国道352号
part3

長岡市種苧原〜R17井口新田交差点
長岡市→魚沼市

110.天空のブナ林付近
 約30kmの迂回を経て長岡市種苧原側の端点に到着する。ウオッちずでは前回(2012年10月)は四季の里古志の少し北の十字路が端点となっていたが、今回改めて確認するとさらに北西に2.4km進んだ所まで国道色に塗られていた。端点まで行って同じルートで走行を再開するのは芸がないと思って前ページに記載したとおり、風口峠から北に向かって猿倉岳の東を通るルートを選択した。新潟r24から風口峠は1.0車線幅ながら舗装されており難なく通行できた。風口峠〜天空のブナ林の手前までは1.0車線幅のダート路でここもゆっくり走れば問題なく通行できた。天空のブナ林を過ぎると路面状況が悪化してそれまで以上に慎重に走らなければならなくなる。萱峠牧場の南端からはさらに路面状況が悪化して普通車で走るのを躊躇うような状態。引き返そうと思ったが、端点まで1km程度なので意を決して進行。結果として何とかたどり着けたが2度走ろうという気にはならない。ガレている場所がなかったため普通車でも通れたが、迂回ルートとしてはお勧めしない。オフロード車だと4輪2輪を問わず楽しめる道かもしれない。

111.長岡市種苧原側の端点 112.ひび割れの多いコンクリート舗装 113.鬱蒼とした狭路を走る
 前置きが長くなってしまったが、2012年に確認した端点から2.4kmほど入り込んだ、萱峠から真東に200m弱の位置にある2つのヘアピンカーブの西側である。この手前でコンクリート舗装が施されておりワイヤーロープも設置されている。国道とは思えないような状況だが、風口峠から来た場合はかなり整備された道路に見える。端点から程なくしてアスファルト舗装に変わるが道幅は1.0車線幅のままである。対向車に遭遇すれば離合には相当苦労するだろう。

114.旧道めいた雰囲気が漂う 115.視界は開けている 116.待避所は存在しない
 1.0車線幅の断崖路を走る。ワイヤロープが設置されていたのは端点付近のみでその他はデリニエータしか設置されておらず転落防止柵としては機能していない。視界が開けている場所も意外に多く、谷の向こう側に迂回路として通ってきた道路が見える。草刈りが行われているので需要が皆無ではなさそうだが、普段の交通量はほとんどないようで道路を横切るように蜘蛛の巣が張っている場所もある。バイクや自転車だと蜘蛛の巣に引っかかるのが鬱陶しいかもしれない。

117.谷に下りる道路との交差点 118.左直角カーブから1.8車線幅 119.国道は右折
 端点から約2.3kmで谷に下りる道路との交差点を通過し、直後に左直角カーブを曲がる。そこからは1.8車線幅と広くなった道路を下って十字路に至る。この十字路は2012年10月の時点で端点だった場所である。案内標識は設置されていないが、右折がR352魚沼方面で左折が萱峠バイパス方面である。

120.萱峠バイパス方向 121.左側の看板は前回なかった 122.分断区間を案内する必要はあるのだろうか
 十字路から萱峠バイパス方面を撮影すると舗装された道路が続いているものの関係者以外立入禁止の看板が設置されている。その看板の左側に国道の管理者である長岡地域振興局が設置された看板があり、そこにはR352のおにぎりとともに「この先 幅員狭小 すれ違い困難 通行注意」と書かれている。2012年10月にはなかったもので、端点が変更になった証拠でもある。内容に目を向けると幅員狭小は正しいが、すれ違いは困難というより不可能で通行注意という生易しいものではない。こんな所まで国道色に塗ったのは誰だよ!と叫びたくなるような道路状況である。萱峠を越えられる訳でもないこの区間をわざわざ警告する必要はあるのか甚だ疑問である。

123.旧端点(?)からは2.0車線幅 124.この看板は2012年以前から存在する 125.上村集落
 かつて端点だった十字路からは道幅は2.0車線とこれまでに比べて広くなる。緩やかな勾配を下っていると萱峠トンネルに関する看板の脇を通過する。この看板は少なくとも2012年10月には立っていた。その後は1.8車線と少し狭くなった道路を緩やかに下って行くと右急カーブを曲がって上村集落に差し掛かる。

126.新潟r515交差点 127.新潟r24交差点を左折
 新潟r515交差点の直後に新潟r24との交差点に突き当たる、左折して栃尾・魚沼方面に進む。r515は風口峠に至る県道だが、ウオッちずを見る限りは峠以西は県道に指定されていないようである。

128.新潟r414交差点 129.急カーブの多い下り勾配 130.新潟r24交差点を右折
 新潟r24交差点の直後に新潟r514交差点を通過するが、新潟r515とは異なりソトバすら設置されていない。大道峠を含む区間が1.0車線幅狭路で未舗装箇所もあるため、ウオッちずでは県道色に塗られているものの県道扱いしていない地図も見られる。その後は下り勾配の2.0車線道路を走り左カーブの後に右に大きくカーブしてr24交差点を右方向に進む。

131.新潟r24分岐後は2車線道路 132.城山橋は14tの重量制限あり 133.木谷地橋とかわしろ橋
 新潟r24との交差点からはセンターライン付きの2車線道路になる。平坦ではないものの非常に緩やかな勾配なので走りにくさは一切感じない。連続する急カーブを曲がった先で城山橋を渡るが、その前後はセンターラインがなく橋上に14tの重量制限がある。その後は改良された2車線道路に戻り、蛇行する和田川を5つの橋で渡る。

