国道309号
part2

R370岡崎交差点〜奈良r53川合交差点
大淀町→下市町→黒滝村→五條市→天川村

39.下市町中心部は古い街道のような雰囲気を残す 40.奈良r48交差点を右折 41.奈良r20堀毛交差点を左折
 岡崎交差点を右折して吉野川を渡り下市町に入る。通勤時間帯という事もあり橋上には意外なほど多くの車が走っていたものの7割方は奈良r39に吸い込まれていく。昭和の雰囲気を残す店舗兼住居の家並みを抜ける事になるのだが、拡幅もままならない様子で車と歩行者の量の割には整備状況は良くない。歩行者・自転車にはもちろんのこと、車道にやたらはみ出ている電柱やら交差点前後で道路が微妙にずれている箇所にも注意しなければならない。
 岡崎交差点から約1.6km走ると奈良r48との交差点となるが、ここでR309は右折となり、さらに直後の突き当たりの奈良r20堀毛交差点を左折となっている。堀毛交差点には所狭しと諸施設の案内が立てられている。信号待ちをする時ならともかくそうでなければそれらの情報を全て読み取る事はまず不可能。

42.再び奈良r48と交差 43.始めのうちは緩やかな勾配が続く 44.急勾配を上ると車窓から絶景を垣間見る事も可能
 堀毛交差点から先は下市市街地の狭苦しい状態から解放される。勾配は多少きついものの信号も交通量もほとんどなく自分のペースで走る事ができる。ただし前にトラックやローペースの車がいない時に限るという条件が付いている。2ヶ所目の奈良r48交差点を通過してからはさらに勾配がきつくなりカーブも多くなる。下市町栃本では急勾配の連続ヘアピンカーブを通るがその途中には眼下を一望できるスポットもあり下市・大淀市街地(それ以上?)を遠望できる。

45.広橋トンネル旧道へ進入 46.旧道らしく路上堆積物は多め 47.登石トンネルの脇を通過
 栃本集落を抜けると次は広橋集落に入るがここは近年トンネルを含むバイパスが完成しており酷でなくなってしまった。筆者はスーパーマップルの表記が国道となっているので敢えて旧道に進入することにした。広橋トンネルの手前の広橋大橋の手前を右折して旧道へ入る。
 旧道と言えど沿線には多少の民家があるので荒れ果ててはいない。が、民家を越えると荒れが目立つようになる。山岳狭路を走っていると登石トンネルの脇を通過しそのトンネルの南側でバイパスに合流する。沿線に民家があるせいか旧道としての酷度は低めで比較的楽に通行できるが、バイパスを走った方がさらに楽に通行できる事は言うまでもない。

48.新道合流後しばらくは2車線快走路が続く 49.予想を裏切らない展開 50.集落内の狭路が断続的に続く
 バイパス合流後は川沿いに2車線道路が続く。といってもそんなに長い距離ではない。旧道を除いて常に片側1車線以上あったR309にもとうとう酷道の魔の手が迫ってきてしまった。下市町最後の集落となる垣内(かいと)では1.0車線の箇所も残っている。大阪市や堺市の片側2車線、3車線との差はすさまじいものだが、両者が同じ番号の国道だという事を認識している人は一体いかほど存在するのだろうか。

51.2車線の走りやすい区間もある 52.下市町垣内では改良工事が進行中 53.走行日時点では垣内集落を通過しなければならない
 そんなまだ残っている狭路箇所の余命もそう長くはない。筆者が走行した時点で丹生川の対岸にバイパスが建設されていて遠からず垣内集落のど真ん中を突っ切る必要はなくなるだろう。マニアとしては複雑な感情を胸中に抱きながら黒滝村に入り、道の駅「吉野路黒滝」の前を通過する。

