国道256号
part4

R41下妙見町交差点〜R157徹明町交差点
下呂市→郡上市→関市→山県市→岐阜市

70.R41から分岐しても2車線は続く 71.下呂市から郡上市に入る 72.フラットで直線的。走りやすい
 下妙見町交差点でR41から分岐しても2車線道路は続く。勾配はあるもののごく緩やかである。R256単独区間ではこうも気持ちよく走れる区間は少ない。皆無とは言わないがその距離は短いのだ。多少きついカーブはあるが大して気にならない。のどかな農村風景の中を走り抜けていく。

73.堀越峠区間に入っても2車線のまま 74.堀越峠にあるモニュメント? 75.地域は旧町名のままになっていた
 堀越峠まではセンターライン付きの道路である。峠に近づくと気持ち車線幅が狭くなっている。右急カーブがあったかと思ったらそこが堀越峠だ。はっきり言って地味な峠でモニュメントみたいなのがなければ峠と気付かずに通り過ぎてしまう可能性もなきにしもあらず。たかだか標高527mの何の変哲もない峠に何でこんなのが立っているんだろう?
 堀越峠を越えてからが結構な酷道である。道幅は特に狭いというわけではないが、郡上市街地に出る直前の九十九折れっぷりは見事の一言。いくつものヘアピンカーブで一気に標高を下げている。峠の前後でこうも性格の違う道路となっているのも珍しいのではないだろうか。

76.なぜか妙に寂しげな雰囲気を醸し出している気がする 77.R472重複区間。R156城南交差点まで1kmの地点 78.岐阜r61との交差点は分かりにくい
 郡上市役所近くでR472八幡大橋南交差点となる。このR472も酷道としてそれなりに有名な国道である。岐阜県北部は実は酷道所としてマニアの間では紀伊半東や四国に並んで有名な地域だったりする。R256はこの交差点を左へ進んでR472と重複する。ここからは今までとは比べ物にならないほど交通量が多くなる。さすがに渋滞とまではいかないけれども。
 八幡大橋南交差点から2kmほど走ると今度はR156城南交差点となる。R472の終点でもあるこの交差点を直進すると今度はR156との重複区間に入る。先ほどのR472と違って若い番号の国道と重複したためR256の表記は見られなくなる。飛騨川左岸を南下すること約5km。相生交差点を右折して単独となる。長良川鉄道の踏切を越え、岐阜r61と一瞬だけ重複してタラガ谷越を目指す。タラガ谷越は冬季通行止となる峠だし警告の看板も立っていたが、雪の気配など全く感じなかったためどうせ通れるだろうと思って突き進むことにした。

79.積もってないから通れるだろうと思ってたのだが・・・ 80.広いのは最初のうちだけだ 81.1.0〜1.5車線と狭く対向できない箇所も多い
 通行注意の道路情報板とは別にわざわざ冬季通行止用の看板まで設置されている。しかし辺りは雪が積もっている形跡は全く見られず、形の上だけの表示だろうと思っていた。どうせ現地に行きゃゲートなんざ閉まってねーよって思っていた。それでも一般人から見たら充分インパクトのあるフレーズなのだろうか対向車はほとんど現れない。1.0車線が断続的に続く狭路なので対向車がいないのはありがたい。雰囲気はどこにでもある(?)普通の酷道だ。高畑温泉の前後からは集落の密度はぐっと低くなる。しかしさらに奥にも集落があるので電柱は立っているしそれほど人里離れたというイメージではない。

82.タラガ峠開通&国道昇格記念碑 83.閉鎖を示す道路情報板 84.こちらはR41方面に対しての規制情報
 郡上市で最後の集落(もちろんR256沿線で)宇留良に到着。この集落以西がタラガ谷越の冬季通行止区間である。1.0〜1.5車線の国道とは思えない田舎道を進んでいるとタラガ峠開通記念碑があった。その前に駐車スペースがあったので写真撮影も兼ねて小休止をとることにした。記念碑の近くにはこの手の酷道ではお馴染み、いや、なくてはならない道路情報板と通行規制警告も立っている。この情報板の写真を撮っている時に事件は起こった!

