国道113号
part4

R399根岸交差点〜R4交差点
高畠町→
→七ヶ宿町→白石市

179.「白石53km 七ヶ宿22km」 180.山形r1交差点 181.道の駅「たかはた」
 R399根岸交差点からも対面2車線道路が続いており、平坦でカーブが少ないという状況も同じである。右カーブを曲がってから山形r1交差点を通過する。その先の左カーブでは山形r384が交差しているが、これは米沢県南公園自転車道線であり、廃線となった山形交通の高畠線が転用されたものである。
 高畠町の中心部の北を真東に向かって走っていると道の駅「たかはた」を通過する。国道の北に山形交通の線路があったと思われるが、拡幅の際に道路用地となったようで線路だけでなく駅跡の痕跡も確認できない。

182.山形r384が分岐 183.ぶどうまつたけラインとの交差点 184.上田沢橋と田沢トンネル
 沿線の家屋が途切れると同時に山形r384が分岐する。その後は蛭沢川の流域を北に向かっており、山形交通跡とは異なるルートである。広域農道のぶどうまつたけラインとの交差点を通過して山裾を走り、左カーブを曲がって進行方角を北に転じた後に山形交通の終着駅であった二井宿駅跡付近を通過する。緩やかな上り勾配が始まった2車線道路を走っていると山形r268交差点を通過して田沢トンネルをくぐる。

185.登坂車線あり 186.「カモシカ注意」 187.滝ノ上橋
 田沢トンネルを出ると登坂車線が始まり、左のヘアピンカーブを曲がる。登坂車線の途中にはあまり見かけない「カモシカ注意」の警戒標識が立っている。登坂車線が終わって対面2車線道路に戻ると越谷畑橋と滝ノ上橋を渡りながら右ヘアピンカーブを曲がる。バイパスとして造られた道路らしく、2つのヘアピンカーブの曲線半径は大きめに取られている。

188.子ヶ作橋 189.大ヶ作橋 190.稲葉入橋
 2つのヘアピンカーブを曲がってからは急なカーブはないがやや急な勾配は続く。子ヶ作橋や大ヶ作橋を渡って少し走ると右にカーブしている稲葉入橋を渡り、次いで金蓋橋を渡る。

191.二井宿第一トンネル 192.古道沢橋と二井宿第二トンネル 193.宮城県七ヶ宿町に入る
 金蓋橋を渡った後に二井宿第一トンネルと二井宿第二トンネルを相次いでくぐり、宮城県七ヶ宿町に入る。県境は第一トンネルでも第二トンネルでもなく第二トンネルを出た所にある。

194.二井宿峠 195.玉の木原水芭蕉群生地の傍を通る 196.永井橋
 七ヶ宿町に入り旧道らしき道路との交差点を通過した後に二井宿峠を越えて下り勾配に転ずる。山形県側とは異なり勾配もカーブも緩やかである。玉の木原水芭蕉群生地の南を通過するが、舗装された駐車場と奇麗なトイレが設置されている。防雪柵が設置された2車線道路を下っていると永井橋を渡ってやや急な右カーブを曲がった先で宮城r13交差点を通過する。

197.「湯原宿」 198.稲子集落に至る町道との交差点 199.比較的開けた谷筋を快走
 宮城r13交差点から少し進むと湯原宿集落に差し掛かる。七ヶ宿という町名からも想像できる通り、7つの宿場町が由来となっており、そのうちのひとつが湯原宿である。現在の国道は集落の南の山裾を通っており、集落を貫く1.5車線幅の道路が旧道と思われる。
 旧道と合流してからは若干カーブが多くなるが走りにくく感じる程ではない。稲子峠を経て稲子集落に至る町道との交差点を左カーブを曲がりながら通過する。稲子集落はR399の酷道区間の中にあり、2024年現在は定住者はいないようである。

200.峠田宿 201.コンクリート舗装が打ち換え工事中 202.「徐行」
 白石川右岸の山裾を走っていると峠田宿を通り抜ける。湯原宿とは異なり国道が集落を貫いており、なぜか舗装がコンクリートである。峠田宿を過ぎてからもほとんど勾配のない2車線道路が続いている。「徐行」標識が設置されているもののそこまで減速しなければならないようなカーブではない。

203.深洞橋 204.滑津大滝駐車場 205.滑津宿
 深洞橋で白石川の左岸に移って少し走ると滑津宿に入る。西端部に滑津大滝駐車場があり、駐車場や産直店の裏手に滑津大滝がある。滑津宿内も一部はコンクリート舗装である。

