国道289号
part4

R121鎌倉崎交差点〜R118新町交差点
南会津町→下郷町→西郷村→白河市→西郷村→白河市→棚倉町

136.R121とともに南会津町中心部を走る 137.会津鉄道の踏切を越える 138.南会津町中心部を抜ける
 鎌倉崎交差点を直進するとR121と重複しながら南会津町の中心部を西に向かって進む。会津田島駅と町役場の間を走り抜け、左にカーブして福島r347との交差点を通過してから会津鉄道の踏切を越える。踏切のすぐ先に信号のない交差点があるが、ここを左折する道路がR289の旧道であり、R400風下交差点のすぐ北に接続している。旧道との交差点を過ぎると南会津町の中心部と言える場所を過ぎるため沿線の建物は一気に少なくなる。

139.交通量は多い 140.豊成ロックシェッド 141.串刺しおにぎりで重複区間をアピール
 阿賀川沿いの山との僅かな部分を走る。川の対岸の平地に集落が広がっているものの道路沿いに建物はない。そんな道路状況ではあるが100番代国道との重複区間なので交通量は決して少なくない。しかし集落がなく信号が少ないため基本的には交通の流れは良いと言える。南会津町から下郷町に入ってからも同様の状態が続く。福島r348との交差点を過ぎると平地となり集落を通り抜けながら北東の方角に進む。

142.会津鉄道のガード下を通過 143.下郷町中心部を走る 144.R121林中交差点を右折
 下郷町の中心部の南で会津鉄道のカード下を通過し、家屋が建ち並ぶ中を走り抜ける。会津下郷駅前を通過して左カーブの途中の林中交差点を右折するとR121から単独分岐を果たす。山間部の町の駅前のややごちゃごちゃしているものの何の変哲もない交差点だが、直進と右折が信号によって分離されている。交差点がカーブの途中にあり、交差点の中で右折待ちすると直進車が通行できない事態が発生する事を防ぐ措置と思われる。

145.緩やかな上り勾配 146.松合橋 147.一時的に下りとなる箇所もある
 林中交差点からは路側帯に余裕のある上り勾配の2車線となっている。町役場の南側を通過して福島r347との交差点を通り過ぎる。バイパス然とした非常に走りやすい道路状況だが、行楽日和の週末とあって交通量は乗用車を中心に多い。上り勾配を淡々と上っていると松合橋を渡った先で一時的に下りとなるが、集落の中ほどで上りに転ずる。

148.駒止峠バイパスよりも規格が新しいと感じられる 149.登坂車線あり 150.道の駅「しもごう」
 カーブの多い上り勾配をひたすら上る。南会津町で通った駒止峠バイパスと似たような雰囲気だが、甲子道路の方が急カーブは少ないように感じられる。南倉沢集落の西では登坂車線が現れ左に大きくカーブを描きながら標高を上げる。登坂車線がなくなって程なくして道の駅「しもごう」を通過する。甲子トンネル開通後の2009年3月に登録された道の駅なので前回走行時(2006年)にはなかった施設である。

151.異常気象時の閉鎖ゲートを通過 152.路肩の余裕がなくなる 153.甲子峠旧道と交差
 「しもごう」のすぐ先で通行止用のゲート脇を通過する。甲子トンネルを挟む区間は定期的な冬季閉鎖はなく異常気象時に閉められるゲートであろう。ゲートから先も2車線の上り勾配だが、路側帯に余裕がなくなり急カーブが続く。甲子道路が開通したとは言えこの区間はまだ事業中であり真の意味での全通とは言えないかもしれない。
 路側帯が広くなり程なくすると甲子峠に至る旧道との交差点を通過する。旧道と言えど車両で行けるのは甲子峠までであり、それも2012年8月時点では峠まで辿り着けるかどうかも不明である。2006年の甲子トンネル開通前に峠まで行った時の様子は別ページに記載している(ただし走行方向は逆のいわき市から新潟市に向かっている)。

154.甲子トンネル 155.甲子橋と安心坂トンネルの間に旧道が分岐 156.きびたきトンネルと石楠花トンネル(閉鎖)
 旧道との交差点からも勾配を上り続け、林中交差点から約12kmで甲子トンネルに入る。トンネルの中、甲子山山頂のすぐ北で西郷村に入る。トンネルを出ると甲子橋を渡り、次の安心坂トンネルをくぐる。甲子橋と安心坂トンネルの間に右側に交差している道路が旧道の一部であり、右折すると大黒屋に行く事ができる。その奥にはR289を全国区たらしめた登山道おにぎりがかつて存在していた。
 安心坂トンネルを出た直後にきびたきトンネルに入るが、その左側には坑口が閉鎖されたトンネルが接している。石楠花トンネルという名だが、旧道のトンネルにしては新し過ぎる。それもそのはず、甲子道路として掘られたトンネルであるが、開通後の2002年の豪雨により地すべりが発生し、石楠花トンネル(と片見トンネル)を復旧させるのではなくきびたきトンネルを延伸する形で新たなルートで開通させたという経緯がある。きびたきトンネルが内部で緩やかなカーブを描いているのはそのためで、その途中には石楠花トンネルが繋がっている(下郷村方面に西進しているとその分岐が見える)。

