国道289号 |
part3 |
八十里越(只見町側)〜R121鎌倉崎交差点 |
只見町→南会津町 |
85.只見町側は工事現場が見える位置にゲートあり | 86.三条市側よりも強固 | 87.工事関係者だけでなく地元住民や許可者は通行可能 |
約100km、2時間の迂回を経て辿り着いた只見町側もゲートによって進路を妨げられる。ひっそりとしていて工事をしているかどうか分からなかった三条市側に比べて只見町側はゲートのすぐ先で工事をしているのが見える。ゲートの脇には小さなプレハブ小屋があり警備員の詰所として使われていた。工事をしている間は警備員が常駐しているのだろう。 三条市側は工事関係者以外の通行を禁じていたが、こちらは工事関係者に加えて地元住民と通行許可書がある車両は進入できるようだ。山菜やキノコを採取する事を禁止する旨の看板が立てられている事からそれらの採取や野良仕事のためにゲートより奥に入る必要がある人がいるのかもしれない。許可書については、「国道の走行レポートを書くためです」というのは通用しないだろうなぁ。 |
88.平石山スノーシェッド | 89.スノーシェッドのすぐ先におにぎりがある | 90.河川氾濫により片側交互通行 |
ゲートから振り返って只見町中心部方面を向くと平石山スノーシェッドがある。スノーシェッドの先は2.0車線と決して狭い訳ではないが、八十里越が開通した際は交通量の増加が予想される事から心許ない道路状況である。さらには入叶津川に接している場所において崩落が見られ片側交互通行規制を敷いて道路そのものよりもまず河川を補修していた。通行可能な山側も砂利である事から被災当時は完全に崩落していたのかもしれない。 |
91.入叶津集落 | 92.中平集落 | 93.叶津川の氾濫により被災した模様 |
福島県側最初の集落となる入叶津集落に入ると左にカーブしてから叶津川を渡る。2011年7月の新潟・福島集中豪雨によって大きな被害の出た叶津川だが、この橋は少し高い位置にあるため落橋を免れている。川沿いの狭い平地を走っていると小規模の中平集落を通り抜ける。中平集落の先で再び叶津川を渡るが、その辺りの被害が甚大だったようで、補修によって路面は新しくなっており、叶津川は復旧工事が行われていた。 |
94.山に隣接していない場所にスノーシェッドがある | 95.これらの被災は2011年7月の集中豪雨によるもの | 96.R252叶津交差点を右折 |
400m弱の直線のスノーシェッドをくぐり、叶津川の氾濫した痕の砂が堆積した状態の道路を走る。それを通り過ぎ、1.8車線幅の集落内の道路を走っているとR252叶津交差点に突き当たる。交差点と言っても信号はなく、一旦停止してから右折してR252との重複区間に入る。 |
100.只見町大字只見 | 101.常盤橋 | 102.舘ノ川スノーシェッド |
R252から分岐してからも只見町中心部を走っているため沿線の家屋は多い。緩やかな右カーブ、次いで緩やかな左カーブを通過すると常盤橋で只見川を渡る。橋を渡ってからも家屋密集地を走るため2車線ではあるものの歩道がなく狭苦しい印象を受ける。伊南川の対岸を走る福島r360との交差点付近からは沿線の家屋が少なくなるせいもあって余裕のある道路状況となる。r360交差点を過ぎてすぐに舘ノ川スノーシェッドをくぐる。 |
103.長閑な風景を走り抜ける | 104.楢戸沢に架かる橋が付替え工事中 | 105.伊南川沿いを走る |
スノーシェッドから先は水田が広がる長閑な風景の中を走り抜ける。歩道はなくセンターラインは消えかけているが、見通しの良い状態なので走りにくさは全く感じない。楢戸沢に架かる橋が付替え工事のため仮設橋の前後で急カーブとなっているので工事が終わるまでは減速して通過しなければならない。その架橋工事箇所の除けば伊南川沿いの集落を結ぶローカル快走路である。 |
106.只見町大字黒谷 | 107.集落においても走りやすい道路状況もある | 108.交通量は極めて少ない |
集落の家屋が密集している区間では狭苦しさを感じる事もあるが概ね快走路と言える。集落が途切れる事はあるが途切れている区間は短く人里離れた場所ではない。しかし交通量は非常に少ない。伊南川の対岸にはr360が走っているが、そちらを走っている車が多いかと思えばそうでもない。 |
