国道308号
part4

R168新神田橋交差点〜R24三条大路2交差点
生駒市→大和郡山市→奈良市

 R308最大の難所である暗峠を越えた後はすんなりと終点交差点まで行けるなどと思ったら大間違い。これ以東も酷道は続く。酷道は続くよどこまでも…。暗峠のインパクトが強すぎて影に隠れてしまいがちだがR168以東も一流の酷道である。なおこの区間も徒歩で調査している

74.(奈)R168と交差してから竜田川を渡って突き当りを右へ行く 75.(奈)竜田川を右手に見て1.5車線の狭路を進む 76.(奈)突き当りを左に90度曲がって近鉄の踏切を越える
 R168新神田橋交差点を直進して一方通行を逆走して進む。そこでも民家の軒先をかすめるような狭路である。50mほど進むと竜田川となる。直進して川を渡る道と右折して川沿いに行く道とに別れるが案内は一切ない。対岸の電柱をよく見るとR308のおにぎりが見えるので、ここは川を渡るのが正解。
 竜田川を渡った所でT字路となりそれを右折して右手に川、左手に近鉄の線路を見ながら進む。1.0〜1.5車線の狭路であり、車であれば通るのを遠慮してしまいそうな状態である。しかしここにはおにぎりが2個も設置されている。おにぎり設置数の少ないR308にしては異例の設置数である。約80mほど川沿いに進むと左に折れて踏切を越える。そこからは民家の間をすり抜けるような道路となる。むろんどう見ても国道には見えない。


77.(奈)住宅地の中の狭路。国道としても趣は一切ない 78.(奈)5ナンバーのレガシィと道幅の比較 79.(奈)○舗装は暗峠区間だけではなかった!!
 踏切を越えると住宅地の中の狭路を進む。国道らしさは皆無で住宅地の中の私道のような雰囲気だが、これは別に今に始まったことではない。沿線住民以外であればまず通ることもないだろう。その時背後から車の接近を感じて道を譲るとその車はひとつの民家に入っていった。やはり沿線住民以外に用はないようだ。
 住宅地の中を進んでいくとアスファルトから○舗装になった。まさか暗峠以外にこいつにお目にかかるとは思っていなかったので面食らってしまった。しかもこの先は暗峠の大阪側を思わせるような急勾配となっているのだ。暗峠を越えてきた身にこの予想外の勾配はかなりこたえた。この急勾配の途中にY字路があるのだが、ここにも案内がなくてどちらも同じような道路状態なので迷うことだろう。ここま右方向、大瀬中学校の方へ進むのがR308である。


80.(奈)大瀬ふれあい公園の横を通る 81.(奈)市道との交差点。市道は2車線で交通量も多い 82.(奈)市道から分岐してしばらくは2車線が続く
 急勾配の国道を進んでいくと大瀬ふれあい公園の横を通る。ここで上りと下りが入れ替わり、程なくして市道との交差点となる。1.5車線の国道とセンターライン付きの2車線の市道との交差点である。市道の方は交通量も多い。R308はどう見てもただの脇道にしか見えない。しかもこの交差点には信号がなく、R308トレースのために右折するには車が途切れるまでかなり待たなくてはならないこともある。また奈良市から来た場合は信号も案内もないので左折し損ねてしまう可能性が高い。どちら方向からのトレースでも注意しなければならない交差点である。

 約500mほど進んだ先の交差点で左折するのだが、こちらにも案内がない。目印は南生駒変電所だが、R308からは何の建物か分からないのであまり当てにはならないかもしれない。二つ目の信号を左折すればよい。左折すると道路脇に「R308 奈良・追分 直進」という看板が立っているので、これを見て初めてここが国道であることがわかる。ただし夏場は草木で覆われていそうな感じだった。この区間はR308単独としては珍しく2車線が続くが交通量は極めて少ない。

