国道152号
part2

R473大井橋交差点〜青崩峠(浜松市側)
浜松市(→南信濃村)

22.大井橋交差点以降は狭路の割合が増える 23.相月トンネル付近は改良済み2車線 24.その後も広狭が混在する
 R473大井橋交差点からは水窪川沿いになる。交差点付近こそ2車線あるもののすぐに1.5車線となってしまう。それでも勾配もカーブも緩やかなので走りにくさはあまり感じない。山間部へ足を踏み入れればこの程度はザラだ。筆者くらいのレベルになるとこの程度では特に何も感じない。似たような雰囲気を持つ国道として交通量とカーブの少ないR168十津川村区間が思い出される。
 最近開通した相月トンネルの前後だけは2車線と整備された道路だが、それ以外は集落内を含め1.5〜2.0車線となっている。前述のとおり交通量の少なさが幸いして走りにくさは感じない。

25.小刻みなカーブが続くが至ってフラットな道路 26.旧水窪町内にある警告 27.旧水窪町大原。右側は拡幅工事中だった
 その後も水窪川沿いの狭路を北上する。静岡r290交差点を越えると旧水窪町に入るが、その中心部には意外なほど大きな集落が形成されている。旧龍山村や旧佐久間町では点在する集落を繋ぐといった感じだったが、水窪では目の前に広がる民家の数に少し圧倒される。そんな光景を見ながらさらにさらに北上すると急に勾配がきつくなる。JR飯田線の上を通過した先でT字に突き当たる。R152はこれを右折する。これ以後は民家の数も急激に少なくなりいよいよ本格的な酷道区間の始まりとなる。

28.離合困難な状態が断続的に続く 29.一部では2車線となっている箇所もある 30.電線もどんどん頼りなくなる
 先ほどのT字路を右折すると一気に酷道色が濃くなる。路面はきれいなものの離合できない1.0車線が続く。センターラインが現れる箇所もあることにはあるがその距離は大して期待できない。1.0〜1.5〜2車線と繰り返しながら進んでいく。勾配もきつくなったり緩くなったりのアップダウンを繰り返す。酷道としては走りやすい部類に入るのだろうが、100番代国道としては落第点だろう。とてもじゃないが浜松市中心部の4車線と同じ番号の酷道とは思えない。最もこの先にはもっと凄いものが待ち構えているのだが。

31.直進がR474で右折がR152のはずですが・・・ 32.行き止まりにも関わらず道路情報板が立っている 33.デトマソが止まっている場所が端点?(車両後方が青崩峠)
 旧水窪町を進んでいると行き先が2方向に分岐する案内標識を目にする。おにぎりが全く描かれていないいないのだが直進の飯田方面がR474、右折の青崩峠方面がR152である。もっともR152にしてもR474にしてもこの先それぞれの目的地に辿り着くことはできない。R474は兵越林道に変わられ、R152に至っては道そのものが存在しない。いや道が存在しないと言うのは言い過ぎだ。車道が存在しないだけで徒歩道は存在するのだから。
 全国的にも有名なR152青崩峠にマニアの筆者もいささか興奮気味に車を進める。するといきなりアスファルトからコンクリート舗装に変わる。そこには道路情報板とともに「林道 青崩線」の文字が。り、林道!?すぐに地図を確認するもこの先しばらくは国道色に着色されている。脳内でここは国道だと変換して先に進むことにした。R474の立派な橋を横目にひょろい道路を進む。勾配は少しきついかなという程度。この勾配に驚くようならここで引き返した方が身のため。
 R474が見えなくなった地点、写真のNO.33が地図で国道端点と表記されている場所である。実に中途半端な場所である。アスファルトからコンクリ舗走に変わる地点のほうがよっぽど潔い。しかしここまで来て地図上の端点だから引き返しますでは、あまりにも芸がなさ過ぎる。いつもの悪いくせで進める所まで進むことにする。この先は地図上はR152ではなく青崩林道になるのかもしれないが、便宜上R152と表現させていただく。文句があっても受け付けない。

