国道312号
播但道 part1

姫路JCT〜神崎北ランプ
姫路市→福崎町→市川町→神河町

1.姫路JCT 2.最高速度は80km/h 3.「山陽道・山陽姫路東IC5km 中国道・福崎IC16km 豊岡97km」
 兵庫県姫路市の市街地の東、高砂市との市境に近いR2姫路バイパスとの姫路JCTがR312播但道の起点であり、ここから終点の和田山IC/JTCに向かって北上する。R2姫路バイパスを神戸方面から走ってきた場合は姫路市に入った直後に側道に進み、反時計回りに一周してR2本線の下をくぐった後にR2姫路バイパスの太子方面からの側道が合流する。片側2車線になった直後に大塩別府ランプの流入車線が合流してくる。この大塩別府ランプは朝来方面とのみ接続している。姫路JCT付近から山陽道の山陽姫路東ICまでの距離は5kmで、中国道の福崎ICまでの距離は16kmである。

4.南山跨道橋 5.新幹線大橋 6.高架橋区間を走る
 大塩別所ランプからの勾配を上っていると南山跨道橋で兵庫r399の上を通過し、次いで新幹線大橋を通る。名称が示す通り、山陽新幹線の上を跨いでいるが、他にもJR山陽本線やR2現道も跨いでいる。緩やかな左カーブを曲がり、高架橋区間を走る。

7.兵庫r393付近には遮音壁が設置されている 8.花田ランプ 9.花田本線料金所
 兵庫r393の手前から遮音壁が設置されており、姫路市街を見る事ができなくなる。遮音壁がなくなってから少し走ると花田ランプを通過する。花田ランプが接続しているのは兵庫r397だが、300m弱北にR372との上原田交差点がある。花田ランプの流出車線と流入車線の中間に花田本線料金所が設置されている。播但道は有料道路だが、高速道路ではなく兵庫県が管理している一般有料道路に該当する。全線を走行した場合の通常料金は普通車で1,440円である。

10.「中国道・福崎IC11km 北近畿豊岡道・朝来57km 豊岡91km」 11.山陽道・山陽姫路東IC 12.豊富PAを利用した場合は山陽道に行けない
 花田料金所からも上り勾配の片側2車線道路が続いており、約1.9kmで山陽道の本線の佐良和橋の下を通り、その先で山陽道と接続している山陽姫路東ICと豊富PAへの側道が分岐する。側道は山陽姫路東ICと豊富PAにさらに分岐しており、インターチェンジとパーキングエリアは相互に利用できない。南向き車線はインターチェンジとパーキングエリアが少し離れており、パーキングエリアを利用した後にインターチェンジで流出する事が可能である。なお、姫路JCT〜山陽姫路東IC間の普通車の通常料金は150円である。

13.豊富PA(南向き)付近からは下り勾配 14.豊富ランプ 15.砥堀ランプ
 山陽姫路東ICを過ぎてからもしばらく上り勾配が続くが、下りの豊富PA付近からは下り勾配となる。市川流域を見下ろしながら下っていると豊富ランプを通過し、平坦になった所で砥堀ランプの側道が合流してくる。豊富ランプは兵庫r218と接続しており、姫路JCT方面の出入口のみである。また、砥堀ランプは市川を挟んだ対岸のR312現道と直接繋がっており、こちらは朝来方面の出入口のみである。それぞれハーフインターチェンジだが、インターチェンジ番号は4と5の別々の数字が割り振られいる。

16.「播但ハイウェイ」 17.緩やかなアップダウンのある直線道路 18.船津ランプ
 砥堀ランプからは緩やかなアップダウンを繰り返すカーブのほとんどな直線道路を走る。しばらくは兵庫r218が東側を並走している。r218との並走状態が解消されてから程なくして兵庫r81と接続している船津ランプを通過する。出口標識の香寺の右側が消されているが、平成の大合併に伴って“町”という字が消されたのだと推測される。

19.「豊岡・朝来は右へ」 20.「福崎北・中国道・福崎南は左へ」 21.福崎南ランプ/福崎北ランプ
 船津ランプからもアップダウンしている直線道路が続いている。「福崎北/福崎南ランプの手前1kmから福崎北」中国道・福崎南は左へ」、「豊岡・朝来は右へ」と案内されており、左側車線が福崎北ランプ・福崎IC・福崎南ランプへの側道となり、右側車線だけが朝来・豊岡方面の本線として進む事ができる。姫路JCT〜福崎ICの普通車の通常料金は410円、山陽姫路東IC〜福崎ICの普通車の通常料金は260円である。

