国道362号
part2

R152交差点〜R1常盤町2交差点
天竜市→春野町→中川根町→本川根町→静岡市

17.天竜市。R152分岐直後だがR473が重複している 18.春野町南部を快走する 19.トンネルもありかなりの速度で走りぬけることができる
 天竜市大谷のY字交差点を右に進むとR152と分岐する。と同時にR473との重複区間となる。二俣川に沿って北東へと向かっていく。天竜市内は沿道に桜が植えられており春に来ると桜吹雪の歓迎を受けることだろう。そういえば太平洋と日本海を桜並木で結んだという話を何かで見た気がするが、それはここのことだったのだったかな?
 道路自体は見ての通り、これまでと同じような2車線の快走路である。山間部の川沿いということもあって多少のカーブはあるものの気持ちよく飛ばすことができる。春野町役場の北で少し狭い区間が現れるが、それも約500mで2車線道路となる。地図もろくに見ておらず事前学習もしてなかった今回は、この時はこれが静岡市まで続くものだとばかり思っていたのだが、それは甘すぎる考えだった。

20.見よこの狭さを!酷道ワールドの始まりである 21.路上のオレンジは制限速度。これを見れば狭さが判る
 春野町気田からは一変して酷道となる。道幅は1.5車線、それまでは少ないながらもいた車がここでは全く見られない。そんな寂しげな酷道を小さな集落を結びながらくねくねと進んでいく。奥にも集落があるためか路面は悪いと言うことはないし、こういった酷道には珍しく制限速度のペイントが書かれている。しかし道幅の狭さからそれぞれを互い違いに書かないと収まりきらないようだ。
 人気のない酷道を走っていると突如制服を着た人影が見えた。こんな民家もないような所で何事かと思うとなんと迂回しろとのたまう。どうやらこの先で工事をしており時間帯通行止めのようだ。この時の時刻は13:40で通行止解除時刻は15:30(だったかな?)。さすがに待っていられないので迂回路へと車を進めました。

22.迂回路1 23.迂回路2
 これが迂回路で撮影した2枚。先ほどの国道となんら変わらない寂しげな道路なのだが、手持ちの縮尺の大きい地図にはこの迂回路の表示がなく、ほんまに迂回できるんかいなと非常に不安な気持ちになりました。5分ほど走ると上りから下りへと転ずる。この下りになってすぐに集落を通過。R439の東部を思わせるような寂しげな集落だった。茶畑がここが静岡であることを主張しているようにも思える。この集落が途切れると国道まで集落はないのだが、路面に書かれた「スクールゾーン」の文字がやたら印象に残っている。

24.春野町門島。迂回路から生還 25.これも門島(と思われる)。センターライン付き
 迂回路から戻ってくると…さっき通った迂回路と大差ない国道の姿があった。ちなみにこちら側にも警備員の姿が。辺りを見回しても民家は全く見られない。警備員が乗ってきた車も止まってないし、ここからは見えないだけですぐ近くに集落があるのかもしれません。
 R362を静岡市に向けて再び進みだす。するとセンターライン付きの2車線道路となってしまった。お、このまま静岡までいけるのかと思ったのも束の間のことだった。10分も走れば…

26. 27.「この先 急カーブのため大型車通行できません。」 28.平日は工事しているのだろうが、連休だからか解除されていた
 またもとの酷道区間となる。道幅は1.5車線と狭いものの交通量は皆無で取り立てて苦になることはない。狭路を進んでいくとようやく春野町から抜け出して中川根町に入る。道路のほうは、全く変化無し。狭くてカーブのきつい道を行く。
 町境1km少々走るとT字路にぶつかる。静岡r263との交差点である。交差点というもののここは酷道。われわれが常日頃見ている交差点とは雰囲気が違う。名もなき道路同士のただのT字路にしか見えません。その交差点のR362側に「この先 急カーブのため 大型車通行できません」という警告がある。これを大型車未満であれば通ることができる、と解釈するのが酷道マニアというもの。T字路を左折してR362をずんずん進んでいきます。
 この区間は工事用の看板がいくつかあったことから平日は工事をしているものと思われる。この日は土曜日だったし3連休の初日であったため、先ほどの迂回路区間を除いては工事していませんでした。

