国道299号
part3

R462交差点〜十石峠
神流町→上野村

64.集落内の狭路 65.集落を抜けると道幅が広くなる 66.そして2車線快走路となる
 R462交差点を左折すると集落内の狭路を走らされる。狭い所では1.0車線と乗用車同士の離合すらできないくせに対向車は意外に多い。さらには乗用車どころか大型車両の通行もあるため通り抜けるのに難儀する区間である。狭路区間の距離はさほど長くはないものの前後の区間が快走路なだけに神経をすり減らす走行を強いられる。神ヶ原集落を抜けさえすれば道幅は広くなりセンターライン付きの快走路となる。

67.意外にもR462との串刺しおにぎりがあった 68.2車線の快走路が続く 69.群馬r124交差点を直進
 一たび2車線になるとその後は快走路が続く。行楽客と思しき車が走っているものの秩父市周辺とは比べ物にならないほど交通量は少ない。お隣の上野村に入ってもその状態は続き、神流川に沿って西へ車を走らせる。道の駅「上野」を過ぎ上野村役場付近を過ぎると、父母トンネルや楢原トンネルといった長大トンネルを抜ける。バスが神流川沿いの道路を走っている事を考えると、トンネルはバイパスで川沿いの道路が旧道であると考えられる。要は整備された2車線道路だという事です。
 そんな快走路を西へ西へと走っていると群馬r124との交差点に至る。案内標識にはr124のヘキサは描かれていないが、ぶどう峠を経由して小海に至る県境越えの県道で、仄聞するところによると国道たるR299十石峠よりも道路状況が良いとか。但し、あくまで比較対象が十石峠である事をお忘れなく。

70.旧R299(?)との交差点の先で車線が減少 71.連続雨量100mm超で通行止となる世界に入る 72.群馬r45交差点が十石峠への入口に当たる
 r124交差点を通過して神流川を渡った先で旧R299と交差する。そしてその先ではスッパリと1車線がなくなってしまう。1.5車線幅の道路を走っていると600m程走ると群馬r45との交差点となる。右折すると塩之沢峠を経て南牧村・下仁田町に至る事ができ、R299のハイライトとも言える十石峠を迂回する最後の地点である。

73.十石峠に向けて警告を発す 74.大型車の通行を遠慮させるのか不能なのか曖昧 75.倒置文で訴えかける道路情報板
 r45交差点の先には十石峠に向かう者に対しての警告の看板群が立っている。幅員が狭く狭小なので大型車は通行を遠慮する旨の群馬県のお願い看板が立っている真下には高さ3m以上の車両と大型車は通行不能という群馬県設置の看板が立てられている。“遠慮”と“通行不能”・・・両者がもつ意味は異なりその間には決して埋まらない溝が存在するが、ここではそれらが共存している。設置の仕方から考えるに、遠慮看板が先に立てられたが遠慮しない大型車による法面の接触事故があったものと想像できなくもない。かく言う筆者も過去に高さ3m以上の大型トラックの後背を拝みながら走行していた際にその車両がオーバーハングに接触したシーンを目の当たりにしている。

76.r45交差点から先はひと気がなくなる 77.乗用車同士の離合も困難 78.舗装されているだけマシ、という状態
 r45交差点付近の看板群を後にして十石峠に向けて車を走らせる。始めのうちはまだ黒川集落があるためが道幅は広め。広めと言っても1.5車線と容易に離合できる道幅ではない。そして黒川集落を過ぎると無人地帯となり道幅はさらに狭くなり離合できない場所も多くなる。紅葉シーズンの3連休とは言えこんな場所を走る車はほとんどいないようで交通量は非常に少ない。r45交差点以東はそれなりの数の車が走っていたのだが、ほとんどの車はr45に引き込まれている。

79.オーバーハング区間の入口にも看板あり 80.これが問題のオーバーハング 81.オーバーハングの先には大型車通行不能看板
 r45交差点から約2.5km走るとオーバーハングに注意を促す看板が現れる。その看板を越えてすぐに落石防止ネットに落ち葉を蓄えたオーバーハングを目にする事になる。オーバーハングとしては強烈なインパクトを持つものとは言えないが、道幅が狭い事もあって大型車両であれば接触の可能性は充分に考えられる。“考えられる”と言うよりそのシーンを目撃している。このオーバーハングの先には「道路幅員減少 大型車通行不能」と書かれた看板が立っているが、ここでそれを宣言されてもどうすることもできない。

