国道256号
part5

R19妻籠交差点〜R151八幡様前交差点
南木曽町→阿智村→飯田市

202.妻籠洞門 203.妻籠宿へは左の道路へ進む 204.カーブが多い
 R19妻籠交差点からは単独区間となるが、道路状況はR19と同じような2車線道路である。ただし交通量は減少し、特に大型の貨物車両の数が著しく少なくなる。蘭川沿いを走り、妻籠洞門をくぐってから程なくして中山道の妻籠宿を通る道路との交差点を通過する。R256は妻籠宿の西側を走っており、忠実に蘭川に沿っている訳ではないが急なカーブが多い。

205.高台に建っているのはホテル木曽路 206.比較的開けた地形を走る 207.蘭トンネル
 長野r7交差点付近から進行方角を南から東へと転じ、蘭川の北側を走る。ホテル木曽路付近までは緩やかなカーブがほとんどだが、以東は急カーブが多くなる。蘭トンネルの西で一旦急カーブは落ち着き、緩やかなカーブが主体となる。蘭川に沿った道路が並走している事から現在のR256は集落から離れた位置に造られたバイパスと思われる。

208.上り勾配8% 209.南木曽町吾妻に法面工事のため片側交互通行区間あり 210.長野r8交差点
 8%とややきつい勾配もあるが実際に走って見るとそこまできつい勾配には思えなかった。蘭川に架かる橋を渡る前後で進行方角を東から再び南へと転じ、長野r8との交差点を通過する。左折してr8に進んでも大平峠を経て飯田市の中心部に至る事が可能である。ただ、r8は冬期閉鎖される急カーブが連続する狭路のためか、案内標識には大平高原としか記されてない。

211.清内路トンネルの"南"が雨量通行規制区間 212.故意に付けられたタイヤ痕が見られる 213.清内路トンネル
 南木曽町側最後の集落となる漆畑の集落を抜けると直角カーブを2連続で通過し、以降はヘアピンカーブを含む急カーブ・急勾配の峠道となる。清内路トンネルの手前は4つのヘアピンカーブで標高を上げる。余裕のある2車線道路かつ夜間の交通量が少ないという条件のせいか、夜間は走り屋が出没するようでタイヤ痕が刻まれていた。
 妻籠交差点から約12.8kmで清内路トンネルに至る。全長1620m、標高1048mはR256では最長かつ最高所である。このトンネルを抜けると阿智村に入る。

214.清内路トンネル南側は時間雨量25mm、連続雨量100mm以上で通行止 215.阿智村清内路堀上 216.旧清内路村の中心部付近
 清内路トンネルを抜けると雨量規制区間となるが急カーブはなく勾配もさほど急ではないなど、道路状況はむしろ阿智村側の方が良い。清内路川に沿った明るい雰囲気の谷筋を走っており、集落は旧道沿いに位置しているため沿線の家屋は非常に少ない。黒川橋を渡った直後に右の急カーブを曲がり、阿智川沿いに旧清内路村の中心部を南進する。

217.昼神トンネル 218.阿智村昼神 219.R153阿智川橋交差点を左折
 蛇行する阿智川に沿ってカーブの多い2車線道路を走っていると昼神トンネルをくぐる。その後程なくして長野r89交差点を通過する。r89に進むと中央道の園原ICに至るが、恵那山トンネル直近という事もあり名古屋方面としか接続していない。
 昼神温泉と通り抜けて程なくしてR153阿智川橋交差点に至る。案内標識では大きく左にカーブした後にY字形状に交差しているかのように見えるが、交差点直前に急カーブがあるものの案内標識の表記ほどダイナミックなカーブではない。100番代の国道の交差点のため交通量は少なくないが、信号機は設置されていない。なお、R153・R256飯田方面とR257南木曽方面は立体交差となっており、交差点をスルー可能である。

220.中央道の橋梁の下を通過 221.R153・R256串刺しおにぎり 222.阿智村駒場
 阿智川橋交差点を左折すると目の前の高い位置を横切る中央道の橋梁が見える。その下をくぐってからは中央道と阿智川に挟まれた状態となり、阿智村の中心部にさしかかると北に転じ阿智川から離れる。

223.飯田市に入る 224.R153BPとの交差点を側道へ進む 225.側道を進む
 緩やかな上り勾配を走り下りに転ずる峠部分で飯田市に入る。緩やかな勾配を下り切った所で右にカーブする本線と側道とに別れる。案内標識には本線にのみおにぎりが表記されているが、側道の現道もまだ国道の指定を受けているはずである。という事で今回は側道に入り現道を走行している。

