国道42号
part5

R368丹生交差点〜鳥羽港
松阪市→明和町→伊勢市→鳥羽市

154.勢和多気IC 155.松阪多気バイパス
 R368丹生交差点の直後には勢和多気ICがあり、その先で伊勢道の高架と交差する。伊勢道と紀勢道との勢和多気JCTが近くにあるせいか、この辺りから交通量が次第に増加し始める。それでも交通の流れは良く大したストレスを感じる事なく走れる事も可能である。
 三重r160多気町役場南交差点から北は松阪多気バイパスとなり、広い中央分離帯やら多車線部分やら道路の造りがそれまでと異なるのが分かる。バイパスの途中で櫛田川を渡って松阪市に入る。

156.ほんの少しだが片側2車線となる箇所もある 157.松阪市中心部に向かって進む
 松阪市に入ると片側2車線とバイパスらしい状態となるがその距離は短くすぐに対面2車線に戻ってしまう。交通量はこれまでになく多くなり流れが悪くなる。それでも三重r147久保町交差点付近までは渋滞と呼べる程の混雑には至らない。

158.R42と同等の扱いを受ける三重r756 159.R166大黒田西交差点 160.三重r756大黒田町交差点
 松阪市中心部に近づくにつれて流れが悪くなり、R166R369大黒田西交差点を先頭にした渋滞にはまってしまう。早朝に和歌山市を出発したとは言えすでに14時を回っており交通量が増えない訳はない。しかもこの日は3連休の中日である。
 渋滞と格闘する事十数分でようやく大黒田西交差点に到着する。R42は交差点を直進し直後の三重r756大黒田町交差点も直進する。r756は700番台県道ながら松阪環状線の称号を与えられており、松阪駅を中心とするルートにおいてはR42と同レベルの扱いを受けている。案内標識のラインが少々細いのが気になるが。

161.反対車線も渋滞中 162.三重r31宮町交差点を左折 163.交通量の多い4車線
 大黒田西、大黒田町交差点を相次いで通過すると反対車線には長い車列ができていた。この交差点を通行するのは初めてなのだが、渋滞の発生しやすい交差点として記憶に刻まれた。
 反対車線の渋滞を目にしながら走っているとJR紀勢本線と近鉄山田線を高架でパスする。その高架の下り坂が終わった所で三重r37宮町交差点となりこれを左折する。直進するとR23(R42重複)に行く事ができるが、その行為は国道トレースとしては邪道である。
 宮町交差点から先は4車線となって松阪駅の北東を走り抜ける。沿線の商業施設も交通量も多く二桁国道らしい状態となる。

164.松ヶ崎駅前交差点から先は2車線 165.三度川を渡る 166.小津町交差点を右せ・・・
 宮町交差点から約3km先の松ヶ崎駅前交差点付近で車線が減少して対面2車線となる。車線減少部分での渋滞を予想したが渋滞も混雑もなく進む事ができた。三重r756久米交差点を越えて三度川を渡りR23の高架に近づく。和歌山市の県庁前交差点から360km以上走ってようやく他の上位国道との重複区間が現れる。そうでなくてもこれまで重複した国道はR311のみと少ない。

167.小津交差点は右折不能 168.Uターンして北から小津交差点に入る
 R23との重複区間に入るべく小津交差点を右折しようとしたが、信号どころか中央分離帯の切れ目すらなく右折できない。もっとも地図を見た時点でその形状から想像できた展開だったのでさほど驚きはしない。直進してR23非バイパスに入って適当な場所でUターンして北から小津交差点に入り左折してR42に復帰する。

169.小津交差点からR23中勢バイパスに入る 170.R23とR42の串刺しおにぎりあり 171.R42バイパスとの西黒部町1交差点は直進
 改めて小津交差点からR23中勢バイパスに入る。三重・愛知両県の伊勢湾沿い地域の大動脈とあって、片側2車線の良く整備されたバイパスである。小津交差点の側道には案内標識を含めてR42のおにぎりは存在しないのだが、少し走るとR23とR42の串刺しおにぎりを確認できる。
 小津交差点から約6.0km走ると西黒部町1交差点となり、案内標識には右折方向がR42となっているがこれに騙されてはいけない。右折のR42はバイパスであり、右折しようものなら三重r59を経てR166大黒田西交差点の南約6kmの地点まで戻されてしまう。この未完成のバイパスが全線開通した際には松阪市街地の通り抜ける区間はどのように処理されるのか気になるところである。