85.この写真の左に郡上市側の閉鎖ゲートがある
 なんと車2台が国道に堂々と停められており車はおろかバイクも通れない状態になっていた。一時期駐車マナーが全国最悪と思われている大阪に住んだこともあったが、これほどまでに見事な(?)路上駐車は見たことがない。こいつら何モンやねんと思ってよく見ると駐車車両の後方に閉ざされたゲートが見えた。だからこいつらは堂々と停めてるんかいな。ゲートに鍵がかかっていなかったら突っ込んでやろうという目論みはもろくも崩れ去ってしまった。冬だから何でもかんでも通行止にするんじゃなくてもっと実情に合わせてくれよ!全然雪なんか積もってへんのやからさ。

 と愚痴ってても仕方ないのでここは引き返すことにした。タラガ谷越区間は春以降に持越しです。R257とセットで走ろうかなと計画妄想中です。この日は時間がなかったため板取村側に迂回しなかった。

2005.8.8走行
86.2005年8月の道路情報板 87.冬には閉ざされていたゲートも開いている 88.ゲートの右には新しいトンネルが口を開けている
 2004年冬、冬季通行止措置に苦渋の涙を呑んだが、あれから7ヵ月半の時を経て再びこの地に舞い降りた!などと大袈裟なことを言っているがR257走破後にちょっと寄っただけの事。とにかく未走行となっていたタラガ谷越えに挑みます。

 郡上市側のゲートのある場所に到着すると道路情報板は「落石 通行注意」となっていた(ってよく見たらR156方向の情報板だけ撮って関市向きのを撮っていなかった)。ま、ゲートが開いているんだから通り抜けられるんでしょう。ゲートの写真を撮影していて右方向(方角で言うと西)にトンネルが口を開けていた。前回は全く気付かなかったが、トンネルが一日や二日でできるわけもないので半年前からあったんだろうなぁ。そう言えばここに来る途中になにやら道路を造っていると思しき現場を目撃している。タラガ谷越えプロジェクトでも進行しているのだろうか?

2005.8.8走行
89.意外に路面が安定している 90.1.5車線が延々と続く 91.関市に併合済みだが境標識は旧村名のまま
 ゲートから突入すると1.5車線が延々と続く。それでも路面はきれいで落石の類もほとんどない。ガードレールも割と設置されている。しかし地図を見れば分かるようにこのタラガ谷越えはとにかくヘアピンが多くうんざりするくらい切り返しが必要となってくる。そのせいか勾配が緩やかなくせにスピードを出すことができず、えっちらおっちらと上っていく感じだ。
 ヘアピン地帯を抜けてしばらく走ると市境に到着する。半年前は郡上市と板取村との境だったが、現在は郡上市と関市との境となっている。まぁ、村が市になったからと言って急速に発展するわけもなくおそらく半年前とほとんど何も変わっていないものと思われる。板取村の境標識なんかそのまんま残されているし(ちなみに板取村が関市に併合されたのは今年の2月)。

2005.8.8走行
92.関市に入ると側溝に蓋がなく厄介だ 93.前を行くのはアルファード(全幅1805mm) 94.関市側のゲートを通過してタラガ区間終了
 関市に入ると下りとなる。またこちらに入った途端、蓋のない側溝が続いているので厄介だ。普通に走っている時ならともかく離合の際には多少神経を遣う事になるだろう。それ以外は郡上市側と同じような状況が続く。勾配は緩やかだがヘアピンが多くスピードは出せない。峠から離れるとタラガ谷沿いに進んでいくが道幅が狭いためカーブが緩くても思うようにスピードは出せない。この時は対向車と遭遇することはなかったが、今日はたまたま少ないだけかもしれない。
 狭い道路を走っていると集落が見えてくる。その直前に関市側のゲートが設置されている。タラガ谷越の感想としては道幅は狭くヘアピンは多いが、路面が安定しているしガードレールの設置率も高いので精神的には楽に通過できる峠だった。あ、郡上側で見たトンネルの反対側がどこにあるのか確認し忘れた・・・

