国道289号
part2

R294西大沼交差点〜甲子峠(大黒屋)
白河市→西郷村

27.いわき市以来の4車線 28.立石交差点を左折する 29.R4へ至る道路との交差点までが4車線となっている
 R294西大沼交差点を越えると4車線となる。いわき市以来の4車線だが、その割に交通量は多くないこともあって流れは良い。緩やかに大きく右カーブしながら北へと方角を変え、立石交差点を左折すると東の方角へ向き直す。東北新幹線・在来線の新白河駅の近くを通ることもあって西大沼交差点に比べてもどんどん交通量が多くなる。
 立石交差点を左折してすぐにR4との連絡道的な道路との交差点がある。この道路がR289なのかR4なのかそれともまた別の道路なのかは、地図によって表記が異なることもありわたしが知る由もない。R4連絡道との交差点を過ぎると勾配がきつくなるが、すぐに落ち着く。東北道のガード下を通過するといよいよ西郷村に入る。

30.アップダウンしながら甲子峠を目指す 31.福島r281交差点。甲子峠が不通だと言う事を知る 32.福島r281交差点を越えると田んぼの中の1本道となる
 西郷村に入ってからも2車線の走りやすい道路が続いている。通勤時間帯のため白河市方面に向かう車は多いが、逆の甲子方面へ向かう車はほとんどいない。筆者は後者の側に属しているのは言うまでもない。西郷村の村役場に程近い福島r281と交差する。ここの案内標識には「田鳥方面 通行不能」だとか「田鳥方面右折」だとか書かれているが、そんなものは無視して進む。今回の目的は田鳥(下郷)に抜けることではない。

33.進むに連れて集落が見られなくなる 34.甲子トンネルの土砂廃棄場(?)横を通過 35.福島r290交差点を直進
 走るにつれて沿線の建物の数がどんどん減って行く。赤坂ダム付近からは民家は途切れ、勾配はきつくなる。とは言うものの2車線と整備された道路で交通量は少ないという状況なので走りやすい。休日ともなれば甲子温泉を目指す観光客でごった返しているというのもあまり想像できない。が、紅葉の季節となるとそんな悠長な状況でもないかもしれない。
 道路は登り勾配が続き福島r290交差点に至る。r290は入口こそ怪しげな雰囲気だが約2.5km先で有料の那須甲子有料道路となり栃木県に抜けることもできる。峠を越えていないR289をさらに奥に車を走らせる。

36.奥甲子との分岐。右折するのが旧R289 37.案内標識の拡大。通行不能を強調 38.通行不能とは思えない道路状況だが・・・
 r290交差点から1.5kmほど走るとでかでかと「通行不能」と書かれた案内標識が目に入る。右折する道路は何の表記もないが実はR289の旧道である。奥甲子温泉に行くには右折するのだが、甲子峠(大黒屋)に向かうのであれば直進が正解。右折しても辿り着くことはできるが、国道でないため直進が正解(筆者にとっては)。
 旧道との交差点を過ぎても2車線の快走路は続いている。剣桂トンネルを始めとしていくつかのトンネルと橋を通過してさらに奥へ進む。その状況からはとてもじゃないがこの先行き止まりとは思えない。

39.トンネルを抜けるとショボイ道に叩き込まれる 40.1.5車線の林道レベルの道路を走る 41.左が今走ってきた道で右が大黒屋への道
 安心坂トンネルを抜けた先も橋が続いているがその先は工事現場なので進む事はできない。きっちりゲートが鎮座していて警備員もいる。ゲート手前で左に分岐するショボイ道に入らざるを得ない。バイパスの橋の下を通過して300mほど進むと大黒屋に到着する。安心坂トンネル西側から来た場合は鋭角に左折しなければならないが、大型車でもない限り一発で曲がれるだろう。少なくともデトマソでは切替しなしで曲がることができた。

42.大黒屋へと足を踏み入れる 43.登山コースの案内図=国道の案内図!? 44.案内図拡大。クリックで大きくなります
 大黒屋から先は車での進入はできない。早朝のひっそりとした大黒屋の駐車場の端っこにデトマソを止めて徒歩での調査を開始する。大黒屋のある場所は甲子山の登山道入口に当たるためか、登山コースの案内板が設置されている。残念ながらそこにR289の表記はされていない。

 
45.国道は大黒屋の離れを抜ける 46.車が通れそうな幅の砂利道  
 大黒屋の本館らしき前を通り抜けて別館前に至る。秘境(と言うほど困難な道のりではないが)の1軒宿と言うだけあって中々趣のある建物だが、ここは温泉を紹介するサイトではないので詳細には触れない。国道にのみスポットを当てる、と言いたい所だがどう贔屓目に見ても国道の写真には見えない。しかし見る者が見ればここが国道だと分かる。No.45の写真は登山道国道を扱うサイトには必ずと言っていいほど載せられている写真だろう。
 離れを抜けて奥に進むと緩やかな下りの砂利道が続いている。道幅は1.5車線といったところで、離れの渡り廊下にベンチが置かれてなければ車で入ることも充分可能だろう。だからと言ってベンチをよけて入らないように。あのベンチは車両の進入を防ぐために置かれているのだから。

47.橋の手前におにぎり 48.大黒屋を向いて撮影 49.橋の横には砂防ダム(?)から滝状に流れ落ちる水
 砂利道を歩いていると狭い橋の手前におにぎりが立っていた。登山道に立つおにぎりと言えなくもないが道幅が車の進入できそうな幅なのであまり感動的なシーンにはならない。ここまでであれば車で入って来れなくもない。ただし転回場所がないのでもし入ってきたらバックで戻る羽目になる。
 おにぎりの奥には幅1mほどの橋が架かっている。さすがにこの橋を車で渡ることはできないだろう。橋の直前が狭くなっているのでなおさらである。しかも進んだ所でバックで戻るのは必至である。バイクやチャリなら比較的容易に進めるだろうが結局は戻って来ることになる。

50.見にくいが階段になっている 51.巨大な落石もここでは違和感なし 52.これが登山道国道の真骨頂!!!!!
 橋を渡った先はいよいよ登山道らしくなる。もはや徒歩以外での進入は考えられない。幅もさることながら階段状になっていてタイヤ付きの乗り物が入る事を一切考慮していない。当たり前だ、登山道なのだから。人間同士がどうにかすれ違えるような幅だが、幸いにして対向はいなかった。青く塗られたプレハブ小屋を横を通り過ぎると視界におにぎりが飛び込んでくる。これが業界で最も有名なおにぎりのひとつ、「登山道に立つおにぎり」である。

53.白いポールではなく木に付けられている 54.大黒屋を向いて撮影 55.戻り際に撮影。この左側でマイナスイオン放出中
 登山道おにぎりは通常の白いポールではなく木に付けられている。微妙に曲がっているところがその辺の木を切って付けました感を出している。実際はどうかのか知らんが。さらに反対側にもおにぎりが付けられており、甲子山から来た登山者にもきっちり国道である事をアピールしている。それにしても登山道におにぎりっていう状況は普通おかしいのだが、違和感を感じない自分も充分おかしい。一人で興奮した後にこの場を後にする。当然来た道を戻らなくてはならない。

国道289号 part3