国道169号
part3

R370宮滝大橋北詰交差点〜R309交差点
吉野町→川上村→上北山村

87.宮滝大橋 88.中山トンネル 89.樫尾集落
 R370宮滝大橋北詰交差点を通過してすぐに宮滝大橋で吉野川を渡る。橋を渡り終えてからは上り勾配になり吉野川を離れる。谷筋を走っていると中山トンネルをくぐり、トンネルを出ると右にカーブして樫尾集落を通り抜ける。左側には吉野川が流れているが、高低差が大きいため水面は見えない。

90.五社トンネル 91.川上村西河 92.奈良r262交差点
 右にカーブして再び吉野川から離れると五社トンネルをくぐる。トンネルの名称の由来となった五社峠は町村境であり、峠から南は川上村である。トンネルを出ると左の急カーブを曲がり音無川に沿った谷筋を走る。音無川を渡って川上西小学校の前を通り過ぎると奈良r262交差点を道なりに右にカーブして吉野川を渡る。案内標識では橋の南詰の交差点をr262としているが、ウォッちずでは北詰の交差点を県道と扱っている。

93.上り8%勾配 94.前方に見えるのが大滝ダム 95.大滝トンネル
 奈良r262交差点からは吉野川沿いの谷筋を走る。大滝郵便局の前の左急カーブを曲がると前方に大滝ダムが見えてくる。大滝ダムの真下まで行ける道路との交差点からは8%の急勾配を上り、ダムの横は大滝トンネルで通過する。

96.おおたき龍神湖の対岸に見える道路は通行止 97.大谷橋 98.北塩谷橋の西詰で村道と交差
 大滝トンネルからも上り続けるが勾配はさほど急ではない。おおたき龍神湖の対岸に道路が見えるが、一部を除いて通行止となっている。湖に架かっている北塩谷橋の西詰で村道との交差点を通過する。前述のダム右岸の通行できる区間のひとつに北塩谷橋の東詰付近がある。

99.西谷橋 100.道の駅「杉の湯川上」 101.寺山トンネル
 2015年3月31日に供用された西谷橋を左にカーブしながら通過する。この西谷橋は2011年9月の台風12号に起因する土砂崩れで被災して新たに架け直された橋である。その西谷橋を渡り終えてすぐに川上村の中心部を通過する。村役場の隣に道の駅「杉の湯川上」があり、そのすぐ先に寺山トンネルがある。トンネルの手前の交差点の案内標識に天川村が表記されているが、通る道路が林道なので通り抜けられない可能性の方が高いと思われる。

102.高原トンネル 103.高原道俊橋 104.白屋橋の南詰で村道と交差
 寺山トンネルを出てすぐに宮の平交差点を通過し、緩やかに右にカーブしながら緩やかな勾配を上ると高原トンネルをくぐり、出た直後に高原道俊橋を渡る。高原道俊橋を渡り終えてすぐに村道の白屋橋の南詰を通過する。この白屋橋を渡ってダム湖の右岸に行く事ができるが、橋の名称の由来となった白屋集落は大滝ダムによって地割れが発生したため全戸が移転してしまい、集落跡と展望所のための橋になっている。

105.人知集落 106.下井戸橋 107.吉野川の左岸を快走
 その後も緩やかな上り勾配の2車線道路を走って人知集落を通り抜ける。集落の中に川上中学校があるのだが、国道に対して高台に建っているため校舎等は見えない。この区間にも吉野川の対岸に道路があるが通行する事はできない。また現在の国道のダム側の真下に旧道があるが、渇水時のみ視認できる状態で当然ながら通行はできない。

108.左の橋は工事関係者以外立入禁止 109.八幡トンネル 110.奈良r258交差点
 吉野川に沿って大きく右にカーブした先で村道の武光橋の西詰を通過する。この武光橋で対岸に行く事ができ、川から奥に入った所にある2つの集落とR169とを結んでいる。その後も吉野川左岸を走っているとフェンスが設置された橋の脇を通過する。工事関係者以外立入禁止という看板が立てられていたが、R169から見る限りは工事が行われている様子は確認できない。さらに進むと工事用の橋(名称不明)もあるがこちらは車止め等は設置されていない。
 名称不明の橋のすぐ先で八幡トンネルをくぐる。トンネル手前に旧道が交差しているが、車止めが設置されており車両での進入は不可能である。八幡トンネルを出てすぐに奈良r258交差点を通過する。案内標識には2つの集落名が表記されているが、r258自体は行止り県道である。

