国道157号
part5

R360瀬戸野交差点〜R159むさし交差点
白山市→能美市→白山市→野々市市→白山市→野々市市→白山市→野々市市→金沢市

218.R360と重複しながら北上 219.白山市市原 220.唯一の譲り車線
 瀬戸野交差点を左折してからはR360が重複した状態で金沢方面に北上を続ける。尾添川を濁澄橋で渡ってからは手取川の右岸を走る。瀬戸野交差点以南の区間と異なり同じ手取川沿いでも勾配はほとんどない。断続的に続く集落を通過しながら2車線快走路と走る。信号は少なくハイペースで走る事ができるが、追い越し禁止区間が長く前走車が遅ければストレスの溜まる走行を強いられる。譲り車線は白山市佐良に1ヶ所のみである(北向き車線)。

221.スノーシェッドにおにぎりが付けられている 222.白山市吉野 223.R360下吉野交差点
 山が手取川に迫っている場所にはスノーシェッドが設けられているが、それ以外は平地のため山間部を走っているイメージは薄い。緩やかにアップダウンする2車線快走路を走っているとR360下吉野交差点を通過する。ここでR360が小松方面に分岐するため、以北は単独区間となる。

224.白山吉野オートキャンプ場の前を通過 225.白山市河内町吉岡 226.吉岡園地の前を通過
 下吉野交差点からすぐに手取川に沿って右に大きくカーブしながら白山吉野オートキャンプ場の前を通り過ぎる。そのすぐ先は山が川に迫っている場所と通っているためスノーシェッドをくぐる。以降は川からは少し距離をおいた山裾を走っており、一部の集落ではやや狭い2車線道路だが全体的には走りやすい2車線快走路と言える。

227.白山市河内町きりの里 228.石川r181河内支所前交差点 229.白山市中島町では路盤崩落のため片側交互通行だった
 快走路と淡々と走っていると手取川第三ダムの近くで石川r181河内支所前交差点を通過する。交差点の名称が示す通り、現在は白山市役所の支所のひとつだがかつては河内村の役場のあった場所である。ちなみに手取川第三ダムと名乗っているものの、手取川ではなく支流の直海谷川に造られている。手取川第三ダムの水を利用している手取川発電所付近では川側の路盤が崩落したようで片側交互通行規制が敷かれていた。

230.石川r44・r179白山町南交差点 231.おにぎりがバイパス用の大きなサイズ
 旧鶴来町域に入ってから程なくして石川r44・r179白山町南交差点を通過し、そのすぐ先では石川r103白山町西交差点を通過する。道路状況に大きな変化はないが、この辺りまで来ると交通量がそれなりに増えており、信号機付きの交差点も多くなってくる。

232.一の宮大橋を渡って能美市に入る 233.道の駅「しらやまさん」 234.山上郷大橋を渡って白山市に入る
 左に大きくカーブしてから一の宮大橋を渡って手取川の左岸に移って能美市に入る。能美市に入ってからは右にカーブしながら道の駅「しらやまさん」を通過する。道の駅を通り過ぎると山上郷大橋で再び手取川を渡って右岸に移るとともに白山市に戻る。能美市域を通っている区間は600m程度と非常に短いがその中に道の駅が存在しているというレアなケースとなっている。

235.手取川の堤防沿いを走る 236.石川r103明島南交差点 237.街路樹のある快走路
 山上郷大橋以降の白山市内も2車線快走路が続いている。白山町南交差点から北は鶴来バイパスとなっており、旧道は旧鶴来町の中心部を通り抜けている石川r179やr105だろうか。信号が多くないため交通の流れは良いが交通量はだいぶ増えており、ローカル国道というには長閑さが少し欠けているように思える。沿線の建物のはさほど多くないが時折コンビニ等が建っており補給には不自由しない。

238.石川r22安養寺北交差点 239.野々市市に入る 240.白山市に入るのは3度目
 石川r22安養寺北交差点の少し手前で車線が増えて片側2車線になる。この安養寺北交差点を境に鶴来バイパスから山側環状と呼ばれるバイパスになる。安養寺北交差点から約300m北で市境を越えて野々市市に入る。交通量が多くなった片側2車線道路を走っていると約1.7km先の緩やかな左カーブの途中で3回目の白山市に入る。

