国道414号
part2

R136出口交差点〜R135中島橋交差点
伊豆市→河津町→下田市

21.ローカル国道を進む 22.沿線に民家がなくなると勾配がきつくなる 23.左カーブの先に旧道の入口がある
 R136出口交差点を直進して単独区間になっても2車線のローカル国道という状況に特に変化はない。温泉集落を結びながら進んで行く。始めのうちは緩やかだった勾配も進むにつれてきつくなっていく。道の駅「天城越え」の手前で伊豆市側最後の集落を通り抜けると勾配もいよいよきつくなってくる。
 「天城越え」から上り坂を上ること約3kmで天城隧道に向かう旧道との分岐地点に差し掛かる。ちょうど左カーブの先に入口があることもあり、案内標識がなければ通り過ぎてしまいそう。筆者も標識がなければまず通り過ぎていただろう。藪に埋もれていて分かりにくいという訳ではないが、重要文化財へ向かう道の入口らしく見えないのもまた事実である。

24.道路情報板は立派だが道路そのものは・・・ 25.入口から数十メートルでダートになる 26.固く踏みしめられたダートは決して走りにくくはない
 入口からして完全1.0車線幅に非アスファルト舗装。道路情報板がなければ国道脇の何かの施設に入る道路にしか見えない。意を決して進むと舗装は数十メートルほどで途切れてダートが姿を現した。まさか重要文化財に至る道路がダートとは思わなかった。筆者のようなマニアでなくとも通る道路なので旧道とは言えそこそこ整備されいるものと思い込んでいた。そこからは1.0〜1.5車線のダートが続く。ダートとは言え固く踏みしめられておりよほど車高を落とした車でもない限り通行に問題ないと思われる。それよりも心配なのが対向車の存在。こんな所で観光目当てのサンドラがやって来た日にゃと思ってビクビクしていたが、幸いにして対向車は1台も現れなかった。

27.重厚な雰囲気の天城隧道の伊豆市側入口 28.扁額もちゃんとと読み取れる 29.隧道手前でトイレ工事中。雰囲気ぶち壊し(´Д`)
 旧道入口から約2kmで天城隧道に到着。川端康成の小説「伊豆の踊り子」にも出てきて、重要文化財にも指定されている隧道である。道マニアならずともその名を聞いたことがある方は多いだろう。そう思うとただのトンネルも石造りの重厚な雰囲気を醸し出しているように見えるから不思議だ。ただ、隧道手前でトイレの改修工事が行われていて重厚な雰囲気をぶち壊しにしていたのが残念でならない。

30.「図解 天城山隧道の全て」 31.「天城山隧道の歴史が分かる石碑」 32.「天城山隧道の恐怖」
 隧道手前の看板群を掲載。天城隧道の断面や工法が記された看板によると、「総延長446m、幅員3.5m、有効高3.5m、標高708.74m、総工費103,016円、1905(明治38)年完成」とのこと。その隣の石碑には隧道の歴史が簡単に記されている。前述のように超有名小説にも登場し、道路隧道としては初めて重要文化財に指定された超有名な隧道だが、その割にはこれだけか?と思えるほどさっぱりしている。もっと派手な演出がされているものとばかり思っていた。

33.天城隧道の河津町側 34.天城隧道を河津町側に出た所 35.河津町側にも同じような石碑がある
 天城隧道を通過して河津町に入る。河津側にも車数台が止められるスペースと歴史やらを記した看板や石碑が置かれていた。しかしこちらにはトイレがない分、重厚な雰囲気が伊豆側ほど壊されていない。

36.河津町側もダート 37.この標識に騙されてはいけない 38.旧R414は三叉路を左に鋭角に曲がる
 旧道の河津側も1.0車線のダートだが、伊豆側に比べると多少荒れているように見受けられる。隧道目当ての観光客は伊豆側からアプローチする方が多いのだろうか。ヘアピンを2ヶ所通過するとアスファルトが復活し、なにやら分岐する道がある。R414旧道は道なりにヘアピンしている方なのだが、帰宅後地図を見て驚いた。何とこの分岐して行く道にバス路線の表示があったのだ。ググってみると八丁池という所に行くバスの専用道路のようだ。
 八丁池道路との分岐からダートと舗装路を何度か繰り返す道路を約1km走ると三叉路に出る。その手前には案内標識が設置されているのだが、そこにある「国道414号」の文字に騙されてはいけない。R414旧道は三叉路の左折、下田方面へ進む道路である。この標識が言いたいのは、三叉路を直進するとすぐにR414現道に出れますよということであり、直進がR414と言っているのではない。マニアは左折、普通の観光客は直進、と思って差し支えないだろう。