95.タラガ谷越の板取村側のゲート。半開きだった 96.ゲートから岐阜に向けて走り出す 97.この橋を渡ると岐阜r52交差点となる
 年が明けて2005年最初の国道走行は昨年走り残したR256のタラガ谷越以西の区間となった。岐阜市からここへ辿り着くのに唯一のルートとも言えるR256を北上して板取村(現関市)側のゲートまで辿り着いた。年末から年初にかけて降った雪が積もってはいるが通行止にするほどの量には思えない。実際ゲートは半開きでタイヤの跡からも先に進んだ車がいることは明らかだ。どうせここを抜けても郡上市側のゲートが通れない可能性もあるのでレポの続きはここから再開する。

 ゲート付近は1.5車線の狭路だが周りはそこそこ民家が建っていて整備が行き届いているのか路面状況は良い方だ。路面の大半に雪が積もっていないことから一応「国道だから」ということで雪かきされたのだろう。ゲートを背にして進むと分岐となるがここは道なりに左へ進む。すると1.8車線程の橋を渡り、その先の突き当りが岐阜r52との交差点である。信号がないのでR256を南から走ってくれば思わず通り過ぎてしまいそうだ。r52の方が2車線道路なうえにバス路線ともなっている。旧板取村役場があるのもr52を北上した先だ。冬季通行止区間ということもあってR256の方が情けない道路だしそのように扱われている。もっともr52とて北上した先には冬季通行止が待ち構えてるのだが。

98.岐阜r52以南は概ね2車線の快走路 99.狭い箇所はごくわずか 100.タラガ谷越以南で最も狭いのでこの程度
 岐阜r52交差点を左折するとセンターライン付きの2車線となる。板取川沿いにいくつかの集落を結びながら岐阜市に向けて南へと進んで行く。勾配はほとんどなくカーブもそんなにきついものがない、さらに交通量は極めて少ない、と気持ちよく車を走らせる要素が詰まった区間だ。旧板取村と旧洞戸村の境はR256に対して入り組んでいるようでそれぞれの村に入ったり出たりを2度繰り返した後に旧洞戸村に入る。旧洞戸村も快走路が続く。一部センターラインが消える箇所もあることはあるが乗用車なら問題なく走れる。旧洞戸村尾倉の集落では1.5車線と特に狭いがその距離は短く狭いのはそこだけである。ただしバス路線となっているので油断していると前方からでかいのが迫ってくることがある。筆者の時は見計らったかのようにバスがやってきた。そこをクリアすればあとは元の快走路を走ることができる。

101.岐阜r197との交差点は道なりとは言え急カーブだ 102.美山トンネル区間は勾配もカーブもきつい 103.R418美山大橋北交差点付近は少し賑わっている
 岐阜r81交差点を通過するとセンターラインが白からオレンジに変わる。しかしそれ以外に変化点は特になし。強いて言えば交通量が増えたことだろうか。増えたと言ってもほんの少しだけなのでそんなにスピードを落とすことなく走り抜けられる。このr81交差点以南からは板取川沿いを離れてしまう。そのためか、道の駅「ラステンほらど」の手前からはかなりの急勾配となっている。
 山県市に入るとすぐに岐阜r196との交差点があるのだが、案内標識では十字路を左折するかのような表記がしてあるが、実際はかなり急な左カーブ中にr196が2方向に分岐していると言った方が性格だろう。センターラインにはポールが立てられておりますます十字路とは思えにくい。ま、ルートミスを犯す可能性は低いだろうけど。R256はこれを過ぎると揺るやな上りで南の方角へ進む。
 緩やかと言ってもそれがずっと続くわけではない。美山第3トンネルの北側からは急カーブ・急勾配となる。第3、第2、第1と美山トンネルをパスすると下りとなる。下りきった先にはR418との美山大橋北交差点がある。酷道として全国に名を轟かせているR418だが、この辺りは2車線のごく普通の国道として存在している。R418を越えるとさらに交通量が増える。

