国道365号
part4

R476板取交差点〜R8木之本IC口交差点
南越前町→
→長浜市

165.旧道との交差点を通過 166.勾配はさほど急ではない 167.正面上方にこれから走る区間が見える
 R476板取交差点の直後に右にカーブして旧道との交差点を通過する。旧道は孫谷川の谷筋を走っていたが、現在は通行できない。旧道との交差点からは上りとなるが勾配はさほど急ではない。孫谷川に沿って走っているが源流に近い事もあって幅は狭く川に沿って走っているという感じではない。

168.砂防ダムの前でヘアピンカーブ 169.制限速度は30km/h 170.センターラインがなくなる
 砂防ダムのまで左のヘアピンカーブを曲がると孫谷川から離れる。ヘアピンカーブからも2車線道路が続いているが、車線幅は狭く制限速度は30km/hに設定されている。2ヶ所目のヘアピンカーブの手前でセンターラインがなくなるが、道幅は1.8車線程あるので特別狭いと言う訳ではない。ヘアピンカーブを曲がって少し走るとセンターラインが復活する。

171.センターラインがあっても幅は狭い 172.カーブが非常に多い 173.標高は500mを超える
 消えかけたセンターラインもある2車線道路を峠に向かって上っていく。カーブが非常に多く、そのうちのいくつかはかなり急なカーブである。道路状況の割に交通量が少ないのは、冬季閉鎖される峠道のため敬遠されているのだろうか。

174.滋賀県長浜市に入る 175.「関ケ原61km 木之本25km」 176.滋賀県側はカーブが少ない
 板取交差点から約4.2kmで栃ノ木峠を越えて滋賀県長浜市に入る。峠付近には集落は存在しないがスキー場が2つあり、冬季は県境より福井県側が閉鎖されスキー場へは滋賀県側から往来する事になる。また峠の南側には淀川の源流があり、そのことを示す石碑や看板が立てられている。看板によると大阪湾に注ぐ河口までの距離は約170kmあるようだ。
 栃ノ木峠を越えて下りに転ずるが勾配は緩やかでほとんどカーブのない直線基調なので非常に走りやすい。冬季閉鎖されるのは福井県側だけというのも納得できる道路状況である。

177.「幅員減少」 178.滋賀r285交差点 179.集落を抜けると2車線道路に戻る
 余呉町中河原集落に差し掛かると同時にセンターラインがなくなり道幅は1.8車線程に狭くなる。家屋が密集する狭路を走っていると滋賀r285交差点を通過する。r285はR365の山ひとつ東を走る県道だが、崩落による通行止が長期間に渡って続いており、沿線には廃村が点在するなど険道界や廃村界では知られた存在のようだ。余呉町中河原集落を通り過ぎるとセンターラインが復活して走りやすい2車線道路になる。

180.椿坂トンネル 181.下り6%勾配 182.旧道との交差点
 板谷川の谷筋を走っていると椿坂トンネルに入る。トンネルの手前の交差点には旧道が接続しているがフェンス式のゲートが設置されている。トンネルを含む椿坂バイパスの開通が2014年11月19日と比較的最近の出来事だが、既に旧道を通行する事はできなくなっている。椿坂峠付近に小規模な別荘地があったはずだが、関係者は鍵なり許可なりを貰って進入する事ができるのだろうか。
 全長1842mのトンネルを出た直後に橋を通るが、その下には旧道が走っている。さらにもう1ヶ所旧道の上を通った先で余呉川を渡り、南詰で旧道との交差点を通過する。なお、椿坂バイパスの旧道は栃ノ木峠の福井県側と似たような道路状況で、勾配とカーブはきついものの概ね2車線確保されていた。

183.余呉町椿坂集落の東側をパス 184.北陸道の柳ヶ瀬トンネルの上を通過 185.滋賀r140交差点
 椿坂バイパスの旧道と交差して以降も2車線快走路が続いている。峠の名称と同名の椿坂集落は東側に造られたバイパスによってパスする事ができる。余呉川流域のアップダウンのある2車線道路を走っていると北陸道の柳ヶ瀬トンネルと滋賀r140の柳ヶ瀬トンネルの東側坑口付近の上を通過する。r140の柳ヶ瀬トンネルはかつての北陸本線のトンネルが転用されており、対面通行できない幅のため両側の坑口に交互通行用の信号機が設置されている。そのr140とは勾配を下った先で交差しているが、R365南越前方面からだとかなり鋭角な左折となっている。

186.北陸道と並走 187.長浜市余呉町柳ヶ瀬 188.左の盛土は北陸道
 滋賀r140交差点からは非常に緩やかな下り勾配の2車線道路を走る。左側には北陸道が並走している。余呉町柳ヶ瀬集落では北陸道との間に家屋があるが、集落を通り過ぎると再び隣接した状態で並走する。

189.長浜市余呉町今市 190.滋賀r283余呉支所前交差点 191.余呉支所前交差点以南は水田の間を走る
 北陸道から離れた後も走りやすい2車線道路が続いている。集落内も改良された道路状況のため走りにくさは一切感じない。旧余呉町の中心部で滋賀r283余呉支所前交差点を通過する。交差点付近までは沿線の家屋が多いが、過ぎれば水田が中心となる。

192.滋賀r33余呉湖口交差点 193.JR北陸本線と並走 194.滋賀r284下余呉交差点
 滋賀r33余呉湖口交差点を通過して緩やかな左カーブを曲がっていると右側にJR北陸本線が接近してくる。r33は西浅井余呉線と言い西隣の旧西浅井町とを結んでいる主要地方道にしては短い路線だが、町境の前後が獣道のため車両での往来は不可能である。
 北陸本線に並走した2車線道路を走っていると緩やかな左カーブの後に右にカーブしながら滋賀r284下余呉交差点を通過する。r140との交差点と同様にr284に進むには鋭角に左折しなければならない。そのせいでもないだろうが、案内標識にr284のヘキサは表記されてない。

195.余呉大橋 196.長浜市木之本町黒田 197.黒田大橋
 緩やかな勾配を上り余呉大橋でJR北陸本線と余呉川を一気に渡る。橋の手前に交差している道路があるが、これは旧道である。橋を渡り終えると左にカーブしながら勾配を下り、余呉川と大岩山に挟まれた山裾を走った後に大きく左にカーブして黒田大橋を渡る。

198.平坦な直線道路を快走 199.R8・R303木之本IC口交差点を左折
 黒田大橋以降は平坦かつ直線的な2車線道路を南下する。沿線の建物が増えた所でR8R303木之本IC口交差点に至る。案内標識にはR8しか表記されてないが、敦賀方面にR303、大津・米原方面にR303とR365が重複している。よってR365のトレースは左折しなければならない。なお、交差点の名称が示す通り北陸道の木之本ICが直結しており、直進すればインターチェンジに入る事ができる。ちなみに行松交差点〜木之本IC口交差点の間の距離は、R8だと約58km、R365だと約51kmである。

国道365号 part5