34.草木トンネルのすぐ側を通過する 35.両側には草がせり出し道を狭めている 36.神社から先はアスファルト舗装となる
 ということでここからもR152だと思い込んで進むことにする。R474草木トンネルの手前でガードを通過すると何かの施設があるが、それを過ぎてからの勾配がエゲツナイ。とにかくとんでもなくきつい勾配なのだ。2速では思うように進まないので1速でチンタラと進むしかない。停車しようにもハンドブレーキだけではズルズルと動き出してしまいそうだったので写真はない。途中に神社があるがそこからはアスファルトに戻る。が変化はそれだけ。道幅や勾配のエゲツナサはそのまま続く。その神社には湧き水が出ているようで一台の車が停まっていた。水を求める人がいるのでR474分岐〜神社間は対向車の可能性が(行き止まり区間にしては)高い。

37.青崩峠の登山道入口にて 38.とうとうダートとなる 39.石は大きめで流水溝が深い。さらには大きな落石もあり
 急勾配・急カーブの道路をチンタラと進んでいると急に道が広くなる。車が10台ほど停められるスペースの先には塩の道の石碑と青崩峠入口の木柱、登山届け用のポスト(?)が立っている。R152は青崩峠を通過することになっているというのでこの登山道が国道とも思えるが、実際の所はどうなのだろうか?

 道路自体は石碑がある場所からさらに奥に続いている。続いているのだがダートである。筆者はR422の紀伊長島町の端点での経験からダートには極力入りたくないのだが、事前確認で500m程で行き止まりに達するとの情報を仕入れている。それが分かっている以上行くしかない。意を決してダートに進入する。
 路面は固く踏みしめられており勾配もさほどきつくない。だが流水溝が深く慎重にラインを読まないといけない。車高の低い車だと底を擦ってしまう危険性がある。当然のことながら辺りに人の気配はなく何かあれば助けが来るのは運が良くて数日後だろう。おそらくこの時は脳内麻薬が大量に分泌されていたはずだ。そうでなければこんな所を乗用車で突っ込んだりはしない

40.進むに連れて路面は多少良くなる 41.そして車両限界地点に到達する 42.ここから先は徒歩でのみ進むことができる
 ヘアピンを越えてさらに進むと路面状況が少しではあるがましになる。ただし流水溝があるのでスピードを上げることはできない。上げたくもないけど。石碑から約500mで行き止まりに到達する。多少広くなっているがほとんど道幅が変わらずプッツリと途切れている。来るまでの進入はここが限界だがそれ以外の手段であればこの先に進むことができる。No.42の右手の青い物体の奥には兵越林道への登山道、デトマソの向いている所からは青崩峠への登山道となっている。ここから青崩峠までは5分程度なので行ってみるのも一興かと。

兵越林道
43.兵越林道に入り長野県を目指す 44.静岡県浜松市と長野県南信濃村の境 45.南信濃村側はガードレール設置率低し
 行き止まり地点からひき返しR474青木トンネルを経て兵越林道に至る。青木トンネルは前後の区間と比べると不釣合いなほど整備された道路だがいかんせん距離が短いのでたいした時間短縮にはならない。兵越林道に入ってからは1.0〜1.5車線の狭路がひたすら続く。林道とは言うものの舗装はされているし、勾配もカーブも緩やかなのでそれなりに走りやすい。そんなこんなで県境に至る。林道とは言え付近に県境を越える道路がないせいか県境標識も立っている。
 県境を越えて南信濃村に入ると道路状況は一変する。それまであったガードレールや路側帯の白線がなくなり林道らしく(?)なる。浜松川と比べても勾配・カーブ共にきつい。集落を通り抜けてしばらく走っているとR152にぶち当たる。普通の人ならここを右折して上村方面へ向かうのだろうが一部の勇者変態は行き止まりと明示されている先へと足を踏み入れる。

国道152号 part3