国道365号
part3

R305梅浦交差点〜R476板取交差点
越前町→越前市→南越前町

98.福井r6交差点 99.「福井29km 鯖江22km 織田7km」 100.カーブの多い上り勾配
 R305R417梅浦交差点を左折すると海から離れるせいもあって上り勾配となる。家屋が密集している間を少し走ると信号機も案内標識もない福井r6交差点を通過する。r6交差点から少し進むと沿線の家屋の数が少なくなっていくが、カーブの多い上り勾配という道路状況に変化はない。梅浦川に架かる橋をいくつか渡った後に右ヘアピンカーブを曲がる。

101.橋の下を通る 102.栃尾平橋 103.この上をバイパスが通るのだろうか
 梅浦川の支流に沿って走っていると橋の下をくぐり、直後に左にカーブしてもう一度くぐる。その後はやや急な勾配を右にカーブしながら上っていると先ほどくぐった栃尾平橋を渡る。その構造からバイパスである事は容易に想像できるが、急勾配かつ急カーブなためさらに新しいバイパスが建設されている途中である。

104.山中トンネル 105.トンネル以東の勾配は緩やか 106.下中山集落
 車線幅が広くなり走りやすくなった2車線道路を走る。上り勾配から下り勾配になった直後に山中トンネルに入る。トンネルからの勾配は緩やかで距離も短い。福井r264交差点付近から集落に差し掛かり、平坦で直線的な2車線道路を東進する。

107.福井r104三崎交差点 108.R417織田北交差点を右折
 緩やかなアップダウンの後に福井r104三崎交差点を通過する。沿線の家屋はさほど増えないが商業施設がいくつか建っている。旧織田町の中心部の北部を通っているためだろう。福井r3織田総合事務所口のすぐ東のR417織田北交差点は右折しなければならない。織田総合事務所口交差点と織田北交差点を含んだ案内標識では2つの交差点の間にR417のおにぎりが表記されているが、厳密に言えばR365の方が格上なのでその場所にあるのに違和感を覚える。

109.越前町織田 110.旧織田町の中心部を抜けると快走路 111.福井r104下河原交差点
 織田北交差点からしばらくは旧小田町の中心部と通っているため周囲の家屋の数は多い。家屋密集地を過ぎると田畑が広がる長閑な風景に変わる。右カーブを曲がると福井r104下河原交差点を通過して次は左にカーブする。旧織田町の中心部の北西で交差したr104を通る事で僅かながらショートカットする事もできる。

112.快走路と淡々と走る 113.越前町江波 114.福井r104樫津東交差点を右折
 2車線快走路を南下していると天王川を2度渡って左のカーブを曲がりながら福井r3陶芸村入口交差点を通過する。その後さらに天王川を渡り、直線道路を少し走ると福井r4・r263宮崎総合事務所前交差点を通過する。さらに東に進むとS字状のカーブを通過した先の福井r104樫津東交差点を右折する。案内標識には「越前市」と表記されているが、これは越前“町”との混同を避けるためだろう。

115.山裾の快走路を走る 116.緩やかなアップダウンあり 117.八田トンネル
 樫津東交差点からも2車線道路が続いている。山裾を走っているとは言え開けた場所なので見通しが良く、カーブは多いものの緩やかなものばかりなので走りやすい。緩やかなアップダウンを繰り返した後に八田集落を通り過ぎ、八田トンネルに入る。

118.越前市に入る 119.北山町集落は狭苦しい2車線道路 120.平坦な直線道路になる
 八田トンネルを出るとすぐに緩やかな左カーブを曲がり、その先で越前市の境標識の脇を通る。トンネルとは少し離れているが、境標識が立っている場所が市町境でありトンネルは全て越前町域に含まれている。越前市に入ってすぐに集落に差し掛かるが、その中は歩道のないやや狭苦しい2車線道路となっている。沿線の家屋が途切れると同時に平坦かつ直線的な道路状況となる。

121.越前市上太田町 122.福井r28小松交差点を右折
 2車線快走路を走っていると左カーブを曲がるが、その辺りから沿線の建物が増える。カーブを曲がり終えると太田橋を渡るが、その手前から融雪水パイプが埋め込まれた区間に入り、沿線に家屋が建ち並ぶ間を走る。商業施設に囲まれた福井r28小松交差点を右折して大津・敦賀方面に進む。直進の越前市街と案内された市道は案内標識の線の細さが示すように1.5〜1.8車線の狭路である。