104.井尻交差点の案内標識。R256は存在を認められていない!? 105.山県市役所交差点を左折してバイパスに入る 106.バイパスのトンネルは東側のみ暫定供用
 岐阜r174伊佐美交差点を左折してなおも南下を続ける。山県警察署を過ぎた先の井尻交差点では少々困ったことが起こった。交差点の案内標識では直進も右折も岐阜r79と表記されているのだ。本来なら直進がR256旧道で右折はR256バイパスとなっているはずなのに。地図によってはどちらもR256、もしくは旧道だけR256で右折はr79(ただし1km西でバイパスの北端と接続)となっている。バイパスの方が県道表記なのは仕方ないにしても旧道に県道表記はまずいんじゃないの??ちなみに筆者のポリシーとしては直進して旧道を走るべきなのだろうが、特に酷な区間でもなさそうなのでバイパスを走っている。
 井尻交差点から約1km走ると山県市役所前交差点となるが、ここは右折してバイパスに入らなくてはならない。バイパスはまだできて時間が経ってないらしくまだ路面が新しいままだ。上りを進んで行くとトンネルが現れる。将来的には上下各2車線ずつで分離する構想なのだろうが、片方のトンネルが未開通らしく東側のトンネルのみ供用されていた。

107.岐阜市に入ると片側2車線となる 108.R256新旧道の岩崎交差点からは2車線となる 109.バイパス区間が終わると片側2車線も終わる
 トンネルを抜けると片側2車線のいかにもバイパスっぽい道路となる。それを少し走るとようやく起点のある岐阜市に入る。今回はタラガ谷越を境に2回に分けて走っているので実感は薄いがかなりの長距離国道である。R256は徐々に下りながら岐阜市の中心部を目指す。バイパスと言うだけあって快適に走れる、と言いたいところだがちょくちょく信号に止められていまいちスピードに乗ることができない。
 バイパス区間も岩崎交差点で旧道と合流して終わる。洞戸村から走っていれば右側の車線を走っていないと旧道にそのまま叩き込まれてしまう。ここからは勾配のない2車線道路が続く。岐阜市街地にだんだん近づいてきたこともあり、交通量はだいぶ増えている。お世辞にも快適とは言い難い。

111.岐阜市街地のどこか 112.左車線は路駐車がびっしり 113.商店街のような所を走ると起点も近い
 交通量の増えた国道を南下していくと車線が増える。4車線だが右折レーンと共用なのであまり流れは良くない。長良川を渡ってすぐの地点でR256は右折なのだがこちらは一方通行の出口なので進入できない。直進して約250m先を右折、さらに250m進むと国道に合流する。この辺りから交通量はかなり多くなる。比較的大きな神社があるらしく初詣客と思しき人が歩道を歩いている。さらに路上駐車が多くそのため流れが一気に悪くなる。R256走行開始以来初めての渋滞を体験する。
 その後はダラダラと岐阜市中心部に向けて走ることになる。地方都市とは言え県庁所在地なのでそれなりに賑やかである。つまり交通量もそれなりに多い。岐阜市役所の前を通り過ぎて少し走ると起点のR157徹明町交差点となる。終点の上村役場近くの交差点と違ってこちらは都市的雰囲気たっぷりである。

 以上、年を越えて2回に渡ってR256を準完走したレポをお届けした。残念ながらタラガ谷越の区間を走ることができなかったが、それを除いても濃い酷道だった。タラガ谷は今年の夏にでもR257とセットで走ろうと目論み中である。→2005年8月8日にタラガ区間を走行したので追記しました。またタラガ以西の部分に関しては市町村合併に対応しました。