39.三叉路を左折した直後はちょっと荒れ気味 40.現道との合流前にきついヘアピンが待ち構えている 41.現道との合流地点。左折が下田方面
 三叉路と左折すると今まで以上に荒れた路面に迎えられる。隧道までの旧道と異なりこちらは通る車はほとんどいないのだろう。そりゃそうだ。わざわざここを通らなくても天城隧道には行けるのだから。マニアか下田という案内に騙されて突っ込んでしまった人以外は通らなさそうな区間だ。現道の東側を蛇行しながら進んでいる旧道だが、現道の姿を見る事はできない。舗装路となりきっついヘアピンを曲がるとようやく現道が見えてくる。合流直前にはセンターラインも現れる。

 以上が天城の旧道区間である。重要文化財に指定されている天城隧道を要する旧道だから通れない可能性はないと思っていたが、想像以上に酷さが出ていた区間だった。紅葉シーズンには旧道が一方通行規制されるらしいが、それも納得。規制しないと阿鼻叫喚の地獄絵図になることは容易に想像できる。

 
42.現道は快適な2車線が続いている 43.河津七滝ループは工事で片側通行規制中だった  
 現道に合流してからは2車線の快走路が続く。若干勾配がキツイのでスピードが必要以上に出てしまう。トンネルやら急カーブを通過して走っていると工事中のため片側通行規制の信号に止められた。どうやら工事しているのは河津七滝ループらしい。

44.ぐーるぐる 45.ぐーるぐる 46.ぐーるぐる
 2分近く待たされて走り出すとすぐにループに入った。全長1.1km、直径80mの二重ループ橋である。筆者が通った事のあるループ橋は兵庫県養父市にあるR9の名もなきループだけであり、二重ループは初めてである。実際に走ってみると意外に長く2周以上しているかのような錯覚を覚える。

47.静岡r14交差点を右折 48.一瞬、曲がる交差点を間違えたかと思った 49.河津橋を渡ると急勾配を駆け上る
 天城隧道旧道と現道の合流地点から7kmに渡って2車線道路を下り続けると静岡r14との交差点に差し掛かる。R414はこの交差点を右折するのだが、その先の道路がまたショボイ。案内標識があっても曲がる交差点をひとつ間違えたかと思った。苔むした欄干の河津橋を渡ると左に大きくカーブしその先は結構な急勾配が待ち構えていた。道幅は1.5車線と取り立てて狭いわけではないが、酷道慣れした筆者の感想であって世間一般の常識と同じとは限らない。

50.2車線箇所もあるが基本は1.5車線 51.峰山トンネル。こう見えて市町境ではない 52.こちらが河津町と下田市の境
 1.5車線道路を走っているとたまにセンターラインが現れるが、それぞれごく短い距離しかない。等高線に沿うように蛇行しながら進むと普通規格の峰山トンネルに至る。トンネルを抜けたら下田市に入る、と思っていたら大間違い。トンネル通過後、山間部の集落を走っていると何の変哲もない所でいきなり下田市の市境標識が現れる。なぜこんな所が市町境?という感が漂っている。

53.静岡r15交差点は左折する 54.下田市に入るとほとんどが快走できる 55.起点のR135・R136中島橋交差点
 下田市に入ってからも1.5車線の狭路は残っているが整備済みの割合が増えてくる。静岡r15交差点を左折してからは未改良箇所は一切見られない。稲生沢川と伊豆急行沿いの緩やかな下りを進む。伊豆急行のガード辺りからは沿線の建物の数が明らかに増えてくる。中村大橋を渡り下田市街地に入り、下田市役所と伊豆急下田駅前を過ぎると起点のR135・R136中島橋交差点に到着する。