国道292号
part2

R117伍位野交差点〜渋峠
飯山市→中野市→山ノ内町

58.2車線道路を南下 59.融雪水用のパイプが埋め込まれている 60.長野r418交差点
 R117伍位野交差点からは単独区間の対面2車線道路を走る。ごく緩やかなアップダウンを繰り返しながらほぼ真南の方角に向かって走る。長野r418交差点を通過するが、信号機も案内標識もなく一見すると県道の交差点には見えない。

61.古牧橋北交差点 62.古牧橋 63.北陸新幹線
 伍位野交差点から約2.1kmで古牧橋北交差点を通過する。この交差点で豊野方面に向かう市道がR117の旧道である。2車線ながら幅の狭い古牧橋で千曲川を渡ると中野市に入る。真南に延びる平坦な直線道路を走っていると北陸新幹線の高架橋の下をくぐる。

64.長野r355壁田交差点 65.「志賀高原21km 長野20km 山ノ内8km」 66.R403七瀬交差点を左折
 北陸新幹線の高架橋をくぐってすぐに長野r355壁田交差点を通過し、以降も平坦な直線道路を南下する。緩やかな左カーブを曲がって少し走るとR403七瀬交差点に至り、左折して志賀高原・山ノ内方面に進む。交差点の上を東西に横切っている高架道路はR403ではなく志賀中野有料道路の七瀬高架橋である。

67.志賀中野有料道路の側道を走る 68.志賀中野有料道路と合流後は片側2車線道路 69.長野r414の新井橋をくぐる
 七瀬交差点を左折すると七瀬高架橋の側道を走った後に志賀中野有料道路に合流して片側2車線道路を走る。長野r414の新井橋をアンダーパスで通過した後に新井大道下交差点を通過する。このアンダーパスにはr414以外の跨道橋も架けられており、そのうちのひとつに2002年に廃線となった長野電鉄河東線の橋梁もある。

70.R403一本木分岐交差点プは右車線を走る 71.長野電鉄長野線をオーバーパス 72.R403からのランプが合流
 七瀬交差点から約2.6km東の一本木分岐でR292草津方面とR403山ノ内方面とが分岐する。R292のトレースであれば右側車線を走っている必要がある。R403と分岐すると上り勾配となり左にカーブしながらR403の東向き車線の上を通過する。その後大きく右にカーブしながら長野電鉄の長野線の上を通過してからR403山ノ内方面からの側道が合流する。

73.山ノ内町に入る 74.「草津方面 冬期間閉鎖」 75.戸狩湯田中IC
 中野栗和田ランプの直後に山ノ内町に入る。市町境を越えてすぐに短い登坂車線が設置されており、その途中で長野r356の下を通る。対面2車線道路に戻ってからは夜間瀬川に沿っており、見通しの良い直線基調の快走路が続く。町道との戸狩湯田中ICを通過するが、流出は通常の減速車線があるものの合流は両方向とも一旦停止してから左折進入という形である。

76.道の駅「北信州やまのうち」 77.長野r342佐野角間IC 78.登坂車線あり
 戸狩湯田中ICを過ぎてすぐに道の駅「北信州やまのうち」を通過する。道の駅の施設本体と駐車場は中野方面の車線側にあるが、トイレと駐車場は草津方面の車線にもありコンビニが隣接している。
 道の駅を過ぎてから直線道路を走っていると2ヶ所目の登坂車線が現れて長野r342佐野角間ICを通過する。緩やかなカーブを描く緩やかな上り勾配を走り、約1.6km先で登坂車線が終わる。

79.角間大橋 80.気温は20℃ 81.上林チェーン着脱場
 登坂車線が終わって左カーブを曲がると角間大橋を渡って夜間瀬川の右岸に移って沓野渋ICを通過する。このインターチェンジが接続している、山ノ内町の中心部を通り抜けている町道がR292の旧道と思われる。
 沓野渋ICからも2車線道路が続いているが、車線幅が狭くそれまでよりも走りにくく感じる。上林チェーン着脱場を通過するが、有料道路だった頃は料金所が置かれていた場所である。現在はチェーン着脱場となっており着脱スペースだけでなく公衆トイレも設置されている。閉鎖ゲートは設置されていないがここから渋峠までの区間は時間雨量25mm超または連続雨量150mm超で通行止になる。

82.上林チェーン着脱場から先に進入する 83.十二沢橋をくぐる 84.十二沢橋
 上林チェーン着脱場からもセンターライン付きの2車線道路が続いており、特に山岳酷道という訳ではないが勾配はやや急になる。曲線半径が大きく取られたヘアピンカーブを曲がって少し走ると十二沢橋の下をくぐる。この橋もR292でありループを形成している。十二沢橋を渡り終えた直後の標高が900mで橋から山ノ内町だけでなく中野市まで望む事ができるが、橋上に歩道はなく駐停車できる場所もない。

85.草津方面は追越のための右側部分はみだし通行が可能 86.拡幅工事中 87.登坂車線
 十二沢橋を渡り終えて少し走るとセンターラインがオレンジ色の実線と白色の破線を組み合わせたものになる。これは上りとなる草津向きは追越のためにはみ出す事は可能だが逆は不可能というものである。法的には可能であってもカーブが多く見通しが悪いため追い越せる場所は少ない。ヘアピンカーブを含むいくつかのカーブを曲がり、右カーブの先から再び登坂車線が現れる。前走車を追い越すのであれば登坂車線区間で追い越した方が無難である。