123.周辺には商業施設が多い 124.福井r28・r190大虫口交差点を左折
 小松交差点からは沿線に商業施設が建ち並ぶ間を走っており交通量も多い。約500m南下すると福井r28・r190大虫口交差点に至り、左折して南越前方面に進む。大津・敦賀と案内されている直進のr28はR8の旧道に当たり、R365もかつては僅かながらR8に重複していた事になる。

125.大虫口交差点からも融雪水パイプあり 126.アーケード街を通る 127.福井r12・r190蓬莱交差点を右折
 大虫口交差点からも2車線道路が続いているが、沿線の建物は店舗兼住宅が目立つ。S字カーブを2ヶ所通過した後にアーケード街を通る。アーケード区間も2車線だが、車線幅が広く取られており店舗が営業している時間帯は少なからず路上駐車車両が見られる。
 大虫口交差点から約1.0km走ると福井r12・r190蓬莱交差点を右折する。アーケード街は直進のr190へと続いており、r190へ進めば福井r2を経てR8に行く事ができる。一方でR365には500m先に大型通行規制箇所がある事が表記されている。

128.蓬莱交差点以降も店舗兼住宅が多い 129.福井r19交差点 130.上総社の北にシケインあり
 蓬莱交差点からはアーケード街ではなくなるが、沿線には店舗兼住宅が建ち並んでいる。約400m走ると福井r19との交差点に至るが、この交差点から南が大型車両の通行が規制されている区間である。大型車両はr19に右折もしくは左折しなければならないが、r19も家屋密集地を通る狭苦しい2車線道路と決して大型車両の通行に適した道路ではない。
 r19交差点を過ぎると路側帯と車線幅が狭くなるが、一応は歩道付きの2車線道路なので大型車が通行できないような道路状況ではない。上総社の手前を右、左とシケイン状に通らなければならないが、そのシケイン自体もセンターラインのある2車線道路である。

131.上総社の西から一方通行 132.一方通行区間 133.一方通行区間が終わる
 シケインの通り過ぎた直後、上総社の敷地の南西端から南向き一方通行区間が始まる。道幅が狭く家屋が密集しており拡幅できないために敷かれた規制と思われ、それ故に大型車の通行が規制されているのだろう。なお、この一方通行区間の対して北向きに走れる道路がすぐ東に存在しているが、そちらは国道に指定されていない。つまりR365を車両によりトレースする場合は加賀市から四日市方向でしかできない。2輪車は一方通行の規制対象外のためバイクによる北向きのトレースは可能だが、案内標識のない交差点を直進の2車線道路ではなく左斜め前方の一方通行の出口に向かって進まなければならないため、注意していないと真っ直ぐ進んでしまう可能性が高い。
 約400m程走ると一方通行区間の出口の交差点に至る。案内標識は設置されていないが、道なりに直進する道路がR365である。なお、鋭角に左折する方向の市道が前述の北行に対応する道路である。

134.市道との交差点を左斜め前方へ進む 135.JR北陸本線をオーバーパス 136.市道との松森交差点を右折
 一方通行区間が終わるとごく普通の2車線道路を走る。センターラインに沿うようにして融雪水パイプが埋め込まれている。300m程走ると市道との交差点を左斜め前方に進み、JR北陸本線を跨線橋でオーバーパスする。跨線橋からの勾配を下り切った所、日野大橋の西詰の松森交差点を右折して敦賀・南越前方面に進む。越前市中心部の右左折はこれが最後である。

137.春日野川沿いを走る 138.R8行松交差点
 松森交差点からは春日野川に沿った直線道路を走る。川の反対側には家屋が建ち並んでおり不完全ながらも歩道が設置されている。春日野川から少し離れた所でR8行松交差点を通過する。交差点は立体交差化されており、R8の武生大橋はR365だけでなく日野川やJR北陸本線も越えている。

139.「上板取〜県境 一般国道365号 通行注意」 140.福井r136王子保駅入口交差点 141.南越前町に入る
 行松交差点からも2車線道路が続いている。歩道は片側にしか設置されていないものの平坦で直線的なので走りやすい道路状況と言える。福井r136王子保駅入口交差点を通過してからは沿線の家屋が少なくなり水田の割合が多くなる。平坦な2車線快走路を走っていると市町境を越えて南越前町に入る。