241.R8乾東交差点を右折 242.串刺しおにぎりの存在に驚く 243.再び野々市市に入る
 白山市に入ってから緩やかなカーブの片側2車線道路を走ること約1.1kmでR8R305乾東交差点を右折する。右折車線は2本あるが、交差点の手前から右側の車線にいなければどちらの右折車線にも進めなくなってしまう。一桁国道との交差点なので起点かと思ってしまうかもしれないが、案内標識にR157のおにぎりが表記されているためR8に重複して続いている事が容易に判断できる。交差点の直後にはR8・R157の串刺しおにぎりも設置されているが、R305のおにぎりは付いていない。
 これまでと比較にならない程交通量が多くなった幹線道路然とした片側2車線道路を走る。約800m走ると再び野々市市に入るが、実は乾東交差点から200m強進んだ所でも野々市市に入っている。しかし200mにも満たない距離なので市境標識が設置されていないだけだと思われる。

244.側道に進む 245.R8・石川r291三日市交差点を右折
 野々市市に入ってから約350m走ると三日市高架橋に進まず側道に入り、三日市交差点を右折する事でR8から分岐する。重複距離は約1.4kmと非常に短いだけに串刺しおにぎりが存在する事には驚かされる。同様に一桁国道に三桁国道が短距離の重複にもかかわらず串刺しおにぎりが設置されている例としてはR1R473が思い浮かぶ。

246.三日市交差点からは4車線 247.金沢市に入る 248.石川r147・r194横川交差点を右折
 三日市交差点からは一桁国道との重複区間ではなくなるが、4車線と整備された道路状況となっている。かつてはやたら広い幅の2車線道路で慣れていないせいもあって走りにくいと感じたのだが、ちゃんとした4車線になれば交通量の多さは別にして走りにくさを感じない。若松交差点を過ぎてから緩やかに左にカーブし、石川r179野々市交差点や石川r106・r193横宮交差点を通過する。その後北陸鉄道石川線をオーバーパスした先の高橋川を渡ると起点のある金沢市に入り、その直後の石川r147・r194横川交差点を右折する。

249.左側車線は時間帯によりバス専用車線になる 250.石川r22有松交差点を左折 251.有松交差点からも4車線
 横川交差点以降も4車線道路が続いているが、交通量が多い事もあってやや走りにくさを感じる。通勤時は交通量が多いようで左側車線は7:30〜9時の間はバス専用車線になる。補助標識によると規制の対象外なのは「バス・タクシー(空車を除く)・自二 4人以上乗用の自動車 土・日・休日を除く 7:30−9:00」となっており、普段から走っているならともかく初見で規制の対象か否かを判断するのが難しい程の細かさである。
 横川交差点から約1.2km走ると石川r22有松交差点を左折しなければならないのでバス専用車線になる曜日と時間帯であっても交差点の手前では左側車線を走行する必要がある。有松交差点を左折してからも4車線道路が続いており、左側車線が時間帯バス専用車線に指定されているのも続いている。

252.左側車線は時間帯バス専用車線 253.犀川大橋を渡る 254.交通量が多く渋滞気味
 進むにつれて金沢市の中心部に近付くため交通量が増えて車の流れが悪くなり、沿線の建物も中高層のビルが多くなる。石川r25・r45野町広小路交差点を通過してすぐに犀川大橋を渡るとさらに混雑具合が増す。市役所だけでなく観光地である金沢城址や兼六園も近く、また走行した日は行楽日和とあって観光客の車が多いのも流れが悪い一因だろう。兼六園と案内されているr10との香林坊交差点はr10に進む右折車線が詰まり気味であった。

255.香林坊交差点の北はバスが多い 256.バスとタクシーが多い 257.R159・R249・R305むさし交差点
 香林坊交差点を通過しても交通量が減る気配はない。香林坊のバス停はバスやタクシーのターミナルになっているのか、停車中の車両が多くそれも流れが悪くなる要因のひとつと思われる。金沢駅は少し離れた位置にあり、ロータリーではなく国道の左側車線がバス停という通常の形態のため、また客待ち停車のタクシーと併せて左側車線があまり機能していない。
 香林坊のバス停を通過すると左側車線が空くため路上駐車車両がなければ比較的スムースに走る事ができる。香林坊交差点と同様にデパート等が密集する中にあるR159R249・R305・石川r13むさし交差点がR157の起点である。岐阜県と石川県の県庁所在地同士を結ぶ国道だが、福井県〜石川県は通常の国道と言えるものの岐阜県〜福井県は全国でも屈指の酷道であり、両都市間の往来は別のルートを利用した方が賢明と言える。