83.(大)第二阪奈道を撮影。左中ほどに見えるのが小瀬料金所 84.(奈)上りきった所で一気に幅が狭くなる 85.一気に絞り込まれて狭くなる
 しばらくはごく緩い勾配なのだが、途中から一気に高度を上げる。少し高い位置にあり国道からは第二阪奈道を見下ろすことができる。片側2車線の高規格道路だがこいつもR308というのだからただただ驚くばかりである。第二阪奈道との間に住宅地が造成されていたが、ひっきりなしにロードノイズが聞こえることが売れ行きに少なからず影響するのではないだろうか。R308のほうは…ほとんど車が通らない。
 右手に円柱形の建物(貯水タンク?)が見えてきたら2車線の終わりは近い。それまでの2車線から一気に絞って狭くなる様は圧巻としか言いようがない。この時、1台のエスティマが狭路に吸い込まれていったが、その変わり目で一時停止していた。やはり道路状況を見て不安を覚えたのだろう。

86.(奈)狭い上にフェンスが圧迫感を強めている 87.(奈)ハイキングコースの中を歩いているような錯覚を覚える 88.(奈)挙句の果てには○舗装になってしまう
 一般ドライバーの運転するエスティマが進むのをためらった国道へ歩いて進入してみる。確かに怪しげな雰囲気を十二分に醸し出している。道幅は1.0〜1.2車線とめちゃくちゃ狭い上に不法投棄対策と思われるフェンスが張り巡らされており、実際の道幅以上に狭く感じてしまう。フェンスの外を覗くと小さなゴミが無数に捨ててあった。悪意を持つ下賤の民も訪れるようだ。腹立たしい限りだ。R308はと言うと、ご覧の通り、またしてもハイキングコースを通っているような錯覚を覚える状態となる。暗峠以東見かけなかったハイカーだが、ここでは彼らの姿もチラホラ見かけた。暗峠以外でもハイキングコースと化しているとは恐るべき国道である。

89.(奈)○舗装のハイキングコースが続く 90.(奈)大和郡山市矢田町 91.(奈)少ないながらも車は通ることがある
 ○舗装のハイキングコースを進んで行くと大和郡山市に入る。と言っても市境の標識等は立っておらずどこが境かはっきりとは分からない。地図上で確認できるのみである。大和郡山市を通る距離は500mほどと短い上に市の北端なのでそこまで手が回らないのだろう。R308が普通に整備された国道というのであればまた別だろうが、この状態ではねぇ。大和郡山市矢田町を通り抜けると奈良市に入る。勾配もすでに下りへと転じている。
 そんなハイキングコース・集落内の生活道路のようなこの区間だが、車の通行はそこそこあった。付近を東西に繋ぐ道路が有料の第二阪奈道を除けば奈良r1かR25くらいしかなく、両者の間が10km以上離れているので抜け道的に利用されているのかもしれない。もちろん中にはこんな道とは思わんかった…と後悔しながら通っている人もいるかもしれない。

92.(奈)大阪から来た場合のミスコースポイント 93.(大)分岐を過ぎても国道らしさはなく、不安になる 94.(大)奈良市中町の集落を通る
 さらに進んで行くと急に視界が開ける箇所がある。R168から来た場合はここまミスコースぽんとである。警察犬の養成所を右手に見ながら大きく左にカーブするのだが、そのカーブの途中に分岐がありどっちが国道かまったく分からないのだ(92の写真の車がいる所がその分岐)。案内なんてものは一切なし。右の方には「こどもの森」という案内がある。これとスーパーマップルを見比べると位置の確認ができ、左へと進路をとった。進んだ先も国道を示すものは一切なく、本当に合ってるのか不安でたまらなかったことを付け加えておこう。

 この区間はまさにハイキングコースである。車よりもハイカーとすれ違いう事の方が多く、それにまったく違和感を感じない。途中にはハイキングコースへの案内の看板が立っている始末だ。そんな中を進んで行くと奈良市中町の追分の集落が見えてくる。

95.(奈)追分の集落の中を進んでいく 96.(奈)生活道路の雰囲気が濃くて国道とは思えない 97.(奈)このおにぎりを見た時思わず心の中叫んでしまった
 追分の集落に入ってからも道幅が広がるわけではない。むしろ民家の軒先やら電柱やらがあるため車なら走りにくいだろう。徒歩でよかった。集落内を少し歩くとおにぎりを発見。先ほどのこどもの森との分岐以降、R308を通っているのかどうかの自信がなかったのため、これを見た瞬間心の中で思わずガッツポーズをしてしまった。こいつは前方に十字路があるから設置されたものだと思われるが、だったらさっきの分岐にも立てとけ!!ここで迷う奴よりもこどもの森分岐で迷う奴の方が多いぞ、絶対!