111. 112.柏木トンネル 113.不動橋
 奈良r258交差点以降も上り勾配の2車線道路が続いており、吉野川沿いという状況にも変化はない。上多古集落から柏木集落にかけては対岸にも集落があるため、川上村役場付近よりも多くの家屋があるように思える。柏木集落を通り過ぎると柏木トンネルをくぐり、少し進むと不動橋を渡る。橋の西には不動窟という鍾乳洞がある。

114.大迫トンネル 115.奈良r224交差点 116.羽衣トンネル
 不動窟からは集落が途切れるが、道路状況には特に変化はなく相変わらずの上り勾配の2車線道路を走る。左側に大迫ダムが見えてきた所で大迫トンネルをくぐり、トンネルから出てすぐに奈良r224交差点を通過する。r224は大迫ダムの天端を通っている。大迫貯水池に沿って走っていると羽衣トンネルをくぐる。

117.奈良r224交差点 118.奈良r224交差点以北は急勾配 119.伯母谷大橋
 羽衣トンネルを出て少し走ると奈良r224との交差点を通過する。重複していたr224が分岐した訳ではなく、なぜかr224は大迫ダムの北岸と南岸の2つのルートが指定されている。
 2ヶ所目のr224交差点からは勾配がきつくなる。ゆずり待避所が設けられているが、一般的な譲り車線ではなくただの駐停車スペースにしか見えない。伯母谷大橋で谷を通過するが、旧道の南の交差点は閉鎖されていないがすぐ先の土砂崩れが発生しており通行できない事がすぐに分かる。

120.伯母谷トンネル 121.栗の木トンネル 122.滝の脇トンネル
 緩やかなS字カーブを曲がった先で伯母谷トンネルに入る。トンネルの手前には旧道が交差しており、旧道の沿線に家屋がいくつかあるため閉鎖されていない。旧道は崩れやすい場所を走る山岳狭路で、家屋より奥はほぼ放置状態のため車両での通行は適していない。伯母谷トンネルを出ると栗の木トンネルと滝の脇トンネルを相次いでくぐる。滝の脇トンネルの坑口のすぐ脇に大曲滝が流れている。

123.伯母谷ループ橋 124.一ヶ山トンネル 125.大獄トンネル
 池の脇トンネルからの左カーブは伯母谷ループ橋に入ってからも続いている。蛇行する旧道の上を2回通過した後に一ヶ山トンネルに入り、次いで大獄トンネルをくぐる。国道が交差しているのは栗の木トンネルと一ヶ山トンネルの中である。

126.伯母峯大橋 127.奈良r40交差点 128.新伯母峯トンネル
 大獄トンネルを出ると旧道との交差点を通過してから伯母峯大橋を渡る。橋を渡った先の南詰でも橋部分の旧道が交差している。山葵谷に沿って走っていると左にカーブしながら奈良r40交差点を通過する。このr40は路線名を大台ケ原公園川上線と言い、大台ケ原ドライブウェイとして知られている元有料道路である。冬期(12月から翌年4月中旬)は閉鎖されており、走行時は閉鎖ゲート前に登山客のものと思われる車両が停まっていた。
 r40交差点の直後に新伯母峯トンネルに入る。新伯母峯トンネルの開通は1966年と古いが延長は1964mもあり、おそらく開通当時は奈良県で最長のトンネルを思われる。以前の伯母峯隧道はr40の大台トンネルの近くにあったが、内部が埋められており通行はできない。

129.新伯母峯トンネル以降は下り勾配 130.和佐又トンネル 131.「新宮81km 熊野57km 下北山31km」
 新伯母峯トンネルからは上北山村に入り、カーブの多い下り勾配の2車線道路を走る。和佐又川に沿って走っていると和佐又トンネルをくぐる。ウォッちずでは旧道も国道色に塗られているが、車止めが設置されており進入できない。和佐又トンネル以降は北山川に沿って下っていく。

132.R309旧道との交差点 133.R309交差点
 小刻みにカーブしている2車線道路を下っていると天ヶ瀬橋を渡り、南詰でR309交差点を通過する。橋の手前の北詰にも交差点があるが接続しているのはR309の旧道である。案内標識には表記されていないが、ここから先はR309との長い重複区間が始まる。なお、R309は大型車が通行できない旨の警告がなされている事からも分かるとおり、かなりハイレベルな酷道である。

国道169号 part4