道・倉敷ICを過ぎた辺りから渋滞が始まった。信号が変わるたびにじりじりを進むがその歩みは非常の遅い。R180門前交差点の渋滞とは比較にならないほどゆっくりとした速度でしか前へ進めない。「チボリ公園方面 渋滞」との電光掲示板があったが、チボリ公園はR429の進行方向にある。今まで渋滞知らずでここまで来たため、ここからは精神的に辛い区間となる。だらだらと前の車が進めばこちらも進むという状態が続く。
 市道との平田交差点を右折してからも渋滞は切れ目がない。700mほど進むと十字路が連続する交差点となる。案内標識を見る限り規則的な十字となっている交差点(浜の茶屋北交差点)がR429のように見えるが、実はその手前のショートカット路のような変則十字路(交差点名なし)がR429のようだ。この変則ルートのおかげでヒドイ目に遭った。

131.倉敷市浜の茶屋。ここも渋滞している 132.岡山r22大島交差点を右折して倉敷市街地へ進む 133.倉敷駅前周辺
 浜の茶屋北交差点のひとつ西にある交差点を左折してショートカットのように進むが、その先も渋滞が続いている。厄介なことに浜の茶屋北交差点から伸びている道路との浜の茶屋交差点では、構造上当然のことながらR429が優先となっておらず、なかなか前に進むことができない。混んでさえいなければショートカットになるのだろうが、この時は距離はカットできたが時間をカットできなかった。
 浜の茶屋交差点を過ぎても渋滞は延々と続いている。だらだら走っているとJRのガードを通過するがその先の岡山r22との大島交差点がこの渋滞の先頭となっているようだ。大島交差点を右折すると倉敷駅の南側を通るが、混み具合は先ほどまでよりいくらかマシになっている。

134.R2との大西交差点 135.高梁川の土手に出ればR430との分岐は近い 136.高梁川を霞橋で渡る。
 倉敷駅前を挟む区間は対面2車線なのだが、信号で時おり止められる以外は比較的流れよく進める。大西交差点でR2と交差するがR2は高架となっている。R429の起点はR2との交差点なのだがこの大西交差点ではなくさらに10km先にある竹川橋交差点となっているのでこのまま進まなければならない。
 気を取り直して(?)進むと急に視界が開ける。高梁川の土手に上ったためだ。見通しの良い道路を進んでいると進行方向は2車線となるが、R429トレースには左側を走らなくてはならない。地図をパッと見るとR429は右に進んで霞橋を渡るように見えるが右はそのままR430へと進まされてしまう。地図にしろカーナビにしろ縮尺が大きいとこういう変則的な分岐には対応できない。
 分岐を通過すると霞橋東詰交差点となる。ここからもR430に入れるかもしれないが未確認である。片側2車線の霞橋を渡った先も分岐(霞橋西詰交差点)となるが、左右どちらの車線を走れば良かったか失念してしまった。確か左車線がそのままR429だと思ったが・・・。

137.霞橋を渡ると今度は左が高梁川となる 138.遠くに再びR2の高架が見えてくる 139.右のR2と合流する地点でR429は終了する
 霞橋西詰交差点を越えると今度は左側に高梁川を望みながら進む。川とは言いながらも河口のすぐ近くなので潮の香りもしてくる。土手から降りるとあとはこれと言って特徴のない2車線道路を走ることになる。高梁川左岸の地域と比べて同じ倉敷市だがこちらは田んぼが目立つ。岡山r47変電所前交差点を越えると3つの川を連続して渡るが、それを越えると行く手に高架が見えてくる。これがR2だが今度こそこれと合流してR429は終わりとなる(こちらが起点だが走行方向を考慮した)。ちなみに竹川橋交差点はR2→R429方向しか存在せず、R429→R2の場合は信号がなくそのまま合流となってしまう。

 以上、京都府から兵庫県を横断し岡山県に至る全長250km近い長大国道を完走した。1982年に指定された倉敷〜津山間はそこそこ整備された準幹線道路といった印象だが、1993年に延長指定された津山〜福知山は目を覆うばかりの惨状の箇所が多かった。それゆえ筆者のようなマニアを惹きつけて止まない、楽しい酷道をとなっているようだ。しかし中には整備されつつある酷区間も存在するので酷道としても賞味期限は短くなりかつ酷道レベルも低下傾向にある。そういう背景のせいか、酷道としてはあまり名を馳せていないように思えるがスポット的に見ればまだ充分楽しめる酷道である。
 それにしても前回(2001年)の走行時から大きく変わったのは道路状況ではなく通過自治体だろう。2001年は21の市町村を通過していたのが2005年5月には11市町村となっている。よくここまで減らせたもんだ・・・