 この十字路付近から急に人の姿が多くなった。何事かと思ったらどうやら梅祭りをやっているようだった。梅を愛でるのは一向に構わないのだが、タダでさえ狭い道路に路駐するのは如何なものか。駐車場があるのだからそこに停めなさいってば。それとも何か、駐車場と道路の区別もできないのかい?案の定、各所で離合に苦戦している姿を見かけた。車でなくて良かった。

98.○舗装の方へ進まず左に分岐している1.0車線へ進む 99.第二阪奈道の上を通過 100.こんな状態だからミスコースかと思ってしまうのだろう
 梅祭りで賑わうR308をさらに進んでいくとまたミスコースポイントに出くわす。アスファルトから○舗装に変わる地点があり、いつものパターンかと○舗装の方に進みたくなるがそれま間違い。そのまま住宅地に入ってしまう。ここは左に分岐している1.0車線の、フェンスに囲まれた道がR308である。フェンスには「関係者以外立入禁止」の看板があるので、始めがこっちが国道とは思えず真っ直ぐ進んでしまった。ここまでR308を歩いてきたら○舗装に騙されるのも無理からぬことだろう、と言い訳をしておく。

 気を取り直してR308へ戻る。1.0車線と非常に狭く両側をフェンスとガードレールに囲まれていて退避スペースなんてものも存在しない。150mほど進むと第二阪奈道の真上を通過する。この橋も1.0車線と狭い。第二阪奈道のゼブラゾーンより狭いのではないか?橋を渡りきっても道幅は広がらず。しかも不法投棄対策のフェンスがあるため余計に狭く感じる。退避スペースもない。実はこの区間、国道を示すものがまったくないのでR308かどうか半信半疑で進んでいた。

101.(奈)このおにぎりを見て初めて自分が正しかったのだと知る 102.(奈)道幅は車1台分しかない
 木々の茂った中を200mほど進むと民家が見える。奈良市中町山ノ上である。この集落に入った所でおにぎりを発見。これを見た時も心の中で一人喜びを噛み締めていた。あぁ、自分は正しい道を進んできたのだなぁ、と。そんな感動が味わえるのもR308ならでは。道路状況はと言うと集落内の激狭道路である。車同士の離合は不可能。バイク同士でも相当困難だろう。勾配が緩いのがせめてもの救いだ。しかしここは結構車が通るのには驚いた。徒歩であってもその度によけなければならないのでうっとおしい。

103.(奈)民家が途切れ田畑の中を通る。奥の高架は第二阪奈道 104.(奈)フラットなストレートが続く。狭いけど 105.(大)大阪向きだとおにぎりがある
 集落内を抜けると田畑が広がり平坦な道となる。緩い左カーブを曲がった先には気持ち良い位のストレートが現れた。1.0車線と狭くガードレールもなく見た目は畦道である。しかし見通しがいいのでもし車で来ていればアクセルを踏む足に力が入ったことだろう。一応中ほどに退避スペースが用意されている。このストレートの奈良市側にはおにぎりが立っている。生駒から来ていればこいつの背中を見ることになる。

106.(奈)旧奈良r7との交差点。県道の旧道の方が立派に見える 107.(奈)奈良r7以東は信号1個分だけ2車線 108.(奈)狭いくせにかなりの交通量がある
 富雄川を渡ると旧奈良r7交差点となる。県道の、しかも旧道との交差点のくせにR308の方に「止まれ」の文字がある。しかも交差点の先は東向きの一方通行である(ただし朝の通勤通学時間帯のみ。7-9?)。この一通は奈良r7砂茶屋交差点まで続く。これを越えてからは2車線となる。しかしそれは信号ひとつ分だけのことですぐに狭くなる。以後は住宅地の中の生活道路の様相を見せるのだが、にもかかわらず結構な交通量がある。