29.たまに現れる2車線区間 30.寸又峡・本川根R362↑ →R473川根 31.R473と分岐した直後。ハナヅラ峠というらしい
 静岡r263との交差点を過ぎてしばらく走ると2車線となる。別にここに限ったことではないが国道から見える景色は山奥のそれで、とてもじゃないが静岡県内を走っていることを実感できない。まるで紀伊山地や四国山地の酷道を走っているのではないかと錯覚してしまうくらいだ。静岡県といえばR1、東名高速、遠州灘というように富士山を除いては山深いというイメージはなかったのだが、このR362を走っているとそれが覆ってしまう。
 中川根町に入ってから約6kmでR473との分岐となる。この辺りは今までの集落と違って明るさを感じる。道端でおばちゃんたちが談笑していたりもする。が、ここで問題発生。それまでのR362の酷道をだらだらと走らされたお陰でこの時は精彩を欠いていたと言わざるを得ない。R362とR473の串刺しおにぎりを数多く見てきたせいか、自分が走っているのはR473と勘違いしてしまい、Y字路を右に入りR473へと進んでしまった。気付いて戻ってくるまでに10分の消費。時間が押している今回の調査でこのロスは痛い。交差点に戻った時に談笑中のおばちゃんに「あほやなー、この大阪ナンバー、道間違えて戻ってきてるわ」的な視線で見られるも無視。鋭角的に右折してR362単独区間へと入る。R473分岐直後はセンターラインのない道路だが道幅は格段に広くなっている。

32.本川根町梅島。遠くに見えるのは高郷の集落か? 33.本川根町の中心部。天竜市以来の賑わいぶりだ 34.左に伸びるのは静岡r77と思われる
 R473分岐より1kmも進むと道路が格段に良くなる。春野町の酷道度からは想像しがたいがなんと2車線完備な上に交通量は皆無。今までの寸詰まり状態から開放されてついアクセルを踏む右足にも力が入るというものである。大井川沿いに北上すると中川根町の中心部(役場付近?)を通過する。さすがに中心部は民家が道路に迫っているため拡幅はできずに狭いままだが、交通量が少ないので難なく通ることができた。ちなみに大井川の対岸には大井川鉄道が走っている。
 その後は2車線の快走路が続く。中川根町と本川根町の境付近は多少狭くなってしまうものの酷道に慣れた身には何ら苦もなく通過できる程度のものである。この区間はR362から分岐している道がいくつかあるのだが、おそらくそれが旧道なのだろう。本川根町藤川で静岡r77との交差点となる。これを右折して山間部に入っていくのだがしばらくは2車線が続く。

35.2車線が続くのだが… 36.馬路トンネルは未完成で右の狭路に叩き込まれる
 2車線と整備された道路も馬路トンネルまで。ここからはまた狭路となる。しかもここからは民家すら見当たらない、非常に寂しい雰囲気である。しかしこのトンネル、私の持っている地図には予定線が書いてない。どこまで通じているのだろうか?この先の静岡市までの長大トンネルとなりこの酷道区間が解消されるのだろうか?

37.静岡市に入った直後。県庁所在地でも酷道 38.静岡市蛇塚前後は急勾配な上にヘアピンカーブが多い 39.ヘアピンカーブに進入しようとしている
 馬路トンネルからは1.5車線の酷道となる。春野・中川根町の区間で嫌というほど酷道を堪能してきたので正直またかとウンザリとした気持ちになる。しかもこの区間、民家もなく非常に寂しげである。少しだけ道幅の広がる箇所もあるが基本は狭路である。
 そんな狭路をひたすら進んでいくとようやく終点のある静岡市に入る。天竜市のR152分岐より2時間。思っていた以上に時間がかかってしまった。と今さら嘆いても仕方ない。静岡市に入ったからと言って中心部より遥か離れた地であるため、一向に酷道の気配は抜けない。小さな集落を結ぶ山村の道路という印象だ。杉尾、蛇塚、峰山の集落内はヘアピンばっかりでほんま嫌になるくらいだ。中には離合できない箇所も多く、地元民の車でも来たらどうしようと内心ビクビクしていましたが、結局それは杞憂に終わる。対向車どころか人影すら殆ど見なかったのだ。それにしても静岡市内に入ってからはやたら勾配の警告標識がありました。狭路やヘアピン、対向車だけでなく、12〜13%の急勾配にも要注意。

