国道257号
part4

R256万賀交差点〜R472交差点
中津川市→下呂市→高山市

159.旧加子母村を快走 160.道の駅「加子母」 161.勾配は非常に緩やか
 万賀交差点からはR256から分岐して単独区間となる。道路状況に大きな変化はなく緩やかなアップダウンを繰り返す2車線快道路が続いている。約2.1km走ると道の駅「加子母」を通過する。「花街道付知」が旧付知町の中心部にあったのと同様に、「加子母」は旧加子母村の中心部に位置している。道の駅以降も加子母川の左岸に沿った2車線道路を快走する。多少のアップダウンはあるものの緩やかで、カーブも緩やかなものばかりなので走りやすい。

162.岐阜r436交差点 163.舞台峠を越えて下呂市に入る 164.下呂市側の南向きは登坂車線あり
 岐阜r436交差点を過ぎて程なくして舞台峠を越えて下呂市に入る。何やら曰くありげな名称の峠だが、起源は鎌倉時代にまで遡るようだ。峠の北側、下呂市側の勾配はややきつく上りになる南向き車線には登坂車線が設けられている。また、明るい雰囲気とは言え谷筋を走っており沿線の建物は少ない。

165.舞台峠観光センターなるものがある 166.2車線快走路を走る 167.竹原川沿いを快走
 右カーブの後に左に大きくカーブすると反対側の登坂車線がなくなり、直後に岐阜r442交差点と通過する。交差点付近まで来ると勾配は緩やかになっている。r442交差点の少し西には舞台峠観光センターなるものが立地している。道の駅ではないが同様の施設で乗用車の駐車場は300台とかなりの規模を誇っている。
 r442交差点からは竹原川左岸を緩やかな下り勾配を快走路で走る。岐阜r440宮地交差点の手前で竹原川を渡ってからは右岸の山裾を快走する。岐阜r62交差点付近にやや急な右カーブがあるが、それ以外のカーブは緩やかなものばかりである。

168.竹原トンネル 169.飛騨川に向かって下る 170.R41帯雲橋交差点
 r62交差点を通過してすぐにロックシェッドと繋がった竹原トンネルをくぐる。トンネルを出てしばらくは平坦かつ直線だが、右カーブからは下り勾配となり、同時に集落に差し掛かる。左にカーブし勾配を下り切った所でR41帯雲橋交差点となる。R41が屈曲している部分でありR257は直進してR41と重複して下呂温泉(下呂市街地)に向かう。

171.R41・R257串刺しおにぎり 172.飛騨川に沿って走る 173.岐阜r440交差点
 帯雲橋交差点からはR41と重複しているため、R19重複区間程ではないが交通量が多くなる。案内標識等にR257の表記はなかったものの、R19重複区間にはなかった串刺しおにぎりが立てられている。飛騨川の左岸の山裾を走っていると岐阜r440との立体交差を通過する。r440は交差点の形状やルーティングからしておそらくはR41の旧道だと思われる。なお、下呂市宮地でもr440と交差しているが帯雲橋を含む区間はR257とR41に重複している事になる。

174.下呂市街地は国道より低い場所にある 175.下呂市の市街地から北は雨量通行規制区間 176.下呂トンネル
 r440交差点からは下呂市の市街地に差し掛かるのだが、旧道と思われるr440に対して現国道は東側の山手を走っており市の中心部に近い割に沿線の建物はさほど多くない。日本三名温のひとつの下呂温泉とあってホテルや旅館が多いのも特徴と言える。市街地の端から北は連続雨量200mm以上で通行止めになる雨量通行規制区間となる。下呂トンネルまでが現在の国道の市街地区間と言える。

177.下呂市街地の外れにも量販店あり 178.下呂洞門 179.小坂ダムの水路管の下を通る
 下呂トンネルから北は雨量通行規制区間となるが、その北端の下呂市東上田は全国チェーンの量販店もあり寂しげな集落ではない。東上田を通り過ぎると下呂洞門をくぐるが、山が川に迫っているその区間の方がよほど雨量通行規制区間に指定されていても不思議ではない。

180.JR高山本線のガードは上下線が別々 181.R41花池南交差点を右折
 禅昌寺駅の南でJR高山本線のガードをくぐるが、R257(実質R41)は上下線が別れている。その見た目からして元々は西側のみだったが、幅が狭くボトルネックだったため新たに東側の盛土に穴を穿って道路を通したものと推測できる。その後は高山本線と飛騨川に挟まれた状態を走り、旧萩原町の中心部の南端の花池南交差点を右折してR41から分岐する。進むべきは西にも関わらず一旦右折して東に進むのははぎわら大橋の高低差を解消するためだろう。

182.はぎわら大橋 183.岐阜r88跡津交差点の先で右急カーブ 184.賽の神橋の手前は下り勾配
 花池南交差点を右折してすぐに勾配を上りながら左に180度カーブしてはぎわら大橋でR41の上を通過してから飛騨川を渡る。はぎわら大橋の西詰で岐阜r88跡津交差点を通過すると右の急カーブを曲がり6%の勾配を上って飛騨川流域の低地から標高差が生じる。