82.おにぎり下の補助矢印が気になる 83.補助矢印がなくても右には進まないだろう 84.勾配はさほどきつくない
 遅すぎる大型車通行不能看板の先には左斜め前方を指し示す補助矢印を備えたおにぎりが立っている。その直後に道は二手に別れているが、R299は左側の下り坂になっている方である。補助矢印がなくともこの状況を見れば右の道に進む者はいないと思われる。林道だか作業道だか分からない道との分岐を通過してなおも1.0〜1.5車線の狭路を走る。勾配は緩やかだが小刻みなカーブが連続しておりスピードを出す事はできない。

85.まだ新しいと言える舗装と橋 86.崩落区間は橋で一気にショートカット 87.橋の西の旧道入口
 r45交差点から約6km走ると路面がまだ新しいと言えるアスファルトとなる。ガードレールには苔らしきものが付着しておらず、行く手には完成して余り年月が経過していない橋が見えてくる。さほど古くない橋ではあるが幅は広くなく乗用車同士の離合がかろうじて行える程度である。新しい舗装に新しい橋・・・それらから考えられるのは崩落。1999年8月に台風による崩落が発生し1km弱の区間が失われている。その一部は橋上から見ることができる。

88.こんな柵でもあるだけマシか・・・ 89.この程度の落石は驚くには値しない 90.落葉した木がほどんど
 大崩落地点を過ぎると舗装は幾分か年月の経過したものに変わる。とは言えひび割れの目立つ凹凸の激しい舗装ではない事から大規模は舗装張替工事が行われたものと思われる。舗装は悪くないものの落石が所々あり路肩の落ち葉も相まって走りやすいと言える状況ではない。そんな状況ではあるがおにぎりはきっちり立てられており改めてここが国道だと認識させられる。

91.これから先に急勾配が待ち受けているのが分かる 92.急勾配で一気に標高を上げる
 カーブの連続する狭路をひたすら進む。関東最凶の酷道と名高い十石峠ではあるがガードレールの設置率は比較的高くカーブミラーもそれなりに設置されている。勾配は基本的には緩やかだが急勾配となる箇所もあり、そこで標高を一気に上げている。r45交差点付近では紅葉した木々が多かったが進むにつれて落葉した木々の割合が増えてきて、ここまで来ると9割方落葉している。さすがにこの状態になれば紅葉目当ての行楽客も近づかないな。

93.矢弓沢ヘアピン 94.逆方向を向いて撮影 95.十石街道はR299ではなく矢弓沢林道らしい
 r45交差点から10km強走ると矢弓沢林道と接続するヘアピンカーブに至る。矢弓沢林道に進めばr124を経由してR299に戻る事もでき、通行止の多いR299を迂回するルートになる事もある。そしてただの林道である矢弓沢林道の方が国道であるR299よりも区間距離が短い。ま、R299の十石峠区間も元は林道なのであまりデカイ面もできないのだが。

96.貧弱な国道と立派な送電線の共演 97.峠に近づくと路面状況が悪くなる 98.山肌にへばりつく道路の線形は概して悪い
 矢弓沢ヘアピンを過ぎても狭路+カーブ連続という相変わらずの状態が続く。高圧送電線交差地点を過ぎると舗装のひび割れが目立つようになり路面状況が悪化する箇所が目立つようになる。ガードレールが設置されているので転落の可能性は少ないが、カーブが連続しておりブラインドカーブも多いためいくら交通量が極少ないと言っても神経をすり減らしながらの走行となってしまう。

99.県境の十石峠に到着
 神経をすり減らしながら狭路を走っていると群馬・長野県境の十石峠に到着する。群馬r45交差点から約15kmの距離である。完全に紅葉の最盛期を逃したうえに天候の良くない十石峠ではあるが駐車場には数台の車が停まっていた。

国道299号 part4