国道371号
part3

R371BP交差点〜R425小又川交差点
高野町→かつらぎ町→田辺市

86.歩道はないが走りやすい2車線道路 87.御殿川6号橋 88.勾配は緩やか
 R371高野山バイパスとの交差点の直後に高野龍神スカイラインの料金所跡を通過する。無料開放が2003年と年月が経過しており料金収受ブースやゲートが撤去されているうえに高野山バイパスと接続させる際に線形も変更されたようで痕跡はほとんど残っていない。
 御殿川に沿った谷筋を走っているが、かつては有料道路だったためセンターライン付きの2車線と整備状況は良好である。ただし、山岳部にあるためカーブが多いのも特徴である。

89.大滝集落への町道との交差点 90.御殿川2号橋(?) 91.「龍神温泉41km 道の駅田辺市龍神ごまさんスカイタワー21km」
 高野山バイパスとの交差点から約3.6km走ると大滝集落への町道との交差点を通過する。この町道は行止まりの道路のため、有料道路時代は料金所を通らなければ集落への出入りができない状態であったと思われる(無料もしくは低額で利用できる措置があったのかもしれないが)。町道との交差点を過ぎてしばらく走るとヘアピンカーブを含む急カーブが多くなる。

92.野迫川口交差点 93.「この先小辺路 歩行者あり」 94.尾根の近くを走る
 野迫川村の中心部に至る村道との野迫川口交差点を通過する。村道を2.4km程度走ると村役場に着くが、村の中心部からであれば高野町を経るルートの方が奈良r53や奈良r734よりも楽にR24等に出られると思われる。野迫川口交差点からは急カーブがなくなるため走りやすくなる。尾根のすぐ傍を通っており東側の尾根の向こう側は奈良県野迫川村域である。

95.小辺路の水ヶ峯入口 96.早朝の交通量は少ない 97.野迫川村総合案内所
 小辺路の水ヶ峰入口を通過するが、その手前には県境がある。稜線を通っているR371高野龍神スカイランは複数の場所で県境を越えている。さすがに県境標識が設置されているという事はないが、県境標識ならぬ県境杭が設置されている。全ての県境に設置されているかどうかは不明だが、1つや2つではない事は確かである。県境の尾根の和歌山県側を走っていると野迫川村総合案内所の前を通る。駐車場からは鶴姫公園展望台に向かう道路が伸びている。

98.県境を通過 99.かつらぎ町花園久木 100.桧股林道との交差点
 鶴姫公園展望台の北で町境を通過してかつらぎ町に入るるが、かつらぎ町は和歌山県に属している自治体である。町域の端を通っているだけというせいもあって町境標識は設置されていない。かつては有料道路だったため場所の割に走りやすい道路状況だが、さすがにカーブが多く見通しの良くない場所が多い。棒峠で野迫川村内の集落に通じている桧股林道との交差点を通過する。

101.下り9%勾配 102.標高1040m 103.所々に駐停車が可能なスペースが設置されている
 9%の急勾配区間を走っていると花園村営直売所の前で左の急カーブを曲がる。標高は1040mで西側の展望が開けている。直売所付近からは進行方角が南になるが、尾根筋を通っているという点に変化はない。

104.県境 105.「標高900m」 106.「遅い車は登坂車線」
 県境をいくつも越えながらカーブの多い2車線道路を走る。花園恐竜ランドに至る町道(林道?)との交差点から登坂車線が設置されている。さらに進むと2つ目の登坂車線もある。

107.アップダウンのある快走路 108.林道との交差点 109.R371旧道との交差点
 アップダウンのある2車線道路をひたすら走っていると野迫川村の弓手原集落に至る林道との交差点を通過し、その直後の箕峠で町道との交差点を通過する。この町道はかつてはR371に指定されていた道路で、高野龍神スカイラインの無料開放後もしばらくは国道に指定されていたが現在は解除されている。高野龍神スカイラインが国道になる以前は高野町の中心部から箕峠まではかなりの酷道区間であった事を付け加えておく。

110.「龍神温泉30km 護摩壇山8km」 111.センターラインが消えている場所も少なくない 112.「R371-70」
 元有料道路とあって2車線道路が続いているが、一部はセンターラインが消えていたり舗装状態が悪い箇所が存在している。町境を通過して和歌山県有田川町に入るが、ここにも町境標識は設置されていない。

