国道306号
part1

R23栗真中山町交差点〜R477菰野交差点
津市→鈴鹿市→亀山市→鈴鹿市→四日市市→菰野町

1.R23・三重r410・r652栗真中山町交差点 2.おにぎりはR23のみ 3.近鉄名古屋線をオーバーパス
 R306の起点は三重県の県庁所在地の中心部から北に少し離れた位置にある中瀬交差点、ではなく近鉄名古屋線の跨線橋の南にある栗真中山町交差点である。南北に走るR23に重複するという形で始まる。不自然な状態だが、かつては西にある旧伊勢街道と三重r55がR306に指定されており、R23の改良に伴ってルート変更されたものの、起点は移動しなかったためこのような中途半端な起点になっている。
 そのため栗真中山町交差点からはR23と重複しながら四日市方面に向かって北上する。R23が幹線国道のため片側2車線と非常に整備された道路状況で、近鉄名古屋線も踏切ではなく跨線橋で越えている。

4.R23中瀬交差点を左折 5.伊勢鉄道をオーバーパス 6.三重r55北黒田南交差点
 栗真中山町交差点から約2.3km走ると中瀬交差点を左折してR23から単独分岐を果たす。中瀬交差点からすぐに跨線橋を通過するが、その下にあるのは伊勢鉄道である。跨線橋からの下り勾配を下ってから直線的な2車線道路を走り、右にカーブしながら三重r55北黒田南交差点を通過する。

7.ローカル快走国道の雰囲気 8.R23中勢バイパスとの北黒田北交差点 9.意外にアップダウンがある
 家屋と田畑が混在する中を走る2車線道路は見通しが良く走りやすい。カーブしながら緩やかな勾配を上った先にはR23の中勢バイパスとの北黒田北交差点を通過する。案内標識にR23の右折側は破線となっているが、これは約900m北東の三重r651までしか開通していないからだろう。北黒田北交差点以降のR306は右に左に大きくカーブしながら緩やかなアップダウンを走る。

10.三重r651三行交差点 11.鈴鹿市に入る 12.鈴鹿市に入っても快走路
 左にカーブしながら三重r651三行交差点を通過し、次いで三重r643交差点も左にカーブしながら通過する。r643交差点のすぐ先で市境を越えて鈴鹿市に入る。自治体が変わっても道路状況に変化はなく走りやすい2車線道路が続いている。三重r648三宅新橋北詰交差点を通過した直後に亀山市に入る。鈴鹿市を走っている距離は2.5km程度と短い。

13.亀山市下庄町 14.適度なアップダウンとカーブを繰り返す 15.三重r144管内交差点
 亀山市に入ってからもローカル2車線快走路が続いている。アップダウンとカーブが多いものの緩やかなものばかりなので走りにくさは感じない。早朝であれば交通量は少なくハイペースで走る事が可能である。

16.亀山大橋 17.JR関西本線と三重r28をオーバーパス 18.亀山市街地の東部を走る
 鈴鹿川に架かる亀山大橋を渡るとJR関西本線と三重r28を同時にオーバーパスする。r28はR1の旧道だが関西本線の線路に近接しているせいでR306とは直接接続していない。その後、亀山市の市街地の東部を走るが、市街地と言っても道路状況は変わらず走りやすい2車線道路が続いている。

19.R1・R25新栄町交差点 20.市街地を離れると田畑も目立つようになる 21.亀山市市街地以北も快走路
 市街地を抜けた所でR1R25新栄町交差点を通過する。R1・R25は跨道橋となっているが、亀山ICと四日市等の沿岸部を結ぶ途上にあるため、交通量が多く渋滞している事も多い区間である。新栄町交差点を離れると徐々に沿線の建物が少なくなっていき、田畑の割合が増えていく。本田技研の物流センターの東で三重r639長明寺交差点を通過するが、単純な直進ではなく道なりに急な左カーブを曲がる感じである。長明寺交差点以北は亀山市街地以南と同じようなアップダウンとカーブを繰り返す2車線快走路を走る。

22.三重r637八島橋東詰交差点 23.フラワーロードとの徳原北交差点までが快走路 24.三重r638原四ッ辻交差点
 安楽橋を渡ると八島川沿いを走り、三重r637八島橋東詰交差点を通過する。その後右にカーブして程なくして八島川から離れて平坦な状態を走る。広域農道のフラワーロードとの徳原北交差点を過ぎると2車線ながら両側に家屋が密集している狭苦しい道路状況になる。歩行者の多い通学時間帯は厄介そうな区間である。区間内にある三重r638原四ヶ辻交差点が市境になっており、交差点を越えると再び鈴鹿市に入る。

25.運送会社の敷地内に立つおにぎり 26.東名阪道 27.御幣川の前後はアップダウンしている
 鈴鹿市に入ってしばらく走ると家屋密集地帯を脱する。東名阪道の下をくぐるが、高架ではなく国道が掘り下げられたアンダーパス形式である。そのため大雨時には冠水に注意するように促す標識が立てられている。

