国道42号
part9

R422東長島北交差点〜R368丹生交差点
紀北町→大紀町→大台町→多気町

453.東長島北交差点からは上り勾配 454.東長島トンネル 455.片上池の畔を走る
 R422東長島北交差点からは上り勾配になると同時に大きく右にカーブし、程なくして東長島トンネルをくぐる。トンネルを出てからも緩やかながら上り勾配が続いており、片上池の西側を通過する。

456.道の駅「紀伊長島マンボウ」 457.R260片上南交差点
 片上池を通り過ぎてすぐに道の駅「紀伊長島マンボウ」を前を通り、その駐車場の北端でR260片上南交差点を通過する。R260からも道の駅に出入りする事が可能である。なお、R260には分断区間があるものの海による分断であり、R422の山岳による分断とは異なる。かつては“鍵穴”のような形状の棚橋隧道を挟む区間が酷道であったが、バイパスが供用されて通行する車両も少なくなり2017年4月頃にトンネルが閉鎖されて通り抜けできなくなっている。

458.峠道区間に入る 459.荷坂峠は異常気象時通行止規制区間 460.「この先急カーブ連続 速度注意」
 片上南交差点からも上り勾配が続いており、左カーブから程なくして町道との交差点付近で異常気象時通行規制区間に入る。荷坂トンネルを含む区間が対象区間であり、連続雨量が300mmを超えると通行止になる。
 荷坂峠区間に入ると沿線の家屋がなくなって峠道の様相を見せ始まる。上りとなる北向き車線は追越しのための右側部分はみ出し通行が可能だが、急勾配の上りかつカーブが多いため実際に追越しできるポイントは少ない。

461.安全速度は30km/h 462.登坂車線区間の安全速度も30km/h 463.登坂車線が終わる
 右ヘアピンカーブの後に左カーブを曲がると登坂車線が現れる。手前の標識には左側に分岐するように描かれているが、実際には右側に分岐する形である。登坂車線の距離は800m弱あり、左側の車線が減少する事になる。よって登坂車線を走る走らないにかかわらず一度は車線を変更しなければならない。

464.安全速度は25km/h 465.ラバーポールの設置されたカーブがある 466.荷坂トンネル
 登坂車線が終わって以降は追越しも右側はみ出しもできない区間となる。ラバーポールが設置されたカーブも存在する。荷坂峠マンボウの丘という展望所を兼ねた簡易パーキングを通り過ぎた先で荷坂トンネルをくぐる。

467.大紀町に入る 468.荷坂トンネルからは下り勾配 469.「津72km 松阪55km」
 荷坂峠の少し北に掘られた荷坂トンネルは町境のトンネルであり、トンネルをくぐると大紀町に入る。峠を越えたため下り勾配となるが、勾配は比較的緩やかで紀北町側と異なり急カーブもない。

470.本郷口交差点 471.前方に見えるのは梅ヶ谷駅 472.三重r758梅ヶ谷交差点
 梅ヶ谷川の流域を緩やかに下っていると本郷口交差点を通過して左カーブを曲がる。梅ヶ谷川を渡って右カーブを曲がるがその前方にはJR紀勢本線の梅ヶ谷駅がある。梅ヶ谷駅を通り過ぎた直後に三重r758梅ヶ谷交差点を通過する。印象的な名称のツヅラト峠は熊野古道の一部であり、この交差点が出入口である。

473.紀勢道の間弓橋と間弓トンネル 474.江尻橋 475.大紀町駒
 JR紀勢本線とともに大内山川の右岸を走っていると紀勢道の間弓橋の下を通る。さらに川沿いを北上していると旧大内山村の中心部を通過し、左にカーブした後に江尻橋を渡る。その後は大内山川の左岸の山裾を走り、程なくして新不動野橋を渡って右岸に戻る。以降も川沿いの山裾を走るという状況に変化はない。

476.紀勢道の本駒橋 477.紀勢道の紀勢大橋 478.三重r68・r538崎交差点
 大内山川の右岸を快走していると大きく左にカーブして紀勢道の本駒橋の近くを通過する。橋に近付くものの下をくぐる事はない。JR紀勢本線と紀勢道の紀勢大内山ICの間を右にカーブした後に紀勢道の紀勢大橋の下をくぐり、その直後に三重r68・r538崎交差点を通過する。紀勢大内山ICはR42ではなくr68に接続しているが、崎交差点からの距離は僅か400m程度とR42からも近い位置に接続している。

479.「R42 15Km先「道の駅」奥伊勢おおだい」 480.紀勢大橋南交差点 481.反対側車線にはゆずり車線が設置されている
 崎交差点からも大内山川の右岸を走っている。道路状況としては特に変化は見られないものの交通量は若干増えている。紀勢道が並走しているものの有料区間である点も影響していると思われる。とは言うものの信号機付きの交差点は少なくハイペースで流れており渋滞とは無縁である。栃ヶ久保集落の手前には南向き車線にゆずり車線が設置されている。

482.三重r33沼ヶ野交差点 483.岩舟橋 484.JR紀勢本線をーオーバーパス
 緩やかな左カーブを曲がりながら古和河内川と注連小路川を相次いで渡った先で三重r33沼ヶ野交差点を通過する。大内山川沿いを走っていると右カーブを曲がりJR紀勢本線と隣接した状態を並走し、岩舟橋で大内山川を渡る。緩やかな左カーブを曲がって紀勢本線をオーバーパスした後に紀勢本線は大内山川を渡って対岸に移る。

