国道42号
part8

R309小阪交差点〜R422東長島北交差点
熊野市→尾鷲市→紀北町

383.大又川の左岸を走る 384.三重r737飛鳥中学校北交差点 385.大又川沿いの快走路を走る
 R309小阪交差点を過ぎると右カーブを曲がり、以降は大又川の左岸を走る。緩やかな右カーブを曲がっていると三重r737飛鳥中学校北交差点を通過するが、右折してr737を約7.0km進んだ所に尾鷲熊野道路の熊野新鹿ICがある。しれっと案内されているが、r737には険道区間が存在している。飛鳥中学校北交差点以降も大又川に沿っており、蛇行する川に沿って大きくカーブしながらも概ね快適に走る事ができる。

386.道の駅「熊野きのくに」 387.「松阪106km 尾鷲18km」 388.「風雨による通行止あり」
 小阪交差点から約3.9kmで道の駅「熊野きのくに」を通過する。山間部にある小さな道の駅で駐車場は20台しかない(乗用車は17台)。道の駅を通り過ぎてからも大又川沿いが続いており、多少急なカーブもあるが交通量がほとんどないせいもあって走りにくさはほとんど感じない。

389.複数の落石あり 390.異常気象時通行規制区間に入る 391.大又川沿いは続いている
 池田平集落と大久保平集落の間の家屋が途切れた場所では歩道に複数の大きな落石があったのを確認できた。石は撤去されておらずその上から落石防止ネットを張られたような感じであった。熊野市側の最後の集落の大久保平集落を過ぎると異常気象時通行規制区間に入る。市境を挟むこの区間は連続雨量300mm超もしくは換算連続雨量280mm超で通行止になる。

392.勾配は意外に緩やか 393.大又トンネル 394.尾鷲市に入る
 異常気象時通行規制区間に入ってからも大又川に沿っており勾配は意外なほど緩やかである。カーブも存在しているが緩やかなものばかりで小阪峠区間とは状況は大きく異なる。矢ノ川峠旧道が交差している場所を過ぎると勾配が若干きつくなる。栃谷橋を渡った後に大又トンネルをくぐって尾鷲市に入る。トンネルを出た直後にロックシェッドをくぐり、帰山橋を渡って弓山トンネルをくぐる。

395.尾鷲市側は急カーブが多い 396.三重r70賀田口交差点 397.矢ノ川トンネル
 弓山トンネルからは等高線に沿っているため勾配はさほど急ではないが、熊野市側よりも急なのは確かである。さらに急カーブが多い点も相違点である。尾鷲熊野道路の賀田ICやR311に至る三重r70との賀田口交差点を過ぎてすぐに矢ノ川トンネルに入る。現在は大又トンネルが市境だが、旧道時代は矢ノ川峠が市境であった。

398.万丈橋 399.千仭橋 400.長い勾配を下る
 矢ノ川トンネルを出た直後にロックシェッドを2つくぐり、下り勾配の2車線道路を走る。万丈橋で矢ノ川の上を通過し、さらに走ると千仭橋で支流の南谷の上を通過する。千仁橋を渡り終えた直後に矢ノ川峠の旧道が交差しているが、落橋等で通り抜けできず実質的に廃道となっているため案内標識等は設置されていない。旧道との交差点からは矢ノ川の左岸を緩やかに下って行く。

401.安全速度は25km/h 402.南向き車線に登坂車線あり 403.「松阪94km 大台63km」
 勾配はさほど急ではなくカーブは多いものの急なカーブは少ない。しかし安全速度は25〜35km/hと低く設定されている。右ヘアピンカーブを曲がった直後から上りとなる反対側車線に約500mの登坂車線が設置されている。

404.桜が咲いていた 405.前方に見えるのは尾鷲熊野道路 406.尾鷲南IC以北は建設中
 矢ノ川に沿ってカーブの多い2車線道路を下っていると大きく左にカーブして尾鷲熊野道路と川を挟んで並走状態となる。前述の通り、尾鷲熊野道路は尾鷲南IC〜熊野大泊ICの区間しか開通しておらず、尾鷲南ICより北の区間は建設中である。