40.静岡市黒俣。静岡まで20kmって…。同じ場所に2000m先のT字路の案内もある 41.静岡市相俣。狭いものの快走できます 42.静岡市奈良間?
 峰山の集落からはカーブは緩くなるものの酷道であることには変わりない。寂しげな道を進むことになります。そんな中突如として交差点の分岐の行き先を示す青い案内標識が現れる。静岡r32とのT字路を指すのだが、なんと2000mも手前に設置されている。高速ならともかくこんな所で2kmも前に設置して何の意味がある?さらにその標識の立っている場所には「↑静岡 20km」というのまであるのだが、ここも静岡市やんけ!と一人突っ込んでしまった。まぁ、確かに今まではいつ静岡市に着くんだと思ってはいましたが。
 その後静岡r32との交差点を過ぎると道幅は多少広がり、勾配もだいぶ穏やかになるので結構飛ばすことができる。もうここまで来れば市街地までそう遠くなく時間もさほどかからないだろう。

43.静岡市谷津。ここからは2車線となる 44.R1静清バイパス羽鳥IC。ここまで来れば交通量も多い 45.ようやく静岡市市街地の外れに到達
 藁科川沿いに南東方向に進んでいくと、谷津の集落で2車線となる。これより市街地側は2車線路が続く。谷津では第二東名道が頭上を通過しており、そこから3kmほどでR1静清バイパスとの羽鳥ICとなる。この辺りまで来れば今までの山深さはどこへやら、交通量の多い幹線道路の趣があります。

46.静岡市安西。ここはもう静岡市の市街地で4車線ある 47.R1常盤町2交差点。R362の終点である
 安部川を安西橋で渡ると静岡市の市街地に入ったという印象を受ける。道路は4車線となり、そのわりには交通量はそんなに多くない。しかし市の中心部に近づくにつれてさすがに交通量は増えていく。終点であるR1常盤町2交差点の手前からは信号待ちのため流れが悪くなる。そして交差点でR1にぶつかってR362は終わりとなる。

 起点のR151馬場交差点から164kmを約4時間20分かかっている。R152分岐以降の酷道区間(約117km)は約2時間30分ほど掛かっている。R152以東はうんざりするくらい狭路が続き、その山深さから紀伊半島の酷道を走っているかのような気になった。結論としてR362はR1等の抜け道としてはまったく使えない


 当初立てていたこの後の予定はR139走破(、宿泊)、ミニカ秩父オフ参加、R299走破を考えていたのだが、このR362走破に予想以上の時間を費やしてしまったためR139完走を断念し、ホテルを取っていた埼玉県飯能市までの最短ルートを地図で探し、R52とR411を選択してしまった。
 R52は静岡と甲府を結ぶ幹線道路だったから良かったものの、問題はR411である。地図で見る限りは多少カーブがきついもののきちんと整備されているからすぐに埼玉に入るだろうと思っていた。しかしそこは土地勘のない者の悲しさ、距離感が全然つかめていなかった。2車線なので走りにくいことはないのだが、ヘアピンカーブがとにかく多くスピードが上がらない。R411は大菩薩ラインとも呼ばれており、近畿の国道で言えばR306倉掛峠と似ている。ただしそれが1、2時間も延々と続くのである。結局、ホテルまで5時間強掛かってしまった。
 ミニカ秩父オフ後もその疲れが抜けず結局R299を走破せずに、何を思ったか長野経由で帰阪してしまった。この2日間の走行距離は1400km余り、99%下道で大阪−埼玉を往復した。