国道372号

R9加塚交差点〜R2下寺町交差点
亀岡市→園部町→篠山市→社町→滝野町→加西市→姫路市

 この国道は全長105kmと長いとは言えないが、ほぼ全線に渡って快適に走れる素晴らしい国道である。その様子を京都府亀岡市のR9加塚交差点から見ていこう。

 亀岡市の中心部に程近い加塚交差点から走行を始める。最初の1.2kmの間はR423と重複している。京都縦貫道をくぐって右折、縦貫道沿いに北西へ向かう。この交差点でR423と分岐している。縦貫道沿いの区間も600mほどで終わる。二つ目の信号を左折してほぼ真西の方角に進む。2車線の非常に走りやすい道路である。この状態は湯の花温泉付近まで続く。

1.湯の花温泉とのY字路交差点を右へと進むと狭くなる 2.左の写真を進んだところ 3.湯の花温泉付近
 加塚交差点から約4.2km走ると湯の花温泉に向かう市道とのY字型の交差点があるのだが、R372は案内通り右へと進む。ここから数百メートル走ると今までの2車線が急に狭くなる。わずか2,30mだがスパッと1車線分切れている。すぐに2車線に戻るのだが、この後も湯の花温泉付近では所々1.5車線の区間も現れるので注意が必要。しかしひとたびそれらを通り過ぎると快走路となる。

4.湯の花温泉を抜ければ快走路となる 5.センターラインは無いが特に狭いと言うわけではない 6.京都r54との交差点。ここを左折する
 加塚交差点から約11kmでR477との重複する。酷道として名高いR477もR372と重複している区間は2車線の快走路である。交通量も少なくスピードに乗ってしまう。園部町でR477が分岐していくが道路状況は変わらず良い状態が続く。
 園部町大河内ではセンターラインがなくなるが2.0車線と普通車同士であれば問題なくすれ違える。とは言うもののトラックが通ることもあるので注意したい。橋を渡って京都r54とのT字路となりここは左折する。

7.まだ真新しい天引トンネル 8.旧道はすでに通行止めになっていた 9.2001.7.21の写真。在りし日の天引峠である
 1kmほど進むと先ほどの京都r54が分岐するのだがその先にまだ新しいアスファルトが現れる。2003年11月にそれまでR372の難所となっていた天引峠に天引トンネルが完成。これでR372はますます快走国道となりました。写真のトンネル入口の上に見えるガードレールは旧道のものですが、すでに通行止めになっていました。旧道は確かにカーブはきつく道幅も広いとは言えなかったが、初心者でもそんなに難しいレベルの道路ってわけでもなかったのだがなぁ。京都府は国道の旧道を残すことはほとんどないらしい。簡易ゲートだったので入れないことはないでしょうが、入られて何かあっても一切責任は取りません。入れなくても責任は取りません。

10.篠山市に入ると再び快走路となる 11.安国西交差点を右折してR173と重複する(2001年撮影) 12.R173重複区間を過ぎると少々狭苦しい所を通る
 天引トンネルを抜ければ兵庫県篠山市に入る。これまた2車線の快走路が続く。まさにここでとばさにゃどこでとばすねんってな感じの道路である。見通しのよさも手伝ってぐんぐん速度を上げてしまう。天引トンネルより5kmほどでR173安国西交差点となる。ここを右折するとR173との重複区間に入るわけだがその距離は100mもない。小野新交差点を左折して単独区間となる。
 小野新交差点を過ぎてしばらくは快走できるのだが、集落が現れると歩道がなく民家が道路のすぐ側に建っているため気を遣う。この前後の区間で快走の味を知っているためここでも飛ばしたくなるが少し抑えた方がよいだろう。この狭苦しい状態は兵庫r12との日置北交差点まで続くのだが、その先は今までと同じく2車線となり走りやすくなる。