109.(奈)奈良まであと6kmもある・・・ 110.第二阪奈道の下を通過。ここだけ2車線ある 111.住宅地への道と分岐。ここで間違うことはないだろう
 住宅地の中を進んで行くと少し古びた距離標識が立っていた。それによると奈良(市街地)まで6kmとのこと。東大阪市から暗峠を越えてきた筆者にとって「まだ6kmもあるんかいな!」と思わされて精神的な疲れがドッと出てきた。しかしこの近くに駅がないので嫌でも歩かなくてはならない。ここも結構な交通量がある上に民家の車庫からにょきっと車や自転車などが出てくることがあるので要注意。筆者が歩いていると背後からそっと近づいてきてクラクションを鳴らしてくるタチの悪いドライバーもいる。奈良ナンバーだったので地元民の可能性高し。
 住宅地内は狭路だが、第二阪奈のアンダーパスだけは2車線ある。歩道もあるので歩行者がほっと一息つける箇所でもあろう。それを越えれば再び住宅地の中の狭路となる。

112.住宅地の中の広狭混在の道路。狭いところでは離合待ちも 113.新池付近は2車線 114.宝来交差点付近
 交通量が多いのも気をつけなければならないことだが、奈良r7砂茶屋交差点以東はバス路線にもなっておりバスにも注意しなければならない。今回は五条畑の公民館付近でバスと出くわした。乗用車同士でも離合箇所は限られているのにバスとの離合箇所となるとさらに少ない。バスが対向車で来たらできるだけ速やかに退避できるスペースを見つけてそこに入りたい。またバスの背後についた場合は充分に車間を取るほうが賢明だろう。バスがハザードや左ウインカーをつけずに止まっている場合は離合待ちの可能性が高いのでそれを追い越そうとして顰蹙を買うなどということがないようにしたい。
 1.5車線の狭路も宝来交差点の手前で2車線となる。歩道もついているのでありがたい。新池を回り込むようにして左カーブすると宝来交差点となる。そこの案内標識の行き先のひとつに「奈良市街地×」となっていたが、それなら最初から書かんかったらええやんけ!書いたらややこしいだけだと思うが。宝来交差点のすぐ先にも交差点があるがここは右方向へ進む。左へ行くと第二阪奈道となる(が、奈良市街地方向へはいけない)。

115,116.宝来交差点以東は1.5〜2.0だが、交通量が多くて難儀する
 宝来交差点からは2.0車線ほどで今までに比べると広いのだが、交通量が結構多い。さらに進み近鉄尼ヶ辻駅に近づくと、車、自転車、歩行者が雑然と入り混じっており、非常に走りにくい(歩きにくい)場所である。なかには後ろを確認せずに道路を横切る歩行者・自転車も多いので、車やバイクで走る際は充分に注意しなければならない。R308の中で一番神経を遣う区間かもしれない。狭くても急勾配でも雑然としていない暗峠の方がまだ走りやすいと筆者は思う。

 ここまで来れば終点のR24三条大路2交差点までは1.5kmほどである。しかし暗峠を越えてきた筆者にとって1.5kmも歩くのはつらい。しかもそこからも最寄の駅までさらに歩かなくてはならないのだ。以上のことを総合的に考えた結果、尼ヶ辻駅で電車に乗ってしまった。

 2004.3.19のR168&R169走破の帰りに尼ヶ辻駅以東を走ってきたので追記。
 近鉄橿原線を越えてもしばらくはセンターラインのない2.0車線道路が続く。駅近くということで雑然としているのは駅の西と同じである。しかし第二阪奈道から伸びてくる盲腸線のような道路(これもR308)との交差する地点からは4車線となる。R308を尼ヶ辻駅から来た場合はこの盲腸線に進入することができない。また当然ながらR24から来ている交通の流れは9割方盲腸線を経て第二阪奈道に至るルートを取っている。奈良r9三条大路5交差点より約1.2kmほど走ると終点のR24三条大路2交差点となる。この区間の交通量は多く距離は短いながらも幹線道路の趣が濃い。