109.只見町大字大倉 | 110.明和橋の東詰で福島r153と交差 | 111.山間部とは思えない程平坦路を走る |
只見町大字大倉で福島r351との交差点を通過し、その先の左急カーブを曲がって直後に伊南川に架かる明和橋で右岸に渡り、福島r153との交差点を通過し、その先で右にカーブして大字小林集落を通過する。小林集落を通り抜けると水田が広がる中を走る。交通量が少なく走りやすい道路状況ではあるが、それだけに前走車が遅ければ忍耐力を試される走行を強いられる可能性が高い。 |
112.下山ロックシェッド | 113.南会津町富山 | 114.R401鹿水口交差点 |
左側に山が迫ってきてその状態を走っていると南会津町に入り、直後に下山ロックシェッドをくぐる。ロックシェッドを出てすぐに下山集落、次いで富山集落を通り過ぎる。R252から分岐して以降の只見町と似たような風景が続く。R252交差点から約25kmでR401鹿水口交差点を通過する。ここからはR401との重複区間である。 |
115.「桧枝岐35km 田島30km」 | 116.界ロックシェッド | 117.南会津町山口 |
R401が重複してきたからと言って道路状況には全くと言っていいほど変化がない。改良された交通量の少ない2車線道路を淡々と走るだけである。山が迫っている場所にロックシェッドがあるがそれが唯一とも言える道路構造物上のアクセントである。伊南川の右岸を集落を繋ぎながら淡々と走る。 |
121.ひたすら勾配を上る | 122.東スノーシェルター内は登坂車線がある | 123.戸板沢をトラバース |
東集落を通り抜けてからもしばらくは沿線には水田があるため生活感が感じられなくもない。旧道が交差する右カーブ辺りからは水田が途切れて生活感もなくなる。ヘアピンカーブが連続している旧道とは異なり一旦南に進んで東スノーシェルターをくぐった先で左に360度カーブして北に向かい、右カーブを経て東第二スノーシェルターを通過する。バイパスという事もあって東スノーシェルター内には登坂車線が設けられている。 |
124.駒止トンネルは戸板山スノーシェルターと一体化 | 125.駒止峠(標高923m) | 126.勾配は8% |
登坂車線がある状態で戸板山スノーシェルターに入り、登坂車線が本線に合流した直後に駒止トンネルに入る。豪雪地の宿命か、トンネルとスノーシェルターが一体化しており扁額等は見えない。 トンネルを抜けると「駒止峠 標高923m」という標識が目に入るが、本来の駒止峠(旧道)は北西に直線で約2.5km離れた所にある。トンネルからは8%の下り勾配となり、反対車線には登坂車線が設けられている。旧南郷村側には急カーブがいくつかあったものの旧田島町側は勾配はきついものの急カーブはほとんどない。 |
127.南会津町針生 | 128.針生集落で再び勾配がきつくなる | 129.白地の案内標識がある |
カーブの緩やかな急勾配を下っていると南会津町最初の集落である針生を通過する。勾配は一時的に緩やかになるが再び急勾配かつ急カーブとなり登坂車線も設けられている。針生の隣の静川に入ると勾配は落ち着き、沿線の風景も山間部の峠道から農村へと変化する。 |
130.快走路を走る | 131.道路脇に折り畳み式の防雪柵がある | 132.「会津若松45km 下郷13km」 |
桧沢川を渡ってからは川との間の平地を2車線快走路で走り抜ける。見通しが良く交通量が少ないため走りやすい。いくつかの小さな集落を通るが、家屋が密集しているのは国道から少し外れている事から現在の国道はバイパスとして建設されたものと思われる。 |
133.R400風下交差点 | 134.永田橋 | 135.R121鎌倉崎交差点 |
平坦な快走路を淡々と走っていると南会津町中心部の手前で桧沢川を渡り、R400風下交差点を通過する。R400と重複しながら阿賀川を永田橋で渡り、会津鉄道のガードをくぐった直後でR121・R400鎌倉崎交差点に至る。この鎌倉崎交差点を直進するとR400が分岐すると同時にR121との重複区間に入る。 |
国道289号 part4 |