13,14.意図せず同じ場所で撮影してしまった。左が2001.7.21で右が2004.1.22である 15.R176波賀野交差点を左折
 気持ちの良い快走路が続いている。道路状況はもちろんのこと交通量も少なく見通しも良い。状況と良心が許すなら1**km/hで走ることも可能ではないかと思わせるような道路である。もしそんなことして捕まっても筆者は責任取りませんよ。気を付けなければならないのは兵庫r77との八上下交差点だろうか。ここで直進するとr77となるので左折しなければならない。快走しすぎて直進してしまわないようにしたい。
 R173小野新交差点から約12kmで兵庫r49との交差点となる。これより少し西へと進むと1.5〜2.0車線と道幅が狭くなってしまう。先ほど通った日置地区よりも狭いくせに大型トラックも通るので注意したい。約4km先の舞鶴道と交差する地点くらいまでこれが続く。2車線になってから4kmほど進むとR176との波賀野交差点となり、ここを左折して重複区間に入る。

16.R176以西は追越禁止区間も多くなる 17.社交差点。左折して姫路・加西方面へ向かう
 R176との重複も1km程度と短い。古市交差点を右折して単独となる。古市交差点自体は単なる右折だが、その後に右に大きくカーブし次にT字路を左折し、JR福知山線の踏切を越える。2車線なのだが、この辺は少し狭苦しい感じを受ける。それもすぐに終わり快走できるようになる。R176以西は歩道がない箇所も多いが見通しも良いのでさほど気にならない。
 快調に飛ばしていると社町に入る。天引トンネルで篠山市に入ってから33kmである。ほとんど快走路なので気にならなかったが篠山市は結構東西に長いようだ。社町に入って2kmほど進むと上鴨川の源流の池らしきものがあるのだが、その畔にこんなものがある。なぜにこんなものが?
 その後も快走路は続く。中国道と交差し社町の中心部へと向かっていく。R372は社町中心部を迂回するようなルートをとっている。まずは社道池交差点を左折し、大きく右にカーブしながら1kmほど進んだ松尾交差点を右折、さらに300m北の社交差点を左折してする。要するに半円を描きながら進んでいくのだ。それぞれ案内があるので間違うことはないだろう。社交差点から600mほどでR175社総合庁舎前交差点となる。

18.町境標識とともにシケインの案内標識もある 19.シケイン走行中の一こま。狭いくせに結構対向車がある 20.シケインを抜けるところ(2001年撮影)
 加古川を渡って滝野町に入るのだが、町境標識とともに現れるのはトリッキーなルートのR372の案内標識。これが有名なR372滝野シケインである。橋を渡ってすぐの直進は兵庫r204となっておりすぐ先のJR社町駅にぶつかって終わり。R372は左折というのは見れば判るが問題は左折したあとである。道幅がそこだけ1.5車線と狭くなっているのだ。普通車同士の離合も困難である。さらにR372は狭路を抜けた先は右に続いているため見通しが悪い。ミラーは高低2個設置されているのだが、3,40mと結構離れているのであまり当てにできない。対向車が途切れたところを突っ込むしかない。

21.シケインを出れば快走路に戻る 22.歩道のない箇所も多いので注意 23.いつの間にか姫路市に入っていた
 ひとたびシケインを抜ければあとは元の快走路となる。加西市に入るのだが中心部と離れた南部を通るのでこれまた気持ちよく飛ばすことができる。強いて何かを挙げるとすれば兵庫r716法華口交差点だろうか。この交差点の10mほど東に北条鉄道の踏切があるためタイミングによっては混雑しているかもしれない。
 加西市の次は終点のある姫路市に入る。しかし姫路市の市境標識がなかったのでいつ入ったか解らなかった。加西市のはあるのだが。道路自体は2車線と整備されているので走りやすいのだが、交通量が徐々に増え始めスピードは思ったほど上がらない。

24.国道と県道が表記されているのは珍しい?
 天川の対岸に山陽道を見ながら進んでいく。山陽道の下を通過した直後に今度は播但連絡道の下と通過。播但道には直進と左折がR372だという表示がされている。左折の方はBPなのだが、現道の道路状況が悪いわけではないのでそのまま直進しました。車の流れは悪いですけど。市川を越えた先でこれらは合流しています。その直後にR312二本松交差点となる。JR播但線の線路を過ぎると五軒邸北交差点を左折、1km弱進むと終点のR2下寺町交差点となる。

 起点の亀岡市から姫路市まで100km余りの距離だがそのほぼ全線に渡って快走できる素晴らしい国道である。阪神大震災の時は寸断された神戸周辺の迂回路となったためトラックの交通量が激増、道路も激しく痛んだという話もあるらしい。そういうわけで今でも結構トラックが多いです。