国道163号
part3

R25中瀬IC〜R23岩田橋北交差点
伊賀市→津市

92.服部川の右岸を快走 93.伊賀市畑村 94.おにぎりとおにぎりシールの共演
 R25中瀬ICのすぐ先の服部川に架かる寺田橋の南詰で三重r154と、北詰で三重r676と交差しており、橋の前後はやや急なカーブとなっている。しかし以降は服部川の右岸を2車線快走路で走り抜ける。三重r2・r56平田交差点付近は大型トラックであれば若干窮屈に感じるかもしれないが、乗用車であれば難なく通行する事ができる。交通量の割に集落内であっても歩道のない区間が多く、通行する曜日や時間帯によっては歩行者や自転車には充分に注意する必要がある。

95.伊賀市中村ではあじさい祭りが開催中だった 96.三重r2川北交差点 97.集落が途切れる箇所もいくつかある
 服部川に沿った平坦な2車線道路を淡々と東に向かって走る。三重r2川北交差点付近は服部川と家屋に挟まれているため狭苦しく感じるが乗用車であれば問題なく走る事ができる。その後集落が途切れるとやや急なカーブもあるが道幅が狭くならないためそれなりに走りやすい道路状況となっている。

98.おにぎりシールの多さに定評のある三重県 99.三重r668交差点 100.r668交差点以東は上り勾配が続く
 三重県に入ってからやたらおにぎりシールが貼られているのを見かけるが、R163に限らず三重県が管理する国道には過剰とも言える数のおにぎりシールが存在している。R163のような幹線国道だけでなく、酷道の代表格とも言えるR425も例外ではない。
 R25名阪国道の南在家ICに至る三重r668との交差点付近からは緩やかな上り勾配となる。三重県内においては集落内で勾配のある場所は少なかったが、r668以東は集落の有無にかかわらず上り勾配である。

101.三重r42交差点と新長野トンネル 102.津市側は急勾配かつ急カーブ 103.中出川沿いを下り続ける
 集落が途切れてから程なくして三重r42との交差点を通過し、その直後で新長野トンネルに入る。r42交差点の手前にはセンターラインと路側帯のライン跡が残っているが、それはr42の方に向かっておりr42が旧道である事が分かる。ただし、旧道のうちでr42となっているのは600m程であり、残りは市道になっていると思われる。また、旧長野トンネルは閉鎖されており通り抜ける事ができないが、両方向ともトンネルの手前までは行く事が可能な模様。
 全長1966mと第二清滝トンネルよりも長い新長野トンネルを抜けると終点のある津市に入る。トンネルを出てすぐに旧道が交差しているが、こちらからも旧長野トンネルまでは通行可能である。旧道との交差点以降は勾配はきつく、急カーブも多い。峠と同じ名称の長野川に沿っているが川面との高低差があるため川そのものはあまり見えない。走行した日は1ヶ所だけ工事に伴って片側交互通行規制が敷かれていたが、狭路を拡幅しているのではなく舗装の張替工事かもしれない。

104.津市美里町南長野 105.勾配が緩やかになる 106.集落以降も落石注意箇所あり
 津市側最初の集落は美里町平木だが、その中心は国道から少し離れた位置にある。いくつかの集落を通り抜けていると勾配が緩やかになってくる。集落を通り抜ける箇所もあるが、集落よりも少し高い位置の山裾を走っている箇所もいくつかある。そのため平野部の集落のすぐ傍にも関わらず落石に注意の標識が見られる。

107.グリーンロードとの交差点 108.津市片田久保町 109.津市片田町
 三重r28や広域農道のグリーンロードとの交差点辺りからは勾配はほぼなくなる。その後900m程樹木に囲まれた谷筋を走るが、それを抜けると比較的広い谷筋の集落を走り抜ける。これまでになく家屋が密集しており谷筋とは言え両側の山が見えないため、単なる平野を走っているように感じられる。

110.三重r658片田郵便局前交差点以東は歩道のある場所もある
 三重r658片田郵便局前交差点以降は狭いながらも歩道が設けられているが、それもあったりなかったりするので交通量を考えるとやや貧弱な道路状況と言える。大型トラックであればかなり気を遣った走行を強いられるだろう。

111.R163南河路バイパスとの殿村南交差点を直進して現道を進む 112.右折するのは標識の奥にある殿村北交差点 113.三重r55殿村北交差点を右折
 伊勢道の下をくぐってから左にカーブしながら三重r55との交差点を通過すると歩道が広い歩道が両側に設けられた2車線道路になる。やや長い右折車線を持つ殿村南交差点は直進と右折のどちらもR163と案内されている。直進は伊勢道(津IC)で右折がR23の中勢バイパスとなっており、案内標識だけではどちらに進むべきか判断し難い交差点である。直進は現道で右折は南河路バイパスであり、どちらに進んでもそう遠くない距離で合流する。今回は直進の現道へと進んでいる。
 殿村南交差点で右折する車両が多いものの、現道も対面2車線の普通の道路であり直進する車両も少なくない。約150m進むとR163が右折という案内標識のある交差点を通過するが、その交差点に右折する道路はなくすぐ先の殿村北交差点を右折するのがR163現道のルートである。

114.R23中勢バイパスとは接続していない 115.安濃川の堤防上を走る 116.左折してバイパスと合流
 殿村北交差点を右折してからも意外にも対面2車線道路が続いている。安濃川の堤防上を走っておりむしろ走りやすいくらいである。短距離ながらバイパスが開通している事から狭路を想像していると肩透かしを食らってしまう。R23の中勢バイパスの高架の下をカーブしながら通過してから再び堤防上を走る。右の急カーブの先でバイパスとの交差点となり、左折するとバイパスに合流する。

117.バイパス合流後も2車線 118.近鉄名古屋線の踏切を通過 119.津市役所も近いが高層の建物は少ない
 短い距離の南河路バイパスと合流してからも対面2車線道路が続いている。津市の市街地に近付いているため交通量は多くなり、徐々に沿線の建物の数も増えてくる。三重r118との短い重複区間を通過し、津市役所の最寄駅の津新町駅のすぐ北で踏切を渡る。前述の通り津市の中心部だが高層の建物はさほど多くない。

120.やや急な左カーブを通過 121.アーケードを通り抜ける 122.R23岩田橋北交差点
 市役所の出入口に当たる市道との交差点を通過してすぐにやや急な左カーブを曲がる。カーブから東はアーケードを通っているが、開店前の時間のため全ての店舗のシャッターが閉まっていた。アーケードが終わった直後にR23岩田橋北交差点に至る。起点の梅田新道交差点は国道界の重鎮と言える交差点だが、終点の岩田橋北交差点は三重県の県庁所在地である津市の中心部に近いものの非常に地味な交差点である。