国道16号
part5

R20八日町交差点〜R1高島町交差点
八王子市→
→相模原市→八王子市→町田市→相模原市→大和市→町田市→横浜市

200.八日町交差点からしばらくは4車線 201.万町交差点で右側車線が右折専用になる 202.市街地を抜けると下る
 八日町交差点を右折してR20が分岐するが、R16が右左折するためR20にR16が重複しているというイメージの方が強い。JR中央線の踏切を越えて4車線道路を走っていると万町交差点で右側車線が右折専用車線になり以降は対面2車線になる。八王子IC以南と似た状況だが、勾配が出てくるという点においても似ている。

203.京王高尾線 204.JR横浜線 205.東京工科大学の西側を通過
 勾配を下り切る手前で京王高尾線を通過し、東京r173片倉町交差点の南でJR横浜線をアンダーパスする。京王、JRともにすぐ近くに駅があるため周辺は家屋が多い。文化大入口交差点からは上り勾配となり御殿峠を越える。御殿峠の南で神奈川県相模原市域を通っているが、僅か200m程度のため都県境標識等は立てられていない。

206.八王子バイパスとの鑓水IC 207.町田市に入る 208.町田市の外れだが住宅地化されている
 御殿峠から勾配を下っていると八王子バイパスとの鑓水ICを通過する。鑓水ICの北に料金所があるため南の相模原市方面とは接続していない。鑓水ICを過ぎて程なくして上り勾配となり、東京r20鑓水交差点を過ぎて名もなき峠で町田市に入る。町田市に入ってからも下り勾配が続いている。町田市の中心部からは離れているが沿線は住宅地化されており交通量も少なくない。

209.神奈川県相模原市に入る 210.神奈川r505香福寺前交差点 211.側道はR413
 勾配を下り切った所で境川を渡って神奈川県相模原市に入る。都県境には思えないような小さな川だが東京都町田市と神奈川県相模原市・大和市とのかなりの距離の都県境となっている。相模原市に入ってからは平坦な直線道路を走っていると神奈川r505香福寺前交差点を通過し、その先でY字路で二手に別れる。右がR16で八王子バイパスに合流し、左はR16の側道となってR413西橋本5交差点に至る。そのためY字路の案内標識では左側がR413相模湖・津久井方面と表記されている。なお、逆方向からの走行であれば現道への右折ができないため、r505元橋本交差点を右折してr505を経由する必要がある。

212.橋本陸橋 213.交通量の多い片側2車線道路 214.R129・神奈川r63橋本五差路交差点
 八王子バイパスに合流してすぐに橋本陸橋でJR横浜線とR413西橋本5交差点を同時にオーバーパスする。橋本陸橋を下りると西橋本5交差点からの側道が合流し、片側2車線道路を南進する。橋本駅や緑区役所に近く交通の要衝のため交通量は時間帯を問わず多い。
 橋本陸橋から約900mで側道と高架道路とに別れる。側道に進めばR129・神奈川r63橋本五差路交差点に至るが、R16はその上を跨道橋でパスできる。R129は神奈川県中央部の南北交通の幹線国道だけあって交通量が多く、同じく交通量が多いR16と交差しているとあって渋滞が頻発している交差点である。それでもR16の跨道橋ができて随分マシになったとの話も聞く。

215.JR相模線をオーバーパス 216.側道付きの片側2車線 217.神奈川r57淵野辺交差点以東は4車線
 橋本五差路交差点の真上からJR相模線の真上までは相模原市の緑区と中央区との境を走っている。相模線の跨線橋を下りてから程なくして片側2車線に上下の側道が付いている道路になるが、一部は自転車専用車線として整備されている。相模原市役所、中央区役所付近を通りほぼ一直線の道路を南東の方角に走る。直線道路なので見通しは良いが場所が場所だけに信号・交通量ともに多く流れは良くない事が多い。神奈川r57淵野辺交差点付近から側道と中央分離帯がなくなり、普通の4車線道路になるが、交通量は減らない。

218.神奈川r51谷口交差点と小田急小田原線を越える 219.谷口陸橋以東は片側3車線 220.左側車線は神奈川r57になる
 相模大野駅の北で神奈川r51谷口交差点と小田急小田原線を谷口陸橋で同時にオーバーパスする。陸橋から平面に降りると谷口交差点からの側道と合流して片側3車線道路になる。車線が減らない合流なので比較的スムースに流れるが、逆に西向き車線は左車線が減少する先頭なので渋滞しやすいポイントである。大和市に入ってすぐに左側車線が側道となって神奈川r57つきみ野入口交差点に行ってしまう。

221.R16本線は地下道へ 222.境川高架橋を渡って東京都町田市に入る 223.R16の跨道橋が建設中
 R16本線は片側2車線になってすぐに勾配を下ってつきみ野入口交差点とつきみ野交差点を地下道でアンダーパスする。アンダーパスから出てくるとつきみ野交差点からの車線が合流してきて、境川高架橋で境川を渡って東京都町田市に入る。
 町田市に入ると建設中の高架道路の脇を通過する。これは平面のR16とR246の跨道橋のさらに上をオーバーパスするR16のバイパスの高架である。その後は緩やかに右にカーブして掘割になっている東急田園都市線の上を通過する。

