国道416号
part3

大日峠〜石川r43交差点
小松市

104.石川県側の転落防止柵はコンクリート製 105.所々に駐車スペースあり 106.石川県側にはおにぎりあり
 大日峠を越えると石川県小松市に入る。福井県側に比べても道幅はさほど変わらないが、勾配とカーブはきつい。景色は開けており転落しそうな箇所にはコンクリート製の転落防止柵が設置されている。通常のガードレールよりも低く、車ならともかく自転車やバイクであれば転倒してそのまま乗り越えて転落してしまいそうである。徒歩であれば隙間から転落する可能性もある。そんな状況ではあるが、福井県側とは異なっておにぎりが設置されている。

107.多くの待避所が設置されている 108.小刻みなカーブが連続 109.「尾小屋方面 幅員減少」
 道幅そのものは1.8車線程度あるが、待避所が意外に多く設置されているので対向車がいても離合に困る可能性は低いだろう。ヘアピンカーブはないものの急なものを含めてカーブが多いのは福井県側と同様である。大日川(?)の谷筋区間い入ると「尾小屋方面 幅員減少」との警告があるが、尾小屋集落は20km近く離れている。

110.舗装はきれいな状態が続く 111.大日川を渡った直後は上り勾配 112.舗装と転落防止柵に年季が見られる
 幅員減少の警告以降は1.5車線幅とやや狭くなる。大日川を渡った直後は上り勾配だが、基本的には峠を越えているので下り勾配が続いている。舗装と転落防止柵が新しい物でなくなるとかつての端点は近い。

113.弁天橋 114.弁天橋の南詰におにぎりとゲートあり
 大日峠から約2.6kmで大日川に架かる弁天橋を渡る。その南詰には閉鎖用ゲートが設置されており、大日峠区間が開通する以前はそのゲートまで車両で進入する事が可能であった。またゲートの傍にはおにぎりが設置されているが、これは大日峠区間が開通して以降に設置されたものである。

115.新規開通区間よりも狭い 116.眺望は利かない 117.大日川橋
 弁天橋ゲートからは元々供用されていた区間であり、道路状況は良くなるのではなく逆に悪くなう。離合できない1.0車線幅に加えてこれまで適宜存在していた待避所もない。また、谷底に転落しそうな場所であってもガードレール等は設置されていない。弁天橋ゲートから約900mで大日川橋を渡るが、天候や災害、積雪の状況によってはこの橋で閉鎖される事もある。

118.勾配は緩やか 119.平谷橋 120.道路の両側に狭い平地あり
 大日川橋以降は大日川の左岸を通っており、引き続き1.0車線幅の狭路を走る。道幅は狭いが勾配は緩やかなで急カーブもほとんどない。対向車さえ現れなければさほど難易度は高くないと言いたいところだが、大日峠区間が開通して通り抜けが可能となったためこれまでに比べると交通量が増える可能性がある。

121.戸谷橋 122.路面は荒れ気味 123.離合できない場所が多い
 戸谷橋を渡って以降は右側を流れている大日川との高低差が小さくなっており川の水を視認できる。橋の前後を除いてガードレールが設置されている箇所はほとんどない。他にも路面に水が流れていたりひび割れは多いものの落石は見られなかった。ただし、これは冬季閉鎖解除直後という事情のせいかもしれない。

124.吉島橋 125.短い2車線区間が終わる 126.大日峠区間よりも待避所は少ない
 弁天橋ゲートから約2.5km走ると突然センターライン付きの2車線道路になる。吉島橋を渡って右カーブを曲がった先でセンターラインがなくなり道幅も狭くなる。2車線区間の距離は200m強である。以降は再び1.0車線幅の狭路で大日川の右岸を走る。

127.左には大日川が流れている 128.閉鎖用のチェーンが確認できる 129.新保町集落
 大日川の谷筋の狭路を走っていると閉鎖用のチェーンを備えた待避所を通過する。大日川橋もそうだが、転回できるスペース付近にチェーンを張って閉鎖される場所があるが、大日峠区間が開通して以降はどのように運用されているのかは不明である。この簡易ゲートを通り過ぎて少し走ると新保町集落に差し掛かる。

130.集落内も1.0車線幅狭路 131.養魚場の前を通過 132.大日川沿いを走る
 大日川に沿って家屋が点在している新保町集落内においても1.0車線幅の狭路が続いている。豪雪地の集落とあって廃村に近い状態だが、比較的新しい家屋も見られる。集落の北端には養魚場があるが、これはスーパーマップルにも載っている中田養魚場である。いわな庵という看板が上がっている事から、イワナなどの川魚料理が食べられるようである。

133.新保町集落以降も狭路区間が続く 134.2ヶ所目の2車線区間 135.2車線区間以南は1.8車線幅
 新保町集落を通り過ぎてからも1.0車線幅の狭路が続いている。大日峠区間が開通して分断は解消されたが、早朝であれば交通量はほとんどない。2ヶ所目のセンターライン付き2車線区間が現れるが、その直後に幅員減少の警戒標識が立てられており約200m先でセンターラインがなくなって狭くなる。

136.花立町集落への市道との交差点 137.中谷橋 138.路肩には延長されたデリニエーターが並んでいる
 緩やかに上っている狭路を走っていると花立町集落に至る市道との交差点を通過する。大日峠から来れば道なりに左にカーブして通過するだけだが、逆方向の場合やY字路を右に進まなければならない。案内標識は設置されているがおにぎりは表記されていないので分かりにくい。
 市道との交差点からも大日川の右岸を走っているが川との高低差が大きくなっている。にもかかわらずガードレールの設置率は低く、デリニエーターが転落防止対策として設置されている。当然ながらデリニエーターに転落を防止するような強度はない。

139.杉林を通っているが薄暗さはあまり感じない 140.石滝橋 141.石滝橋以降は2車線
 比較的明るい雰囲気の杉林の中の狭路を走っていると左にカーブした先で石滝橋を渡る。橋上にはセンターラインこそ描かれていないが、2車線分の幅は確保されている。橋を渡り終えた直後からはセンターライン付きの2車線道路になる。多少急なカーブはあるもののこれまでの道路状況に比べると非常に走りやすい。

142.大日川の左岸を快走 143.石川r43交差点
 緩やかな上り勾配の2車線道路を走っていると石川r43交差点を通過する。交差点は牛ヶ首峠という名の峠であり、R416尾小屋方面、r43大杉方面ともに下り勾配となる。小松市街はr43に案内されている事からも想像できるが、R416の酷道区間は交差点以北も続く。なお、r43には戸谷隧道という制限高1.7m、制限幅0.8mの強烈なトンネルがあるが、車両では進入できなくなっており、スーパーマップル(2018年発行)でも分断区間扱いされている。ただし、ウォッちずではトンネルを除いて県道色に塗られている。

国道416号 part4