407.尾鷲熊野道路との尾鷲南IC 408.矢ノ川沿いを快走 409.R311新矢ノ川橋西交差点
 右カーブを曲がって尾鷲熊野道路の新矢ノ川橋の下をくぐった先で尾鷲南ICを通過する。その後も矢ノ川に沿って走っており、急カーブが数ヶ所あるが勾配は緩やかで概ね走りやすい道路状況である。
 矢ノ川の左岸を北上しているとR311新矢ノ川橋西交差点を通過する。大泊海岸交差点〜新矢ノ川橋西交差点の間の距離はR42が約27km、R311が約49kmとなっており、岩崎交差点〜立石南交差点の区間とは異なり、R42の方がより早く目的地に着く事ができる。さらに、尾鷲熊野道路を走れば21km弱とさらに早く楽に到達する事ができる。なお、交差点の名称の由来となった橋は尾鷲熊野道路ではなくR311の新矢ノ川橋である。

410.新矢ノ川橋西交差点からは4車線道路 411.尾鷲市の市街地に差し掛かる 412.尾鷲病院前交差点
 新矢ノ川橋西交差点を通過した直後に車線が増えて4車線道路になる。緩やかな下り勾配と緩やかなカーブの4車線道路を走っていると尾鷲市の市街地に近付くが、市街地そのものはR42の東のJR紀勢本線よりも東にあり、沿線には商業施設が中心である。

413.市街地の近くだがアップダウンあり 414.R424・三重r778坂場交差点
 アップダウンを繰り返した後に市街地近くにしてはやや急な勾配を下っているとR425・三重r778坂場交差点に至る。R425には紀勢道の松阪・伊勢方面(=尾鷲北IC)しか案内されていないが、奈良県を経て和歌山県御坊市の塩屋交差点に繋がっている。塩屋交差点〜坂場交差点間の距離と所要時間はR42が約204km・4時間半、R425が198km・5時間半程度である。あまり差がないように思えるが、R425の大半が酷道であり、ドライビングテクニックのみならず精神的な強靭さが要求される。

415.左側車線が登坂車線になる 416.安全速度は25km/h 417.登坂車線が終わる
 坂場交差点からは上り勾配となり、約200m進んだ所で左側車線が登坂車線になる。勾配はそれほど急ではないがカーブが多い。紀勢道が並走しており、かつ無料で通行できる区間のためR42の交通量は少ない。約1.1km走ると登坂車線が終わる。

418.尾鷲トンネル 419.紀北町に入る 420.馬越橋
 登坂車線がなくなって左カーブを曲がり、長短2つの橋を渡った先で尾鷲トンネルをくぐって紀北町に入る。市町境付近でJR紀勢本線の尾鷲トンネルと交差しており、また西には紀勢道の馬越トンネルがある。
 尾鷲トンネルからは下り勾配となるがカーブは緩やかなものが主で走りにくさはあまり感じない。銚子川の支流の谷を走っているが、北側の斜面にもかかわらず比較的日が射しこんでおり雰囲気は明るい。

421.簡易パーキングと東屋あり 422.JR紀勢本線をオーバーパス 423.道の駅「海山」
 東屋のある簡易パーキングを過ぎると右の急カーブを曲がり、銚子川の右岸の山の斜面を走る。緩やかなS字カーブを描きながらJR紀勢本線の上を通過した直後に道の駅「海山」を通過する。

424.勾配がなくなる 425.三重r760銚子橋北交差点 426.三重r540相賀南交差点
 道の駅を通り過ぎると反対側車線に登坂車線が現れ、それがなくなると同時に平坦な状態になる。緩やかに左にカーブしながら三重r155交差点を通過し、銚子橋を渡った先で三重r760銚子橋北交差点を通過する。山裾を走っていると三重r540相賀南交差点を通過する。右折してr540を走れば相賀駅や相賀集落に行ける。

427.紀北町相賀 428.紀勢道・海山IC 429.「松阪79km 大台48km」
 相賀集落の北西を走っていると左カーブを曲がって集落から離れると同時に内頭川沿いを走る。内頭川に沿って大きく右にカーブした先で紀勢道の船津川橋の下を通り、海山ICを通過する。その後も内頭川の右岸を走っており、平坦でカーブもほとんどない2車線快走路となっている。

