国道163号
part2

R24大谷交差点〜R25中瀬IC
木津川市→和束町→笠置町→南山城村→
→伊賀市

54.案内標識に串刺しおにぎり 55.正規(?)の串刺しおにぎりもある 56.京都r47木津交差点付近は改良工事中
 大谷交差点からはR24に重複しながら北の方角に進む。二桁国道との重複区間だが、対面2車線で木津川駅や市役所の入口に当たる京都r47木津交差点にも右折車線が設けられていない。走行時は改良工事らしきものが行われていたため近いうちに4車線とまでは言わなくても右折車線くらいはできるのかもしれない。

57.おにぎり下の補助標識は上狛四丁町交差点での分岐を示している 58.泉大橋 59.R24上狛四丁町交差点を右折
 緩やかな勾配を上ってJR片町線をオーバーパスするとそのまま泉大橋で木津川を渡る。比較的大きな木津川だが市町村境ではなく対岸も木津川市である。ただし、平成の大合併以前は木津町と山城町の町境だった事を付け加えておく。
 泉大橋を渡り切って緩やかな勾配を下り、上狛四丁町交差点を右折するとR24から分岐して単独区間に戻る。重複距離は約1.8kmと短い。R24が幹線道路である点に疑いはないが、R163も東西を結ぶ幹線道路のため大型トラックの通行も少なくない。なお、交差点名称の“四丁町”は誤記ではなく、これが正しい名称(地名)である。

60.JR奈良線のガードをくぐる 61.木津川の右岸を走る 62.幹線国道だが異常気象時通行規制区間あり
 R24上狛四丁町交差点からも対面2車線と道路状況に変化はないが、二桁国道との重複でなくなるため交通量は少なくなる。木津川の右岸を走っており集落が途切れると同時に異常気象時通行規制区間が始まる。とは言え比較的大きな河川沿いのため急勾配や急カーブが連続した山岳道路ではない。

63.概ね平坦だがカーブは多い 64.京都r44海住山寺口交差点 65.湾漂山トンネル
 旧加茂町域に入って少し走ると異常気象時通行規制区間が終わる。恭仁宮跡(山城国分寺跡)のある比較的大きな集落の中で京都r44海住山寺口交差点を通過する。比較的大きな集落と言ったが、旧加茂町の中心はJR関西本線の加茂駅のある木津川左岸にある。京都r5交差点を通過し、和束川に架かる菜切橋を渡った直後に湾漂山トンネルをくぐる。2010年12月に供用を開始した新しいトンネルだが全長は187mと短い。

66.京都r62木屋交差点 67.乗用車であれば快走路と言える 68.京都r4北笠置交差点
 木津川市加茂町銭司を2車線快走路で走り抜けると市町境を通過して和束町に入る。和束町域を通っているのは僅か2.0km程度しかなく、その中ほどに京都r62木屋交差点がある。笠置町に入ってもしばらくは集落のない状態が続いている。木津川の対岸にある笠置駅の真北を通り過ぎると笠置町役場を擁する町の中心部を通過する。役場の少し西に京都r4北笠置交差点があり、行楽シーズンの休日は流れが悪くなる交差点でもある。

69.笠置トンネル 70.JR関西本線と並走 71.南山城村に入る
 北笠置交差点を通過して緩やかな左カーブを曲がっていると笠置トンネルに入る。レンガ調の抗口をしているが供用開始は1980年と見た目ほど古くない。木津川沿いの旧道もあるが閉鎖されており通行できない。笠置トンネルの東は川沿いに有市集落を走り抜け、集落の東端で木津川を渡ってきた関西本線と並走する。すぐ南を鉄道が走っているのだが非電化区間で架線等がないため鉄道が並走しているようには見えない。木津川から少し離れて谷筋を関西本線と走っていると南山城村に入る。平成の大合併でも周辺市町村と合併しなかった、京都府内で唯一の村である。