28.R306伊船バイパスとの竜ヶ池西交差点を左折して現道へ進む 29.現道は狭い2車線 30.三重r407交差点におにぎりが残っている
 竜ヶ池の西のその名も竜ヶ池西交差点は伊船バイパスと現道とが分岐する交差点である。案内標識が設置されていないため、普通に走っていれば直進の伊船バイパスに進んでしまうが、約1.0km北の三重r27鈴鹿インター西交差点までしか国道に指定されていない模様。そのためR306をきっちりトレースする場合は左折して現道に進まなければならない。
 現道に進むも2車線道路で特別狭いという訳ではない。が、やはりバイパスが造られた区間とあって家屋が密集しており狭苦しさを感じる。三重r407交差点付近でやや急な右カーブを曲がるが、そこには色褪せたおにぎりが標識の支柱に取り付けられたままである。

31.三重r27・r560鈴峰中学校西方交差点 32.鈴峰中学校西方交差点からは快走路に戻る 33.四日市市に入る
 r407交差点を過ぎると走りやすい2車線道路になり、三重r27・r560鈴峰中学校西方交差点を通過する。この交差点を右折してr27を約300m走ると鈴鹿インター西交差点に至る。鈴峰中学校西方交差点からは家屋と田畑が混在する中を2車線快走路で走り抜ける。左にカーブしながら三重r115交差点を通過し、内部川を渡って四日市市に入る。

34.茶畑の中を走る 35.三重r752・r753桜町西交差点 36.四日市菰野バイパスとの交差点を右折して現道へ進む
 四日市市に入ってからも道路状況に変化はなく見通しが良く走りやすい2車線道路を走る。集落内を通っている区間もあるが特に狭くなる事もない。足見川を渡って緩やかな勾配を上っていると三重r752・r753桜町西交差点を通過する。その直後に四日市菰野バイパスと現道とが分岐する交差点がある。竜ヶ池西交差点と同様に案内標識は設置されておらず、普通に走っていればバイパスに進まされる。ここは敢えて右折して現道へ進む。

37.道幅は1.5車線と狭い 38.左折するとバイパスに戻れる 39.完全1.0車線幅区間もある
 現道に入るといきなり1.5車線幅の狭路を走らなければならない。緩やかなカーブを描くほぼ平坦な狭路を走っているとバイパスとの短い接続道路との交差点を通過する。そこからは1.0車線幅とさらに狭い箇所も待ち構えている。見通しは良くないがバイパスが開通しているため、交通量が非常に少ないのが救いである。

40.集落のない山間部ではない 41.右直角カーブを曲がる 42.ガードレールにはおにぎりシールが残っている
 約700m進むと集落に差し掛かるが、道幅が大して広がらずいきなりの左急カーブを曲がらされる。下り勾配の直線狭路を走っていると右の直角カーブを曲がり、集落内の1.0〜1.5車線狭路を進む。矢合川を渡るまでは下り勾配が続いている。

43.矢合川沿いを走る 44.現道区間の最狭箇所 45.市道との十字路を一時停止する
 矢合川を渡ってから少しだけ川沿いを走り、緩やかな左カーブの先には僅か10m程だけ1.0車線にまで狭くなる箇所がある。その前後も1.5車線程度と決して広くはないが、そこだけ絞り込まれたように狭くなっている。拡幅用地の買収に失敗したと思わざるを得ない。その狭路区間のすぐ先には一時停止しなければならない市道との十字路がある。

46.十字路からは上り勾配 47.ガードレールのない1.0車線幅狭路 48.バイパスとの交差点を右折
 十字路からは緩やかな上り勾配となり集落を脱して樹木が生い茂った中の狭路を走る。この集落の北側の区間にも離合できない1.0車線幅狭路区間が存在している。やや急な左カーブを曲がった先でバイパスとのT字路に突き当たり、右折するとバイパスに合流となる。交差点に市町境があるため、ここからは菰野町を走る。なお、バイパスを走れば整備された2車線道路を走る事になり、酷道的要素は皆無である。

49.ゴルフ場の間を通る 50.四日市菰野バイパス 51.菰野町の市街地に差し掛かる
 四日市菰野バイパスに復帰するとゴルフ場の間を走り抜ける。アップダウンは激しくカーブも多いが曲線半径が大きく取られているため概ね走りやすい道路状況と言える。ゴルフ場区間を出ると視界が開けて菰野町の市街地に向かって進む。

52.近鉄湯の山線をオーバーパス 53.R477菰野交差点
 金渓川を渡ってから近鉄湯の山線をオーバーパスする。跨線橋は上り下りとも結構な急勾配で、その前後はやや急なカーブが連続している。酷道とまでは言えないが、バイパス化されている割にカーブが多いとは感じる。跨線橋から少し走るとR477菰野交差点に至る。R306は直進して関ヶ原・いなべ方面に進む。なお、R477は百井別れを擁する近畿地方でも屈指の酷道として国道マニアには知られている。

国道306号 part2