485.大紀町阿曽 486.三重r537交差点 487.三重r731阿曽交差点
 R42は引き続き大内山川の左岸を走っており、カーブは多いものの曲線半径は大きいため走りにくさはほとんど感じない。阿曽駅の対岸で三重r537交差点と三重r731阿曽交差点を相次いで通過する。r537は阿曽停車場線であり、平瀬橋を渡って阿曽駅に至る県道である。r731はこの後大内山川の右岸を走るR42に対して左岸を走る県道であり、川を挟んで並走している。

488.阿曽大橋 489.JR紀勢本線をオーバーパス 490.大内山川の流域を快走
 阿曽交差点から少し走ると阿蘇大橋を渡って大内山川の右岸に移り、程なくしてJR紀勢本線の上を跨線橋で通過して左カーブを曲がる。このまま紀勢本線と川の右岸を並走すると思いきや、R42は右にカーブして紀勢本線だけがまっすぐ伸びて橋梁を渡って左岸に移る。大内山川から少し離れた場所を走るが、元々は川だった場所が堰によって流路を変えられているのではと思われるような地形である。

491.三重r38出合交差点 492.三重r536大紀町役場前交差点 493.道の駅「奥伊勢木つつ木館」
 三重r38出合交差点を通過してすぐに三重r536大紀町役場前交差点を通過する。交差点の名称が示す通り、町役場の出入口に当たる交差点である。大内山川の対岸に滝原駅があるが、川が町境のため大紀町役場の最寄駅ながら所属しているのは大台町である。
 大紀町の中心部の北で頓登橋を渡った直後に道の駅「奥伊勢木つつ木館」の前を通過する。伊勢神宮の内宮の別宮である瀧原宮が道の駅の東にあり道の駅はその出入口に当たる。

494.大内山川の右岸を快走 495.紀勢道の大宮大台IC 496.三重r747船木大橋南交差点
 大内山川の右岸を快走していると緩やかな左カーブを曲がり、紀勢道の大宮大台大橋の下で大宮大台ICを通過する。R42と紀勢道が接続している場所は大紀町(旧大宮町)だが、インターチェンジの大部分は大台町域にある。大宮大台ICを過ぎて少し走ると右カーブを曲がりながら三重r747船木大橋南交差点を通過する。

497.船木大橋 498.三重r31大台警察署前交差点 499.道の駅「奥伊勢おおだい」
 大内山川が本流の宮川に合流した直後の地点を船木大橋で渡って大台町に入る。橋を渡り終えた直後に三重r31大台警察署前交差点を右にカーブしながら通過し、その先で道の駅「奥伊勢おおだい」の前を通過する。道の駅には大台町役場とJR紀勢本線の三瀬谷駅が隣接している。

500.三重r770上三瀬交差点 501.登坂車線 502.JR紀勢本線と紀勢道の間を快走
 大台町役場付近から離れるとゼブラゾーン付きのセンターラインから普通のセンターラインに変わり、車線幅も狭くなる。狭くなると言っても普通の2車線なので走りにくいという事はない。緩やかな下り勾配の緩やかなS字カーブを曲がっていると三重r770上三瀬交差点を通過する。その後はJR紀勢本線とr770の間を走り、r770が南に逸れる辺りからは北東に向かう。
 谷筋の緩やかな勾配に差し掛かるところで登坂車線が現れる。約800mの登坂車線が終わると名もなき峠を越えて緩やかに下って行く。JR紀勢本線と紀勢道に挟まれているが、どちらもトンネルで峠部分を越えている。

503.紀勢道の坂瀬谷川橋 504.南向き車線にゆずり車線あり 505.三重r707高奈交差点
 緩やかな勾配を下っていると紀勢道の坂瀬谷川橋の下を通る。坂瀬川の南を走っていると反対側車線にゆずり車線が設置された区間を通る。その後、緩やかな左カーブを曲がりながら三重r707高奈交差点を通過する。

506.大台町粟生 507.宮川の左岸を快走 508.神瀬新橋
 ごく緩やかにアップダウンしている2車線道路を快走しているとJR紀勢本線の川添駅の傍を通過し、緩やかな右カーブの先で三重r40七保大橋北交差点を通過する。七保大橋はr40の橋梁であり、渡った先の対岸は大紀町域である。大台警察署前交差点から下流の宮川は大紀町と大台町の境を成している。

509.不動谷橋 510.南向き車線にゆずり車線 511.三重r709新田交差点
 JR紀勢本線とともに宮川の左岸を淡々と走る。不動谷橋の左側には歩道の橋があるが、これは近年架けられたもので、それまでは歩道のない不動谷橋を渡らなければならなかった。橋の前後にも歩道がなかったがそれも追加で設置されている。大台町栃原には反対側車線に300m程度のゆずり車線が設置されている。そのゆずり車線が終わった後に左カーブを曲がっていると三重r709新田交差点を通過する。700番台の県道ながら伊勢に向かうルートであるためか、右折する車両も少なくない。

512.三重r535交差点 513.大台町栃原 514.R368丹生交差点
 新田交差点からは北の方角に向かって2車線道路を走る。信号機どころか案内標識もソトバもない三重r535交差点を過ぎると緩やかな勾配を下り、栃原橋からは上りに転じ、その後はほぼ平坦な状態になる。
 多気町に入った直後にR368丹生交差点を通過する。紀伊半島の内陸部を通っている国道は酷道区間を擁しているものが多いが、このR368もその多数例に含まれる。さらに付け加えるとその酷道区間はR369が重複している。

国道42号 part10