226.三遠南信道 227.センターラインのない区間もある 228.山本東平交差点を左折してバイパスと合流
 反対車線との合流部の突き当たりを左折する。その後は住宅地の中を走る2車線道路となる。三遠南信道の高架下を通るが、低い位置を走っているためただの跨線橋や跨道橋に見えなくもない。三遠南信道から程なくしてセンターラインがなくなり1.8車線幅になる。車道の幅は狭くなったが、歩道は両側に確保されている。センターラインのない状態は約500m続き、右に急カーブした直後にR153バイパスに突き当たる。案内標識は設置されていないが、ここは左折してバイパスと合流する。

229.バイパス合流後は2車線 230.中央道 231.緩やかなアップダウンとカーブが続く
 バイパス合流後は普通の2車線道路となるが、沿線の家屋は多くバイパスではない事が窺える。先ほどのバイパスは三遠南信道の飯田山本ICのために造られたものだと思われる。2ヶ所目となる中央道の下を通過すると、右側に中央道が隣接する状態になる。山間部ではないが緩やかなアップダウンもカーブがある。交通量は決して少なくないが、信号が少なく流れがスムースなため走りにくさは感じない。

232.R153飯田インター西交差点 233.中央道 234.松川まで下る
 阿智川橋交差点から約10.2km走った先の飯田インター西交差点を直進するとR153から分岐して単独区間になる。案内標識のR256には上書きで修正された跡があるため、中央道・飯田ICと接続しかつ飯田市街地を迂回するバイパス開通以前は直進もR153だったのかもしれない。
 飯田インター西交差点から程なくして3ヶ所目の中央道下をくぐる。その後緩やかな左カーブを曲がりながら下り勾配になり、そのまま飯田市街地の手前の松川まで下り続ける。

235.市道との交差点を道なりに右へ進む 236.JR飯田線 237.市街地まで8%の急勾配を上る
 松川橋を渡った北詰で市道との松川橋交差点を通過し、飯田駅方面に至る市道との交差点を右にカーブしながら通過する。案内標識では右折するかのような表記の仕方だが、センターラインに沿って道なりに右にカーブするような感じである。その後しばらく平坦な状態となるが、左にカーブしながら8%の勾配で市街地のある標高に上る。

238.飯田市役所前を通る 239.R151中央通り2・3交差点を右折
 カーブと勾配を終えて平坦になってすぐに飯田市役所の前を通過する。市役所や飯田駅に近いため沿線には一般家屋よりも小中規模のビルが目立つようになる。飯田インター西交差点から約3.8kmでR151との中央通り2・3交差点に至る。R256はおにぎり下の補助標識の矢印に従って右折して塩尻・駒ヶ根方面に向かう。案内標識に表記されている塩尻と駒ヶ根はどちらもR256だけでなくR151の行き先でもない。

240.R151・R256串刺しおにぎり 241.古い商店街のような場所を下る 242.勾配を下り切ると右カーブ
 中央通り2・3交差点からはR151との重複区間になり、交差点の近くにR151とR256の串刺しおにぎりが立てられている。継ぎ接ぎ国道故に多くの国道と重複してきたR256だが、R156重複区間を除いて串刺しおにぎりが設置されている点は驚くに値する事である。飯田駅から続く直線道路を店舗兼住宅が並ぶ中を緩やかに下っていく。勾配がなくなると同時に右の急カーブを曲がる。

243.長野r18新飯田橋交差点は左斜め前方に進む 244.R151・R153東鼎交差点を直進 245.三遠南信道よりも立派に見えるR153の跨道橋
 松川との2ヶ所目の橋である新飯田橋を渡った南詰の長野r18新飯田橋交差点は左斜め前方に進む。家屋に挟まれた2車線道路を走っているとR151・R153東鼎交差点に至る。案内標識には直進のR151と右左折のR153しか表記されていないが、R256は引き続きR151と重複しているため直進する。緩やかな勾配を上るとR153の跨道橋の下をくぐり、その先で右にカーブする。

246.JR飯田線の上溝踏切を渡る 247.飯田市松尾久井 248.R151八幡様前交差点を左折
 JR飯田線の上溝踏切を通り、店舗兼住宅と通常の家屋が混在する中を走る。長野r232伊那八幡駅交差点の直後の八幡様前交差点を左折するとR151から分岐して単独区間になる。案内標識にR256の行き先が表記されていない点に一抹の不安と期待を抱きながら車を走らせる。

国道256号 part6