国道478号
part2

園部IC〜宮津天橋立IC
南丹市→京丹波町→綾部市→舞鶴市→宮津市

49.園部IC以北は対面通行 50.瓜生野トンネル 51.熊崎トンネル
 園部ICの流入路が合流すると中央分離帯はラバーポール主体になる。所謂暫定2車線という道路だが、この区間は20年前の1996年に開通した区間であり、暫定というには年月が経ちすぎている気がしないでもない。左にカーブしながら勾配を上っていると瓜生野トンネル、次いで熊崎トンネルを通過する。

52.南丹市園部町熊崎 53.新観音トンネル 54.京丹波町側の勾配は4%
 熊崎トンネルを出て右にカーブしてから緩やかな勾配を上っていると新観音トンネルをくぐる。南に約2kmの位置にR9の観音峠隧道があり、老ノ坂と同じくR9の難所と言える。新観音トンネルから北は京丹波町であり、4%と高規格道路としてはやや急な勾配を下る。

55.丹波IC 56.丹波IC以北は京都府道路公社の管理区間 57.須知トンネル
 勾配が少し緩やかになった所で丹波ICを通過する。丹波ICから京丹波わちICにかけての区間は最も遅い2015年に開通したせいもあって舗装が新しい。そしてこの丹波ICを境に南はNEXCO西日本、北は京都府道路公社が管理している。管理者は異なっているが、料金体系は一体化しており本線料金所等は存在しない。丹波ICを通り過ぎてR9の上を通過すると上り勾配となり、須知トンネルをくぐる。

58.曽根トンネル 59.京丹波PA 60.森トンネル
 須知トンネルを出てすぐに次の曽根トンネルをくぐり、出た所で京丹波PAを通過する。京丹波PAは道の駅「京丹波味夢の里」としても機能しており、京都縦貫道だけでなく一般道の施設としても利用できる。それ故、行楽シーズンの休日はかなりの混雑具合となっている。京丹波PAを過ぎて曽根川を渡り、緩やかな勾配を上っていると森トンネルをくぐる。

61.院内トンネル 62.「5京丹波みずほ4km 4京丹波わち15km 福知山38km 1宮津天橋立49km」 63.気温は-4℃
 森トンネルを出てからも上り勾配が続き、次の院内トンネル以降も上り勾配が続く。院内トンネル以降は山の斜面や切通しを走っており、周囲に家屋がほとんどない場所である。

64.桧山高架橋 65.R173の上を通過 66.京丹波みずほIC
 桧山高架橋を渡り終えてR173の上を通過した先で追越し車線が現れ、R9の上を通過してすぐに京丹波わちICを通過する。京丹波わちICはR173と接続しているインターだが、約600m南にR9・R173和田交差点があり、R9と接続していると言っても差し支えないインターである。なお、沓掛ICから続いていたR9との並走は京丹波みずほICまでである。

67.龍谷高架橋 68.粟野トンネル 69.新高屋川橋でR173の上を通過
 京丹波みずほICの流入車線が合流してから追越し車線がなくなって対面2車線に戻る。京都r447を龍谷高架橋で越え、高屋川の右岸の山の斜面を走る。粟野トンネルをくぐり、かなりの高低差のある切通しを通過しながら緩やかな勾配を下っていると新高屋川橋で高屋川を渡る。新高屋川橋では高屋川だけでなくR173の上も通過している。新高屋川橋からは上り勾配となる。

70.新瑞穂トンネル 71.大簾トンネル 72.大簾川橋と広野トンネル
 4%の上り勾配を走っていると新瑞穂トンネルに入る。全長は2906mと京都縦貫道のトンネルの中で最長であり、採掘中に出水が収まらなかったため丹波IC〜京丹波わちICの開通が遅れたという経緯がある。新瑞穂トンネルを出るとすぐに大簾トンネルをくぐり、大簾川橋を左にカーブしながら通過した後に広野トンネルをくぐる。

73.京丹波わちIC 74.綾部市に入る 75.「3-1綾部安国寺5km 3綾部JCT8km 2舞鶴大江21km 1宮津天橋立32km」
 広野トンネルを出ると追越し車線が現れて片側2車線になる。そのまま京丹波由良川橋で京都r450とJR山陰本線、由良川、R27の上を通過する。京丹波由良川橋からの勾配を上っているとR27に接続している京丹波わちICを通過する。京丹波わちICの途中に市町境があり北側は綾部市である。綾部市に入ってすぐに追越し車線がなくなり、その先で京丹波わちICの流入車線が合流する。

76.橋上トンネル 77.奥に見えるのは旭トンネル 78.横谷トンネル
 由良川から見て東の山間部の緩やかな勾配を上っていると橋上トンネルをくぐり、上林川を渡ってから旭トンネルをくぐる。次の横谷トンネルとの間で京都r1の上を通過している。山間部らしくアップダウンしているが勾配は緩やかである。

79.綾部安国寺IC 80.R27やJR舞鶴線をオーバーパス 81.高城第一トンネルと第二トンネル
 横谷トンネルを出てすぐに綾部安国寺ICを通過する。この京丹波わちICと同様にR27に接続しているインターであるが、由良川に沿っているR27に対して複数のトンネルのあるR478京都縦貫道の方が距離が短い。綾部安国寺ICの直後にR27とJR舞鶴線をオーバーパスし、八田川を渡った先では京都r74をオーバーパスしている。その後は緩やかな勾配を上って高城第一トンネルと高城第二トンネルを連続で通過する。