113.山の家しみずの前を通過 114.下り9%勾配 115.清水上湯川林道との交差点
 山の家しみずという規模の小さな食事処兼物産店の前を通り、さらに走ると笹ノ茶屋峠の傍で清水上湯川林道との交差点を通過する。右折して林道を西に進むと有田川町の中心部に行く事ができる。

116.急勾配箇所が多い 117.急カーブを曲がって田辺市に入る 118.名もなき展望所を通過
 9%の急勾配区間が複数個所にあるがセンターライン付きの2車線道路のためエンジン付きの乗り物であればさほど苦痛にはならないだろう。尾根筋から少し離れた所で左の急カーブを曲がって田辺市に入る。市町境付近に白馬林道が交差している。尾根に近付いた所で東屋のある展望所を通過するが、南側が開けており眺望は良好である。

119.道の駅「田辺市龍神ごまさんスカイタワー」 120.下り勾配が主となる 121.護摩壇山森林公園を通過
 尾根筋を走っていると道の駅「田辺市龍神ごまさんスカイタワー」を通過する。高野龍神スカイラインは冬季閉鎖はされないが、チェーン規制が敷かれる事があり、道の駅も冬期間(12月1日〜3月末)は休業している。道の駅付近からは尾根から離れるため県境交錯区間も終了となる。下り勾配の2車線道路を走っていると護摩壇山森林公園の出入口をヘアピンカーブで通過する。

122.片側交互通行規制箇所あり 123.簡易パーキングあり 124.「奇絶峡58km 龍神温泉18km」
 下り勾配が続いており徐々に標高を下げていく。冬期であれば徐々に積雪量が減っていくのがわかるだろう。また、所々にベンチ等が置かれた小さな駐車スペースが設置されており、その中には眺望の良い場所もある。

125.法面には落石が溜まっている 126.制限速度は40km/h 127.蟻合橋
 かつての観光有料道路とは言え山岳部を通っているため法面には落石が溜まっているのが複数箇所で見られる。森林公園付近は急カーブが多く勾配はさほど急ではないが制限速度は40km/hに設定されている。

128.「白浜温泉70km 龍神温泉11km」 129.景色は単調 130.西垣内集落
 センターライン付きの2車線道路と道路状況は悪くないが、眺望が利かず単調な景色が続く。田辺市に入ってから最初の集落の西垣内集落を通過するが、おそらく定住者はいないと思われる。

131.出合橋 132.和歌山r19の下を通る 133.和歌山r19龍神交差点
 蛇行する古川に沿って走っていると本流の日高川にかかる出合橋を渡る。左のヘアピンカーブ部分で和歌山r19の跨道橋の下をくぐった後にr19龍神交差点を通過する。r19は美里龍神線という主要地方道ながら2km強先から北は分断区間となっている。

134.「白浜60km 田辺51km 中辺路39km」 135.日高川沿いを走る 136.野々垣内集落
 和歌山r19からも引き続き日高川に沿った2車線道路を快走する。山間部のため川は蛇行しておりカーブは多いが整備された走りやすい道路状況である。小さな集落を通り過ぎながら右岸を走る。

137.宮前橋 138.道の駅「龍神」 139.旧道(?)との交差点を通過
 宮前橋で日高川の左岸に移って右の急カーブを曲がった先で道の駅「龍神」を通過する。平成の大合併以前の龍神村の名称を冠した道の駅だが、かつての村の中心部だった場所ではない。旧道らしき市道との交差点を通過する。案内標識には旧道の行き先の「国道425号」が消されているが、沿線に温泉街があるため通行そのものは可能である。

140.温泉隧道 141.龍王橋 142.R425小又川交差点
 温泉隧道をくぐって日高川の右岸を少し走った先で龍王橋を渡り、その南詰でR425小又川交差点を右にカーブしながら通過する。案内標識に表記されていないが、この交差点から先はR425が重複している。なお、R425の十津川方面は幅員減少の警戒標識とともに「大型バス通行不能」の標識も付けられているが、県境の牛廻越を含む区間はそんな生半可なものではなくかなりレベルの高い酷道である。

国道371号 part4