206.「この先カーブ 事故多い」 207.関宿 208.町役場入口の交差点はS字状に進む
 滑塚集落を通り過ぎて板滑橋を渡ってからは集落が途切れ谷筋が狭くなる。カーブが多く事故が多いようで渓谷の看板が設置されている。曲線半径はそれほど急ではないが速度を出しやすいので事故が起こりやすいのではなかろうか。
 七ヶ宿町の中心部に差し掛かり、宿場町では関宿に該当する。コンビニや町役場はあるが道路状況としては多少沿線の家屋が増えるものの走りやすい2車線道路である。町役場の入口に当たる町道との交差点は直進ではあるがS字状に通過しなければならない。

209.内川橋 210.宮城r51交差点 211.道の駅「七ヶ宿」
 内川橋を渡った直後に右の急カーブを曲がり、程なくして宮城r51交差点を通過する。横川橋を渡ると七ヶ宿湖の湖畔に差し掛かり、道の駅「七ヶ宿」を通過する。道の駅の東には七ヶ宿ダム自然休養公園が隣接している。

212.大梁川橋 213.若林橋 214.小梁川橋
 七ヶ宿湖の北岸を走りながら大梁川橋や原橋、若林橋、境橋、小梁川橋、野沢橋、渡瀬1号橋、渡瀬2号橋、渡瀬3号橋、蟹沢橋を次々に渡って行く。渡瀬はかつての宿場町の名称であり、ダム湖に沈んでいる事が推測できる。

215.西材木岩トンネル 216.東材木岩トンネル 217.小原の材木岩は右折
 西材木岩トンネルと東材木岩トンネルを相次いでくぐる。東材木岩トンネルの手前に市町境があって白石市に入る。市町境の傍には七ヶ宿ダム展望台駐車場があり、徒歩であれば七ヶ宿ダムの天端を通行する事ができる。東材木岩トンネルを出た直後にはトンネルの名称の由来となった小原の材木岩に至る市道が接続している。

218.西小原トンネル 219.宮城r46交差点 220.新小原大橋
 緩やかなカーブを描きながら下っていると西小原トンネルをくぐり、さらに下っていると宮城r46交差点を通過する。七ヶ宿の由来となった宿場町のうち、下戸沢と上戸沢はr46沿線にあるが七ヶ宿町ではなく白石市に属している。r46交差点を過ぎて少し走ると新小原大橋を渡って白石川の右岸に移る。

221.滝原大橋 222.対面2車線道路を快走 223.白石市小原
 白石川の右岸に移ってから下苗振橋や滝原大橋、塩倉大橋、新追倉橋を次々に渡って行くが、白石川ではなく沢などに架けられている。所々で交差、並走している1.5車線幅程度の市道が旧道だと思われ、現在の国道は歩道はないものの走りやすい2車線道路である。

224.小原温泉トンネル 225.小原1号ロックシェッド 226.小原5号トンネル
 小原温泉のある旧道との交差点を過ぎると小原温泉トンネルをくぐる。旧道が合流した直後に小原1号ロックシェッドをくぐり、次いで新湯橋を渡って小原5号トンネルをくぐる。小原5号トンネルの旧道は温泉宿のある北側のみ通行可能である。

227.小原4号トンネル 228.渓谷を走り抜ける 229.改良工事が行われている
 梅の木橋を渡って小原4号トンネルと小原3号トンネルを、さらに小原2号トンネルと小原1号トンネルをくぐる。4号と3号、2号と1号の間にはそれぞれ小原2号ロックシェッドと小原3号ロックシェッドがあって2つのトンネルを繋いでいる。トンネル群を過ぎると白石川の渓谷と通っており、小刻みなカーブが多くなる。線形改良と拡幅のための工事が行われていたため、遠からず幾分か改善されるものと思われる。

230.石神集落 231.車の流れは良好 232.E4東北道の白石高架橋
 蔵本水力発電所付近からは谷筋が少し広くなりカーブが少なくなる。集落を繋ぎながら対面2車線道路を走っていると白石市の中心部の手前でE4東北道の白石高架橋をくぐる。少し北にR4に接続する白石ICがあるため、R113との間にインターチェンジは設置されていない。

233.R4仙台方面との交差点 234.R4の白石高架橋 235.R4福島方面との交差点
 E4東北道をくぐった先でR4との交差点を通過する。R4に隣接する側道がR113を挟み込んでいる形状ではなく、R4から少し離れた位置に仙台方面と福島方面が接続している。通常のランプ構造とは異なっており、R4に入る手前で一旦停止する必要がある。なお、R113の上を越えているR4はE4東北道と同じ、白石高架橋という名称である。

国道113号 part5