88.白破線のセンターライン区間もある 89.坊平橋 90.落石防止策設置のため片側交互通行規制
 約1.0kmの登坂車線が終わるとセンターラインが白色の破線になるが、すぐにカーブに差し掛かるためオレンジ色の実線に戻ってしまう。ヘアピンカーブの一部を成す坊平橋を渡るが、この橋からの眺望も良好である。ただし、十二沢橋と同様に歩道はなく駐停車できるスペースもない。坊平橋からはヘアピンカーブが連続しているが、どれも曲線半径が大きめに取られており、所謂山岳酷道のヘアピンカーブとは様相が異なる。

91.潤満滝展望台への入口 92.「ここは標高1310m」 93.平日の早朝であれば交通量は少ない
 左ヘアピンカーブの外側に小さな駐車スペースがあるが、そこから潤満滝展望台への徒歩道が繋がっている。さらに急カーブが連続している2車線道路を走り、白樺ルートと呼ばれる市道(?)が交差している右ヘアピンカーブを通過する。以降はヘアピンカーブは途切れて走りやすくなる。勾配もさほど急ではない。

94.琵琶池付近はスキー場とリゾート施設あり 95.バス停もある 96.長野r471交差点
 琵琶池の近くに来るとスキー場やリゾートホテルのある場所を通過する。リゾートエリアであっても勾配、カーブともに急である。右の急カーブの先で長野r471交差点を通過するが、その手前で交差しているのは前述の白樺ルートである。また、r471は長野r502とともにR405の分断区間の迂回路のひとつである。

97.延長350m程の登坂車線 98.「ウサギは夜 道路で遊びます」 99.「上り10%勾配」
 長野r471交差点を過ぎるとほぼ同時にリゾートエリアも終わって周辺の建物もなくなる。これまでと同様にカーブと勾配の急な2車線道路が続いており、上ノ小池付近の勾配は10%もあり、登坂車線が設置されているが左の直角カーブの先までの200m程度しかない。

100.「草津まで30km」 101.「木戸池」 102.長野r66交差点
 三角池付近でヘアピンカーブを2つ曲がった後に田の原湿原を通り抜けて木戸池の東を走る。池そのものは小さいが湖畔や周辺にリゾート施設が建っており観光地化されている。S字カーブを下った先で長野r66交差点を通過する。横断歩道があるものの信号機も案内標識もないため県道が交差しているようには見えない。

103.平床大噴泉 104.連休直後の平日のため車は少ない 105.「ここは標高1700m」
 長野r66交差点のすぐ先の右側に白い噴煙が確認できるが、これは平床大噴泉と呼ばれる噴泉である。ただし、自然に噴出するのではなく人工的に噴出させているようである。付近の温泉はここから引かれているらしい。その後程なくして熊の湯スキー場周辺のリゾートエリアを通過する。この辺りで標高が1700mを超える。

106.硯川除雪基地の前に道路情報板あり 107.正面の線は電線ではなくスキーリフトの索条 108.「ここは標高1800m」
 硯川除雪基地の前に道路情報板が設置されているが、そこには区間、時期、要因、規制内容が表示されるようになっている。冬季閉鎖や災害による通行止の際に利用されるのだろう。道路情報板を過ぎてからも2車線道路が続いているが、ヘアピンカーブが連続しており勾配は緩やかながら標高を上げていく。北側には横手山リフトがあり、熊の湯地区と横手山地区を結んでいる。

109.陽坂駐車場 110.陽坂ゲート 111.閉鎖ゲート以降も2車線道路
 陽坂駐車場を過ぎて右ヘアピンカーブを曲がった直後に陽坂ゲートがある。このゲートから奥が冬季閉鎖される区間である。これより奥にもスキー場やホテルがあるが、閉鎖時はリフト等を利用する事になる。ゲートからも2車線道路が続いているが路肩はなく若干狭く感じる。

112.前方の山の斜面に見えるのは横手山スカイリフトの建物 113.「ここは標高2000m」 114.ヘアピンカーブが連続
 時折横手山スカイリフトの建物を視界に入れながらヘアピンカーブが連続している区間を走る。スカイリフトが近づいてくると標高2000mを超える。さらにヘアピンカーブをいくつか通過する。

115.横手山ドライブイン 116.横手山ドライブインからは景色が一変する 117.南側が開けている
 右ヘアピンカーブを曲がった先で横手山ドライブインを通過する。西から南にかけての眺望が良く晴れていれば笠ヶ岳等を望む事ができる。ドライブインを過ぎて左カーブを曲がると視界が開けるせいもあって景色が一変する。樹木がなかったりあっても低いものばかりで荒々しい雰囲気が感じられる。横手山の南を走っており尾根筋ではないが町村境の傍を通っており、道路自体は山ノ内町に属しているが、南側は高山村域である。

118.渋峠 119.群馬県中之条町に入る 120.長野県山ノ内町の境標識
 上林チェーン着脱場から約21.7km、陽坂ゲートから約5.1kmで渋峠に到着する。標高は2152mで国道の峠としては最も高い数字である。中野市の盆地部の気温は22度であったが、峠では10度を上回る程度であり半袖では肌寒く感じられた。

121.渋峠ホテルは県境を跨いでいる 122.群馬県側から渋峠を撮影
 渋峠のもうひとつの見所(?)として県境をまたぐ形で建物が建っている点である。その名も渋峠ホテルというもので建物の外壁と出入口の前に県境が描かれている。入口が長野県側にある事からホテルの所在地は長野県となっている。

国道292号 part3