157.剣桂トンネル 158.そうは見えないがレジャー施設が点在 159.開放的な区間も走る
 きびたきトンネルを抜けて旧道に至る道路との交差点を過ぎると甲子道路で最も短い剣桂トンネルをくぐる。他のトンネルに比べて古い気がするが、安心坂トンネルや縞石坂トンネルと同じ開通年である。
 剣桂トンネルから程なくして旧道との交差点を通過する。周辺は新甲子温泉として旅館などが建っており以東は行楽客の車が多くなる。福島r290交差点を通過してゴルフ場の北側を通る。勾配もカーブも緩やかで走りやすい状態が続く。かつてヘアピンカーブがあった区間はバイパスが開通しており減速する事なく通過できるようになっていた。

160.2車線だと鬱蒼感も薄く感じられる 161.西郷村大字真船 162.西郷村中心部からは平坦になる
 進むにつれて沿線に建物が点在するようになる。赤坂ダム湖付近はカーブが多いものの通り抜ければほぼ平坦で直線的な状態になる。西郷村役場付近で福島r281との交差点を通過する。沿線の建物が増えるのに伴って交通量も増えてくる。

163.東北道 164.R4とは立体交差 165.R4と東北本線をオーバーパス
 白河市に入ってすぐに東北道の下をくぐり、程なくして4車線になる。4車線になってすぐ、R4に至る支線との交差点の手前ではごく短い距離ながら西郷村域を通っている。余りに短い距離なので市村境標識は設置されていない。
 R4に至る支線との交差点を過ぎてすぐに上り勾配となってR4とJR東北本線を一気にオーバーパスし、東北新幹線をアンダーパスする。

166.市道との交差点を右折 167.周辺に商業施設の多い4車線道路を走る 168.R294西大沼交差点
 昭和大橋からの勾配を下り切った所で市道との交差点を右折する。国道と市道との交差点を右折するパターンだが右折車線は1本しかないので要注意である。しかし、交差点から先は4車線となっており、白河市の市街地の西から南にかけて緩やかなカーブを描きながら進む。沿線には商業施設が多く立地しており週末を中心に交通量が多そうな区間である。
 4車線区間の終わりはR294との西大沼交差点である。右車線がそのまま右折車線となるため、直進するR289のトレースは左折車線を走っているのがベターである。

169.交通量は多いが道路状況は良好 170.右側に接続しているのはJRバス専用道 171.水田の間を走り抜ける
 西大沼交差点を過ぎると対面2車線となって東の方角に進む。白河市の市街地から離れていくが行楽日和の休日とあって特に反対の西向き車線の交通量は多かった。それでも南湖付近を過ぎれば交通量は少なくなる。平坦かつ直線的で走りやすい道路を走っていると右側に1.0車線幅の道路が見える。かつての鉄道路線を転用したJRバスの専用道である。JR白棚線は白河駅と磐城棚倉駅を結んでいたが、R289に取り込まれたり災害により通行できなくなったりしたため全線がバス専用道になっている訳ではない。なお、このバス専用道はJR(厳密にはJRバス関東)の私有地であり車両はおろか自転車や歩行者の通行も禁止である。

172.福島r280交差点 173.白河市表郷高木 174.バス専用道がなくなった区間は国道を走る
 福島r280交差点を過ぎてすぐにバス専用道が合流してくる。旧表郷村の中心部を東進し、いくつかの集落を結びながら水田の間を走り抜ける。白棚線跡を取り込んだ区間を走っていると棚倉町に入る。棚倉町に入って程なくするとバス専用道が分岐して磐城棚倉駅方面に向かう。

175.福島r44逆川交差点を右折 176.左側に分岐するのが福島r25 177.R118新町交差点を右折
 平坦な2車線道路を走っていると福島r44逆川交差点を右折しなければならない。約1.4km南、福島r25との交差点を越えた所でR118新町交差点に突き当たる。R289は右折してR118との重複区間となる。

国道289号 part5