22.福崎南料金所の間を通る 23.福崎南ランプ 24.中国道・福崎IC
 福崎南/福崎/福崎北ランプの側道が分岐してすぐに福崎南料金所の間を通り抜け、そのすぐ北で市町境を通過して福崎町に入る。対面2車線の本線の外側にランプの側道に挟まれる形で北上していると福崎南ランプの流出路が分岐する。福崎南ランプの流入路が合流した直後に中国道に繋がっている福崎ICを通過する。当然ながら福崎ICに行けるのは側道のみで本線からは行く事ができない。

25.中国道 26.福崎北ランプの側道が並走 27.福崎北料金所の間を通る
 中国道の本線の下を通った後に片側2車線の側道から福崎北ランプの流出路が分岐する。福崎北料金所の間を通り抜けた後に福崎北ランプの流入車線が合流してくる。万が一、福崎南料金所の手前で側道に入ってしまっても右側車線を走り続けていれば福崎北料金所を通って本線に復帰する事が可能である。料金所を2ヶ所通らなければならないが、料金は若干安くなるようである。

28.播但第一トンネル 29.市川南ランプ 30.市川南ランプ以北はカーブが多くなる
 福崎北ランプから程なくして播但第一トンネルをくぐって市川町に入る。小畑川の右岸を北上していると市川南ランプを通過する。市川南ランプを過ぎてすぐに左にカーブし、市川町役場の北東で現道の上を通ると同時に右の急カーブを曲がる。

31.右側に並走しているのはR312現道 32.南向き車線には登坂車線あり 33.法面復旧工事跡
 右急カーブからは現道と並走するようにして市川の左岸を走る。3ヶ所で現道の上を通っているが、どれも接続していないので播但道を走っていれば特に意識する事もないだろう。川沿いとは言え南に向かって上り勾配となっているため、南向き車線には1km強の登坂車線が設けられている。反対側車線の登坂車線が終わってからも緩やかな下り勾配が続いている。

34.北向き車線にも登坂車線あり 35.登坂車線の距離は1km超 36.市川SA
 市川を眺めながら北上していると右にカーブして川から離れる辺りで北向き車線にも登坂車線が現れる。この登坂車線も1km強あり、終わった直後に市川SAを通過する。サービスエリアを名乗っているもののガソリンスタンドは設置されておらず、店舗も24時間営業ではない。

37.市川北ランプ 38.越知川の左岸の掘割を走る 39.越知川大橋
 市川SAを過ぎて少し走ると市川北ランプを通過するが、市川南ランプとは異なり姫路方面としか接続していない。現道と市川とその支流の越知川の左岸を走っていると神河町に入り、その直後に越知川大橋を渡る。川の手前では現道の上を通っている。

40.「朝来35km 豊岡68km」 41.神崎南ランプ 42.神崎南料金所の間を通る
 越知川大橋以降もほとんど勾配のない直線的な道路が続いており非常に走りやすい。ほぼ真北の方角に向かって走っていると神崎南ランプを通過する。接続しているのは兵庫r8だが、東に約700m行った所に現道との福本東交差点がある。また、このインターチェンジも本線の両側に料金所が設置されており、その間を通る形である。

43.最高速度は60km/h 44.スノーシェッドではなくゴルフボール除け? 45.大きくアップダウンしている
 神崎南ランプからしばらくは平坦な状態となっているが、越知川やその支流の猪篠川に接近する辺りからは上り勾配となる。スノーシェッドのような構造物の中を通るが、西にゴルフ場が隣接している事から積雪対策ではなく飛来するゴルフボール対策かもしれない。シェッドを出るとやや急な勾配を下った後に上りに転ずる。

46.「おそい車は登坂車線」 47.登坂車線 48.登坂車線が終わってからも上り勾配
 猪篠川の西側を走っていると2ヶ所目の登坂車線が現れる。約1.0kmの登坂車線の途中には除雪基地が置かれている。登坂車線が終わってからも上り勾配が続いており、勾配が緩やかになっているという訳でもない。

49.神崎北ランプに向かって下る 50.神崎北ランプ
 峠部分を越えて下りに転じた後に左にカーブし、その先で神崎北ランプを通過する。神崎南ランプでは両方向とも出入りできるが、神崎北ランプでは姫路方面としか接続していない。市川南ランプと市川北ランプと同じ組み合わせである。

国道312号(播但道) part2