185.旧萩原町の中心部を見下ろす 186.馬瀬まで5km 187.新日和田トンネル
 旧萩原町の中心部を含む飛騨川流域を見下ろしながら走るが、左のヘアピンカーブを曲がるとそれらが見えなくなる。以降はやや急なカーブもあり勾配も決して緩やかではないが、2車線確保されており交通量が少ないため特に走りにくいとは感じない。花池南交差点から約4.8kmで新日和田トンネルに入る。全長1017mと結構な長さのトンネルで“新”と付いているが、開通は1977年と40年近く経過している。

188.新日和田トンネル以西は下り勾配 189.清流大橋 190.岐阜r431交差点
 新日和田トンネルから西は旧馬瀬村となり、意外に緩やかな勾配を下る。カーブもあるが比較的緩やかで、交通量が少ないとあって走りやすいと言える。清流大橋で馬瀬川を渡ってから右にカーブし、その先で岐阜r431との交差点を通過する。新日和田トンネル方面から見れば鋭角に接続しており、R257からr431に進むには左折と言うよりは180度カーブするという表現の方がより正確である。

191.大型車通行不能である事が警告されている 192.下呂市馬瀬堀之内 193.旧道合流後に狭くなる
 旧馬瀬村の中心部には9.5km先の馬瀬川上以遠において高さ3.6m以上長さ9.5m以上の車両が通行できない旨を警告する標識が設置されている。まだ10km近く進んだ先の話なのでしばらくは2車線快走路が続く。馬瀬川に沿っているR257から見て北の山裾に家屋が多い事から、川に近い場所にバイパスが造られたものと思われる。八幡高山大規模林道との交差点を通過し、旧道と合流した先でセンターラインがなくなり道幅が狭くなる。

194.見通しは良いが狭い 195.大型車通行不能の警告は複数あり 196.左右で色が異なるが広い訳ではない
 1.5車線狭路で桂林寺集落を走る。舗装が張りかえられたばかりなのかアスファルトは新しいため路面の凹凸を気にする必要はない。新しい舗装の区間を過ぎても比較的きれいな舗装の狭路となっているが、黒石垣内集落は少し舗装状況が悪い。

197.無笹集落から少しだけ2車線 198.拡幅工事現場まで2車線 199.本格的な山岳路の様相を見せる
 無笹集落からはセンターラインが復活して2車線道路になり、直線の見通しの良い快走路となる。約2.0km走ると新しい舗装と法面となり、その先には拡幅工事現場があった。走行した時は法面を削る工事が行われており片側交互通行規制が敷かれていた。工事現場から先はこれまで通った狭路よりもさらに狭くなっており、乗用車同士の離合にも支障のある道幅である。しかしここはまだ大型車通行不能箇所ではない。

200.カーブの先が狭いため警告の標識と看板が乱立 201.制限高よりも幅の狭さが気になる 202.隧道の先もしばらく狭路が続く
 馬瀬川沿いの狭路を走っているとカーブや幅員減少を知らせる標識や看板が複数立っている。見通しの悪い右カーブを曲がった先には地図にも載っていない制限高3.6mの隧道をくぐる。岩盤をくり抜いただけの隧道にロックシェッドが接続している。内部は1.0車線と狭く乗用車の通行には問題ないが離合はできない。大型車両だと上部が隧道内壁に接触する可能性があり、通常不能の警告は正しいだろう。隧道を出てからも馬瀬川沿いの狭路が続いている。

203.2車線になってすぐに左直角カーブ 204.かおれトンネル 205.新老谷橋の西詰で旧道と合流
 センターラインが現れてすぐに左急カーブを曲がる。カーブの途中には引き続き馬瀬川沿いを走る道路が交差しているが、その道路が旧道である。現在はかおれ大橋で馬瀬川を渡った先でかおれトンネルをくぐり、新老谷橋を渡って旧道と合流する。川沿いのカーブの多い狭路とは異なり全長1312mのトンネルと2つの橋で難なく通行する事ができるようになった。

206.老谷洞門 207.高山市に入る 208.笈谷トンネル
 老谷洞門を通過してすぐに市境を越えて高山市に入るが、道路状況や沿線の風景に変化はなく、意外にアップダウンのない2車線快走路と淡々と走る。蛇行する馬瀬川を橋梁とトンネルで直線的に走り抜けており、川に沿っている道路が旧道である事は容易に推測できる。

209.立壁橋 210.庄島トンネル 211.R472交差点を右折
 庄島トンネルを出ると中央部が盛り上がっている形状の大原大橋を渡り、勾配を下った所でR472との交差点に突き当たる。信号のない交差点を一旦停止してから右折して高山市街方面に進む。左折してすぐに場所に道の駅「パスカル清見」があり、R257とは離れているため直接の出入りはできない。

国道257号 part5