国道371号
part2

R370向副交差点〜R371高野BP交差点
橋本市→高野町

42.幹線国道から狭路酷道へと変貌 43.南海高野線の橋本5号踏切 44.酷道区間の入口
 R370向副交差点の直後から1.0車線幅の狭路になってしまう。沿線には家屋が建ち並んでいるため離合できるスペースが少なく走りにくい。南海高野線の橋本5号踏切の直後に左急カーブを曲がった先が少し広くなっているが、高野山方面へはR370九度山町経由と案内されており転回場として機能しているようである。つまり、この場所から南は酷道区間である事を示している。

45.拡幅工事が進行中 46.拡幅済み区間 47.狭路酷道区間が始まる
 転回場を過ぎて左カーブを曲がると意外にも道幅が広くなる。拡幅工事が進められいるようで一部はまだ工事中であった。北側に橋本市街地を望みながら等高線に沿った上り勾配の道路を走っていると右にカーブして南に向かうと同時に道幅が狭くなる。ここから長い狭路酷道区間が始まる。

48.センターラインがあるのはごく一部 49.急カーブが多い 50.ヘアピンカーブの内側に彦谷への市道が接続
 狭路酷道区間が始まった直後は1.0車線幅であったが、そのうち多少広くなって1.5〜1.8車線幅が主となる。勾配は比較的緩やかだがヘアピンカーブを含めて急カーブが非常に多くて見通しは悪い。彦谷方面への市道が接続しており、その手前に「高野山直進」という案内が立っているが、ヘアピンカーブのためどちらが直進か悩むかもしれない。もっとも市道は道路状況がR371よりも悪いので自ずと判別できると思われる。

51.「龍神56km 高野19km」 52.谷筋を走る 53.祠と石碑がある
 彦谷集落への市道との交差点から少し走ると沿線に建物が見られるが、一般の家屋ではなく土建会社の資材置き場のようで普段から使用されているか否かは不明である。急カーブこそなくなったが小刻みなカーブが連続している1.5車線幅道路を淡々と走る。早朝と言える時間帯に走っているため交通量は少ないが、昼間であっても対向車に出くわす事は少ない。

54.路面状況が悪くなる 55.「この先5kmトンネルあり」 56.和歌山r102交差点
 市町境の丹生川の支流と丹生川に沿って走っていると和歌山r102交差点を通過する。右折してr102を西進するとR370に行く事が可能だが、狭路険道のためR371の酷道区間を楽に迂回できる道路ではない。

57.右側は丹生川 58.拡幅箇所は崩落跡だろうか 59.東屋のある駐車スペース
 和歌山r102交差点からは1.0〜1.5車線幅と狭くなってしまう。センターライン付きの区間もあるが、1ヶ所のみで距離も短い。丹生川の右岸を走っているが、勾配はほとんどなく川面との高低差も小さい。

60.丹生川との高低差は小さい 61.町道が接続しているヘアピンカーブを通過 62.法面も貧弱
 丹生川沿いの狭路をひたすら走っていると左ヘアピンカーブを曲がるが、その外側に北又方面への町道が交差している。交差点自体は橋本市域だが、前述の通り丹生川が市町境のためその大半が九度山町道である。このヘアピンカーブ以降も丹生川沿いが続いているが、川が市町境と一致している状態は解消される。

63.北宿集落 64.酷道らしい道路状況と風景 65.ガードレールの設置率は低い
 北宿集落では国道の上を橋が横切っているが、これは酷道区間を解消するバイパスではなく対岸の家屋に渡るためのものである。やどり温泉という公共の宿の前を通り過ぎてらも丹生川沿いを走る。ガードレールが設置されていない区間も多く、ハンドル操作を誤ると転落する可能性もあるが、高低差が小さいため“落ちたら死ぬ”という事にはならないだろう。

66.河合隧道 67.市/町道との交差点を右折
 丹生川が橋本市と高野町の境と一致する状態になって少し走ると河合隧道をくぐる。このトンネルに2.5mの制限高が設けられている。橋本市街側の坑口の手前は直角カーブのため見通しが悪い。
 その後も丹生川沿いを走っていると急カーブをいくつか曲がったのちに橋本市/高野町道との交差点を右折し、河合橋を渡って高野町に入る。丹生川も市町境だが、交差点の南も市町境である。

68.清川沿いを走る 69.法面工事のため片側交互通行規制中 70.平原集落
 河合橋からは丹生川の支流の清川の谷筋を走る。道路状況と風景に変化はなく緩やかな上り勾配の狭路が続いているが、道幅幾分か広くなっており多少なりとも走りやすくなる。山間部の川沿いとあってカーブが多いのもこれまでと同様である。国道沿いの建物は見当たらないが、離れた位置に杖ヶ藪集落や東又集落がある。国道が集落を通り抜けているのは平原集落である。

71.複数の改良済み区間あり 72.酷道区間は続く 73.南集落
 基本的には1.5車線幅道路だがセンターライン付きの2車線区間も複数存在している。急なものを含めてカーブが多く見通しは良くない。清川との高低差が生じると川沿いを走っている雰囲気ではなくなる。

74.弘法大師衣干岩の前を通る 75.舗装状況はあまり良くない 76.交通量は極めて少ない
 南集落では弘法大師衣干岩の前を通る。岩の傍には湧水があり汲み取って持ち帰る事もできる。南集落を過ぎると沿線の家屋が途切れる。緩やかながら長距離に渡って上り勾配が続いており、清川からも離れる。橋本〜高野間はR370の走行が推奨されており、スーパーマップルにも“すれ違い困難”と書かれているせいか、交通量は少ない。

77.摩尼隧道 78.和歌山r53交差点 79.高野町の中心部に向かって下る
 センターラインのない2.0車線幅の摩尼隧道をくぐった直後に和歌山r53交差点を通過するが、R371は道なりに右方向へ進んで勾配を下る。異常気象床時通行規制区間はr53交差点までである。

80.中の橋集落 81.市街地内も狭路箇所あり 82.和歌山r53中の橋交差点を左折
 高野町の中心部の手前に位置する中の橋集落に差し掛かると沿線には家屋が建ち並ぶ中を走る。家屋が多いせいで拡幅が難しいようで、狭い箇所の道幅は1.5車線程度である。高野山大霊園の近くで和歌山r53中の橋交差点を左折して龍神方面に進む。直進のr53はR371の旧道にあたり、この変更によって高野町の中心部を通らなくなっている。また、交差点の西に中の橋駐車場があり、休日には混雑している事が多い。

83.中の橋交差点以降は改良された2車線道路 84.「田辺103km 龍神温泉50km 護摩檀山28km」 85.R371高野山バイパスとの交差点を左折
 中の橋交差点を左折してすぐに中の橋駐車場の出入口を通過するが、ここから出入りできるのは立体駐車場の2階部分であり、2.1mの高さ制限がある。御殿川の流域の上り勾配の2車線道路を走っているとR371高野山バイパスとの交差点に突き当たる。右左折どちらもR371のおにぎりが表記されているが、右折の和歌山・有田方面がバイパスであり、国道をトレースするには左折して田辺・龍神方面に進む。なお、高野山バイパスは市街地の南を通ってR480に至るが、R480も経路変更により市街地を通らないルートになっている。

国道371号 part3