国道42号
part4

R309小阪交差点〜R368丹生交差点
熊野市→尾鷲市→紀北町→大紀町→大台町→多気町

119.勾配はきつくないが距離が長い 120.道の駅「熊野きのくに」
 R309小阪交差点から先も上り勾配が続く。小阪トンネルの南側に比べると緩やかになっているものの距離が長く、まさに上り続けるという表現がピッタリである。そんな状態なので道の駅「熊野きのくに」で休憩するものひとつの手である。休日は結構混雑してるので余計に疲れるかもしれないが。

121.大又トンネルの手前に矢ノ川峠の標識が!? 122.大又トンネル 123.矢ノ川トンネル
 「熊野きのくに」を過ぎても上りはまだ続く。矢ノ川峠の標識が立っているがそのすぐ先のトンネルの名称は大又トンネルで、峠名から名付けられた矢ノ川トンネルは小さなトンネルと三重r70賀田口交差点の先にある。そもそも本当の矢ノ川峠は矢ノ川トンネルの北西にあり標識の位置とは全然異なる。もしかしたら矢ノ川峠旧道の入口があったのかもしれないが、走行中の車からは確認できなかった。仮に確認できたとしても車で走行できるような道ではない。

124.幹線国道だけあって落石対策も手厚い 125.部分開通したバイパスの高架下を通過 126.熊野尾鷲道路との尾鷲南IC口交差点を直進
 2075mという長大な矢ノ川トンネルからようやく下りとなる。峠南側と比べて北側は若干緩やかな勾配でカーブもどちらかと言えば緩やかである。ロックシェッドをいくつか通過していると採石場の脇でヘアピンカーブがあるが、きついカーブはそれくらいである。
 さらに走っていると道路上を横切る高架見えてくる。これも現在建設中のR42バイパスの熊野尾鷲道路で、2008年4月20日に三木里IC〜尾鷲南IC間が部分開通している。

127.R311新矢ノ川橋西交差点 128.新矢ノ川橋西交差点からは4車線となる 129.ジャスコや地下歩道のある場所に・・・
 尾鷲南IC口交差点から程なくしてR311新矢ノ川橋西交差点となる。熊野市北部の大泊海岸交差点で分岐して海沿いを通って来たR311と交差し、これより北は2ヶ所目の重複区間となる。こちらにも重複区間を示すものは存在しない。
 この新矢ノ川橋西交差点を越えると車線が増えて4車線になる。緩やかな下り勾配とカーブの多車線道路を走っていると尾鷲市市街地に入る。市の中心部ではあるが交通量はさほど多くなくスムースに流れている。

130.R425坂場交差点 131.し、下北山村が・・・
 右手のジャスコを通り過ぎるとR425坂場交差点となる。R425の起点であり、R311の起点でもある交差点で、特に前者の起点として業界では有名である。なんせここからR425トレースを始めようとするといきなり一方通行で道路沿いにあるのは墓場というかなりインパクトのあるスタートを切る事になってしまうのだ。案内標識の“下北山”が消されているのもポイントが高い。

 和歌山市の県庁前交差点からこの坂場交差点まで270.1km。ようやく海上区間を除いた総延長の半分強である。まだまだ先は長い・・・

132.坂場交差点を越えると急勾配となる 133.尾鷲トンネルを抜けて紀北町に入る 134.道の駅「海山」
 R425坂場交差点を越えると尾鷲市の市街地を抜けて上りになる。勾配は決して緩やかとは言えずカーブもいくつかきついものがあるが、さすがは幹線国道、登坂車線が設置されている。その登坂車線がなくなると隣の紀北町との境の尾鷲トンネルをくぐる。トンネルを抜けると急な下りとなるがこちらには登坂車線は設置されていない。道の駅「海山」の前を通過しどんどん下って行く。

