国道292号
part1

R145須川橋交差点〜R403七瀬交差点
長野原町→六合村→草津町→六合村→山ノ内町→中野市

1.起点の須川橋交差点。右折がR292(旧道) 2.須川橋交差点から入るとすぐにJR吾妻線のガードを通過 3.連続雨量100mmを越えると通行規制がかかる
 R292の起点交差点はR145との須川橋交差点となっているがそこより3kmほど西の大津交差点も起点交差点らしきものが見受けられる。どちらが正確な起点かは深く追求せず、おそらく古い方と思われる須川橋交差点から走行を開始した。信号があるのが不思議なくらい交通量のない須川橋交差点を右折してR292に入った。旧道とは言え草津温泉の入口に当たるのでシーズン中にはそれなりに混雑するのかもしれない。断崖を切り開いた典型的な山間部の道路だが、意外にもきちんと2車線確保されている。これも草津温泉があるからだろうか。
 六合村役場前を過ぎ道の駅「六合」を通過する。この辺りまでは緩い勾配の2車線が続いている。しかし路面は掘り返しの跡が残っており凹凸が多く走りやすいとは言いがたいのもまた事実。また関東屈指の秘境の地ということで道路を猿が横断することもある。

4.六合村ではこの時期(4/30)に桜が普通に咲いていた 5.時間帯のせいか、交通量はほとんどない 6.草津町内はオレンジセンターライン仕様
 六合村湯の平の荷付場交差点(もちろん信号なんぞなし)でR405が左方向へ分岐していく。こんな場所にある信号もない交差点がR405の起点と言うから驚きだ。もっともR405はこの先野反湖畔で行止まりとなっており新潟県へ行くことができないのだが。余談だが群馬県から北へ抜ける国道は西から順にR292、R405、R353、R17、R291、R401と6本あるがこのうち通り抜けられるのはR292とR17だけで、しかも通年で通れるのはR17のみというオサムイ状態となっている。まさに行止まり国道マニア(何じゃそら)には堪らない場所と言える。
 R292はY字型の荷付場交差点を左方向に進むが、道路の状態が悪くなる。2.0車線以上確保されているのでとんでもなく狭いというわけではないが、急勾配・急カーブの連続する山道となる。しかし草津町に入るとそれらがパタッと穏やかなものになる。道幅は大して変わらないのにセンターラインがオレンジ色だったり芸が細かい。

7.日本屈指の温泉街、草津を通り抜ける 8.草津町役場の西の交差点。右折の行き先が東京!? 9.山深い場所でも温泉があれば栄えるのが日本というもの
 草津町中心部に入るとやはり宿泊施設が目立つようになる。温泉の香りがして視覚・嗅覚の両方を適度に刺激してくれる。早朝だと言うのに散歩している人が結構いるのには驚いた。役場付近で右左折させられるが案内どおりに進めばルートミスをすることもないだろう。
 R292新道との草津交差点を直進して通過する。しばらく走ると草津市街を抜けて再び山道となる。いよいよ日本の国道の最高地点の渋峠へと足を踏み入れる。

10.ここも連続雨量100mm異常で規制がかかる 11.要チェーン携帯!?こりゃ、やばいぞ! 12.急カーブの連続する典型的な山道
 群馬r55を越えると本格的な山道が始まる。勾配・カーブ共にかなりきついが道路自体は2車線確保されており走りいる。元々は志賀草津道路という有料道路だったためだろうか、国道最高地点を通る峠の割に整備されている。このあたりは国道準最高地点のR299麦草峠と通ずるものがある。「要チェーン携帯」の電光掲示板にビビリながらも徐々に標高を上げていく。冬はスキー場にもなる場所だが、4月下旬にもなると雪はほとんど残っていない。