142.福井r203南条駅入口交差点 143.南越前町東大道 144.R305交差点
 南越前町に入ってからも2車線快走路が続いており、多少交通量があってもスムースに流れている事が多い。南越前町役場の前を通り過ぎた直後に福井r203南条駅入口交差点を通過する。日野川の対岸には北陸道があり、r203に進む事によって南条SICに行く事ができる。旧南条町の中心部を通り抜けると日野川の右岸を走る。前述の通り、日野川の左岸には北陸道があり、反対側の右手にはJR北陸線が並走している。
 日野川沿いを走っているとR305との交差点を通過する。かつては河野村との間が分断されていたが、2013年11月4日にホノケ山トンネルが開通した事により車両での通行が可能になっている。そして、注目すべきは案内標識である。右折の越前海岸(河野)方面がR305となっている点は正しいが、直進がR365となっているのは誤りである。なぜならR305はこの交差点が終点ではなく北陸道の今庄ICが終点だからである。案内標識のおにぎりがR365になっているのは分断されていた頃の名残かもしれない(もっとも分断されていた同時からその区間はR305に指定されていたが)。なお、R305から分岐した梅浦交差点からの距離は、R305では約33km、R365では約32kmと大きな差はない。

145.JR北陸本線に貨物列車が走る 146.北陸道 147.複数の串刺しおにぎりが建っている
 R305との2区間目の重複区間となるが、道路状況としては非常に走りやすい2車線道路が続く。JR北陸本線と日野川に挟まれた2車線道路を走っていると北陸道の日野川橋の下を通過する。その後は両側を家屋と田畑に挟まれた長閑な風景の中を走る。R8のバイパス的なルートでもあるので意外に交通量が多いが大型車両は少ない。

148.北陸道・今庄IC 149.南越前町湯尾 150.R476燧交差点
 今庄ICの流出入路の高架をくぐった先で最後の串刺しおにぎりを通過して今庄ICに至る。今庄ICを示す標識は設置されているが、通常の青い案内標識は設置されておらず、一般人であれば敦賀市方面に走っていれば急にR365だけになり、逆に福井市方面に走っていれば急にR305が現れたと思ってしまうシチュエーションである。
 R305との重複が終わっても道路状況や周辺の様子に変化はなく2車線道路を淡々と走るだけである。三ヶ所山を回り込むように右カーブを走っているとR476燧交差点を通過する。この交差点から南はR476が重複しており、案内標識にも2つのおにぎりが表記されている。なお、R476の杣木俣方面は池田町との町境が分断区間となっている。

151.R365・R476串刺しおにぎり 152.旧今庄町の中心部に差し掛かる 153.
 燧交差点からはR476との重複区間となる。日野川に架かる燧大橋と新河原橋を相次いで渡った後に旧今庄町の中心部を通る。町の中心部と言っても多くの家屋はJR北陸本線の西側にあるため国道沿線の建物はさほど多くない。

154.福井r138今庄駅入口交差点 155.福井r207交差点 156.積雪地のためチェーン着脱場あり
 今庄駅の南東の右カーブで福井r138今庄駅入口交差点を通過する。2車線道路をさらに南進していると福井r207交差点を通過するが、その辺りで北陸本線が西に離れて行く。R365(とR476)は引き続き日野川の左岸を走る。

157.福井r231交差点 158.集落が途切れる 159.孫谷集落
 日野川に沿って2車線道路を走っていると福井r231交差点を右にカーブしながら通過する。その後は集落が途切れて孫谷川に沿った谷筋を走る。孫谷川は蛇行しているが、R365(とR476)は線形が改良されており比較的緩やかなカーブばかりである。

160.緩やかな勾配を上る 161.謎のロゴは今庄365スキー場のもの 162.板取宿
 孫谷集落を通り過ぎ、緩やかな上り勾配の2車線道路を走る。JR北陸本線の北陸トンネルの上で板取集落の一部を通り過ぎる。板取宿は北陸道の宿場町であり、石畳で舗装された箇所もある。

163.今庄365スキー場へは右折 164.R476板取交差点を左折
 板取宿を過ぎてすぐに今庄365スキー場の出入口の道路との交差点を通過する。交差点の東にはスキー客用の駐車場が設置されており、北西にはベンチのある簡易なパーキングもある。
 スキー場出入口の交差点からは直線ながらやや急な勾配の2車線道路を走る。燧交差点から約11.4km走ると板取交差点に至り、左折して木之本方面に向かう。直進のR476は木ノ芽峠トンネルが2004年3月に開通したが、それ以前は峠を挟む区間が分断されていた。トンネルの前後の勾配が急だが、R365と合わせて越前市〜敦賀間のR8のバイパスとして機能を持っている。左折のR365は県境の栃ノ木峠を擁する区間に入るが、冬季は閉鎖される山岳道路である。

国道365号 part4