72.関西本線のガードは4.1mの制限高あり 73.南山城村の中心部を通り抜ける 74.南山城村の中心部の東でも関西本線の下を通過
 南山城村に入ってからも谷筋を走るが、4.1mの制限高のある関西本線のガードから東は木津川に近い場所を走っている。村役場の前を通過してからすぐに京都r82との交差点を通過する。緩やかな上り勾配の谷筋を走っていると再び関西本線の下を通過する。これら関西本線のガードの間が南山城村の中心部に当たる。

75.距離は長くないが登坂車線がある 76.京都r753今山交差点 77.三重県伊賀市に入る
 東海自然歩道が交差している辺りから約500mに渡って登坂車線が設けられている。勾配は特に急という訳ではないが、足の遅い前走車を追い抜ける貴重なポイントである。その後は京都府・三重県境にかけてアップダウンしながらカーブの多い状態を走る。ローカルな雰囲気を醸し出しているが高台には月ヶ瀬ニュータウンが存在している。ニュータウンに近い位置にある京都r753今山交差点のすぐ近くには月ケ瀬口駅があり、R163からも意外に長いホームを視認できる。
 今山交差点前後の左カーブを曲がり切った先で府県境を越えて三重県伊賀市に入る。峠でも河川でもなく上り勾配の途中という中途半端な場所が県境である。

78.新島ヶ原大橋 79.三重r305・r686新今倉橋西詰交差点 80.島ヶ原バイパスにも登坂車線あり
 県境を越えてからも上り勾配が続いているが、カーブは緩やかで概ね走りやすい。町交差点からは島ヶ原バイパスとなるが、道路状況には大きな変化はなく新島ヶ原大橋を渡り三重r305・r686との新今倉橋西詰交差点を通過する。旧島ヶ原村の中心部から離れた山間部に造られたバイパスとあって沿線には何もない。そのバイパスの中間にはさほど急でもない勾配だが約600mの登坂車線が設けられている。南山城村の登坂車線と同様に譲り車線としての役割の方が強いように思える。

81.旧道との三軒家交差点 82.新長田橋 83.伊賀鐵道をオーバーパス
 緩やかな勾配を下っていると少し開けた場所で三軒家交差点を通過して旧道と合流する。その後すぐに上り勾配となって谷筋を走るが、程なくして平地に出る。木津川に架かる新長田橋を渡り、三重r138新長田橋東詰交差点を通過する。さらに走ると上り勾配8%の警告標識よりも緩やかに思える勾配を上って伊賀鉄道をオーバーパスする。

84.R422・三重r138小田西交差点を右折 85.市街地の中に高低差がある 86.R25・R422西大手交差点を左折
 跨線橋からの勾配を下り切った所でR422・三重r138小田西交差点となるが、R163は右折して上野市街方面に進む。上野市は2004年11月1日に周辺の5町村と合併して伊賀市となったが、案内標識は“上野市街”のまま残っている。
 R422が重複した状態でほぼ真南に向かって走っていると伊賀市役所を含む市街地までやや急な勾配を上る。勾配を上り切った直後にR25・R422西大手交差点に至り、左折して引き続き上野市街方面に進む。R25との重複区間となるが案内標識にR163のおにぎりも表記されているため、ルートミスの可能性は低い。R422についても同様の事が言える。

87.R25・R163串刺しおにぎりも設置されている 88.伊賀鉄道に沿って市街地を東進 89.R25農人町交差点
 西大手交差点からはR25と重複しながら市街地を西に進む。北側には中学校、高校、小学校そして市役所と並んでおり、南側には伊賀鉄道が走っている。約1.2km走ると農人町交差点となるが、この案内標識のない交差点がR25から単独分岐する交差点である。二桁国道からの分岐だがR163が直進でR25が左折である。

90.農人町交差点から勾配を下る 91.R25名阪国道の中瀬IC
 農人町交差点の先で左にカーブしてから緩やかな勾配を下る。下り切ってからは平坦になり、直線的で見通しの良い2車線道路となる。農人町交差点から約1.8kmでR25との中瀬ICを通過するが、農人町交差点とは異なり立体交差である。こちらは名阪国道と呼ばれる高規格道路で、農人町交差点で交差したR25は俗に言う“非名阪”である。

国道163号 part3