135.走りやすい状況が続く 136.紀勢本線と交差 137.道瀬トンネル
 「海山」を越えて銚子川を渡った辺りからは勾配が落ち着き走りやすさが向上する。旧海山町の集落を結びながら適度なアップダウンとカーブが連続する快走路を走る。交通量も信号もさほど多くなくハイペースで流れているものの、いくつかあるトンネルの幅は余裕のある広さではないため注意を要する。大型トラックが対向車にいれば状況によっては減速しなければならないかもしれない。歩道どころか路肩すらもあいまいな幅なので歩行者・自転車の存在にも要注意。

138.R422東長島北交差点 139.道の駅「紀伊長島マンボウ」 140.R260片上南交差点
 トンネル内部以外快走路という状況を走っていると、坂場交差点から26.8kmでR422東長島北交差点に至る。分断箇所を2ヶ所も擁し完走には実距離異常に時間を必要とする酷道ではあるが、存在感はイマイチ薄く地味な国道なのがR422である。
 東長島北交差点を過ぎて程なくして道の駅「紀伊長島マンボウ」の前を通過し、その直後にR260片上南交差点となる。近畿地方にあっては数少ない200番代の国道(厳密には三重県は近畿地方ではない)であり、棚橋トンネルは業界では名の通ったトンネルである。

141.異常気象時通行規制の敷かれる荷坂峠に入る 142.登坂車線があるが峠まで完備されていない 143.路面には「追い越すな」の文字が
 片上南交差点を過ぎると荷坂峠区間に入る。始めのうちは勾配もカーブも比較的緩やかだが、進むに連れてどちらもきつくなっていく。登坂車線が設けられてはいるがトンネルまであるわけではなく、運が悪いと遅い前走車のペースに合わせて走らなければならなくなる。路面には「追い越すな」のペイントがある事からも無理な追越に起因する事故が多いのかもしれない。

144.大紀町側の勾配はさほどきつくない 145.三重r758交差点 146.建設中の紀勢道の橋脚
 荷坂トンネルを抜けると大紀町に入る。荷坂トンネルから約3km走ると三重r758との交差点となる。r758の方向にツヅラト峠という峠が案内されているが、先ほどの荷坂峠ともども熊野古道の一部であり世界遺産でもある。ちなみにツヅラトとは九十九折れを意。
 r758交差点を過ぎてからは緩やかなアップダウンとカーブが繰り返す快走路となり、それを走っていると右側に橋脚が見えてくる。建設中(2009年3月時点)の紀勢道のものであり、幅の割に高さがあり倒れはしないかと少々不安にさせる造形である。

147.交通量が増えてくる 148.それでもハイペースで流せる快走路 149.伊勢道・大宮大台IC
 2009年2月7日、走行日の1ヶ月半前に開通した紀勢道・大内山ICとの連絡道となった三重r68との山崎交差点を越えると集落内の民家の密度が高くなる。交通量の割には歩道が設置されておらず走りやすいとは言えないが、集落がない区間においては走りやすい状況と言える。
 紀勢本線と交差しながら北上をしていると大紀町役場前を通過し、少し走ると道の駅「奥伊勢木つつ木館」を通過する。交通量は少ないとは言えない状態だが、大型トラックが少なく流れが良いせいもあり走りやすいと感じる。「奥伊勢木つつ木館」から約2.5km走ると紀勢道の大宮大台ICとなる。

150.道の駅「奥伊勢おおだい」 151.伊勢道 152.大台町栃原
 大宮大台ICを過ぎてすぐに宮川を渡り大台町に入る。大台警察署の手前の三重r31大台署前交差点を右に大きくカーブする。左側には道の駅「大台」があるが、周囲には役場等の行政施設を始めとして駅やスーパーマーケット等があり、一見しただけでは道の駅とは分からない様相を帯びている。
 町役場や道の駅周辺の雑然とした雰囲気をやり過ごすと交通量が多いが快走路という状況になる。多少のアップダウンやカーブはあるものの車の流れを悪くさせるレベルではない。

153.R368丹生交差点
 名もない峠を越えて多気町に入ってすぐにR368丹生交差点となる。町の中心部から離れた場所にある交差点だが、すぐ近くに勢和多気ICもあり交通量は意外に多い。

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