54.3日後に控えた冬季通行止規制を表示 55.登坂車線完備。大塔まで31km、天川まで6km 56.新笠木トンネル手前で右に分岐するのが旧道
 黒滝村に入ると2車線と整備された道路が続く。アップダウンがきついものの信号も交通量もないので流れは良い。この先新笠木及び新川合という2つの長大トンネルが連続して待ち構えているのだが、この旧道もスーパーマップルでは国道色に塗られている、塗られているのだ・・・

57.新笠木旧道は荒れ気味 58.いかにも旧道らしい風景が広がる 59.堆積物が交通量の少なさを示している
 マップルがそんな状態だから仕方なく新笠木トンネルの直前を右折して旧道へ進む。つい先ほど通った広橋旧道と異なりこちらには集落どころか家すら存在していない。そのためわざわざ足を踏み入れる車両もほとんどないようで、路上に散らばる草木の贈り物の堆積具合を見れば嫌でもそれが分かる。あまりのひと気のなさに本当に通り抜けられるか不安になったくらいである。

60.笠木トンネル。左手の道路は旧々道で笠木峠を通る 61.笠木トンネル手前の案内標識。R309が消されている 62.溝の蓋がなくてタイヤで注意を喚起している??
 旧道に入ってから1.7km程で笠木トンネルに到着する。後で思い返せば「たった1.7km」なのだが、道路状況のおかげで走っている最中はもっと長いように思える。トンネルの左側には笠木峠に至る旧々道が分岐しているが、さすがに旧道でお腹いっぱいだったので今回は軽く無視してトンネルへと車を進める。
 400m程のトンネルを抜けると五條市に入る。と言っても現地には「五條市」の文字は一切見られない。トンネルの五條市側の溝にはタイヤが置かれていた。走行時は蓋がない事に対して注意を喚起するものと思って素通りしたが、普通は赤いコーンだよなぁ・・・

 
63.笠木トンネルの南側はタイヤ痕多し 64.川合トンネル  
 笠木トンネルを過ぎてからは意外にも2車線となっている。が、そこは旧道なので両側からの草木の侵食が激しくパフォーマンスを全く活かし切れていない。適度なカーブ具合が目を付けられたのか、路上には無数のタイヤ痕が付着している。件の溝に刺さったタイヤは不法投棄かもしれない。
 笠木トンネルから約1kmで川合トンネルに到着する。この1kmだけが五條市となっているが、つい最近まで西吉野村だった所で五條市だというイメージは一切ない。もっとも沿線に集落があるわけでもないので西吉野村のままだったとしても同じ印象を持つだけかもしれない。

65.落ち葉が多くて2車線として機能していない 66.大自然の力によりさらに道幅が狭くなっている 67.新川合トンネルの南側でバイパスに合流
 川合トンネルを抜けると天川村に入る。ここも笠木・川合トンネル間と同じく2車線幅はあるものの路上の堆積物やら路肩からの草木やらでそのパフォーマンスを活かしきれていない。川合トンネルから離れると道幅自体が狭くなるが、この状態のほうが道路パフォーマンスを発揮できているのは皮肉以外の何物でもない。約6.8km、20分の旧道の旅を終えて現道に合流する。ちなみに新笠木・新川合の両トンネルを走れば約5kmを6,7分の旅となる。距離はともかく時間の短縮効果は相当なものである。

68.天川総合案内所前 69.奈良r53川合交差点を左折する 70.川合交差点手前の案内標識
 笠木・川合旧道から現道に戻ってからは2車線の下りが続き、下りきった所で奈良r53川合交差点となる。普通に新笠木・新川合トンネルを通れば下市町垣内を除けば2車線なので、本来であればここまで酷道と呼べるべき要素は少ない。R309と言えば酷道として名を馳せており、R479やR370との重複時に「なぜ格下のR309が表に出てくるんだ」と一瞬思ってしまう事もある。R309の本来の姿は川合交差点より東側の区間である事を声を大にして言いたい。中央分離帯やセンターラインのあるR309は仮初めの姿だと・・・

 という事で県道との交差点だがキリが良いのでここでpartを分けます。R309本来の姿はpart3にて。

国道309号 part3