国道311号
part1

R42岩崎交差点〜R168本宮交差点
上富田町→田辺市

1.R42岩崎交差点を左折してR311に入る 2.2車線の快走路で始まる 3.稲葉根トンネル
 前回R311を完走したのは5年近く前の2003年の年末だった。その後道路自体は大きく変化していないが2004年にほぼR311に沿うような形となっている所謂熊野古道が「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、それらを目的とする観光客が増大している。

 という訳で和歌山県上富田町のR42岩崎交差点から走行を開始する。交差点には世界遺産の熊野本宮大社や熊野古道(中辺路)を案内する標識が設置されており早くも世界遺産登録の影響を見る事ができる。岩崎交差点から入ったR311は緩やかな上りの2車線道路で、紀伊半島の山中に赴く道路とは思えないほど走りやすい。

4.「山間部落石の恐れあり 走行注意」 5.市ノ瀬集落で僅かにセンターラインなし区間がある 6.富田川に沿って快走路を走る
 稲葉根トンネルを抜けると電光掲示板に落石に注意を促す文字が表示されているが、この時点では落石が存在する事を想像できないような快走路となっている。市ノ瀬集落ではセンターラインがなくなってしまうものの道幅は2.0車線あり乗用車で走る分には全く影響ない。センターラインなし区間を過ぎると再び2車線となり富田川に沿う形で北東へと進む。川沿いと言っても整備された道路なので急カーブは多くない。

7.ふるさとセンター大塔には早くも観光客の姿が! 8.トンネル上部には世界遺産登録を祝す横断幕がある 9.ここにも世界遺産絡みの看板がある
 岩崎交差点から10.6kmで道の駅「ふるさとセンター大塔」を通過する。以前は早朝であれば人っ子一人いなかったものだが、この日は早朝にもかかわらず大型観光バスが停車していて多くの観光客で賑わっていた。おそらく世界遺産目当ての観光客だろう。道の駅を過ぎてからもトンネルの上に世界遺産登録を祝す横断幕やら熊野古道と書かれた看板やらをいくつか見る事になる。

10.R371が重複して肝状況は変わらず 11.来栖川集落には数少ない非2車線箇所が残る 12.R371高原交差点
 世界の遺産の存在に関係なくR311は2車線快走路が続く。ちなみにR311が紀伊半島を横断する国道にもかかわらずこれ程までに整備されているのは世界遺産登録と直接の関係はなく、1999年の南紀熊野世界博の開催に伴って整備されたためである。
 来栖川交差点でR371が重複してくる。その重複区間の一部でセンターラインがなくなる箇所があるが、その距離は短くまた離合できない幅ではない。高原交差点で4.4kmの重複区間が終わり再び単独となる。

13.世界遺産関連の案内標識が多い 14.細野トンネル 15.左に進むと旧R311となる
 高原交差点から先も2車線快走路が続いている。だいぶ内陸に入り込んでいるためさすがに少々勾配のきつい箇所もあるが、カーブは緩やかで信号も交通量も少ないので走りやすい。いくつかの小中規模のトンネルや橋を通過しながら東へと進む。沿線には熊野古道関連の史跡が数多く残っているが国道走破が目的の筆者はそれら全てをスルー。世界遺産を楽しむ面々からすれば理解できないだろうが、筆者も彼らの行動を理解できないからお互い様だろ。
 岩崎交差点から約10km走り渡瀬トンネルを抜けた直後にR311が二手に別れる。右がバイパスで2車線道路でR168に出る事ができる。左が旧道で湯峯温泉のど真ん中を通る狭路となっている。酷道マニアを自認するからには右折ではなく左折しなければなるまい。なお、案内標識ではT字路のように書かれているが、実際は右急カーブの途中で旧道が左に別れている表現の方が正確だろう。

16.さすがに旧道は狭い 17.旧道に入ってすぐにトラップが仕掛けられている 18.どこに連れて行かれるのか不安になる
 旧道に入るとセンターラインがなくなるものの1.8車線程と乗用車であれば不便しない道幅となっている。約500m進んだ所でY字路となり道が二手に別れる。案内標識には右に湯の峰温泉とビニールテープらしきもので五条と本宮、左にいたっては地名すら書かれておらず、肝心のR371がどちらなのかが表示されていない。右の下っていく道路は怪しげでつい左に行ってしまいそうだが、そちらは和歌山r242で不正解で渡瀬トンネルの西側に出てしまう。右の下り坂に進むと湯川の集落を眺めながら1.5車線の急勾配を一気に下る。

19.急勾配を下って湯川集落を通る 20.四村川を渡ると急勾配を上る 21.湯峰温泉。温泉街らしい狭路
 急勾配を下り切ると湯川集落を通過する。この集落内で四村川を渡ってからは急勾配を上り湯峰温泉街を通過する。温泉街に入る手前は2車線となるものの、温泉街真っ只中とそれより北は1.5車線と狭い。

22.ここで五條や新宮の名前を出してもねぇ・・・ 23.市道(?)との交差点は右へ進む 24.旧道とは言え路面は荒れていない
 急勾配のヘアピンカーブを2つ過ぎると温泉街を抜けて寂しげ雰囲気の中を走るようになる。ここも一部は2車線となるが基本はガードレールのない1.5車線幅の道路で離合には場所を選ばなければならない。温泉街へのルートに当たるためこんな道路状況でも交通量は決して少なくない。湯峰温泉から1.5km程走るとまたしても道が二手に別れる。これまでの経験から左のセンターラインのない道路に進みたくなってしまうが、ここは右のセンターラインのある2車線道路が正解である。もっともその2車線状態は長く続かずすぐに1.5車線になってしまう。

25.案内標識が見えたら右折の準備を 26.最初のT字路をまず右折 27.二つ目のT字路も右折
 旧道分岐から約5km走るとR168との交差点の案内標識が見えてくる。今走っているR311は旧道だからか標識にはR168しか表記されていないが、ここは右折して新宮方面に進みR168と重複する。のだが、そのR168交差点の手前にもT字路があり右折しなければならない。その直後の一時停止の交差点がR168との交差点でありここも右折する。

28.この辺りのR168は快走路 29.R168本宮交差点
 番号の割に酷な酷道としてそれなりに名を馳せているR168だが、この区間は快走路そのもので熊野川に沿って2車線の平坦な状態が続いている。そして1.1km程走るとR311バイパスとの本宮交差点となる。ここを右折すれば大日山トンネルを経てものの数分で渡瀬トンネル東川、つまり旧道との分岐に着く事ができる。トンネルをくぐって本宮町に入る。中辺路町ではあれほど降っていた雪もここではチラつく程度である。中辺路町が山深いということだろうか。道路のほう。

国道311号 part2