224.R246東名入口交差点 225.跨道橋が建設中 226.頭上の高架道路は横浜町田ICの流出路
 橋本五差路交差点から約14.9kmでR246東名入口交差点を通過する。前述のR16の跨道橋が建設工事が2002年頃から始まっておりいつ通っても工事をしているというイメージが強い。東名の横浜町田ICを通過すると道路上に高架道路が覆いかぶさってくるが、これは工事中ではなく供用されている高架であり横浜町田ICと横浜市街方面を結んでいる。なお、インターの名称が示す通り東京都町田市から神奈川県横浜市に入る。
 高架道路橋脚に上下線を隔てられた片側2車線道路を走っていると横浜市緑区から旭区に入る。高架道路が上下で分離した先の上川井ICで保土ヶ谷バイパスと現道とに別れる。普通に走って入ればバイパスを走ってしまうが、八王子バイパスも現道を走ったのでここも敢えて高架を下りて現道を走る事にする。ちなみに保土ヶ谷バイパス自体は立体交差化された片側3車線という道路状況ながら無料で通行できる。が、余りの交通量の多さ故にさばき切れず朝夕を中心に毎日のように渋滞している。

227.R16現道は上川井ICを側道へ進む 228.上川井交差点を左折
 上川井ICを側道に入り下り切った所で上川井交差点を左折するのがR16である。案内標識に右折の市道が“目黒”となっているが、これは“東京都目黒区”ではなく“神奈川県大和市目黒町”である。なお、保土ヶ谷バイパスは自動車専用道路のため歩行者・自転車はもちろん125cc以下の二輪車も通行できない。それらは上川井ICを下りなければならない。

229.横浜市旭区上川井町 230.神奈川r45都岡町交差点 231.沿線には商業施設も多い
 現道に進むと片側3車線の保土ヶ谷BPとは大きく異なる対面2車線道路を走る。2車線とは言えそこは二桁国道のR16なので沿線は商業施設を中心に建物が建ち並んでおり、昼間であれば交通量が多い事は想像に難くない。上川井交差点から約2.9kmで都岡町交差点を通過するが、右折すれば保土ヶ谷BPの下川井ICに至る。

232.神奈川r40鶴ヶ峰交差点 233.横浜市保土ヶ谷区に入る 234.東海道新幹線
 旭区役所の近くで左にカーブしながら神奈川r40鶴ヶ峰交差点を通過する。ここを右折すると約1.4km先で保土ヶ谷BPの本村ICに至る。R16現道は建物が密集した中を走っている。保土ヶ谷BPはかなりアップダウンしておりそれも渋滞の発生要因となっているが、現道のアップダウンは控えめである。
 横浜市保土ヶ谷区に入ってすぐに南に相模鉄道が並走するようになる。東海道新幹線の高架下をくぐり、神奈川r109梅の木交差点を通過し、相模鉄道と共に右にカーブして横浜市街地方面へ向かう。

235.神奈川r17両方向とも左折で行き来する 236.JR貨物線は意外に立派な高架 237.和田町交差点
 環状2号線と呼ばれる神奈川r17が高架でR16と相鉄を越えているが、r17との行き来は新横浜・磯子両方面とも鉄道のない側へ左折するように造られている。r17磯子方面との上星川2交差点から4車線になり、程なくして意外に立派なJR貨物線の高架をくぐる。上星川駅の北を通過してしばらく走るとまた高架をくぐるが、これはR1のバイパスのひとつである。横浜新道である。なお、横浜新道は保土ヶ谷JCTで保土ヶ谷BPと接続している。

238.保土ヶ谷区役所付近は中高層ビルあり 239.神奈川r83洪福寺交差点 240.尾張屋橋
 横浜新道から程なくして保土ヶ谷区役所の北を通過する。星川駅が近くにあるせいもあって中高層の建物が多い。その後区境を越えて横浜市西区に入り、直後に神奈川r83(環状1号線)との洪福寺交差点を通過する。緩やかな右カーブの先で上り勾配になるが、尾張屋橋で帷子川だけでなく相鉄、JR東海道本線、横須賀線を一気に越えるためである。川から線路にかけては左にカーブしているが、下り勾配になってからは右にカーブしている。

241.R1・神奈川r81浜松町交差点を左折 242.R1重複区間 243.京急本線のガードをくぐる
 尾張屋橋を下った所でR1・神奈川r81浜松町交差点に至る。R1との交差点だがここで終了ではなく左折してR1と重複して川崎・高島方面に進む。案内標識にR1とR16が重複している事が確認できるので間違う心配はないだろう。
 浜松町交差点からはさらに交通量が増える。道路状況としては片側3車線分の用地はあるが左端はガードレールが置かれており車道として利用できない。そんな片側2車線状態を走っていると京急本線のガードの手前で車線が増えて片側3車線になる。

244.地下道ではなく側道に進む 245.神奈川r13交差点
 京急のガードを越えた先で右側車線は地下道に、左側の2車線が平面道路とに別れる。案内標識には地下道にR1となっているため直進したくなるが、地下道に入ってしまうと高島町交差点をアンダーパスしてしまう。よって平面道路に進むのが正しいR16トレースと言える。下の道路が通っているため幅の広い中央分離帯で上下線が分けられた片側2車線道路を走っていると程なくして神奈川r13を通り、その直後にR1高島町交差点に至る。

 以上で高島交差点に始まって高島交差点に終わるR16のレポートは終了となる。東京都心から概ね30km圏内を環状に走っているため東京湾に隔てられた端点付近のごく一部を除いて幹線道路となっており交通量は非常に多い。さらには分断区間を抱えているためトレースには酷道に勝るとも劣らない忍耐力を擁する。関東在住時に身近にありながら中々走行しなかったのは交通量が多く面倒だからに他ならない。