国道371号
part1

R170本町七ッ辻交差点〜R370交差点
河内長野市→橋本市

 2ヶ所の分断箇所を持つ上に酷道の要素も色濃く持っている特異な国道がこのR371である。紀伊半島の代表的な酷道のR425を東西の雄とするならば、こちらは南北の雄と言える。世界遺産となった高野山へ繋がる国道だが初心者が気軽に走れるような道路状況ではなく、R370へ迂回するように指示されるというマニアにとっては有難い措置まで取られている曰くつきの国道である。過去にも完走しレポを上げていたのだが、今回全面的に書き直す事にします。なお、紀見峠旧道のみ前回のものを流用している。

1.R170旧道との本町七ッ辻交差点から走行を開始 2.起点からいきなり上りが続く 3.石仏北交差点でバイパスと合流
 大阪府南部の都市、河内長野市の中心部に程近いR170旧道との本町七ッ辻交差点が起点となっておりそこから走行を開始する。名前の通り7本の道路の交差点となっておりR310も交差している。ちなみに南西の方向にもR371とR170との上原町交差点があるがこちらはバイパスの交差点となっており今回は走行していない。
 本町七ッ辻交差点を越えるといきなり上り勾配となる。緩やかだが確実に上っていくと約3km先の石仏北交差点でR371バイパスと交差する。ここを左折してバイパスと合流する。しかしそれにしてもこの場所の案内標識で高槻の名前が出てくるとは思わなかった。

4.信号2つ目の交差点を右折して旧道へ進む 5.旧道とは言え2車線ある 6.勾配は結構きつい
 バイパスに合流したかと思えば2つ先の信号でバイパスと現道が分岐する。直進すればバイパスでトンネルと橋梁で一気に走り抜ける事が・・・できない。なぜなら全通していないから。全通していないバイパスを走って県道や市道経由で現道に戻るのは主義に反するのでバイパスへ進まず右折する。バイパスが造られる区間とは言え現道も2車線と普通の整備状況となっているが、勾配がきつく車線幅に余裕もないので大型トラックには不向きかもしれない。

7.紀見トンネルを抜けて和歌山県橋本市に入る 8.大阪府側以上の急勾配で一気に下る 9.京奈和道の高架が見えてきたら右の高架へ進む
 本町七ッ辻交差点から約8.6kmで大阪府・和歌山県境の紀見トンネルとなる。トンネル入口は橋本市のアピール文がデカデカと書かれており一種の異様な雰囲気を醸し出している。急勾配の下りとなっているトンネルを抜けると和歌山県橋本市に入る。なお、紀見峠を越える道路がかつてのR371だが、よく注意して走ればレアなものを目にする事ができる(2008年5月現在も残っているかは未確認。旧道の様子はこちらを参照されたし)。
 紀見トンネルから先は大阪府側以上に急勾配が続き一気に下る。国道から少し離れた所には新興住宅地があり交通量は少なくない。2車線と整備状況は悪くないが増え続ける交通量をさばき切れず朝夕を中心に後も2車線が続く。信号も少ないし道路状況も悪くはないが、付近に大阪と和歌山を結ぶ道路がないため交通が集中し、朝夕のラッシュ時は渋滞もあり得る。

10.京奈和道・橋本ICとの連絡道(R24?)との交差点を左折 11.「高野山へは(九度山を経由)国道370号で」 12.R24市脇交差点を直進
 南海高野線を跨線橋で越えると、紀見トンネルから5.5km程でT字交差点にぶつかる。R24京奈和道の橋本ICに繋がる道路でR371はこの交差点を左折する。左折すると片側2車線となるが、橋本ICへの接続路となっているせいだろう。それよりも電光掲示板に表示された「高野山へは(九度山を経由)国道370号で」という方が気になる。この先のR371は酷だよと言っているに違いない。
 R24市脇交差点に到着する。以前は交差点を左折してR24と僅かに重複した後に橋本1交差点からR370と重複して橋本橋を渡るルートだったが、橋本高野橋の開通によりR24と重複する事なく紀ノ川を渡りR370と交差するようになった。

 起点のR170本町七ッ辻交差点からR24市脇交差点までは勾配はきついものの2車線とそれなりに整備されているが、増え続ける交通量を捌き切れず朝夕を中心に渋滞が頻発している。そのことからもこの区間は決して酷道ではなく幹線国道と言える区間となっている。それに騙される人が多いから件のR370経由の表示だろう。

13.橋本高野橋で紀ノ川を渡る 14.橋本高野橋の南詰でR370と交差、左折する 15.ローカルな雰囲気の2車線道路を走っていると・・・
 市脇交差点を直進して新設された橋本高野橋を渡る。橋本市と高野町を結んでいると言わんばかりのネーミングだが、橋を渡っても橋本市のままである。橋を渡った先に待ち構えているのは高野町ではなくR370である。この交差点を左折して高野山へのアプローチルートとしてお上に推薦されているR370としばし重複する。ローカルな雰囲気の2車線道路で高野山帰りのラッシュにさえ巻き込まれなければ快走する事もできる。しかしその快走できる事こそがR371トレースにおける罠と言える。

16.R371はここを右折です
 R370に重複してから約1.3km走ると左手に橋本橋が見えてくる。へぇー、あれがほんの少し前までR371の重複区間だったのかー、などと考え事をしようものならR371が分岐する交差点を通り過ぎてしまいかねない。案内標識もなければ信号もない。R370のセンターラインは交差点でも切れる事なく続いていてさらに隠密性を高めている。知っていないとこの交差点を右折(左折)してR371に進む事は難しい。いや、そこにR371があると分かっていても市道か何かと思って通り過ぎてしまうかもしれない。それほどまでにR371は地味に目立たず存在している。そしてここからが酷道の始まりでもある。

国道371号 part2