430.往古橋 431.紀北町上里 432.三重r734交差点
 緩やかな右カーブを曲がっているとJR紀勢本線が接近してきて隣接状態となり、そのまま往古橋を渡る。その後左カーブを曲がると線路からは少し離れた場所を走るようになる。船津駅の北を通り過ぎてから程なくして三重r603交差点を通過する。このr760は大台町との境に水呑峠があり、水呑隧道を含む区間が長期間(2004年〜2017年)に渡って通行止だったが、2017年12月に通行できるようになっている。場所場所だけにいつ通行止になってもおかしくない道路だが、1年以上が経過した2019年3月においても通行可能なようである。r603交差点の直後に両郷橋を渡り、紀勢本線に沿うように左にカーブしていると三重r734交差点を通過する。

433.大舟川の対岸に紀勢道が見える 434.原の池付近に登坂車線あり 435.紀勢道
 三重r734交差点を過ぎてからもJR紀勢本線と並走しながら山裾を快走する。多少のアップダウンはあるが交通量の少ない2車線道路とあって非常に走りやすい。紀勢本線と共に大舟川を渡った後に上り勾配となり原の池付近には登坂車線が設置されている。登坂車線が終わった直後に紀勢道の下をくぐる。

436.三船トンネル 437.紀北町三浦 438.道瀬トンネル
 紀勢道とJR紀勢本線の間で三船トンネルをくぐる。紀勢道、紀勢本線どちらもトンネルが掘られており、紀勢道は始神トンネル、紀勢本線は三浦トンネルという名称であり、R42を含めた3つのトンネルがそれぞれ異なる名称である。
 三船トンネルからは紀勢本線と並走しながら谷筋を緩やかに下って行く。右カーブを曲がった先で紀勢本線のガードをくぐり、程なくして大瀬川の河口付近の海沿いを走る。緩やかな左カーブを曲がって海から離れた後に三野瀬駅付近で右にカーブした後に道瀬トンネルをくぐる。南に隣接している道瀬歩道トンネルはおそらく旧トンネルと思われる。

439.紀北町道瀬 440.古里トンネル 441.古里交差点
 道瀬トンネルを出た直後にJR紀勢本線のトンネルの上を通過し、線路と並走しながら緩やかな勾配を下る。左カーブを走っていると町道との古里交差点を通過する。道路の右側には多くの家屋が建っているが、左側は山なので家屋はほとんどない。

442.三重r581古里北交差点 443.江ノ浦トンネル 444.緩やかな勾配を下る
 古里交差点からは緩やかな上り勾配となっており、三重r581古里北交差点を通過する。紀勢道の手前で右の急カーブを曲がった後に江ノ浦トンネルをくぐる。北西には紀勢道古里第3トンネル、南東側にはJR紀勢本線と町道のトンネルがある。町道のトンネルはR42の旧道と思われる。トンネルからは緩やかな勾配を下って行く。

445.江ノ浦に沿って走る 446.長島トンネル 447.三重r516長島トンネル北交差点
 江ノ浦に沿って走った後に緩やかな勾配を上っていると長島トンネルをくぐって三重r516長島トンネル北交差点を通過する。トンネル内は歩行者と軽車両の通行が禁止されているが、東に隣接している長島歩道トンネルを通る事ができる。北の坑口は長島トンネルに隣接しているが、南の坑口は町道を100m弱進んだ所にある。

448.JR紀勢本線をオーバーパス 449.市街地に向かって下る 450.新長島橋
 長島トンネル北交差点の直後にJR紀勢本線を跨線橋でオーバーパスし、その後は紀北町の市街地に向かって勾配を下って行く。右カーブの後に新長島橋で赤羽川を渡る。下流に長島橋が架かっている事から、三重r766(とr516)がR42の旧道に当たると思われる。

451.R422・三重r751東長島南交差点 452.R422東長島北交差点
 新長島橋からの勾配を下り切った所でR422・三重r751東長島南交差点を通過し、100m程先でR422東長島北交差点を通過する。2ヶ所で交差しているR422だが、東長島南交差点にはバイパス、東長島北交差点には現道が交差している。バイパスは紀勢道の紀伊長島ICに接続しており、紀勢道はこのインターチェンジを境に南は無料区間だが北は有料区間となっている。また、r751もかつては東長島北交差点に交差していたが、東長島南交差点に変更されて元々の県道は町道に降格している。なお、R422には分断区間が2ヶ所もあり、東長島南交差点もしくは東長島北交差点からR422を走っても大台町には通り抜けできない。

国道42号 part9