13.硫化水素の吹き出て硫黄臭がしている 14.標高が上がるにつれ雪が目立ち始める 15.雪の壁は3mを越える勢いだ
 進んで行くと景色が一気に開ける。遠く山頂には雪が残っておりチェーンが本当にいるのかもと不安をおぼえながらも路面に雪がないのをいいことに突き進んでいくことにした。草津交差点から約7km走ると殺生河原という場所を通る。殺生とはとんでもない名前だが、硫化水素が噴き出しており硫黄臭が立ち込めているためだろう。硫化水素は人体に有害で長時間吸い続ければ命の保障はない。ちなみにこの区間、駐停車はおろか窓を開けることすらできないデンジャラスな場所でもある。
 硫化水素発生区間はほんの少ししかなくそれを過ぎさえすれば雄大な景色を楽しみながら走ることができる。ヘアピンカーブを何回も通過するのだが整備されているおかげで比較的楽にクリアすることができる。さすがは元有料道だ。早朝という時間にもかかわらず結構な交通量がある。中には景色に見とれているのか、平気でセンターラインを割る奴らややたらトロトロ走る奴らが多いのは閉口する。景色だけじゃなくて周りの交通状況にも気を配りましょうよ。
 山田峠を越えて再び六合村に入ってからも急勾配・急カーブの道路が続く。路肩の雪はうず高く残っているが路面にはないので通行には全く支障はない。

16.ここが国道最高地点、渋峠
 そんなこんなで国道最高地点の渋峠にあっさり到達。草津町からなら左カーブのちょうど真ん中が県境となっている。県境上にホテルは建っているしスキー客(?)の車は数十台停まっているわで少し賑やかな峠となっている。他の人は皆冬装備だが筆者は長袖のTシャツ1枚という明らかに場違いな格好で当地に降り立った。気温は4度だったのでめちゃくちゃ寒いというほどではないが寒くないわけではない。周りの視線が痛くて早々に峠を後にした。標高2000m超の場所に来る際は下界と同じ格好で来ると恥をかくという良い例である。恥だけならまだしも風邪をひく可能性も無きにしも非ず。

17.長野県側も急勾配・急カーブが続く 18.山ノ内町硯川。この辺りもスキー場がある 19.テクニカルなコーナーも多い
 渋峠を通過すると下りとなるが、勾配やカーブのきつさは群馬県側と変わらずきつい。群馬県側と違うのはきついカーブには警告標識が設置されている点だろうか。ご丁寧に大抵にカーブ半径の入った補助標識付きである。一番きついもので確か15mだったと思う。急勾配が続くのでスピードが出やすいのでご注意を。

20.上り(渋峠向き)ならセンターラインはみ出し可 21.ループもある(写真の高架がループの一部)
 2車線路を下っていくと途中にはループもある。これといって特徴のないループだが、ループの存在は整備された道路の証とも言える。渋峠を挟む区間は勾配とカーブはかなりきつい山道となっているが、全線が2車線確保されているので難なく通過することが出来る。雄大な景色を楽しむことも出来るので国道マニアならずとも通って損はしない場所である。

22.改良済みのバイパス区間に入る 23.R403重複区間は4車線となる 24.R403七瀬交差点は右折して高架下を通過する
 ループを越えてしばらく走ると渋温泉の近くを通るがここからが下界の街と言える。道路は幾分か平坦かつ直線的になる。夜間瀬(よませ)川沿いに進んで行くと道の駅「北信州やまのうち」を通過する。さらに長野電鉄とR403を高架で越え、直後にR403と合流する。ここからは4車線となるが、交通量も少なく走りやすい。この状態は約3km西のR403七瀬交差点手前まで続く。つまりR403との重複区間が4車線ということ。これも長野オリンピックに併せて整備されたんだろうな。
 片側2車線を走っていると高架と側道に別れるが、右車線を直進すれば有料の志賀中野道路に進んでしまう。R292(R403) トレースには左車線を走らなければならない。側道に入ってすぐに信号が七瀬交差点となる。R403は左、R292は右に進む(直進は志賀中野道路に入る)。

国道292号 part2