134.種苧原トンネル 135.城山トンネル 136.魚沼市に入る
 種苧原トンネルをくぐり、次いで城山トンネルをくぐって魚沼市に入る。城山トンネルが市境と思えなくもない状態だが、市境は和田川の南である。城山橋から市境にかけては旧道が残っているが、沿線に水田があるためバイパス開通後も通行可能である。

137.新潟r476交差点 138.新潟r230交差点 139.新潟r563交差点
 魚沼市に入ってからも下り勾配が続いており、程なくして新潟r476交差点と新潟r230交差点を通過し、さらに南下すると新潟r563交差点を通過する。r476には2ヶ所の車両通行不能の点線区間が、r230には車両は通行できるものの1.0車線幅の未舗装区間が、r563は一見するとR291まで通じていそうだが繋がっているのはr230でありr563自体は通行できるか否か怪しい区間が存在している。分断区間の迂回に利用した新潟r515を含めて、旧山古志村近辺の県道は分断区間や点線区間が多く、どの県道がどういうルートなのか非常に分かりにくい。

140.折中トンネル 141.小平尾トンネル 142.小平尾雪覆道
 広神ダムの手前で折中トンネル、小平尾トンネル、小平尾雪覆道を相次いでくぐる。このうちの小平尾トンネルの西に広神ダムがあり、供用開始は2011年と比較的新しいダムである。トンネルや覆道はダムの建設に伴って整備されたと思われ、旧道の一部はダムに取り込まれている。

143.長い下り勾配が続く 144.古峰シェルター 145.新潟r563交差点
 広神ダム以南も下り勾配が続いている。古峰シェルターを出ると周辺の家屋が多くなる。ウオッちずでは古峰シェルターの南に県道が交差しているが、現地には案内標識もソトバもなく、県道扱いしている地図も確認できなかったため路線番号は不明である。左カーブを曲がっていると新潟r563交差点を通過するが、前述のとおり車両が通行できるかどうか怪しい区間が存在している。

146.親柄集落 147.新潟r332交差点を右折
 集落内の緩やかな下り勾配の2車線道路を快走しているとR252・新潟r332親柄交差点の案内標識が目に入る。それによると直進がr332で右左折がR252となっており、R352はR252のどちらかに重複しているように思える。親柄交差点を右折か左折か、という2択はどちらも正解ではなく、手前の交差点を右折が正解である。案内標識にその交差点も表記されているが、旧道の交差点の奥にR252が交差していますという意味合いにしか見えない。R352をトレースする際に注意しなければならない交差点のひとつである。

148.大和田橋 149.道幅はやや狭い 150.R252・R290・新潟r332和田交差点を右折
 新潟r332交差点を右折すると2.0車線幅と少し道幅が狭くなる。大和田橋を渡って以降は1.8車線幅になるが、すぐ南にR252が通っているため交通量は極めて少ないのでさほど問題にならないだろう。左カーブの先のR252R290・新潟r332和田交差点を右折する。旧山古志村側から来た場合は案内標識が設置されていない。逆方向も同様に案内標識が設置されていなさそうだが、なぜかそちらは設置されている。

151.新潟r332交差点 152.R252・R290・R291並柳東交差点を直進
 和田交差点から200mも走らないうちに新潟r332との交差点を通過する。越後広瀬駅方面からの道路はr332に指定されているようだが、その直後に北に延びる道路はソトバは立っているものの県道色に塗られていないため指定を外れている可能性がある。小屋柄川を渡ると上り勾配となりその先でR252・R290・R291並柳東交差点を直進する。和田交差点からR252・R290・R352の3国道の重複区間だっただ、それにR291が加わって4国道重複区間となる。

153.新潟r448交差点 154.新潟r448交差点 155.新潟r417今泉交差点
 並柳東交差点を過ぎて緩やかな左カーブを曲がった後に新潟r230並柳交差点を通過する。直線道路を走っていると新潟r448交差点を通過し、広神中学校の手前で左にカーブして勾配を下った先でr448交差点を通過して破間橋を渡る。橋を渡り終えると右カーブを曲がってその途中で新潟r417今泉交差点を通過する。

156.魚沼市中島新田 157.E17関越道の中島橋 158.R252・R290・R291交差点を左折
 平坦な2車線道路を走っていると新潟r238中島交差点を通過し、その先でE17関越道の中島橋の下を通る。その後緩やかな上り勾配となり、四日町交差点の手前の信号機のない交差点を左折してR252・R290・R291から分岐して単独区間になる。和田交差点からの距離は約4.5kmである。

159.単独区間になる 160.羽根川踏切 161.新羽根川橋
 R252・R290・R291交差点からはカーブが連続している下り勾配の2車線道路を走り、R17(R291重複)の羽根川橋の下の羽根川踏切を通過する。橋梁の下にある踏切のせいか、制限高は4.45mでありセンチメートル単位まで細かく指定されている。踏切の直後に新羽根川橋を渡る。

162.新羽根川橋以降はセンターラインなし 163.小出商店街 164.新潟r47・r458本町交差点を左折
 新羽根川橋を渡り終えてから少し走るとセンターラインがなくなり道幅も1.8車線程度に狭くなる。S字カーブからはセンターライン付きの2車線道路となって新潟r458・r553四日町交差点を通過する。以降は小出商店街のアーケード街を走る。路側帯は広く取られているが、乗用車であってもはみ出さずに停められる幅ではない。小出橋の東詰の新潟r47・r458本町交差点を左折して大湯温泉方面に進む。

165.新潟r50中央交差点 166.アーケード街が終わる 167.R17・R291井口新田交差点
 本町交差点からすぐに新潟r50中央交差点を通過し、以降もアーケード街が続く。アーケード街が終わってからは路側帯の広い2車線道路が続いており、交通量がさほど多くないせいもあって走りやすい。魚沼市の中心部の東でR17・R291井口新田交差点を通過する。

国道352号 part4