82.「天橋立30km」 83.綾部JCT
 高城第二トンネルを出てすぐに舞鶴若狭道の本線の上を通過し、その先で綾部JCTを通過する。追越し車線は設置されていないため、遅い車両が前にいても追い越す事ができない。ちなみに綾部JCTが供用された当時は舞鶴若狭道ではなく舞鶴道という名称であった。

84.「2舞鶴大江12km 1宮津天橋立23km」 85.七百石トンネル 86.篠田トンネル
 綾部JCT以降も暫定2車線の道路が続いている。緩やかな勾配を上っていると七百石トンネルをくぐり、向田川橋で向田川と京都r486の上を通過し、篠田トンネルに入る。篠田トンネルを出てからも上り勾配が続く。

87.別所トンネル 88.内久井トンネル 89.志賀郷高架橋
 神宮谷川橋を渡った先で別所トンネルをくぐり、直後には内久井トンネルをくぐる。内久井トンネルを出ると下り勾配となり、反対側の南向き車線には登坂車線が設置されている。反対側の登坂車線がなくなると緩やかな右カーブを曲がって志賀郷高架橋を京都r491や集落の上を通過する。

90.志賀郷高架橋以北は登坂車線あり 91.坊口トンネル 92.上村トンネル
 志賀郷高架橋を渡り終えると上り勾配となり、北向き車線に登坂車線が現れる。登坂車線が終わってすぐに坊口トンネルに入り、小原トンネル、上村トンネルと3つのトンネルを連続して通過する。全長1378mの坊口トンネルは綾部市と舞鶴市の市境となっており、並走(?)している京都r491は市境が分断されている。

93.舞鶴由良川大橋 94.由良川PA 95.舞鶴大江IC
 上村トンネルを出ると中央分離帯が簡易なラバーポールからガードレールに変化し、舞鶴由良川大橋の手前で追越し車線が現れる。橋上から由良川PA、そして舞鶴大江ICにかけては追越し車線付きの片側2車線状態である。由良川の左岸にはR175が下を通っており、舞鶴大江ICが直接繋がっているのは京都r533だが、南に600m程進めばR175・r533地頭交差点があり、実質的にはR175と接続しているインターと言っても差し支えない。

96.法面工事が行われている 97.大俣トンネル 98.大俣トンネル以北にも登坂車線あり
 追越し車線がなくなった直後に舞鶴大江ICの流入路が合流してくる。法面の復旧工事が行われている関係で合流車線が短くなっているので要注意である。復旧工事と言っても法面が崩落したのではなく2015年1月に崩落の兆候が発見され、1ヶ月ほど通行止にした後に大規模な復旧工事へと移行している。
 舞鶴大江ICからの緩やかな勾配を上っていると大俣トンネルをくぐる。トンネルの前後が上り勾配だが、トンネルを出て大俣1号橋で京都r533の上を通過した先には1.1km程の登坂車線が設置されている。

99.登坂車線が終わってからも上り勾配が続く 100.栃葉トンネル 101.宮津市に入る
 登坂車線が終わってからも上り勾配が続いており、大俣2号橋、3号橋、4号橋を相次いで通過した後に栃葉トンネルをくぐる。全長617mと高規格道路のトンネルとしては決して長くないが、舞鶴市と宮津市の市境に当たりトンネル以北は宮津市域である。トンネルの宮津側には京都丹後鉄道宮福線の辛皮駅があり、R478からは見えないものの周辺に集落がある。

102.辛皮トンネル 103.大江山トンネル 104.天橋立の案内
 右にカーブした先で辛皮トンネルをくぐり、次いで大江山トンネルをくぐる。大江山トンネルの全長は2126mと市境の栃葉トンネルよりも長い。ちなみに大江山はトンネルから少し離れた場所にあり大江山の山体を通っている訳ではない。大江山トンネルを出てすぐに「天橋立へのご案内」という看板が立てられており、文殊堂(天橋立の南側)へは宮津天橋立ICから、笠松公園(天橋立の北側)へは与謝天橋立ICがそれぞれ案内されている。

105.宮津天橋立ICに向かって勾配を下る 106.今福橋 107.宮津天橋立ICへは側道へ進む
 反対側の登坂車線がなくなってすぐに蛭子橋を通過し、次に生野谷橋を渡る。大江山トンネルからは下り勾配が続いており、京都r9と京都丹後鉄道宮福線が道路左側の大手川流域の平地を走っている。大きく左にカーブしている今福橋を渡り切った先で宮津天橋立ICの流出路が左側に分岐する。直進の与謝天橋立ICと案内されている道路はR478京都縦貫道ではなく山陰近畿道という高規格道路であり、R312に指定されている。走行日時点では与謝天橋立ICまでの1区間だけ供用されている。

108.流出路は急カーブ 109.宮津天橋立IC 110.京都r9交差点
 流出路に進むとまず左にカーブしてから右にカーブして山陰近畿道の本線の上を通過してから左にカーブし、料金所を通過する。分岐から料金所までは下り勾配である。料金所を出ると左手に山陰近畿道の上宮津大橋を見ながら勾配を下り、京都丹後鉄道の上を通過した所で右にカーブし、最後に左カーブを曲がって平坦になった所で京都r9との交差点に突き当たる。国道との交差点ではないが、右折して宮津市街地方面に進めば約2.0kmでR176R178R312・r9との浜町交差点に至る。その浜町交差点を左折すれば天橋立に至るが、市街地を通り抜けなければならないため、特に海水浴シーズンは距離以上に時間を要する可能性があるので状況によっては与謝天橋立ICを経由した方が早いかもしれない。