172.バイパスの距離は意外に長い 173.伊勢市御薗では片側3車線となる 174.勢田川手前から再び片側2車線に戻る
 R42BP西黒部町1交差点から先も片側2車線のバイパス然とした道路が続く。交通量は多いが車線が多いためか流れは悪くないが、たまに現れる信号に良い流れをぶった切られながらの走行となってしまう。松阪市から明和町を経て伊勢市に入っても同じ状況が続く。宮川右岸の旧御薗村では片側3車線にまで車線が増えるが勢田川を渡る手前で片側2車線に戻る。

175.側道に入り通町交差点に向かう 176.通町交差点を左折 *
 小津交差点から26.7km走るとR23から分岐する交差点が訪れる。交差点と言ってもR23は大幹線国道のバイパスなので信号はなく、R42は側道に入って三重r102との通町交差点を左折する形になる。この状態で“はR42はR23通町交差点を左折して分岐する”と表現するのは厳密には異なるのかもしれないが、その方が分かりやすいのでそうさせてもらう。側道もR23とすればあながち謝った表現ではないと思われるし。

177.R23から分岐しても片側2車線となっている 178.三重r102交差点を直進 179.R42茶屋交差点は左方向へ進む
 通町交差点を左折してR23から分岐しても片側2車線となっており幹線国道である点に変化はなく交通量も多い。三重r102との交差点を直進(左斜め前方)し、五十鈴川を渡って旧二見町に入る。通町交差点から約3.7km走ると茶屋交差点となる。直進がR42なら左折もR42・・・どちらもR42だが直進は有料の伊勢二見鳥羽ラインとなっており、狭義の国道という意味では左折が正解。鳥羽中心部や志摩に向かうのであればどちらでも良いだろう。

180.茶屋交差点からは2車線 181.追越禁止の2車線道路が続く 182.R42(伊勢二見鳥羽ライン)との堅神交差点を左折
 茶屋交差点を左折して二見総合支所(旧二見町役場)の前を通過する。ここから先は対面2車線でバイパスに当たる伊勢二見鳥羽ラインとの違いが現れる。二見シーパラダイスの前を過ぎ五十鈴派川を渡ると右に大きくカーブして海から離れて内陸に入る。JR参宮線を越えて少し走ると再び海沿いとなる。しばらくJR参宮線と共に海沿いを走った後にまたしてもR42との交差点に至る。先ほどの茶屋交差点を直進すれば伊勢二見鳥羽ラインを経てこの交差点に出てくる。筆者が今回走った海沿いが約7km、伊勢二見鳥羽ラインとの差はおそらく1km程度なので、どちらを通った方が早いかはその時の状況によって変わる思われる。

183.紀伊半島側最後の鳥羽市に入る 184.観光地でもある鳥羽市中心部は交通量多し 185.R167鳥羽水族館南交差点を左折
 堅神交差点を左折してすぐに鳥羽市に入り、4車線道路で中心部を目指す。近鉄鳥羽線のガード下からは中央分離帯が設置されて上下線が分離される。JR参宮線と近鉄鳥羽線と併走しながら走っていると伊勢志摩スカイラインとの交差点を越え、この辺りから交通量が多くなる。3連休の中日とあってか県外ナンバーもチラホラ見え、ここが観光地である事を思い出させてくれる。
 そして通町交差点から13.5kmで鳥羽水族館の前を通過し、R167鳥羽水族館前南交差点となる。交差点の案内標識にはR42の行き先は水族館の駐車場となっており、その奥の中之郷交差点がフェリー乗り場となっているので紛らわしいが、地形図には鳥羽水族館南交差点から海に向かう道路が国道色に塗られている。スーパーマップルも同様であるが、中之郷交差点から海に向かう道路を国道としているものもある。ここでは現地の標記が正しいとして鳥羽水族館南交差点をR42・R167・R259の交差点とする。いきなり出てきたR259だが、海を隔てた伊良湖からR42と重複しているのだ。また、R167は実は通町交差点から重複している。

186.フェリーターミナルの南側の道路がR42・R259 187.伊勢湾フェリーに乗船
 鳥羽水族館南交差点を左折すると左手に水族館、次いでフェリーターミナルと続いて三重県側の端点に至る。鳥羽水族館を始めとする観光名所があるため車や人の往来が激しく活気のある場所である。

 この時点で16時を少し回っており、周辺の混み具合や乗船手続きの時間を考えると16:30発の便に乗るのは諦めていたのだが、意外にもまだ余裕はあるらしく滑り込みで乗船する事ができた。最終便の17:40となった場合は端点付近を探索しR42の痕跡でも確認しようと思っていたが、それはまた時間のある時にでも行いたい。

国道42号 part6